JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

もしかすると MONTAUK VARIATIONS / MATTHEW BOURNE

2013-01-24 21:44:10 | 聞いてますCDおすすめ


もう一人、ひょっとしてこのピアニスト最重要マークかもと思う人と出会いました。
中古屋さんでジャケ買いをしたらこれが素晴らしい。検索すると同名のイギリスのダンスの演出家がでてしまいどんな人なのかわからない。
なお検索すると、英エイヴベリー出身、2001年にはペリエ・ジャズ・アワード2001を獲得し、翌年BBCジャズ・アワード「ジャズ・イノヴェーション」部門を受賞とまではわかった。
アルバムを制作したLeaf Labelのところに5曲目の演奏の映像があるのもわかって顔も見ることができました。(ジャけには海のなかと、これしか映っていない。)



1曲目フランス印象派の風景画のごとく静謐で均斉のとれた演奏で始まります。
2曲目はちょっと抽象画になった演奏です。
4曲目、静かな音選びで窓の外の美しい庭園を見ているようです。
5曲目一変激しい速弾き、打楽器的奏法だけれど、これがきれいな形になっていて、これにはおどろいた。ネットで視聴できるのでぜひ確かめてください。
6曲目、ピアノの弦をはじくことも加えてすごいサウンドをつくるも、正確な形は失いません。これはすごいこと。
7曲目、続けて弦を鳴らしながら、静かなシングルトーン、題名が“One For You, Keith”だからいキースの影響を受けているのだろうけれど、ソロパフォーマンスとしてはこの5曲目から7曲目まではぜひ続けてみてみたい演奏です。
8曲目はクラシカルなハーモニーの曲、旋律もクラシカルな題名は“Juliet”という曲、チェロをオーバーダブさせてこれは美しい曲です。
9曲目はチェロのメロディ、今度はチェロのピチカートをオーバーダブしていろいろサウンドつくりをしています。
10曲目、美しいピアノ演奏。
11曲目、弦をひっかく音と鍵盤の連打、そしてやわらかいシングルトーン、これは不思議なピアノ演奏です。
12曲目よりはフランシスという人の思いでを3曲15曲目も美しい、最後はスマイルで美しく切なく、悲しげな感情表現。

まるでしらない人だったけれど、もしかするとこの人これから頭角を現しそう、この人とこの間のFlorian Weberをすこし追っかけてみよう。

MONTAUK VARIATIONS / MATTHEW BOURNE

Matthew Bourne piano,cello

1. I. Air (for Jonathan Flockton)
2. II. The Mystic
3. III. Phantasie
4. IV. Infinitude
5. V. Étude Psychotique (for John Zorn)
6. VI. Within
7. VII. One For You, Keith
8. VIII. Juliet
9. IX. Senectitude
10. X. The Greenkeeper (for Neil Dyer)
11. XI. Abrade
12. XII. Here (in memory of Philip Butler-Francis)
13. XIII. Gone (in memory of Philip Butler-Francis)
14. XIV. Knell (in memory of Philip Butler-Francis)
15. XV. Cuppa Tea (for Paul Bolderson)
16. XVI. Unsung
17. Smile [written by Charles Chaplin]
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする