JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

memoryが寄り添って Art for Art / FREDERIC SHLICK

2013-02-01 22:23:46 | 聞いてますCDおすすめ


中古でアコーデオンの棚は時々チェックします。結構知らない人のアルバムが多いから拾うかどうか考えます。このアルバム裏返すとジャコ・パストリアスの名前があるので、「へ?メンバー」とおもったらMemoryとついていました。
で、エレべを弾いているのはなんと、ビエリ・ラグレーン、memoryとつくのも当然、1986年に一緒にツアーをして「Live in Italy」という素晴らしいアルバムを残しています。ドラマーはアンドレ・チェカレリですからこれは迷わずゲットです。

1曲目、ゆったり優しさに満ちた雰囲気は古いアルバムをたどっているような始まりです。
2曲目ギターが上手い、ベース・ソロはもちろんジャコのエレべ・フレージング、これはうれしくなってきました。一緒にツアーした時のジャコのフレーズをしっかりと記憶にあれば、天才肌のラクレーンであればこれは可能なのですね。
3曲目ゆったししたボッサのリズムに哀愁あるアコーデオンのメロディ、刻むリズムはチェカレリですから軽快にこまやか、この前半3曲はリーダーのフレデリック・シュリックの曲だけれど、アルバムの雰囲気をきめて素晴らしい。
6曲目もこの人の作品で美しい、曲中のアコーデオンで作るハーモニーがとても美しく連なります。
7曲目、小気味の良いギター、Armin Heitz という人ですが、ヨーロッパ・ギターの伝統、マヌーシュの香りがとても心地よい。
9曲目もアコの人の曲、フランス、パリを思い出す(ってオクサンしか行ったことはないけれど)って感じです。

このアルバムきちんと個性のある、そして美しいアコーデオンがもちろん一番の魅力です。でもジャコの思い出だったり、なんだか夢描いたパリの感じだったりが寄り添ってそれは心温まるアルバムなのでした。



Art for Art / FREDERIC SHLICK

Frederic Schlick : accordeon
Armin Heitz : guitare
BireLagrene : basse “Jaco Pastorius Memory”
Andre Ceccarelli : batterie
J. “Jota” Viegas : percusions

01 Art for Art
02 Blues for Biréli
03 Moonlight walking
04 Voyage
05 Yaris
06 Golden lady
07 Just friends
08 Wave
09 Lotus
10 Les faux semblants
11. Crazy sound
12 I can’t get started13 Mambo in n
14 Augsburg meeting
コメント
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