JAZZ最中

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脳内電子マッサージ the electric dr m / boune sharkey vosloo black hobbs

2013-02-08 21:08:09 | 聞いてますCDおすすめ


マシュー・ボーンのピアノ・トリオのアルバムはきっちりとアバンギャルドを決めていたけれど、今度のアルバムはどうやらでデヴュー作のようで、2003年10月録音、今度はメンバーがまるで違う。

「the electric dr m」とついてパート1から8と最後の1曲からなるアルバム、タイトルみてもわかるようにマシューはエレキ中心で弾いています。

で結論から書いてしまうと、驚いたといえばソロのアルバム以上、脳内にパルスが行きかってグニャグニャになってしまったようで、この人の構成力はすごいと思う。

1曲目ガムランのリズムみたいな感じで始まって低く刻むのはダブルベース、うごめくベースにフェンダーとひしゃげたギターが加わってきて、これは変わった世界、これもアヴァンギャルドとして聞くべきなのかと初めは感じます。
2曲目次第にロック・リズムになって、その上にサンプリングとムーグとエレキ・ギターの音の洪水。
4曲目ダブルベースの安定したリズムと2ドラムスが基礎になって、そこに複雑なディストネートした音、ここらへんから脳のほうが朦朧としてきます。そして最後のラウンド・ミッドナイトでも聞いた絶叫、この人変わってる。(変わっているってこの人顔を半分隠すのが好きみたい。)



5曲目2ドラムスの小刻みなリズムにエレキ音、そこにドド・ドドと低いベース、一瞬ビッチェス・ブリューを思い出しました。
7曲目、リズムがスピードを加速しながら、そこに疾風のようなシンセ、カッコイイ。
8曲目フェンダーの低いリズムから再び高速リズム、8曲目までまったく手をゆるめない。
8曲終わると、はどの曲目数がどんどん増えていく。音はしないけれどこれは隠し、33曲目の表示でメロディカのアナログな音でアコーデオンの曲のよう、といっても音は重なって怪獣が息しているようになるんだけどね。




まるで褒めているようにかけないけれど、リズムと電子音の洪水をつかってしっかりと構成されているだから凄い。アヴァンギャルド・プログレッシブ・ロックてのがあるかどうかしらないけれど、それほど個性的だと思いました。

ただし電子音が嫌いな人には向きません。


the electric dr m / boune sharkey vosloo black hobbs

•Matthew Bourne (Fender Rhodes,Moog &Korg Analoge,Synthsizers,Bss Melodica,vocal)
•Chris Sharkey (guitar)
•Riaan Vosloo (bass,Sampler)
•Dave Black (drums)
•Sam Hobbs (drums)

the electric dr m
•I Ooji-Dooji
•II Peebs
•III Sally
•IV Juanita
•V Pinki
•VI Pterodactyl
•VII The Kabin
•VIII Rupert
•IX Paper Wraps Stone (dedicated to Steve Shepherd)

コメント (2)
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