ジュリアン・レッジは何年か前からゲーリー・バートンのグループに参加していて、彼の参加でバートンが私の好きだった時代にもどったような若々しさを感じています。
その後フレッド・ハーシュと共演したり、多彩な対応力をもったギタリストとおもっていたら、ギターとのデュオのアルバムが2枚ショップにならんでいました。
2枚両方は一寸、でも一枚買ってみようと思って、試聴可能なこちらを聴いてみました。
出だしからカントリー調、と言うか相手のギタリスト、クリス・エルドリッチという人はカントリーの人のようで、ヴォーカルも同じくらいの比重で入るアルバムでした。
カントリーは聴かないかと言うと、選んで聞かないのは事実、でもその感じは嫌いじゃない。
G・バートンだってデヴュー当時はカントリー系と共演しているし、ギターのチェット・アトキンスとも共演していると思うとこのレッジを大切にするバートン、そこらへんが通じあるのかもしれません。
大好きなカルテットのラリー・コリエルだってカントリー・ロック調に弾いていたことも思い出します。
そんなのでこちらを選んで気に入っています。カントリーとブルーグラスに違いがあるのかも知りませんが、なんかとても気持ちがいい。
タンデムのデュオとも通じる、ギターを通しての気心、エルドリッチの歌声もとても心地よく響きます。
休みの午後の、もちろん冷たい風が吹きすさぶ季節ではなく、緑風が薫なかでビールなどを片手に聞いていたいって、また飲んでいる。
このエルドリッチ聞いていたら、昔聞いたジャン・セバッシャンというフォークというかカントリー歌手を思い出しました。
ということで曲調もいろいろあって、楽しく気持ちよく聞けるアルバムです。
AVALON / JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE
JULIAN LAGE Guitar
CHRIS ELDRIDGE Guitar,Vocal
1 Stone Cross
2 Mean Mother Blues
3 Keep Me from Blowing Away
4 Whiskey Before Breakfast
5 Open up the Window, Noah
6 Wilson's Waltz
7 Someone to Watch over Me
8 Ginseng Sullivan
9 Steady Proof
10 Any Old Time
11 Butter and Eggs