今年のフェバリットを記事にしたから、新しく買った新譜に関しては5枚ぐらいあるけれど来年まで置いておくことにしました。
だから中古化リイシューにします。
オクサンがバイオリンを演っているから、こびうって時々バイオリンのアルバムを買います。レジーナ・カーターはその中でも着実に数を増やしています。
チェロの演奏でも聞いているフォーレの“夢のあとに”も演奏しているので買いましたが、ジェノヴァの博物館に保管されているパガニーニが愛用していたバイオリンの名器「キャノン」をジャズ・バイオリニストとして初めて弾いたアルバムだそうです。
ですからこの楽器が3割がたは主役でしょうか。
1曲目が“亡き王女のためのパヴァーヌ”から、ここの所続いている曲です。2曲目が“黒いオルフェ”、音が良いことが解ります。
3曲目がフォーレの“ Pavane”だけれど、しゃれたアレンジで、ジャズとクラシックが見事に合わさっています。
4曲目が大好きな“Oblivion”、高音も中低音もともに良く出ているというか、のびやかになるのが解ります。
ここらへんかもちろんレジナ・カーターの技も聴いているのですが、バイオリンの音に弾きこまれてしまいました。
カーターのオリジナル2曲を挟んでドビュシーの“夢”とフォーレの“夢のあとで”、ジャケを見るとカーターヴァイオリンを持っていませんが、夢のような出来事が過ぎたあとということでしょうか。
1742年に作られたパガニーニの愛器を弾くという夢のような出来事がまるで夢を見ているよに“夢のあとで”で表現されます。
聞き終わってみたらば、カーターには失礼かもしれませんが、5割がたバイオリンが主役だったような気がします。
after a dream / Regina Carter
Bass– Chris Lightcap, Jeffrey Carney*
Cello– Borislav Strulev, Dorothy Lawson
Drums– Alvester Garnett
Harp– Susan Jolles
Percussion– Mayra Casales
Piano, Producer, Arranged By– Werner "Vana" Gierig
Viola– Debra Shufelt, Maxine Roach, Ralph Farris
Violin– Belinda Whitney-Barratt, Carol Pool, Natalie Cenovia Cummins*, Joyce Hammann, Karen Milne, Katherine Livolsi-Stern, Laura Seaton, Mary Rowell, Mary Whitaker, Robert Chausow, Yuri Vodovoz
Violin, Vocals, Arranged By– Regina Carter
1 Pavane Pour Une Infante Défunte
2 Black Orpheus (Manha De Carnaval)
3 Pavane
4 Oblivion
5 Rêverie
6 Healing In Foreign Lands
7 Après Un Rêve
8 Excerpt From Alexandra
9 Cinema Paradiso