随分前に買って記事にしていなかったけれど、どちらも結構素晴らしいアルバムです。
「たまには変わったアルバム」という題にしているけれど、ACTのデュオの方はおなじみのデュオ・シリーズだしTANGOなんて言葉も入っているから、これは普段通りのアルバムです。
フィンランド発のデュオで、サックスは知らない人、ピアノのほうはトリオ・トウケアットの人で、でもこのグループはあんまり得意でありませんでした。
フィンランドなのにTANGOって、スウェーデンでもギターのサリナスをブエノスアイレスから招いてアルバムつくったりしているから、北欧って結構TANGOが好きみたい。
2曲目“Jealousy”なんてなじみの曲も聴きやすいし、3曲目サックスの人の曲も哀愁たっぷりでこれが良い。
ピアノはトリオ作品では個性強すぎるけれど、そこをうまく落ち着いて、8曲目これもペリコの曲が美しい。
だからこれは買うべくしてかったから変わったとは、私は言わないけれど多くのジャズ・ファンには変わったの買うんだねろなるかもしれません。
私にとって変わったというのは2枚目の方、1987年のリイシューだから、そしてサックスはしらなかったから普段は買わない。
アルバム・タイトルの「IMPRESSIONS OF COLTRANE」に魅かれて(年に1回ぐらいCOLTRANEに関係するものが無性に聞きたくなる)買ったのだけれど、これがとても良い。
ジャン・トーサンと言う人はジャズ・メッセンジャーズに参加した人らしいけれど、ヨーロッパに移って活動しているようで 現在も活躍中です。
アメリカから Ray Drummond(b)と Kenny Washington(ds)を呼んで、コルトレーンの得意曲を何とも素直に落ち着いた感じに、コルトレーンへの敬愛がストレートに表現された感じです。
ですからとても聞きやすい、くせをあまり前面にでないから、強烈ということにはなりませんが、知らずに買ってこれ良いなとおもうアルバムです。普段こおゆうのを買っている人には当たりまえかもしれませんが、たまにの私はこおゆう当たりは楽しい。
こおゆうのが当たり前の人には1枚目みたいのが楽しいはずで、たまに変わったのは必要です。
it takes two to tango / jukka perko
Jukka Perko / alto & soprano saxophones
Iiro Rantala / piano
1 My Sweetheart Is Beautiful
2 Jealousy
3 Just Say I Love Her
4 For Mama
5 Therefore I Am Sad
6 Romance
7 A Blessing
8 I Will
9 Stella By Starlight
10 Love Is So Beautiful
11 Good Intentions
12 Finlandia (piano solo version)
13 Finlandia (duo version)
IMPRESSIONS OF COLTRANE / JEAN TOUSSAINT
Jean Toussaint(ts)
Jason Rebello(p)
Ray Drummond(b)
Kenny Washington(ds)
1987年7月23日録音 Monster Studio , Holland
1.Mr. Syms
2.Some Other Blues
3.Naima
4.Miles Mode(Red Planet)
5.Equinox
6.Mr. P.C.
7.Central Park West
8.Cousin Mary