
夏休みが終わってやっとすこし音楽を聴き始めた感じですが、今週末もまた出かけてしまうのでお稽古もできません。
ショップに行って食指が動かない中で出会ったのは大正解だったけれど、同じく買ったこちらも正解のようです。
今はハーヴィー・Sという呼び名でケニー・バロンとのアルバムなどを出しているけれど、私にはハーヴィー・シュワルツというほうがしっくりきます。直ぐ名前なんか忘れてしまうのに、ハーヴィー・シュワルツの名前はしっかり憶えている。
昔この人のリーダー・アルバムを持っていて、そのサウンドの爽やかさが大好きだった。そのアルバムがなぜか行方不明になってしまったけれど、逆にハービー・シュワルツの名前は心に焼き付いてしまいました。
そのアルバムがどれだったか忘れていて、もしかするとこのアルバムではと思っています。記憶ってあいまいですからね。
でも1曲目、軽快なスターンのリズムで始めて、サンボーンのゴスペルをふくんだアルト、短いシュワルツのソロがとてもいいのは、当時軽快な感じとゴスペルをいれたフォーク・ロック調など大好きだったからこれだという気持ちが強くなって、ジャケもこんなだったような気がしてきました。
2曲目はサンボーンがバラードを吹きますが、あまり得意でないサンボーンもこの音色なら好きだし、ピアノの人はおぼえてないけれどソロもなかなかカッコイイ。
5曲目はギター・トリオでたっぷりとスターンとシュワルツのソロが聞けます。
6曲目、シュワルツのオリジナルですが、ウエザーやマイルスをそれぞれ体験してきた人たちが抑制をもって曲に仕上げているという、各自のそれぞれがとても面白い演奏です。
当時1曲目が好きで、今でもそれはかわらないけれど、この6曲目などもかなりのシュワルツの構成力が解りますので、もうこのアルバムに違いないとして大正解に変更です。
Urban Earth / Harvie Swartz
ハーヴィー・シュワルツ(b)
デイヴィッド・サンボーン(as)
ボブ・ミンツァー(ts)
マイク・スターン(g)
ヴィクター・ルイス(ds)
マノロ・バドリーナ(perc)
ベニー・アロノフ(p)
録音:1985年2月ニューヨーク
1.スウィート・ウォーク
2.フォーリング
3.ピラミッド
4.アンティル・トゥモロウ
5.ザ・デューク
6.マザー・シップ
7.ラウンド・ミッドナイト