JAZZを聞く時間も減ったし、アルバムのことを記事にかくことも減ってきた。これは喜ばしいことではないけれど原因は解るようなような気がする。
人間は能力によって総容量が決まっているとする考え方があったと思う。一生に飲めるお酒の総量は決まっているといわれて、もうそろそろ終わりに近づいているような気がする。(量を減らしてもっと永く飲みなさいと暗示されているのだろう)
音楽のほうの感動総量もなんか決められているようで、チェロのアルバムを聴く量とジャズの量が反比例して総量、(感動量)は一緒に思えてならない。
それじゃジャズ陣営にとっては困るだろうということだけれど、チェロの新陣営ももっとたくさんやることはあるのよ、とこちらも許してくれそうもない。
何とかしないとJAZZ最中存続の危機となるかもしれないということで、実はここのところ悩んでいたのであります。
解決策がないのかというと、難しいことだけれど頭で考えれば間違えではないような気がする。
能力に応じて容量が決まっているのだから、能力をアップすれば許容総量が増えるはずであります。
アルコールの代謝能力が今よりよくなれば、それは減らさなくてもいいかもしれない。
音楽のミューズがもっとたくさん助けてくれて、あれもいいけどこっちも幸せというようになればいい。
そうは行っても一生懸命がんばっていれば能力もいっぱいいっぱいというのが普通で、伸びしろなんてあまりないのが現実。
だからお酒もそんなに飲めるわけがないってそっちじゃないか。
とにかくなんか行動してみようってんで、JAZZ魂のリハビリをしてみることにしてみました。
とにかくこの人は間違いない、新鮮な驚きをくれるっていう人を選んで喜び枠を広げようって作戦です。
誰にお願いするかって考えたら、クラシックのほうからもお許し出るだろうこの人キース・ジャレットが適任者ということになりました。
選んだのが2009年録音の「Testament」、パリとロンドンとのソロでさすが大きな都市でやると凄いと思った記憶があります。棚から選んで、通勤の車、行きはチェロ聴いたから帰りでって思ったらケースの中が全部くっついていて出てこない。わが身に降りかかった水難事故の前のアルバムでした。ということはあの事故以来これを聞いていませんでした。それじゃミューズが微笑んでくれない。
このアルバムがでた2009年の時にはもちろん記事にしていて、そのころは水没もしていなかった。
内容はそっちを読んでもらって、やっぱり凄いですね、キース。
これ一枚で解決なんてことはないけれど、新鮮なもの、凄いものなどを一生懸命さがして復活を目指します。
Testament / KEITH JARRETT
KEITH JARRETT piano
1 Paris - Recorded November 26, 2008. Part 1-8
2 London - Recorded December 1, 2008. Part 1-6
3 London - Recorded December 1, 2008. Part 7-12