JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

抜けの保全 THERE WILL BE LIGHT / LOVEBOX SESSIONS / TIM ALLHOFF

2017-09-26 17:05:47 | 聞いてますCDいいと思う




現代JAZZピアニスト100人のうち、デヴューから知っていてその人のリーダーアルバムは全部手にいれているというピアニストが5~6人いる。この人たちの展開は観ていきたいと思っている人だからできるだけ外さないようにしようと思っていたらうっかり拾い忘れたアルバムをみつけて、あわてて注文したら、次のアルバムも出ていて驚いた。
ティム・オルホフがその人で、デヴューが2010年の「Prelude」で、ムッこの人はと言うことになって、この人の一枚は2作目2014NENN の「HASSLIEBE」にしました。
2014年の「KID ICALUS」というのがいまいちパッとしなかったので気を抜いたのか(わたしが)2015年の「LOVEBOX SESSIONS」を落としていたわけで2017年の「THERE WILL BE LIGHT」に続いたわけで、今回辻褄を合わせたわけです。
Martin TingvallやShai Maestroもしくは日本のハクエイ・キムであればフォローもしやすいのですが、この人やEvgeny Lebedev,Yaron Hermanになると一寸大変、日本のバイヤーさんたちには是非頑張って欲しい。

Tingvall Trioのところでもかいたけれど、この人も「KID ICALUS」で一寸返信をきたしてきた。もちろんそれは悪い琴ではないのだけれど、今回はまとめて2枚で変化もはっきりしたようです。
基本自分のトリオの演奏が主だから、変化点として「LOVEBOX SESSIONS」が間に挟まったかたちで新作「THERE WILL BE LIGHT」になっているわけで、そういう意味でイカルスから展開して落ち着きが出たという感じでしょうか。ティンクバルもよりポップ色を出しているようだけれど、このアルホフもアレンジ、音使いなど売れ筋になっているって言い方悪いか。
とても良いサウンドだし、そのなかでデヴュー当時から持っている、ジャズ・フレーズの素晴らしさはきちんとあるから、こちらもとても高いレベルのアルバムには変わりがない。
どちらもまだ30代だからこれからも変わっていくだろうし、その変化も楽しみになります。

今回2枚聴いて、もちろんピアノ・トリオにしたほうが落ち着いてジャズとしても整っているけれど、その変化をはっきりさせた前作がこれはこれでティム・アルホフを変化が解って面白かった。


LOVEBOX SESSIONS / TIM ALLHOFF

Piano, Synth, Melodica, Glockenspiel – Tim Allhoff
Bass – Michael Kamm
Drums – Jakob Mader
Guitar – Martin Schmid

1 Regen
2 Feivel
3 Rabbit In Your Headlights
4 Sarabande
5 October Song
Guitar – Martin Schmid
6 Satoru Nakata's Dream
Guitar – Andreas Kurz
7 Improvisation On Ravel's Piano Trio (MVT. III)
8 End Of Story
9 O Que Sera
10 Beyond The Clouds
11 Julia

THERE WILL BE LIGHT / TIM ALLHOFF

Tim Allhoff (p)
Andreas Kurz (b)
Bastian Jütte (ds)
2017年作品


1 Improvisation (I)
2 Avalon
3 Burn the Witch
4 There Will Never Be Another You
5 End of September
6 Improvisation (II)
7 Reach for the Stars
8 Tune No. 8
9 Birthday Song
10 Seven Daily Sins
11 Satoru Nakata's Dream
12 Hollow Talk


コメント
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