
チェロを始めた3年前に「私を何て呼ぶの」ってblog記事を書いた。
どのレベルからチェリストと呼んでいいのってはなしで、当時は音が出て3曲弾いているレベルだからもちろんチェリストとは呼べない。9段階にわけて4に近い6のレベル、通算練習時間が50時間ちょっとでR・サポジーニコスの教本の4曲目だった。
今では、練習時間は1,357時間、スズキの曲も37曲終わって中等科に入りました。サポジの練習曲は75まできたけれど6のレベルは変わらない。
初心の確認をしてみるのもいいだろうと、図書館の新刊で見つけたのを借りてきました。
本の方は書名とおり初心者にまさに向けたもの、弦や弓、エンドピン椅子や保存方法なんかで始まります。マニアックなピンの話なんかにはならずにほんとに初日で解ること。

次に右手の訓練に左手の訓練4章できらきら星だけど、鈴木メソッドやった人ならここまでは一色譚でしょう。5章でポジション移動になって解説は終わり。ポジション移動するから一応これで弾けるでしょう、ってことになるわけです。
最初に書いたけれど、6のレベルにいる事には変わりはない。さすがに3年演っているので、出来ているわけではないけれど、解説はいらなかった。
最後の6章は楽譜集でエーデルワイスや鱒、花と浜辺の歌でフーンと見ていくと7曲目がバッハの無伴奏1番、初心者用にスラーは変えているみたいですが、急にレベルが変わった。これ入れると売れるんだろうというのが見え見え、これは初見では弾けません。最後が「島唄」でこの楽譜はうれしかった。

終わりにで著者大澤さんが「チェロというがっきは座って演奏できるし、管楽器ほどの体力も必要としないので、健康と腰さえ気をつけていればかなり長い間演奏していける楽器です。 ~ 人生のパートナーの一つとしてサイズ感も相まってピッタリな楽器です。」と書いています。
チェロにたづさわる人って、この仲間感があるのです。