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ハクエイ・キムがそれほど引っ張りだこじゃないころは結構ゆっくりと話す機会があった。(とくにバンマスでないグループだと、休憩の時は結構一人になる)
そんな時話題になったことに、いかにECMでアルバムを作るかというのがあった。契約の具合もあるのだろうけれど、ECMでアルバムを、それもピアノ・ソロを作ることはいまだに夢だと思う。当時プーさんがデヴューしたりしたから、どんな紹介のシステムがあるのだろうなどと考えていた。
まあ、演っているうちにはなんかの機会があるかもしれない。ということでECMでアルバムをだすというのはおおきなエポックになると思っている。
そんな中でこの人がピアノ・ソロをだせたことはその意味凄いと大いに祝福を贈りたい。
この人と出会ったのは「SEIMMING POOL」という2006年のアルバムだった。
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フレッシュでいながら結構うまいピアノを弾く人が出てきたなと思って、その後落とさないよう気にしたけれど、その後の活動が伝わらないことが続いた。
やっと新しいアルバム「on air」がこちらで入手できたのが2012年、同じメンバーのトリオ・演奏は落ち着きを加えたものだった。元気でよかったと思っていたらなんと、大御所Louis SclavisのECMの新譜「SOURCES」のメンバーになっているので驚いた。
やっぱりいいピアノはほってはおかれないのだ。
しっかりしたベースが出来ているからだろう、ルイスの信頼は厚くその後のアルバムでずっとピアニストを務めてきている。
そんなんで、今回ECMでピアノソロとなったのだろうけれど、若い人が頑張ってこうやって大舞台まで登ることを見るとあったこともないけれど喜ばしい限りだ。
新作の方は、格調というか思索的な感じが強まったのはECM色かもしれないけれど、さすがという感じはするのはここまでの道のり知っているからなおさらなのだろう。自分を見失わずにもう一歩次を見せてくれることを期待します。
2006年のアルバムも今度のアルバムも、ちょっとむさいところは変わっていないのが愛嬌です。
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PROMONTOIRE / BENJAMIN MOUSSAY
BENJAMIN MOUSSAY piano
1. 127
2. Promontoire
3. Horses
4. Don’t Look Down
5. Villefranque
6. L’Oiseau d’Or
7. Chasseur de Plumes
8. Sotto Voce
9. The Fallen
10. heme From Nana
11. Monte Perdido
12. Thea