JAZZ最中

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一会の幻 Les Egares / Sissoko Segaal Parisien Peiran

2023-04-15 09:02:59 | 聞いてますCDおすすめ


ずっと追いかけているEmile Parisienの名前を見つけたので即買い(この頃人気で出番が多くて困る)。内容を表したような室内楽風なジャケ・イラストはACTでは珍しい。
このカルテット、コラ奏者のバラケ・シソコとチェロのヴァンサン・セガールのデュオのグループとパリシャンとペイラーニのグループがパリのレーベルのサロンで偶然出会ったことから誕生したようだ。
そういえばパリシャンとの出会いは2006年でとても偶然だった。
パリシャンとペイラーニとの出会いも偶然だったようだ。最初の出会いは2014年だった。
二人の共演アルバムを並べてみよう。



「Belle Epoque」 2014年



「Living Being」 2015年



「Accodion Night」 2015年


「Sfumato Live in Marciac」 2017年



「Living Being Ⅱ」 2018年



「Abrazo」 2,020年

そして今回のアルバム、まさに室内楽ふうに始まる。コラ、アコーディオン、チェロ、ソプラノ・サックスというこれまでにない組み合わせだが、それぞれの特徴がなんともうまく組み合わさったという感じで、コラも思っていたよりかとても上品に感じる。
各ミュージシャンの個性がそれぞれに発揮されているけれど、その個性はほかを押しのけるわけではない。だから一人の個性に染まるわけではなく、変幻してゆく。
そして持ち寄った曲にそれぞれの個性が現れる。そうなるとやはり聞きなれた2曲目のペイラーニや7曲目のパリシャンがよくなるけれど、そこのところは好み。移り行く幻想を楽しめばいい。
アルバム・タイトルの「Les Egares 」って何なのか調べたら「かげろう」だそうだ。
まさにこのアルバムを表したものだと追う思う。一会の幻かもしれない。




Les Egares / Sissoko Segal Parisien Peirani

Ballaké Sissoko(kora)
Vincent Segal(cello)
Emile Parisien(soprano saxophone)
Vincent Peirani(accordion, accordina)
Recorded by Boris Darley at Studio Alys / La Grange Des Villarons, April 20 - 26, 20221.Ta Nyé

1 Ta Nyé (Ballaké Sissoko)
2 Izao (Vincent Peirani)
3 Amenhotep (Vincent Segal)
4 Orient Express (Josef Zawinul)
5 La Chanson Des Égarés (Vincent Segal)
6 Esperanza (Marc Perrone)
7 Dou (Emile Parisien)
8 Nomad’s Sky (Vincent Peirani)
9 Time Bum (T. Jordan, C. Atef & V. Segal)
10 Banja (Ballaké Sissoko)
コメント
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