JAZZ最中

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ゆったりとプッチーニ Puccini ARIAS / Joe Chindamo

2023-05-17 08:31:39 | 聞いてますCDおすすめ


ジョー・チンダモは澤野工房のところでしっていた。ポール・サイモンの曲集を弾いていたとおもうけれど、その後バート・バカラック集などもだしているみたい。AMで「ArIs」とあるから聞いてみたらこれがプッチーニのアリア集。
チンダモだから、変にこねくり廻さないし、聴きやすくていい。村上春樹の「街とそのふたしかな壁」を読むときに流していると何とも落ち着いて良い。
1曲目、静かに始まる曲は有名な”私のお父さん”、とても美しい音色でゆったりと、バックにバンドネオンが聞こえるけれどクレジットにない。
2曲目もオルガンのように聞こえる音がバックにはいるけれど、シンセか何かをチンダモが付けているのだろうか。ここでクレジットにあるギター、ベース、ドラムスが入る。Doug De Vriesのナイロン・ギターがとても良い雰囲気を作る。とても美しいタッチの演奏になっているというのはプッチーニのアリアだからなのだろう。
3曲目、フリーのインプロのようにはじまるけれど、ギターがこれも良く知られる”ある晴れた日に”のメロディーを弾き始めると、これがイタリア歌曲のおおらかな感じになって楽しい。
4曲目の”私が街をあるけば”はギターとピアノが掛け合う、ちょっと小粋なシャンソンのような曲調。
5曲目はちょっと短いけれど格調は高く、シンセに聞こえるのはバイオリンとべエースが鳴らしているのだろうか。
6曲目”冷たい手を”も気分が落ち着いてくる、バラッド曲の様。
7曲目は”誰がドレッタの美しい夢を”というミステリアスなタイトルであるけれど、”私のお父さん”と同じ歌曲なのかな、フレーズが出てくるからつながって、プッチーニという統一感がある。

CDアルバムが手元ににはなく、サブスクで連続して聞くので、全曲紹介になってしまった。でもとても美しいアルバムなのでそれも良し、最後の曲がネットにあったので聞いてみて下さい。




Puccini ARIAS / Joe Chindamo

Joe Chindamo(p)
Doug De Vries(g)
Ben Robertson(b)
Rajiv Jayaweera(ds)
Nigel MacLean(vln)
2019年作品

1. O Mio Babbino Caro(私のお父さん)
2. E Lucevan Le Stelle(星は光りぬ)
3.Un Bel Di Vedremo(ある晴れた日に)
4. Quando Men Vo(私が街をあるけば)
5. Ch'ella Mi Creda(やがて来る自由の日)
6.Che Gelida Manina(冷たい手を)
7.Chi il Bel Sogno Di Doretta(誰がドレッタの美しい夢を)





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