JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

とてもパーソナルに思う。 MORLA / TIM ALLHOFF

2023-05-13 11:30:37 | 聞いてますCDいいと思う


TIM ALLHOFFは最初出会ったときに良いピアニストだと思った。



それからしばらく追っかけていた。



「HASSLIBE」 2012年



「KID ICA RUS 」 2013年



「THERE WILL BE LIGHT」 2017年

2015年の「LOVEBOX SESSION」は棚にないので中古屋さんに行ったのだろう。このころから疎遠になっていた。
AMで久しぶりに見たら、声楽とコラボしている、ほとんど宗教音楽のアルバムが新作なので驚いた。「MEDITATIONS」というアルバムでサウンドは嫌いではないけれど、さすがにそれは買わないことにしてひとつ前のアルバムを頼んでみた。
2022年の「MORLA 」というアルバム。3曲が弦楽アンサンブルが入っていている。
1,2曲目がそれで1曲目流れ始めると、この人クラシックに近づいたのかと思う。2曲目弦のアンサンブルが入り、サウンドに重量感が増して心地よい。
4曲目はシューベルトの曲だし、6曲目が」シューマンを題材にし、10曲目はバッハのオルガン曲となっている。パンデミックで自宅でエクササイズとしてクラシックのピアノ曲を多く弾いているうちに曲がたまっていったのではないかと想像する。2022年ごろ出たアルバムはそのようなピアノ・ソロ集がおおい。
このアルバムの曲調はクラシックのピアノ小品みたいなものが多いし、そこでメロディの向いたものは弦のアンサンブルをつけてみたということではないだろうか。
とても落ち着いた響きと、ピアノのテクが効ける。刺激がないとかいえばジャズとしてはそうなるけれど、パンデミックの間に自分のベースを音楽にしたと思う。昔だったらこんなのジャズじゃないという輩があらわれただろうけれど、1曲だけ”In The Wee Small Hours Of The Morning”を演っていて、何ともふんわりした気持ちになる。
最後に”In The End”で終わる、とてもパーソナルなアルバムだと思う。

MORLA / TIM ALLHOFF

Cello – Lukas Minoru Schwarz (曲: 1, 2, 11)
Ensemble – Leonkoro Quartet (曲: 1, 2, 11)
Piano – Tim Allhoff
Viola – Mayu Konoe (曲: 1, 2, 11)
ViolinーNIKLAS LIEPE (曲12)

 Violin – Amelie Cosima Wallner (曲: 1, 2, 11), Jonathan Masaki Schwarz (曲: 1, 2, 11)
 
1 Death With Dignity 4:47
2 Day Of Leaving 4:30
3 Aerith 4:00
4 Lieder Ohne Worte, Op. 67: No.5. Schäfers Klagelied 3:09
5 Gigue 2:52
6 Schumann Exploration 5:27
7 Morla 4:24
8 Namiko 4:41
9 Waters 5:39
10 Organ Sonata No. 4, BWV 528 in E Minor: 2. Andante
11 Lea's Song 5:55
12 For Iori 3:32
13 Somewhere Somewhen 3:48
14 Melancholia 5:16
15 In The Wee Small Hours Of The Morning 4:11
16 In The End 3:53

コメント
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