JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

素晴らしい関係 MAGNUMMYSTERIUM / Jan Lundgren

2009-03-28 18:07:18 | 聞いてますCDおすすめ



今日は胃カメラ内視鏡の検査があるので、それを済ませて、映画でもということで、選ぶのに困りましたが、「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
」を観ました。
アメリカファミリー映画をいまさらながら作ったような感がある、馬鹿犬がどうしようもない問題を起こしながら、家族を癒していくという映画でした。
感動作というほどではありませんが、犬はもちろんかわいいので、それなりに楽しめました。オクサンいわく子犬の微妙にバカな顔が誰かに似ているのだそうです。



私が面白く思ったのは、この物語の新聞記者の主人公が、途中からコラムストとして実力を発揮するようになるのですが、それが飽きてくるというか、自分のコラムを面白いと感じなくなる時期があることです。コラムニストでも何でもない私ですが、この状況は、ものを書いている人には感じたことがあるのでないでしょうか。

最近買ったACTのアルバムはソプラノサックスと、クラシカルなリュート、それにヴィトウスのベースという組みあわせで、思った以上の出来でした。
その後、セールで同じようなコンセプトのアルバムを見つけました。
購入して中を見てみれば、ヴィトウスのアルバムとラングレンの関係したアルバムとか、とても好きなアルバムがclassic+Jazzという位置づけで写っていて、コンセプト納得したのです。



ここに乗っている3枚がとても好きなルバムであることがとてもうれしく感じます。
こちらのアルバムはベース(チェロも多い)のラース・ダニエルソンとピアノのヤン・ラングレンが聖歌隊と作ったアルバムです。
バロック音階を基調にした聖歌隊と演奏ですから、これはJAZZではないでしょう。
ところがピアノフレーズになれば、とても自由なフレーズもいれて、jazz一筋の人にもアピールできる演奏です。
2曲目ではラングレンはエレピを弾いていて、ダニエルソンのチェロと絡んで、ここはインタープレー以外の何ものでもありません。
そこに重厚に重なってくる聖歌隊の歌声が、軽やかのピアノと絡み合ってとても心地良い、JAZZでもない、クラシックでもない途中をを漂うようなふわふわ感です。
とても敬虔な曲が続きますが、3曲目のピアノメロディのバックはダブル・ベースのラインでそこに声楽がきれいに流れているというのがイメージです。
5曲目ダニエルソンのチェロがとてもゆったりと始めますが、新作でも感じたダニエルソンのチェロは凄い領域までいっている気がします。
6曲目はピアノからはじまりますが、このアルバムの多くはクラシック曲をラングレンがアレンジしたもの、ラングレンのピアノの厚みを感じます。
演奏はやはり聖歌隊中心ですが細かいピアノのフレーズとベースのリズムはJAZZだということがとても面白いのです。
8曲目ラングレンのピアノフレーズはインプロの美しさをしっかり表現していています。
ACTのCLASSIC+JAZZのコンセプト、ただクラシックの曲を演奏すだけでなく、組み合わせに妙があったり、アレンジが良かったり、クラシックとジャズの素晴らしい関係をを感じます。

MAGNUM MYSTERIUM / Jan Lundgren

Jan Lundgren : grand piano, keyboards
Lars Danielsson : bass, cello
The Gustaf Sjokvist Chamber Choir

01. Vinea Mea (unknown)
02. Prophetiae Sibyllarum (Orlando Lasso)
03. Se Nel Partir Da Voi (Claudio Monteverdi)
04. Crux Fidelis (John IV, King of Portugal)
05. Kyrie (from "Missa De Carneval") (Franchino Gaffurio)
06. O Quam Gloriosum (T. L. de Victoria)
07. Da Pacem, Domine (from "Graduale Romanum") (anonymus)
08. Pastores Dicite, Quidnam Vidistis? (Christ?bal de Morales)
09. Maria Magdalene Et Altera Maria (Andrea Gabrieli)
10. O Magnum Mysterium (William Byrd)
11. Angelus Autem Domini Descendit (Felice Anerio)

Jan Lundgren : grand piano, keyboards
Lars Danielsson : bass, cello
The Gustaf Sjokvist Chamber Choir







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