今日は特にする事もないので、ゆったりしていると、そうだキッチンの棚の扉が壊れたといっていたのを思い出し、ねじが緩んでいるだけなのですぐ直すよと始めました。
我が家もだいぶ色々痛んできて、流しの下の扉はばねが壊れて、2年ぐらい前からきちんとしまらない状態です。マジックテープで止めたりしていますが不便です。壊れたといっていた扉を直したついでに、その扉をあまり使わない別の場所のものと交換しました。
真ん中の扉はそれでぴたりと閉まるようになりました。
① 不便で困っていたの。ありがとう、助かったわ。
② わー、さすがお父さん、素敵。
③ 何で早くやらんのじゃ~。
どの言葉が返ってきたかは言いません。
ただ長くしまらなかったものがしまったのでとても気持ち良い。
仕事の後は少しゆったりできるアルバムを選んで見ました。
ピアノとサックスとベースという変わった組み合わせでいながら、とてもスタンダードをリラックスして聞くことのできるアルバムです。
Red Mitchellが好きで、アルバムを見つけると買っていた時期がありました。そんなことで持っている一枚です。最後のほうのミッチェルはちょっとと思うようになりませんが、この1979年のベースは芯がしっかりしたリズムで音を出す、ウォーキングが気持ちの良い大好きなミッチェルです。
ニューヨークの録音ですがこれ、日本のキングレコードの製作です。良いアルバムを作っていたのですね。ピアノのトミー・フラナガンにソプラノとアルトのジェリー・ドジオンという人、こちらの人は知りませんが、ちょっとフィル・ウッズをソフトにした感じです。演奏されるのはスタンダードが4曲、エリントンが1曲、パーカーのバップナンバー3曲後はジム・ホールとミチェルの曲、選曲から見てもバップの香りが漂う一仕事の後にぴったりのアルバムです。
1曲目ミッチェルのベースからソプラノでのテーマ、そしてフラナガンのピアノと1コーラスずつでクラブにいるような臨場感です。レッド・ミッチェルってどうして晩年奏法を変えてしまったのでしょうか。ここでのソロの素晴らしさ、アメリカ人ではぴか一のピッチカートとおもうのですが。
2曲目の“IN A SENTIMENTAL MOOD”は少し甘ったると思えるくらいにアルトがネバりますが、さっぱりしたフラナガンのピアノ音ときちんとしたミッチェルのベースラインでとても良い取り合わせ、ワインを飲んではいませんが、まるでワインをいただいているようです。
3曲目、アルトの出だしはフィル・ウッズみたいでそこにベースがしっかりラインを刻み、フラナガンが気持ちの良いバッキングを入れると、まるでドラムスのブラシが入っているように感じます。素晴らしい演奏の証拠です。
4曲目“MY ONE AND ONLY LOVE”も曲の良さを充分引き出して、アルトのテーマのバックで弾くミッチェルのベースラインがもう一つの歌を歌っています。
5曲めレッド・ミッチェルの曲ですが、ライブも佳境に入りつつあり、フラナガンのソロが熱くなってきてお客の掛け声のテンションが上がっていきます。
そのテンションにのってここからはパーカーの曲を一曲おきに、このジェリー・ダジオンという人はサド・ジョーンズ~メル・ルイス・オーケストラのリード・アルトだったそうで、2人に引けを取らない職人肌です。
7曲目はじむ・ホールのしゃれた曲。
9曲目のミチェルのベースソロも凄いし、10曲目パーカーの“ SCRAPPLE FROM THE APPLE”のアルトソロも、そして常に安定したフラナガンのメロディとお父さんが素敵か解りませんが、オヤジたち素敵は間違いありません。
COMMUNICATION-Live at FAt Tuesday's New York
TOMMY FLANAGAN piano
JERRY DODGION soprano sax,alto sax
RED MITCHELL bass
1 SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE
2 IN A SENTIMENTAL MOOD
3 THERE IS NO GREATER LOVE
4 MY ONE AND ONLY LOVE
5 COMMUNICATION
6 BILLIE'S BOUNCE
7 WALTZ NEW
8 LADY BIRD
9 tHESE FOOLISH THINGS
10 SCRAPPLE FROM THE APPLE
ドラムレスですか。でもフラナガンのピアノにレッドミッチェルの
ベースときたら物足りなさなんて感じないのでしょうし
和気藹々とした雰囲気に仕上がっているのかなー、と想像します。
これ、レコードですよね。レコードもお聴きになるのですねー。
やっぱりステキですー。
blogに対してのコメントが10日ぐらい付かなくて、何だろうと思っていたところありがとうございました。
このアルバムレコードでは2枚ですが、私はカップリングしたCDで持っています。カノンさんもミッチェルの共感者だと思いますので、聴きたいのかな。