私ロックのことはほとんど解りません。エマーソンやBSTなど聞きましたがその後は普通の人程度です。
このアルバム70年代の有名バンド“ザ・フー”の「四重人格」であります。
もちろん私が持っているアルバムではなくアマゾンさんから写真を頂きました。
なぜこのアルバムかというと、寒いけど家にいるだけではもったいないと映画に行くことにしました。行き場所は恵比寿ガーデンプレイス、そして見たのが、このアルバムの最後のトラックの曲名“Love,Reign O'er Me”から名をとった「REIGN OVER ME」邦題「再会の街で」という映画です。
映画はグラハム・ナッシュの曲“Simple Man”をバックに主人公の一人チャーリーが改造スクーターでニューヨークの街を走るところはじまります。
この主人公は9・11で最愛の奥さんと娘3人を失った男です。
映画の宣伝文句は“ある日突然、愛する家族を奪われた男。仕事を捨て、誰にも逢わず、彼は人生から逃げるしかなかった・・・・。”です。
もう一人の主人公アランは学生時代のルームメート、不明になっていたチャーリーと突然街で再会し心配しますが、チャーリーは記憶を拒否し、古いロックアルバムの収集とビデオゲームのことだけを考えることで、生をつないでいる状態だったのです。
アランは娘2人奥さんがいますがおり歯科医として成功しているのですが、家庭では家族への愛しかたを戸惑っている人間だったのです。
チャーリーを助けたいアラン、苦悩に付き合ううちに実感していく愛の重さ、しっかりしたストーリーと演技で良い映画でした。
映画の中ではブルース・スプリングスティーンや古いロックが沢山使われ、それもマニアとしてLPを話題にしていますから古いロックおじさんには面白いでしょう。この主人公「5、500枚持っているけどもっと探すよ」といっていますが、日本のオジサンでもっと凄い人沢山いますよね。
私、みたくない映像がいくつかあります。9/11のあの映像です。そしてe.s.tのアルバムの9.11に関する曲は聴きたくないので封印いたしました。
出来たら触れたくない、それを考えたくないと思ってしまいます。
軽くこの主人公と同じような感じです。(現実的には雲泥の差ですが)
この映画内容、躊躇しましたが、喪失した男の話で興味あり見に行きました。
内容は重く簡単に解決などないことが続きますが、一つの方向が見えておわります。
観ている最中泣いてしまいました。(いつものこと)
なぜ愛がある幸福な状態が破壊されるのでしょうか。
それを受け入れなければいけないことは、なんと理不尽でありましょうか。
このストーリーではある方向が付いて嬉しく思います。
ただ私が感じることは、あの被害者何万人の心の傷、全ては癒えているわけではなく、このストーリーを観終わった後でも重たく残っているのです。
演技も良く、なかなか良い映画だったと思います。
ウーンとうなりながらもお腹がすいたので、お昼をいただくことにしました。
恵比寿ガーデンにはミッシュランに選ばれたお店もありますが、もちろんいけません。
ということで、たまにはタイ料理にしました。結構辛いもの好きの奥さんのお薦めです。
話が重かったので軽く食事内容です。
トム・ヤンクン皆さんどのように思いますか、私は大好きです。
まずは海老のすり身と湯葉の揚げ巻き
焼きそば
トムヤンクン
グリーンカレー
をいただきました。
そこで奥さんと別れてちょっと渋谷でふらつきました。中古のアルバム1枚と新作1枚入手して帰ったら、セールを楽しむのかと思った奥さんは食料品とワイン2本をかってまっすぐ帰ったそうで、まあありがたいことでした。
買ったアルバム
新品 John taylor "whirlpooi"
中古 CHAT NOIR "adoraion"
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