JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

日曜は再びアナログで 葬送 / Gary Burton

2013-02-03 13:53:02 | 聞いてますCDおすすめ




日曜なのでまたアナログを聴いている。1969年のアルバム50年以上も前のアルバムなのですね。一寸ゾッとそます。
ゲーリー・バートンをずっと聞いてきて、古いアルバムなんかもそろえて記事にしたけれど、このアルバムはLPでもっているから記事にしていない。
それもさびしいから記事仲間に入れて上げよう。

オープニングのあとテーマは昔何度も聴いているのでなんだか思い出をなぞるよう。
バートンのカルテットにカーラ・ブレーのアレンジするオーケストラがバックにつく演奏、いま聴くよチャーリー・ヘイデンの「リベレーション・ミュージック・オーケストラ」と表裏みたいなアルバムだったなとおもいます。そっちが若干あとだったので、実はこのアルバムがとても凄いのです。
見事にバルビエリやハワード・ジョンソンが顔を見せてくれます。
うれしいことにここではまだスワローがアコベで「黙想の春」と言う曲でソロを引いてくれる。
b面の“悲歌”コリエルのギターにスワローのアコベ、アルバムが少し特異なものですが記憶に残すべきアルバムです。バートンのカルテットにカーラのピアノがボーンと鳴るところなど貴重です。

それにしても当時のアルバムの曲名には日本名がついていてよくもまあ考えたもの、“Silent Spring”が“黙想の春"なんて日本人も結構凄い。

日曜なのにオクサンは実家にお手伝いでいません。一緒にいこうとしたライブを、というか今年最初のハクエイとの挨拶は一人で行ってきます。



葬送 / Gary Burton

Gary Burton (vib) Larry Coryell (g) Steve Swallow (b)
Ronsam Dragon (ds)
Michael Mantler (tp) Steve Lacy (ss) Jimmy Knepper (tb)
Gato Barbieri (ts) Howard Johnson (tuba,bs)
Carla Bley (p,organ,cond) 1968/01/23

1. オープニング|間奏曲:シャベル|生き残った人々|柩列車
2. 死者名簿
3. 夜明け(パート1)
4. 間奏曲:哀悼|幕間音楽
5. 黙想の春
6. ファンファーレ|死者の母親
7. ある挽歌
8. 夜明け(パート2)
9. 新葬送行進曲
10. 新国歌|生き残った人々



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memoryが寄り添って Art for Art / FREDERIC SHLICK

2013-02-01 22:23:46 | 聞いてますCDおすすめ


中古でアコーデオンの棚は時々チェックします。結構知らない人のアルバムが多いから拾うかどうか考えます。このアルバム裏返すとジャコ・パストリアスの名前があるので、「へ?メンバー」とおもったらMemoryとついていました。
で、エレべを弾いているのはなんと、ビエリ・ラグレーン、memoryとつくのも当然、1986年に一緒にツアーをして「Live in Italy」という素晴らしいアルバムを残しています。ドラマーはアンドレ・チェカレリですからこれは迷わずゲットです。

1曲目、ゆったり優しさに満ちた雰囲気は古いアルバムをたどっているような始まりです。
2曲目ギターが上手い、ベース・ソロはもちろんジャコのエレべ・フレージング、これはうれしくなってきました。一緒にツアーした時のジャコのフレーズをしっかりと記憶にあれば、天才肌のラクレーンであればこれは可能なのですね。
3曲目ゆったししたボッサのリズムに哀愁あるアコーデオンのメロディ、刻むリズムはチェカレリですから軽快にこまやか、この前半3曲はリーダーのフレデリック・シュリックの曲だけれど、アルバムの雰囲気をきめて素晴らしい。
6曲目もこの人の作品で美しい、曲中のアコーデオンで作るハーモニーがとても美しく連なります。
7曲目、小気味の良いギター、Armin Heitz という人ですが、ヨーロッパ・ギターの伝統、マヌーシュの香りがとても心地よい。
9曲目もアコの人の曲、フランス、パリを思い出す(ってオクサンしか行ったことはないけれど)って感じです。

このアルバムきちんと個性のある、そして美しいアコーデオンがもちろん一番の魅力です。でもジャコの思い出だったり、なんだか夢描いたパリの感じだったりが寄り添ってそれは心温まるアルバムなのでした。



Art for Art / FREDERIC SHLICK

Frederic Schlick : accordeon
Armin Heitz : guitare
BireLagrene : basse “Jaco Pastorius Memory”
Andre Ceccarelli : batterie
J. “Jota” Viegas : percusions

01 Art for Art
02 Blues for Biréli
03 Moonlight walking
04 Voyage
05 Yaris
06 Golden lady
07 Just friends
08 Wave
09 Lotus
10 Les faux semblants
11. Crazy sound
12 I can’t get started13 Mambo in n
14 Augsburg meeting
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