JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

20勝投手 BREAKTHROUGH / ELDER DJANGIROV

2013-03-19 22:18:51 | 聞いてますCDおすすめ


前作「THREE STORIES」で余裕も出てきたエルダー・ジャンギロフもすでに8枚目のリーダー作になったのですね、前作で現役ジャズ・ピアニスト100人に入ってもと思っていたけれどそのままで、新作が出たので迷わず購入、トリオで9曲それになんとクリス・ポッターとジョー・ロックが1曲づつ参加しています。

1曲目、ピアノの出だし、硬質なフレージングは最初の1球で度肝を抜く投手と同じ、そのあとも揺らぎは微塵もない弾ききり、ベースはエレべでこれだけガッと来るとエレべが合うのはウエハラと同じ。
2曲目は格調高いクラシカルなフレーズ、こちらの雰囲気も充分な重さ。
3曲目、クリス・ポッターとユニゾンのテーマ後はまずはポッターのソロ、その後のエルダーのピアノ・ソロはこれでもかとフレーズを作るので再びのポッターのソロは何時もの全開、でもこれだけでは終わらないピアノとテナーのバース交換までもつれ込んで温度が高くなりすぎ。だから最後にラグで一節エルダーが気を使った。
4曲目、とてもやさしい感じのピアノ・トリオ、アコベてゆったりとポッターの後がこれだもの。
5曲目はレディオヘッドのちょっとユーモアのある曲。
6曲目、ピアノのフレーズの切れがとても良い、私野球のことはほとんど知りませんが、剛速球を投げるけど変化球の切れもいい、チェンジアップも難なくこなす、感じ、最近ほとんど出ない20勝投手が出てきた感じです。
7曲目、あざ笑うかのようにブラシとウォーキングをバックにスローな4ビート、まいりました。
10曲目もPジョー・ロックもポッターと同様上手い具合に最高のゲストを入れたという塩梅です。
エルダーは一寸弾きすぎのところは前からあるけれど、完全に力がまさり、このアルバムで現役ジャズ・ピアニスト100人の空席1つは決まりでしょう。

BREAKTHROUGH / ELDER DJANGIROV

Eldar Djangirov (p)
Armando Gola (b,elb)
Ludwig Afonso (ds)
guest:
Chris Potter (ts on 3)
Joe Locke (vib on 10)

1.Point Of View Redux
2.Somebody Loves Me
3.Breakthrough
4.What'll I Do
5.Morning Bell
6.In Pursuit
7.No Moon At All
8.Hope
9.Tokyo Pulse
10.Blink
11.Good Morning Heratache
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Oota ken live at Naru 2013/3/17

2013-03-18 13:53:11 | サポート中、ライブ


今年最初のハクエイ・キムはPINGOだったけれどボトルを入れて酔っはらってしまったので記事にできなかった。2回目は大田さんのカルテットだけれど記事にできるか、やっぱり酔っ払ってしまうのだろうね。
お休みの土曜日で午前中にお見舞いをすませて御茶ノ水のナルの前にはDUで幾つか、それをながめながら安いイタリアンがここのところのお気に入りです。






7時をすぎてお店にはいり、ピアノの脇のベストポジション、大田さんの譜面台の目の前です。



カルタさんがドラムスのセッテイング、スネアとシンバルが自分のものを持ってきているようです。
今日は大田さんのカルテット、カルタさんのほかには生沼邦夫さんのベースで結構一緒に演っているメンバーです。



ピアニストはピアノを運んでくるわけではないので開演5分前だけれど姿はありません。

7時50分スタート

1 4some
久しぶりのハクエイの生ピアノから始まって大田さんのベルからは1mと離れていない。凄く響きます。曲はさわやかさを含むライトな感じで生沼さんのベースが結構ラインを作っています。ハクエイのソロからハードになって太田さんが疾走、1曲目からいいペースだと思う。

2 Who Needs Forever
カルタさんのドラムスからラテンタッチな曲、一寸ムーディーでこの軽さは他のハクエイのバンドにはないからこれはこれでいいと思う。

3 I Wish New
スタンダードをテーマのあとは生沼さんのベースソロ、音程が正確でこの人とても気持ちよい。

4 エコーズ・オブ・アナサン
マーク・コープランの曲だそうで、実はこの人が私は苦手、ハクエイのピアノ・ソロで少しは明りが見えたかなでもなぜこの人人気あるのだろう。




5 シンドローム
カーラ・ブレイの曲、テーマの後のハクエイのソロは久しぶりの4ビートのハードバップです。まきまきと言う感じでなんとマトリックスなんか飛び出して、これって私へのサービスと思います。

これで1st終わり、Naruは木の床で足音が伝わりやすい。すぐ後のお客様が足でリズムを取るのだけれどこれがカルテットのリズムには合っていない。1stこれが辛かった。止めてとお願いしたら1stで帰ってくれて一安心。





2nd

1 ニュータウン
ハクエイのニュータウン、いろいろな人と共演してきてこの曲、ハクエイのスタンダードになってきた感じです。でテナーとかフルートとかタブラとかバイブなんかと演ってきたけれど一番合うのはソプラノ・サックスだと思う。太田さんも叙情的に吹くほとだからフレージングが素晴らしい、アメリカのグループ、オレゴンを彷彿するとても個性的なニュータウンになったと思う。
フリーインプロみたいにたっていってベースはでもニュータウンをキープピアノがかなり変調なソロのあと、ソプラノでもとにもどる美しさ、懐かしいところにかえる安心感。

2 忘れた
ジャズ・ロックでのりの良い曲、手拍子が出てもよい演奏ですが、今日のお客筋だと一寸無理みたい。この曲調だと太田さん、エレクトリックのサックス吹いてもいいんじゃないかと思う。

3 グラディエート
太田さんソロからベース、ハクエイのソロ、生ピアノの美しさを伝える落ち着いたソロ。

4 ホワイト・ホレスト
生沼さんから入りましょうというハクエイで、素敵なベースソロから始まってフリーインプロ状態からテーマに入る心地よさ、その後は太田さんの太いソロ、引き継いでのハクエイはこれまでにないホワイト・フォレスト、彼はいつも違う発想を思っているのです。

5 忘れた
ハードなサウンドにリズムをしっかり作っていくというのが太田さんの考えなのでしょう、ベースソロも良いし、ハクエイも疾走して気持ちよい、その後の太田さんの乗りは今日一番。

アンコール

スタンダードという声がつうじたのか太田さんの後のハクエイのソロが美しい、留めておきたいほど美しい。

ということでとてもよいライブ、お隣の女性もハクエイ君のファンになったということでみえたそうで、楽しかった。

トライソニークの新作は7月リリースだそうで、これまでのことから大体想像つくねといったら、もうひとつ凄いことしていますといっていたので、皆さん期待してください。

久しぶりにお土産をわたしたりpingoのcdにサインをもらったりして帰ってきたけれど、酔っ払ったかというと酔っ払っていて、写真を撮ったのにカメラを忘れてしまった。

多分お店にあると思おうけれど今日はお休みでわからない。
と言うことで、カメラがみつかったならば、写真が追加されてもう一度アップ予定です。

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歴史に挟まれたとても個人的な歌 Hagar's Song / CHARLES LLOYD

2013-03-16 07:44:25 | 聞いてますCDいいと思う


ここの所続けてチャールズ・ロイドのアルバムを買っている。買ったのは国内版だけど、インタビューをもとにした小川隆夫氏の解説があってよくわかって良い。少し引用させてもらいながら書いてみよう。(「」内が小川氏のインタヴュー記事から引用させてもらったロイドの言葉)
解説の出だしは1967年録音のLP“フォレスト・フラワー”の話で、熱狂的な支持を受けたことが書いてあるけれど、このアルバム当時としては特異なサウンドで、わたしも不思議な気分になるのでしばらく友人に預けたという経験がある。
さて45年後の今度のアルバムは「非常にパーソナルな内容を込めたもの」となっている。そのパーソナルな内容とは7曲目から5曲の組曲“Hagar Suite”で、ロイドの曾曾祖母のこと「これは10歳で南ミシシッピ州の自宅から連れ去られ、テネシー州の奴隷主に売られた曾曾祖母に捧げた曲だ。その奴隷主は彼女を14歳の時に妊娠させた。彼女はその後、彼の娘の旦那に売られ、その娘の個人的な奴隷にされた。」
この5つの曲を「これまでの人生で、私にとってモニュメンタル物を集めてみた」という9曲が挟んでいる。

演奏はカルテットでも一緒のジェイソン・モランとのデュオ、カリフォルニア州サンタバーバラでの録音は普段のECMと比べると一寸違って感じる。ECMといえばじっくり時間をかけてミキシングして完璧な流れをつくってから出すけれど、2012年4月に録音されたこの9曲は一発取りみたいな雰囲気だ。
1曲目2分15秒、2分33秒、3分8秒にジェームス・モランは乱れではと聞こえるタッチを聞かせます。ECMにしてはアレッと思ったけれど、これがこのアルバム、このアルバムのために精神こめたモランのフレーズの方が選ばれたような感じです。
柔らかな“Mood Indigo”
4曲目ロイドの音はロイドで、ロイドのスタンダードだねという感じです。
6曲目は大好きな“You've Changed”「曾曾父母に捧げた組曲が暗いものになったから、その前後には明るい気持ちになれる曲を並べるようにしたんだ」とあるようにこの前後の9曲、深くフレーズするのではなく、歴史の年譜のようにJAZZを並べた感じでJAZZの史実が淡々とあるようです。

そして問題の5曲がそれに挟まれたとても個人的な歌となっています。
5曲目ロイドのバス・フルートで先住民の儀式のように始まって、徐々に激しい感情をしまします。モランもここにきて呪術的な演奏に変化します。ロイドによれば曾曾祖母はアメリカ先住民の血をひいていたそうです。
8曲目、初めてモランのソロから始まる曲はロイドのテナーがだんだんと瞽女の呪詛のようになっていきます。
9曲目ロイドの神託のようなフルートの短い曲。
10曲目モランが引き続いて攻撃的なリズムを作れば、テナーの瞑想、コルトレーンに通じていくのです。
11曲目同じテーマが鎮魂歌のように変化して、とても個人的な歴史への思いはおわるのです。

この組曲についてもロイドが語っていますが、それは小川隆夫氏の解説でお読みください。引用させていただいてありがとうございました。

生誕75周年を記念して作ったアルバムは、ECMをしてロイドにすべて自由させたアルバムのように思う。
せっかくで小川しがまとめにとりあげているロイドの言葉

「アルバムのために選んだ曲は、同じ縦糸でつながっている私の人生である音楽の一部なのだ」

フォレスト・フラワーからのお付き合い、一寸感情移入して書きました。

Hagar's Song / CHARLES LLOYD

Charles Lloyd Tenor and alto saxophones, bass and alto flutes
Jason Moran Piano, tambourine

1.Pretty Girl
2.Mood Indigo
3.Bess, You Is My Woman Now
4.All About Ronnie
5.Pictogram
6.You've Changed
Hagar Suite
7.Journey Up River
8.Dreams Of White Bluff
9.Alone
10.Bolivar Blues
11.Hagar's Lullaby
12.Rosetta
13.I Shall Be Released
14.God Only Knows
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何年たちましたか? THE MAN IN THE FOG / JAN LANDGREN

2013-03-14 21:42:37 | 聞いてますCDおすすめ


BEEJAZZからでたヤン・ラングレンのアルバムは、初めてのソロアルバムだそうで、ここのところのACTでのアルバムが気に入っているので、これは即買ってきました。

1曲目、人生のはじまりのような低い音で始まる曲は、レオ・ドリーブの「カディスの娘」マイルスもギル・エバンスの編曲で「Miles Ahead」で吹いているゆったりした曲。
2曲目はもっとゆくりと自分の作品、Pって何のことかわかりません。
3曲目もペースを変えずにガブリエル・フォーレの“夢のあとに”、美しい曲でフルートなどに編曲されている「夢の中にあなたの美しい姿があった」という曲。
このアルバム曲名と録音データーが書かれているだけでほかのクレジットは全然ありません。
4曲目はアメリカの映画音楽などの作曲者の曲、ビリー・ホリディ―が「All or Nothing at All」というアルバムで歌ってます。
ここまでゆったりと内面を独白するような弾き方は、レインボーでのソロ録音を意識したものに違いありません。
5曲目はスウェーデンの作曲家の曲でトラディショナルみたいなはじまりから、ここで初めてテンポをあげてジャズ・スケール。
6曲目がラングレンの曲でアルバム・タイトル曲。
実は最初の2回ぐらいはジャケを見ない聴いていたから、ほとんどラングレンの曲と思っていました。
だから7曲目、「25年間」というタイトルの曲もオリジナルで25年はどんな意味だろうと考えていたのです。時間を振り返るような、そして慈しむようなメロディはラングレンが結婚して25年になるから作ったのかと思っていました。
8曲目は映画「チャイナタウン」のテーマ、この人結構映画音楽を弾いているので、映画好きなのかと想像します。
9曲目がブラジルのシコ・バアルキの曲で感情を抑えて、静かに自分を語るよう。
お終いは、スウェーデンの映画音楽をおおく手掛ける作曲家の曲、一緒に演奏してもいるようで親しい間柄、シングル・トーンで始めるシャンソンのような、唄心で聴かせる曲。

なんとこのアルバム、ラングレン作品は2曲だけナのです。ところが、まるですべて自分の曲のように聴かせる、きっと特に気に入ってりる曲を選んだ録音なのだろけれど、そのしっくり感はさすがだと思います。
レインボーで好きな曲をソロで採る、これが全ての始まりのようで、ラングレン大切なアルバムを残したように思います。

ところで25年、何年たちましたでしょうか。もうその年をこえているにに、なんとも至らない日の私です。


THE MAN IN THE FOG / JAN LANDGREN

Jan Lundgren (p solo)
2013年作品

1.The Maids Of Cadiz
2.View Of P
3.Apres un reve
4.I Don't Want To Cry Anymore
5.En Lang Vantan För Vantans Skull
6.Man In The Fog
7.Twenty-Five Years
8.Theme From ''Chinatown''
9.As Vitrines
10.Tack For Allt
11.Yesterdays (bonus numerique)
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今となっては遅いけど INDICUM / BOBO STENSON

2013-03-13 22:02:56 | 聞いてますCDおすすめ


ボボ・ステンソンと同も相性が合っていなかった。それにアンデルス・ヨルミンとはもっとあっていなかったからどうもECMのアルバム記事にできていない。でも大変評判がよいので拾ったのは去年の12月、それ以後多くのアルバムが記事になった後、地下の棚にいくにずっとこのアルバムは机の上に残っている。
記事にしないけれど、結構何度も聞いていて、聞くたびに良いとおもっていたら、これは良いにだんだんと成長してきたアルバムです。

だいたいステンソンにしてもヨルミンにしても、白夜というか薄明りというか、グレーにおおわれたようでうまく入り込むことがこれまでなかったのだから(アルバムは結構持っている)この変化はうれしい。

1曲目しっとりとした淡い色彩があってアレッと思っているとこの色彩が日覆うごとに美しく感じ出したのです。
2曲目は少しスパニッシュが入った感じで3曲目はアルコが和笛のような美しい音色、とんで5曲目もスパニシュウのようなこの3曲Indigo(青藍)の変形でフリーインプロヴィゼーションですが、落ち着いた演奏です。
4曲目のピアノの出だしが美しく、ヨルミンのベースとそっとと絡まって、これ良いです、今までのステンソンでは感じなかった温かさです。
7曲目トラディショナルなような曲はピアノのラインが透明で美しい。
9曲目のピアノのフレーズ、なんだかキースのソロに通じる感じです。
11曲目は一寸スタンダードのような落ち着いた味わい。
最後は讃美歌か教会音楽のような荘厳さで終わります。

演奏自体が変わるわけないので、ここまで感じるのに4か月はこちらに問題があるわけで、年間ベスト10に考えてもいいくらいと翌年になってかんがえているのだから困ったものです。
でもだれもベストにはあげていなかったからそれくらいか、今となってはおそいけれど、現役ピアニストの検討ピアニストに参加してもらおうと思う。




INDICUM / BOBO STENSON

Bobo Stenson (piano),
Anders Jormin (double-bass),
Jon Fält (drums)

1. Your Story (Bill Evans) 
2. Indikon 
3. Indicum 
4. Ermutigung 
5. Indigo 
6. December 
7. La Peregrinacion 
8. Event VI (George Russell) 
9. Ave Maria 
10. Tit er jeg glad 
11. Sol 
12. Ubi Caritas

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ファミリーJAZZ  INTO THE SKY / NICK ROSEN

2013-03-11 21:39:53 | 聞いたけどCDどちらでも


まるで知らないけれど、ジャケが変わっていてまだ新しいので拾ってみました。カルロス・ニーニョ主宰バンドのBuild An Arcのベーシストだそうですがそのカルロス・ニーニョを知らない。
1曲目ピアノにハープでエキゾチックというかきらびやかなサウンド、この人はエレべを弾いています。
2曲目はアコベを弾いてフルートやベルでポップ調。
4曲目アコギをひきながら女性とのヴォーカルのデュエット、どちらかというとカントリー・サウンド。
たくさんのメンバーが登場して、特出したソロをとるわけではなく、アメリカ南部の裕福な音楽好きが仲間をあつめて作ったような感じです。
調べてみればこのアルバムはスピリチャル系とあるけれど、わたしスピリチュアル系というのがよくわからない。スピリチュアルと言えば、コルトレーンとかアイラーを思い浮かべるけれど、こちらはドリーミン。
8曲目もヴォーカルでドノヴァンをおも出だしました。
9曲目はフルバンドのようなしっかりしたMiguel Atwood-Fergusのアレンジ、この人がどうやらまとめ役のような感じです。

INTO THE SKY / NICK ROSEN

Nick Rosen-Electric bass, synth bass
Miguel Atwood-Ferguson-violin, viola, piano
Dexter Story-Drums
Gene Coye-drums
Andres Renteria-percussion
Nick Mancini-vibes
Katisse Buckingham-flute
Jen Stephenson-clarinet
Dustin McKinney-Flugel Horn
Danielle Ondarza-French Horn
Tara Speiser-bassoon
Peter Jacobson-cello
Rebekah Raff-harp
Miguel Atwood-Ferguson-piano, violin, viola
Matt Mayhall-drums
Dave Wood-electric guitar

1. Ancestral Echoes
2. Twin Harbors
3. Manya
4. Mindy's Song
5. Blossoming Song
6. Nature's Breath
7. In Her Smile
8. For People
9. Rainfall
10. African Sun
11. Winter Into Spring

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室内楽JAZZ odyssey / E・Somer M・Mangen Quartet

2013-03-10 21:49:48 | 聞いてますCDおすすめ


まるで知らない人たちのアルバムを拾ってみた。

1曲目、ピアノとオーボエの二人で始める演奏は優美で神秘的な響き、ドラムスとベースが入ってまさにアンサンブル。このグループ、オーボエとピアノの人の名前を冠したカルテット、オーボエは美しい音色で流れるようだし、ピアノがこちらもきっちり弾く人、全曲持ち寄りの2000年録音の自主製作盤のようです。これ曲もすばらしい。
2曲目は少しテンポを速め、ドラムスはしっかり叩いているし、リズムはしっかりJAZZしてピアノが力強く弾いているけれどアンサンブルは乱れない。
3曲目、このアルバムJAZZに珍しい楽器でオーボエを目当てに買ったけれど、考えてみればオレゴンを結構持っていたのを思い出した。こちらのサウンドはクラシカルで、難しい2枚リードのオーボエを太く強く吹くので、ソプラノに近く聞こえ、細いチャルメラのおとみたいでなくてとても心地よい。
4曲目、ピアノのおとが琴のようにきこえて、高いオーボエの音と雅楽的な感じをうけるけれど題名は“サンライズ”ずいぶんやわらかい日の出です。
5曲目のピアノも切れがいい、このアルバムベルギーのブリュッセルで録音されたそうですが、雰囲気もぴったり、オーボエを吹いている女性が1972年ブリュッセル生まれ、NYにもわたって活躍中のようです。
ピアノはルクセンブルクでうまれでおもにフランスで活動している人のようです。
どのような関係か、ベースとドラムスがアメリカ人のカルテット、とてもよいので次のアルバムがないかとさがしましたが、カルテットとしての活動は1997年から2001年このアルバムがリリースされたころまでのようです。

アンサンブル、合奏といういうのがこのアルバムのぴったりくるイメージ、室内楽JAZZと言って良いけれど、決して弱弱しい演奏でない、素晴らしいアンサンブルです。
オーボエを吹いている女性、調べるまで男性だと(ジャケの写真をみても)思っていたけれど、2005年には「Chember Quintet」というアルバムをリリースしているから、そこらへんが得意のところかもしれません。


odyssey / Wmmanuelle Somer ~ Marc MangenMangen Quartet

Emmanuelle Somer - Oboe, English horn
Marc Mangen - Piano
Lindsey Horner - Double bass
Jarrod Cagwin - Drums

1 Discloser
2 The Eastern Window
3 Search For Peace
4 Sunrise
5 Mélusine
6 ...And His Name Was Dream
7 Song For "R"
8 Thanks
9 Looking Into The Sea
10 Ulysses
11 Ship Sailing North

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やっぱり買った Tango live forever / RICHARD GALLIANO

2013-03-09 23:06:06 | 聞いてますCDおすすめ


ショップの新着をみているとリショール・ガリアーノの新譜がありました。ガリアーノはずいぶん買ってきたから、もう必ず買うというわけではありませんが、1曲目“リベルタンゴ”を一寸試聴すると、やっぱり手から離れません。
2004年ポーランドのミュージシャンとオケとのレコーディング、ガリアーノの3曲と後はピアソラの6曲のライブです。

1曲目、ガリアーノのイントロからリズムにはいるところ、ピアノとベースの音がJAZZなのがまずはうれしい。その後のオケのアレンジが甘さを排した鋭いリベルなのが良い。久しぶりに正統派をきいている感じです。
2曲目、リベルタンゴよりも好きになっている“オブリヴィオン”なのがこれもうれしい。ゆったりしたテンポでバイオリンからガリアーノそしてオケ全体に響き続き、繊細なガリアーノのアコーデオンのラインに戻っていくと会場全体が張りつめているのが伝わります。
3曲目“フーガの神秘”という曲でオケでフーガでタンゴというダイナミックな演奏。
6曲目から8曲目ガリアーノの作品でアルバム「passatori」でもオーケストラと共演した曲。
7曲目ガリアーノがピアソラの信奉者だとわかる演奏、8曲目など私ピアソラの曲だと思っていました。
9強目がうれしいことにアレンジを変えた“オブリヴィオン(忘却)-bis”、ガリアーノのソロからオケ全体をバックにアコーデオンのテーマ、それをバイオリンが引き取って、2曲目よりもより哀愁味をおびた大円団でした。


Tango live forever / RICHARD GALLIANO

リシャール・ガリアーノ(アコーディオン)

ボフダン・ヤルモウォヴィチ(指揮)
シンフォニア・バルティカ国立オーケストラ

ヴィエスラフ・プシャオトゥカ(バンドネオン)
トマシュ・トマシェフスキー(ヴァイオリン)
フィリップ・ウォイチェホフスキ(ピアノ)
2004年11月 ポーランド/スウープスクでのライヴ録音

1 Libertango / リベルタンゴ
2 Oblivion / オブリヴィオン(忘却)
3 Fuga Y Misterio / フーガと神秘
4 Milonga en ay menor / アイ短調のミロンガ
5 Buenos Aires Hora 0 / ブエノスアイレス零時
6 Opale Concerto : Part I / オパール・コンチェルト:パート1
7 Opale Concerto : Part II / オパール・コンチェルト:パート2
8 Opale Concerto : Part III / オパール・コンチェルト:パート3
9 Oblivion -bis / オブリヴィオン(忘却)-bis
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サイドマンでいる自由  PINGO / Akihiro Nishiguchi

2013-03-07 21:55:21 | 聞いてますCDいいと思う


今年最初に行ったライブがこのグループ、その時にはまだこのアルバムは出ていなかったのでサインなし、でもD-musicaに直接申し込んだらこんなのが一緒に送られてきました。



聴きたかった人の演奏もあったのでこれはよかった。8人の人の演奏です。



ハクエイ・キムは自分のピアノ・トリオ「トライソニーク」の活動以外にはピアノ・ソロと太田剣さん、山田穣さんのサックスやYUKARIさんのフルート、吉見征樹さんのtablaなどとのデュオ活動、バンドの一員としてはこの西口明宏さんのカルテット「PINGO」と鈴木良雄さんの「GENERATION GAP」のクインテットなどが活動の場で時々昔の大隅さんにもお呼ばれしている。

1曲目リーダーの西口さんのサックスの音は原始的なおおらかさがあるような、その後のピアノは共鳴するような音で何時もの録音とは少し違う音、ドラムスのソロは大村さんでパーカッション的でこの4人がそれぞれ個性的にならんでいる感じです。
3曲目ゆったりしたバラッド。
4曲目ネオヴィコードというクラヴィコードににたギターとか琴みたいな音を弾くハクエイ、インド風のスケールの曲。
5曲目サックスがソロをとっているバックでハクエイが自由に弾いている感じ、歌伴などで主役を立てるのも抜群のハクエイ、それは最初に並べた人たちと演奏を続けているからだと思う。
サイドマンを演ることも大切なんです。
8曲目安ヵ川のベース・ソロ、このグループの要となっている事を示すしっかりしたベースラインです。
ハクエイのピアノの音が一寸エレキが入っているように聞こえるけれど、ノートにはハクエイネオヴィコードとピアノ、ベルの演奏になっている。
Mixの時の処理なのでしょうか。
来週にはハクエイに会うので聞いてみることにしよう。

PINGO / Akihiro Nishiguchi

西口 明宏 Akihiro Nishiguchi(ts,ss,bell)
Hakuei Kim(p,neovichord,bell)
安ヵ川 大樹(b,bell)
大村 亘(ds,tabla,bell)

1. Pathos Of Sunrise
2. Scarecrow
3. Was
4. Ugnapiz
5. Centro I
6. Centro II
7. Improvisation
8. Mowe
9. BSFA
10. Baby And Bells

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強力な人 LIVE AT THE 2007 MONTEREY JAZZ FESTIVA / THE MONTERY QUARTET

2013-03-06 21:05:18 | 聞いてますCDおすすめ


ベースのギコギコがかなり耳についたので、アメリカのベースでも強力な人を古いアルバム引っ張り出して聞いている。
2枚選んでもってきたら、どちらもクリス・ポッターだったから、このテナー聴き、実は次に聞くアルバムのために良い準備になった。

ベースという楽器が好きで結構ベーシストのアルバムを買っているけれど、どういうわけかホランドのことはあまり記事にしていない。(スパニシュ・ギターとの共演は記事にしたけれど)
アメリカでは強烈に人気があることが、なぜそこまでなのか実は不思議に思う。結構小難しいことを演っているのに賞などにいつも顔をだしているようで驚きます。最初に聞いたECMなど、もちろん面白いサウンドになっているけれどいつも聞きたいアルバムになるのでしょうか。



そんな意味で次の2007年のモンタレーJAZZフェスのためのカルテットは人気者がそれに見合った人選でフェスにでたという感じでしょうか。
4人が2曲づつ持ち寄った8曲、ベースがリズム・ラインを作って始める感じで曲により若干見せ場をかえてお客を楽しませています。
3曲目のルバルカバのピアノソロが、センシティブでポッターとのコントラストが良い。しばらくキューバ―音楽を演ってがっかりしていたのがこういう音は良いです。
4曲目はハーランドのドラムスのソロがかっこいい。
5曲目はすこしスパニシュが入るホランドのソロから、ここら辺のスパニシュの香りが人気あるのかも、ホランドのベースの音がよくって、良いJAZZベース音が戻ってきました。


LIVE AT THE 2007 MONTEREY JAZZ FESTIVA / THE MONTERY QUARTET

Dave Holland(b)
Gonzalo Rubalcaba(p)
Chris Potter(sax)
Eric Harland(ds)

1 Treachery
2 Minotaur
3 Otra Mirada
4 Step To It
5 Maiden
6 50
7 Veil Of Tears
8 Spoken Introduction
9 Ask Me Why


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