現役で活動をつづけている日本のフォトグラファーの中から、強いて3人を挙げるとしたらだれだろう。
いまのわたしなら、何のためらいもなく・・・とはいえないけれど、森山大道、荒木経惟、藤原新也になるだろう。ほかに、もう少し若手では武田花さんや、川内倫子さん、瀬戸正人さん、大西みつぐさん、豊原康久さんあたりがいい仕事をしているが、写真集は残念ながら一冊ももっていない。
というのも、21世紀に入ってからは、 . . . 本文を読む
いままで「影が主役」の写真を意識的に撮ったことはあまりなかった。
しかし、晩秋のストリートを歩いているとき、あるいは部屋の中に射し込む陽射しを眺めているとき、
「いまはじめて出会った」ような驚きをもって、その存在に気がつくことがある。
本来は脇役であるはずのものを、主役にしたらどうなるだろう。
つぎの光景を見たとき、ちょっとひらめくものがあったのだ。
高速道路のサービスエリア。
影が動いて . . . 本文を読む