二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

正宗白鳥「何処へ・入江のほとり」を買う

2025年01月07日 | シャッフル/books
お高い本を買ってしまった。正宗白鳥「何処へ・入江のほとり」(講談社学芸文庫 1998年刊)。
元値は約千円だけど、それが2千数百円、倍にUP↑ 
「今年の秋」の連作をぜひとも読みたかったのだね。
「今年の春」「今年の初夏」「リー兄(あに)さん」の4編を収録したのはほかにないから、やむをえない(;^ω^)

正宗白鳥には10人もの兄弟姉妹がいたのだ。
上京し早稲田(その前身)から読売新聞に入社した長男の忠夫は、世間的に成功をおさめる。
母の死、
父の死、
弟の死、
そして「リー兄」の死。
白鳥は典型的な“明治の地方出身者”なのだ。兄弟関係は私小説を読むようにヴィヴィッドに迫ってくる。
わたしの場合は、とくに・・・。

貧乏人の歯ぎしりともいえるけど(´Д`)

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