今日という日の風がぼくの皮膚をなでて
吹き通っていく。
さっき出てきたばかりの路地の奥へと。
ぼくはその路地の奥で ある人びととの密会を愉しんでいた。
そう・・・すでにこの世を去った人びととの。
あるいは去ろうとしている人びととの。
彼らの大半は幽霊ではない。
いや もしかして 一人二人の幽霊もまじっているだろう。
ホトケノザがゆれる。
「さあここへきて
小さなピンクの花弁をのぞきこんでごらん」 . . . 本文を読む
「昆虫パレット」NO.4はこちら、トラフシジミ。
こういうシジミチョウがいることを知ってから、じっさいに撮れるまで、2年か3年かかっている。
地域差があるはずだが、わたしのフィールドでは昨日UPしたムラサキシジミより個体数が少ない。
糸くずみたいな尾状突起がなんとも可愛いではないか(^ー゚)ノ
この日は収穫が少なく、「こんなものかな」とあきらめて帰ろうとしたとき、樹上から舞い降りてきた。
シジ . . . 本文を読む