二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

Heart to heart

2011年05月15日 | Blog & Photo
ほかのタイトルでちょっと笑えるネタを・・・とおもったけれど、
ま、やめてほかのことを書こう。不動産屋にも、一応守秘義務がありますからねぇ。

本日の写真はまず、これ。



1.コーヒーと間違えて買ってきた「午後の紅茶」。ドテ、バキバキ_(_^_)_
2.一昨日買ってきて、目下やたらと聴きまくっているブラームスの“CLARINET QUINTET IN B MINOR”(ウィーン八重奏団員)
3.そして、いわずと知れたRICOH CX4と臙脂色ポッシェ。

この一枚はついさっきニコンD7000で撮影したばかりの、できたてほやほや。
こちらのCDではドボルザークの「弦楽六重奏曲」も収録されているけれど、好き・嫌いでいえば、まったく比較にならない。それほど、このクラリネットのクィンテットが三毛ネコsyugenのこころに響いてくるのだ。「あ、ああ、あー!」という感じ(笑)。
胸の中の感じやすい部分をぽんぽんと軽くたたかれたり、撫でられたりしている気分・・・なのである。

やや苦みが強い。
しかし、耳をすましていれば、耳の裏側あたりからしみ通ってくるような、ほの暗いリリシズムにつつまれる。交響曲4曲が、世界にあまたある交響楽団の「至宝」であることは疑いないけれど、ブラさんには、弦楽の名曲がじつにたくさんある。
眺める者をぶるっとさせそうな、おっかないような顔をして、案外繊細かつセンチメンタルな一面をその胸ふかくに隠している。
恩師の妻、クララへの恋情を胸底に秘め、その情熱を作曲のバネのひとつにしたのが、こういう一曲にもにじんでいる。

若いころはむろん、40代のはじめころまでは、ブラさんのこういう味わいには無頓着だった。この歳になると、愛だの恋だの、センチメンタリズムだのには、反応がうすれていく。その一方で、へんなところで涙もろくなったり・・・。50代になってみなければ、50代のことはわからないし、60代になってみなければ・・・やっぱり同じこと。
ブラさんは、小さな泉でそののどの渇きを癒す。若いと、のどが渇いているにもかかわらず、その泉を見逃して、遠くばかりに眼がいってしまう。すぐそこ、足許のあたりにあるってぇのに、ね。

さてさて。ちょい思わせぶりな本日の表題はつぎの一枚から。



ハハハ、赤くなってなに恥じらってるの、いい歳こいて(/_;) みたいな、ね。
とはいえ、こういった被写体を発見したときのよろこびは格別。
あるいはこれも。
そしてこれも。








人びとのたたずまい。街角の寸景。
わかる人にはわかるだろう。ビンビンと、眼やheartに響いてくるではないか(^_^)/~

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