二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

花の色(ポジフィルムの潜在能力)

2014年06月08日 | Blog & Photo
久しぶりにポジフィルムを撮りおえて、現像があがってきた。 アルバムには「半年間」と書いたけれど、いま振り返ってみると、一年くらいかけて、ようやく1本撮りおえたのかも*´∀`)ノ 真夏に咲く花が写っている。 冷蔵庫などに、まだ3本くらい、ポジのストックがある。 いつ、どんなタイミングで使用したらいいか、われながら気持ちをはかりかねている。 ポジは適正露出の範囲が狭く、あつかいがデリケート。 ゆっく . . . 本文を読む
コメント

テントウムシは飛び立つ(ポエムNO.2-38)

2014年06月08日 | 俳句・短歌・詩集
テントウムシは飛び立つ アジサイの葉陰から。 体を小刻みにちょっと震わせ 仲間に合図を送って。 どこへ? むろん 永遠に向かって。 それがあるといわれる方角に向かって。 時の断崖。 テントウムシは飛び立つ 人びとの心の暗がりから。 テントウムシが飛び立ったあとの虚空を見つめながらたたずみ それから澱みに残ったうたかたみたいな路地へ入る。 しばらくしてまた出てくる。 だれかの あるいはぼく自身のナ . . . 本文を読む
コメント

花のしとね ~ナミテントウのカップル

2014年06月07日 | Blog & Photo
テントウムシって、キャンディかドロップみたいですよね。 おもわず口に入れたくなる・・・な~んて三毛ネコさんだけ、か(笑)。 昆虫(甲虫)の中でも人気ナンバーワン! といえば、テントウムシ。ナミテントウは斑紋が千変万化し、そこいらの草むらを観察するだけで、いろいろな種類を見かけますよね。 虫は大嫌いだけれど、テントウムシならOKという女の子いっぱいいそうだな(^_^)/~ ところで、しとねってなん . . . 本文を読む
コメント

テントウムシのアリア♪

2014年06月05日 | Blog & Photo
かつて「テントウムシのサンバ」という名曲があったのは、ご存知の方が多いだろう。 しかし、家族に病人がいるいま、サンバという気分にはとても、とても。 かといって、ブルースでもないだろう。 というわけでアリアとしてみたけれど、これは小さなテントウムシには大げさかしら? まあ、テントウムシの歌・・・というニュアンスで見ていただければ♪ 近所の公園へアジサイを見に出かけたら、テントウムシ2頭と出くわし . . . 本文を読む
コメント

タチアオイが綺麗なシーズン

2014年06月04日 | Blog & Photo
昨日あたりから、猛暑日が一段落。 明日は、お天気がぐずつき、気温も下がるようだ。 農家に生まれたわたしにとっては、少年期から、麦刈りのシーズンは、1年でいちばん嫌な季節だった。 外仕事で汗をかく。汗ばんでねばねばした肌に、麦の“ノゲ”が悪さをする。首から胸や背中に入り込んでくる。手首から肘にかけて、あとで湿疹のように腫れて、痛痒い。 わたしが高校を卒業するころまでは、麦をつくっていた。 ところが . . . 本文を読む
コメント

記憶のカテドラル(ポエムNO.2-37)

2014年06月01日 | 俳句・短歌・詩集
記憶という大カテドラルの回廊をぼくは昨夜もさまよった 寝苦しい暑い夜 夢の底で。 「なんだ いつものベッドの中だったか」 安堵して胸を撫でおろすこともあれば 落胆し何者かを恨みたくなることだってある。 霧にけぶる大カテドラルであり 向こう岸の見えない大河であり 無数の出口 入口をもった球体であるもの。 その場所でぼくはもう一度生きなおしている。 だれかの靴音で石が目を覚ます。 朝の光が鳥を 包丁 . . . 本文を読む
コメント

「やさいへの字」と「まぐろのいしざか」

2014年06月01日 | Blog & Photo
本の世界も分け入っていけば奥行は無限に近いけれど、身の回りの外界だって、負けず劣らず、途方もない奥行がある。 Topにあげたのは、「やさいへの字」という野菜の無人直売所。 もうつぶれたのかな? いや、その時季がきたら、再開するつもりかもしれない。 あるいはおじいちゃんかおじちゃんが、入院していて、手がたりないのかもしれない。 いろいろな想像をかき立てる直売所。 やさいへの字という手書き文字がアート . . . 本文を読む
コメント