二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

うもれた時の鼓動 ■B面■  (タイムカプセルを開けるその3)

2018年08月15日 | Blog & Photo
  (娘と息子。撮影地は日光、戦場ヶ原) 《こうしたことが、私を、楽しさでいっぱいにしてくれるのである。どういうわけか、小さなこまごまとしたことまでが、目の前にうかびあがってくる。ひとりでに、いくどとなく思い出されてきて、そのたびごとに埋もれた記憶のなかから、さらにこまかなことが引出され、不思議なほどの心あたたまる楽しさがわきあがってくるのだ》   (大久保康雄訳「スタインベック短編集」新潮社 . . . 本文を読む
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雑誌「音楽現代」のバックナンバーと再会

2018年08月14日 | シャッフル/photos
2000年前後、群響の定期演奏会会員を数年やっていたが、基本的には吉田秀和さん、宇野功芳さんなどの評論、音楽情報誌等を通してクラシックを学んだ。 小学校時代は、群響のメンバーが、よく小学校へやってきて、クラシックの普及活動をやっていた。むろん、ナマ演奏。モーツァルト、ショパンの名はそのころ覚え、曲も聴いた。 だけど、中学・高校と、さそわれたにもかかわらず、ブラバンには参加しなかった。参加してい . . . 本文を読む
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うもれた時の鼓動  ■A面■ タイムカプセルを開けるその2

2018年08月14日 | Blog & Photo
  (Hさんのポートレイト。どこで撮影したのか、いまは思い出すことができない) タイムカプセルと名づけたインク色の大型プラスチックBOX。 わたしにとっては、浦島太郎さんの玉手箱に近いものがある。 とりあえず「うもれた時の鼓動」とタイトルをつけてみた。 いくつもの時間の堆積物が、関東ローム層のように降り積もっている。 わたししか「知らない」記憶の地図。 人はこういうものを指して「わたし」と呼 . . . 本文を読む
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古銭が出てきた♪

2018年08月13日 | シャッフル/photos
本日はお盆の中日、迎え盆である。会費をつつみ、檀家の役員さんへあいさつにいき、祖父母をつれて帰る。 正月とお盆と、先祖供養の大事な節目。 仏壇を清掃し、線香をあげて花や水を供える。 ・・・なことをしていたら、仏壇下の抽出から古銭が見つかった。ありゃりゃ・・・こんなところにあったとは(@_@)  中学生のころ、古銭を蒐集しようと思ったことがあった。 いまから56-7年ばかり昔、母屋を建替えるとき . . . 本文を読む
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詩誌「夜行列車」のことなど ( タイムカプセルを開ける その1)

2018年08月12日 | Blog & Photo
  (詩誌「夜行列車」のバックナンバー) 娘がカリフォルニアから一時帰国するというので、リビングに平積みしてある本を片づけなければならなくなった。 6個ばかりある本棚からあふれた本が、いまでは足の踏み場もないくらい、12帖のリビングなどに大量に散乱している。 ・・・しかし、その前に。 そう考えて、家を建替えるとき一時的に避難させた本を、開封することとあいなった(^^;) 「その1」は、詩 . . . 本文を読む
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35ミリのコダック

2018年08月12日 | シャッフル/photos
これらがどんなアイテムか、おわかりになる方は相当なベテラン(^^)/  コニカやフジも使ったけど、何といってもコダック。 トライXやコダクローム、エクタクロームにはほんとうにお世話になった。 これらは使用したフィルム空き箱。 しかし、中身のあるものも135ミリとブローニー合わせ、十数個存在する(@_@)テハ  もちろん、とうの昔に期限切れ。捨てるのを忘れただけ。 なつかしんでも仕方ねぇシロモノ . . . 本文を読む
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一瞬を切り取る撮影術

2018年08月11日 | シャッフル/photos
一瞬を切り取る撮影術。 いうは易く、おこなうは難し♪  撮影モードのスイッチがONになると、普段は半ば眠りこけていた視神経が眼を覚ます。 私のまなざしは、被写体をもとめて街角をすべっていく。 静止しているものではなく、動いているものを切り取る。猛禽類のように・・・いやいや、鳩のように、といっておこう(^_^)/  突き刺さるまなざしではなく、つつみこむまなざし。 世界はいつだって“決定的瞬間” . . . 本文を読む
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本の片づけ

2018年08月10日 | シャッフル/books
東の物置、普段はカーポートにしている一隅。 本の仕分け作業を昨日より開始した。 インク色の大型プラBOX×5は、26年前、自宅の建替えのとき蔵書の仮置き場としたもの。 午後2時ごろから、気温急上昇のため、中断した。 2~300冊は叩き売ろうと思っているが、いざとなると決断がつかない。 お盆休みをふくめ、この先数日がかりでじっくり取組む予定。 現代詩人のなつかしい詩集、仏教関連図書等が、わんさか . . . 本文を読む
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絶対名作って何だ?

2018年08月09日 | 小説(海外)
(たくさんある訳書の中で、この新潮文庫版「変身」がほぼ定番。すでに100刷りを超えている) 世の中には、絶対名作といってイイような作品が存在する。 大抵は100刷りを超えていて、じっさいによく読まれているのだろう。 夏休みともなると、新潮文庫や角川文庫、その他で○○文庫の100冊・・・といったキャンペーンが展開されるから、本を読む学生さん向けといったところか。 改版されると、活字が大きくなっ . . . 本文を読む
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赤、赤、赤、黄

2018年08月09日 | シャッフル/photos
わたしが通勤途上よく利用するポストの脇に、ノウゼンカズラ(凌霄花)が咲いている。 今年は例年より、どこのノウゼンカズラも元気がよくこぼれんばかり(^-^)  幟の赤、ポストの赤との対比がフォトジェニックだったので、数週間前から気になっていた。 さあて、どうフレーミングしようかと考えていたところ、タイミングよく、イエローのクルマが・・・。 調べたら、中国原産とのことだけど、メキシコ、西インド諸 . . . 本文を読む
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