このところgooブログ「二草庵摘録」のアクセス件数が上昇している。
8月21日は訪問者数418人、22日は416人。
mixiに比較し、およそ33倍の差がある。
原因は何だろう、わたしごときがあれこれいってもどうにもなるまいが(^^;)テヘ
写真は草刈り機の修理に出かけた農協の倉庫。
断熱材があれれ(*_*)
人員不足のため一週間も放置・・・結局修理はあきらめ、父がなおすことになった。 . . . 本文を読む
(リメイク版「NEW YORK」1995年刊。輸入版)
この写真集は1万円だったか、もっと高かったか、蔵書の中でも高価な部類に属すのは間違いないが、よくは覚えていない。
ハイラックス・サーフに乗って関越道をすっ飛ばし、新宿の地下駐車場へクルマを入れ、原宿・渋谷、新宿を、カメラ片手にほっつき歩いた。都市写真が撮りたかったのだ。
5年か6年、そんなことをやっていた。
それらの成果は、のちに「per . . . 本文を読む
(「coyote」表紙 2018年3月刊)
たまにはアサカメかポンカメでも買って、最新のカメラ、レンズ情報でもチェックしようか・・・と考えて書店にいったけど、買ったのは「coyote」。
わたしにとっては、はじめて買う雑誌。
株式会社スイッチ・パブリッシングって、どんな会社かと検索してみたら、社名ともなった「SWITCH」を刊行している会社だった。このマガジンなら、これまで4-5冊買っ . . . 本文を読む
買い物を終え、キャスターを押す父の後ろ姿。
撮影日は8月1日。 何歳までこうして歩くことができるのだろう?
あと半年で94才となる。
十代で招集され、北支を転戦、昭和21年5月5日に、山口に引き揚げてきた。
それから、 わたしの想像を絶する長い、ながい歳月が流れたのだ。 . . . 本文を読む
(この本は単行本も手許にある。大型のクロス装で、持ち重りのする一冊)
内田樹さんの「下流志向」を読みおえたあと、三浦展さんの「下流社会 新たな階層集団の出現」を読みはじめた。
同じく“下流”ということばが使われているので、以前から気になっていた。
わたしは、高度成長期、そして一億総中流といわれた時代に自己形成した世代に属する。
しかし、そういう時代はすでに過去のものとなった。いまや低成長、あ . . . 本文を読む
ニコンが新マウント採用のフルサイズミラーレスを発売!
という一報が流れたのは7月25日。
8月中にはいよいよ全貌が明らかになると、ファンのあいだでささやかれている。
はたしてどうか(?_?)
これを聞いて、周回遅れのD750を買おうか買うまいか迷っていたわたしの手が、ハタと止まった。
RX100M3で注目したソニーのα7Ⅲもいいが、レンズラインナップには納得がいかず、出かかった手をひっこめ . . . 本文を読む
(どちらも昭和40年代の本なので、黄ばみ、汚れがひどい)
タイムカプセルの中から出てきた本の中に、この2冊がある。
「小説とは何か?」を学習するため、高校時代に読んだ。
どちらも理路整然としていて、無知だった頭に沁み通ったので、少し読みはじめたら、すぐに思い出した。
中村光夫「風俗小説論」と、臼井吉見「小説の味わい方」。
その昔は新潮文庫で手軽に読めた。
この2冊は、要するに小説にお . . . 本文を読む
本書は内田樹さんの(たぶん)ベストセラーとなった「下流志向」の文庫版。
かつて単行本で読み、感心した記憶がある。
初版は2007年1月刊行。
《学ばない子どもたち 働かない若者たち》というサブタイトルがある。
せんだっては「日本辺境論」を読み返したが、最初読んだときに較べ、評価が大幅に下がった。
論旨が混乱しているというのか、あまりにもうがちすぎてややこしく、結論がよくわからない。思考の(あるい . . . 本文を読む
阿部昭さん、よかったなあ♪
この二冊は“内向の世代”の秀作という位置を、確固としてしめている。
戦争に敗れ、人生にも敗れた男の悲哀が、抑制の効いた秀逸な文体によって、徐々にあぶりだされる。そうだな、敗残の人生とはそんなものだろう・・・、息子にしか見えなかった父の後ろ姿が、読者の心をゆさぶらずにはおかない。
涙を押しころした、愛憎相半ばする、訥々とした父と子の物語。
先日、八月十五日に「大いな . . . 本文を読む
漱石論は現在でも汗牛充棟どころか、掃いてすてるほど多くの著作がある。
しかし、わたしにとって、漱石とはどんな小説家であったのかを教えてくれたのはこの一冊。
新潮文庫に収録されていたこともあったが、現在は絶版。江藤淳さんといえば、この一冊と「海舟余波」あたりだろう。
漱石論のうち、柄谷行人さんの漱石論も大半は読んでいる。
こちらもすぐれている。他にはたいしたものはない・・・とかんがえている。
わ . . . 本文を読む