10月の「青空キャンプ」というライブイベントに「ぬなかわヒスイ工房」としてブース出店していた時、遠くのステージで演奏しているギターが身に沁みて響いてきた。
他の演奏者とは明らかに何かが違うサウンドが気になり、ステージに行ったら演奏していたのはライブ前にアイヌのお祈り儀式「カムイノミ」を執り行っていた、岩手から来た橋本政彦さん夫侍子さん夫婦ユニットだった。
カムイノミを執り行うご夫妻。意気投合して話す内に、二人が身に着けていた衣服のアイヌ模様に魅了された。(撮影は2点とも友人の佐藤さん)
そこで石笛にアイヌ模様を線刻したくて仕方なかったのだけど、アイヌ模様は同じ模様が連続したシンメトリックが基本なので難しい。
晩期(三千~二千五百年前)の東北の縄文土器や土偶にもアイヌ模様そっくりなデザインがあるのだけど、こちらはシンメトリックでなかったりするので意外に簡単で、これまで石笛に線刻してきた。
小さな石笛にどうやったらアイヌ模様を表現できるのか?
試行錯誤して作った第2作目が、「アイヌ模様線刻ラベンダーヒスイ石笛」
唐草紋!古代ギリシャの葡萄蔓がルーツとされているが、もっと古い縄文時代にはすでに描かれている。
線刻模様を浮かび上がらせる撮影が面白い。
横から観た図。
12月21日、横浜での「縄文の響き」に間に合ってよかった。
因みに夜の部は若干の余裕があるそうです!