ぬなかわヒスイ工房に遊びに来た後輩一家に「もののけ姫ごっこしよう!」とそそのかし、若いお父さんの顔に水で溶いたベンガラを塗った。
天然素材顔料といってもベンガラは大正時代に酸化セリュームが登場するまでは玉類の最終研磨剤にもなっていたくらいの超微粒子で、顔を洗ってもなかなか落ちないと事前に説明してあるが、子供が喜ぶならと勇気を出してくれた(笑)
興味さえあれば、糸魚川には遊びの素材が豊富。私は鉱物由来で9色、葡萄蔓で作った木炭も入れれば全10色の顔料を作っている。
胡粉で白く彩色したウナリ木
土で顔料を作ると鉱物学・美術史・歴史・工作・化学が遊びながら自然に学べる総合学習ができる。
ナショナルジオパークといっても、鉱物学や地質学以外の面白さや学びのベクトルが無いのは勿体ない。
今こそ糸魚川は縄文人のミネラルパラダイス!と声を大にして叫びたい。