気の置けない友人がボランティアに来るたびに劇的に体調が回復していくが、他者と交わる重要性を実感する。
読書は最も手軽な他者との交わりで、最近は少年時代に読んだ本をひっぱりだして読んでは、無垢だったころの自分と出逢って元気をもらっている。懐かしいはチカラ!
中学の時に読んだ北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」を今読みかえすと、平明であっても古めかしい文体からロシア文学の「ほら吹き男爵航海記」のオマージュではないかと気付く。
医学生時代のマンボウ氏は、実習で血をみて失神したことから精神科医となり、手術ができない船医としてマグロ調査漁船に乗り込み、隙をみて逃亡して海外留学をくわだてる珍道中記。
マンボウ氏は港々で夜の女たちと酒を飲みかわすが、肝心なことは酔っぱらって記憶がなくなる特技をもつ( ´艸`)
躁うつ病(双極性障害)を自認するマンボウ氏のユーモア小説と随筆は、大人になって読むと痛々しさも感じる。
体調がいい時は、自分から他者と響き合うために外食もする。
糸魚川市唯一のインド料理屋は開店当初こそ盛況だったが、我が市民は好奇心を満たしたのか最近はガラガラ。野菜カレーを注文したらチキンカレーが出てきた。
ノープロブレム!マイペンラ~イ!没关系!(メイグワンシー)と、ダイジョウブ、気にしないよと、居ながらにしてバックパック旅行の気分が味わえるのがありがたい。
このままでは閉店してしまうから、市民の皆さまにおかれましては応援してあげてくださ~いw