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「おさるのジョージ」は原点回帰の処方箋

2020年12月24日 07時16分52秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画

お上品で学識豊かなご婦人から、私がキュ✕✕✕ジョージに似ていると言われたのが10年くらい前。

英語が堪能な方なので発音が良すぎてよく聴きとれず、キューライスジョージ?なにそれ?と聞いたら、Curious(キュリオゥス・好奇心旺盛な)ジョージという子猿が主人公のアメリカの絵本のことで、髪形も行動も私にそっくりフフフと笑われた。
ちなみにキューライスは、落後「死神」に出てくる呪文「アジャタラモクレン キューライス テケレッツのパァ」のキューライスで、人は聞きなれない言葉に出会うと似ている言葉に置き換えてしまうのですな。
 
そういえば高校時代に後輩から、「ギャートルズ」のドテチンや「じゃりン子チエ」のテツに似ていると言われておりましたが、他人からはサル系に観えるらしいワタシは。
 
くだんのご婦人が個展に来てくれたので、キューライス猿問題を思い出し、先日図書館で借りたら確かにカワイイ!
 
「じょーじは、かわいい こざるでしたが、とてもしりたがりやでした。」どうですかこの簡潔で潔い文章表現。スバラシイ。
「馬のションベンみたいにダラダラと長い文章を書けばいいってもんぢゃない!それと登場人物の名前の一覧表を添付しなさいよ」と、ドストエフスキーに読ませてやりたいもんだ( ´艸`)
 
映画版アニメのDVDもいい。
 
イギリスTV番組「モンティパイソン」や志ん生の落語みたいなナンセンスジョークと物語の配分が絶妙で、大人でも笑える。
 
なによりジョージが問題を起こした時、周囲の人が大変だぁと慌てても怒らず、最後に丸く収まる世界観がいい。
 
批判と排除、都合の悪いことはフェイクニュースと否定、質問は差し控えますと逃げる・・・こんな現実世界に疲れたら、おさるのジョージで原点回帰。
 

 



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