奴奈川姫像を表紙にした自著「よみがえる女神」をお土産に、岩手の清水友邦さんご夫妻が訪ねてきた。
清水友邦さんとはクリスタルボウル演奏家の牧野さんをはじめとした共通の友人が多く、話も合う。
縄文から神話までの女神をテーマにした宗教民俗学入門書で、悲劇的な奴奈川姫の口碑伝承と考察がきちんと紹介されている。
糸魚川商工会の勉強会では古事記を元にしたラブロマンスしか教えていないそうだが、悲劇の伝説を地域振興に不都合として封印しようとしているかのようだ。
先日もそのことに異議を唱える地元の郷土史愛好家が憤って私に訴えていたが、奴奈川姫の悲劇的な伝説はネット検索でも簡単に得られる時代。
ラブロマンス説とは真逆の悲劇の伝説「小さな声」を紹介する発信力のある県外の人々がいることも確か。
親不知では能登半島も見えたし・・・。
世界最大級の102トンのヒスイ原石も見れたし・・・。
海岸にはウルメイワシも上がっていたし(笑)・・・。
奴奈川姫自害の伝説のある稚児ケ池にも行けたし・・・。
水温が高いので、湯気が立ち上った稚児ケ池を見ることもできた。
降雪で行くことが危ぶまれていた稚児ケ池に案内したが、清水さんご夫妻が糸魚川滞在時だけ晴天で、奴奈川姫が喜んで迎え入れてくれたかのようだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます