糸魚川のランドマーク黒姫山の麓、青海区在住のヒスイ職人さん「青海ひすい工房」の西谷さんが、自宅前に展示販売の店をセルフビルドした。
プレハブに玄関をセルフビルドで増設した青海ひすい工房さんの展示販売店。
西谷さんは同業者から「糸魚川で一番の勾玉名人」と称賛されるヒスイ加工の大先輩。
巨匠と評価されている西谷さんは、今でも常に技術的工夫を続け、技の研鑽を重ねる姿勢は、私の師匠分とも言える存在。
フェイスブックなどで「糸魚川ヒスイの勾玉をゲット!」なんて首都圏の人の投稿を見ると、たいていは西谷さんの勾玉だったりする。
写真を見るだけで形状と、なにより深みのある研磨で西谷勾玉と分かってしまう位に独特の存在感・・・。
高級品から買い求めやすい価格設定の品々が々並んでいた。
数年前からはシルバー加工にも取り組み、今やヒスイと銀を使った指輪やネックレスも洗練されたデザインに進化している。
いいヒスイを使っている。
その飽くなき向上心は学ぶところが多く、私も大いに刺激になる。
興味のある方、土日祝日のみ開店しているそうなので、下記URLにアクセスしてみてください。
青海ひすい工房 http://www.hisui-west.com/
青海ひすい工房開設以前からのファンです
西谷さん以外の勾玉は買う気にならない
例えば 青海ひすい工房サイトの玉類Fのkk312番見て下さい 頭部分の盛り上がった頂点に正確に位置する目とその周囲の曲がり具合 上から4枚目の背中のカーブ
西谷カーブと名付けてます 神のカーブです
こんな勾玉を作れる人は世界に一人です 古代の縄文人を超えています
ちなみにkk312は私が持ってます
ただ私は縄文人は越えるべき存在という畏れ多いことは考えませんし、西谷さんもきっとそうだと思います。
数ある石の中からヒスイを発見し、人力だけで困難な加工に挑み、勾玉の祖型を作ったヒスイ職人の偉大な先達です。
我々の今日あるのは、彼らの試行錯誤の積み重ねの上で成り立っており、リスペクトを忘れてはいけないと、と常に思っております。