顔だし厳禁の各方面の大御所の訪問が続いている最近のぬなかわヒスイ工房に、顔出しOKの音楽家が訪ねて来てきた。
ソウル歌手として活躍する物部彩花さんで、物部は芸名ではなく本名とのことで、人生初の物部氏との出会い!
石笛が欲しいと電話相談を受けた2日後に来てくれたのだけど、こういった素早い行動力のお客さんは、旺盛な好奇心をもつ現役バリバリに活躍している女性が多い。
遺跡巡りで大汗をかいた来客が、泳ぎたいというので筒石海岸にご案内。
遠浅の砂浜で岩場がある、ウネリが入り難い地形、付近に大きな河がないから濁り難く水温が高い上に、人が全然いないので、泳ぎが苦手な人でも安心できる海岸。
海を怖がる人でも水深1~2mから広がる岩場の水中写真を見せると、覗いてみたくなるのが人情で、ポイントまで浮き輪につかまらせて案内、箱メガネで海底を見せればウニやサザエが棲む竜宮城が広がる。
割れた定置網の浮きを差し出されて怪訝な顔をする客人に、「ミッキーさんの冠です!」と頭にかぶってみせると、破顔一笑。
浅間縄文ミュージアム堤館長が、フェイスブックで4万年前のドイツの洞窟遺跡から出土した最古の骨笛の投稿をされていて、その歌口(息を吹き込む部分)が鋭いV字にカットされていることに注目した。(日本にも同様な形状の歌口を持つ笛はある)
青森の上尾駮遺跡から出土した、縄文石笛の息を吹き込む部分が緩い円弧状に成形されており、これは穿孔時に発生した壁面の荒れを研磨修正した痕跡と認識していたが、もしやと思い下唇を当てる部分を円弧状にカットした石笛を作ってみたら・・・。
吹き込む息がスムーズに流れて孔に入るためか、音の厚みが増して、倍音成分が非常に豊富、柔らかくて気持ちがいい音がするのだ。
今日はヒロシマの日だが、近代戦は各国ともドローン兵器によるテロまがいの戦法にウエイトを置くようになっているようだ。
アメリカ映画「ドローン・オブ・ウオー」は、アフガンのタリバンを攻撃するドローン兵器のパイロットが主人公。
ヌナカワ姫にまつわる鬼の伝説がある。