蒼太に「Lie Down」させることが出来るようになったo-papa。
今回は、1ラウンド目から蒼太を止めることが出来るようになりました。
次なる課題は、
蒼太が、羊の周りを周る時、
近すぎて羊が必要以上のプレッシャーに耐え切れず、ばらけてしまうので、
もう少し距離を取っても、羊は動くのだということを教えます。
特に、羊が逃げて、壁際に寄ってしまった時に、
蒼太が羊を動かそうと、左右に激しく動いてしまい、
逆に、羊が怖がって、固まってしまいます。
蒼太にロングリードをつけて、
必要以上に羊に近づけないようにして、
羊が動き出すギリギリの距離を認識させます。
服従訓練をやっているo-mamaは、
リードを使う意味を充分に理解しているつもりでした。
このときのロングリードは、
蒼太が近づくと張るものの、決してショックを与えるような
使用方法ではありませんでした。
「そんなんで、意味のある使い方が出来るのか?」
疑問に思いながらも、3ラウンド目を向かえました。
3ラウンド目、
最初こそ、むやみに羊を追いかけていた蒼太ですが、
何度か、o-papaに向かって羊を連れてくる場面で、
「Lie Down」のコマンドに従うにつれ、
リードを着けられたときの距離感を、思い出したようです。
壁際に寄った羊を剥がすときも、慎重に近づき、
羊が動き出す距離を測るようになりました。
学習したというより、蒼太自身の持っている
引き出しをそっと開けてやったら、
持っていたものが出てきたような感じでした。
リードによるショックや、無理やり伏せさせる必要なく、
距離感を蒼太が理解できたのです。
「Lie Down」のコマンドも
大声で叫ぶ必要はなく、すべて必要最小限のプレッシャーで
蒼太に理解させています。
「なぜ、そんなことが出来るのか?」
(ココからは、今までの蒼太の羊追い訓練記録ですので、読みたい人だけ読んでね)
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「追う」という本能を最大限に引き出し、
この段階で、コマンドは一切使用せず、
「追う」ことを利用して、右回り左回りと
何気なく誘導することで、
蒼太が、羊をまとめているという感覚を養い、
o-papaが動くことで、周りながら蒼太が羊を連れてきているという、
認識を高めていく。
これによって、蒼太自身が、o-papaのもとへ、
羊をまとめて連れてくるんだと、自然と理解するのだ。
そこまで高まった意識の精度を磨いていく為に、
「Lie Down」のコマンドで、追いたい蒼太を、止め、
羊に対する集中力をより高める。
コマンドが入ることで、o-papaとの共同作業だということを
より明確に理解できるため、必要以上のプレッシャーは必要ないのです。
集中力が高まると、追いたい気持ちも高くなり、
羊に近づきすぎたり、動かそうと噛み付いたり、
問題も出てきます。
リードを装着することで、近づき過ぎなくても
噛み付かなくても、羊は動くのだと解らせる。
羊がスムーズに動き出すと、
蒼太は、それを楽しむように、なってくるのです。
イライラした気持ちがなくなり、安定した集中を見せだします。
今回は、蒼太のSheepdogらしい所作を見ることができ、
一つ階段を登ったなぁと、感慨深く、思いました。