to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

流動的に変化させるコミュニケーションの形

2011年11月30日 | Obedience

以前、れんしゅうしていたアジリティーのタッチ障害の部分練習ですが、

蒼太はアジリティーのレッスンでも効果が出てきましたよ。

少しタッチ障害が楽しくなってきたようです。

コマンドだけで、自分で後ろ足をタッチ部分に乗せるようになってきました。

以前は、自分で戻らないので、私が誘導して戻してました。

 

欧介もやりたがるので、自分の身体を意識して使うという意味で練習をしています。

できるようになってきたのですが、まだ今の理解度では、何度か練習すると、

自分の都合の良いようにやって「オヤツ」みたいな意識になってきます。

 

途中で、ゼンゼン関係ない「アップ」をしてごまかします。

適当に「フセ」てごまかします。

「あら、まだわかってないのかな?」って思うかもしれませんが、実はわかっています。

この後、「違うよ!!」と言う私の言葉に、ちょっと考えて。。。ごまかしてます。

そして、「ちゃんと考えなさい!!」と言う、私の強い言葉でできました♪

褒められた時の表情を見るとまた面白いのですが、ちょっと「ちぇっっ」って顔して、

素っ気なくオヤツを食べてますよね~。

これを犬が飽きたとか、やる気もないのに無理やりやらせてとかそんな風に理解してしまうと、

教えたいことが中途半端になってしまいます。

そしたら次は、犬の気分でやってもやらなくても良いってことになっちゃう。。。

だったら、私は教えない方がお互いに気持ちが良い気がします。

 

「まだ、できないのかしら?」と思って、オヤツで誘導しているとオヤツが鼻先に無いと

やってくれないと、なってしまいます。

 

ここが昨日の記事で書いた「ちゃんとやろうねっ」ってところのとっかかりなんですね。

「ちゃんとやろうね」って実はもっと奥が深いのですが、まぁ、説明と言うか、なんと言うか、

難しいんですよ。

 

この動画一つとっても、これだけの犬の心の変化と、私のアプローチの変化があるわけです。

犬とコミュニケーションを取るって、「おすわり!」「はい、オヤツ」っていう

単純なやり取りだけじゃなくて、変化し続ける流動的なものなんですね。

だから面白いっ。

欧介の「ちぇっ!」って顔わかったかな~にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

今日もかっわいいっ、欧介兄さんのお鼻をポチットしてお帰り下さいね~。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すべてはつながっている

2011年11月30日 | Agility

私はアジリティーと訓練をやっていますが、どちらもウチにとってワン達との絆を作るために

無くてはならないものです。

どちらか一方に問題がある時には、もう一方が修正の役割をしてくれているのだと思うのです。

ダンベル持来が得意な蒼太は、オビディエンスで自信が無くなったり、競技会場のざわつきに

怖くなったりすると、「ライナスの毛布」のようにダンベルに依存していました。

ダンベルさえあれば、自信のない自分も恐怖におののく自分も慰められるのでした。

「ダンベルが無くても頑張れるよ」「大丈夫だから頑張ってごらん」「ちゃんとやろうね」

依存してても何も解決しないと言うことを蒼太にわからせ、やり続けて、

少しづつ修正していったことで、アジリティーでも変化が現れた。

興奮して訳が分からなくなると、とりあえず一番自信があるトンネルに入れば

慰められると思っていたけど、そうじゃないんだってことが分かってきた。

 

羊追いで興奮してしまうと止まることができなかった蒼太が最近では指示を聞き

きちんと止まれるようになってきました。

止まれないからと言って、止まることを強制したところで、好きな羊を本能で追う蒼太には

全く通用しません。

だからこそ、別のアプローチで同じような根っこを持つ問題点を探りだし、そこを修正する。

 

あくまでも例ですが、アジリティーで興奮して走れない子に、興奮を鎮めるために

チョークチェーンで絞めあげても効果はたぶん一瞬です。

次の場面では、また興奮して「ヒィヒィ」言ってるでしょう。

治すのはそこじゃない気がするのです。

オビディエンスに取り組んでいて、逆にやる気がないなどの問題があれば

そこを治すことに取り組むことで、どちらにも良い相乗効果が表れるのです。

 

私は、問題となる行動の本質を見抜くことが大事だと思うのです。

興奮症だから仕方ない、怖がりだから仕方ない、難しい子だから仕方ない

それじゃ何の解決にもならないです。

 

それぞれの問題は違うけど、案外同じ根を持っている。

だから一方が良くなると、もう一方も良くなる。

一方が悪くなるともう一方も悪くなる。

すべてはつながってる。そう思う今日この頃なのでした。

カワイイふりして頑固者。にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

そんな欧介兄さんのお鼻を今日もポチットお願いいたします。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古都鎌倉でお蕎麦ランチ(ペット可)

2011年11月28日 | グルメ

鎌倉の由比ガ浜にある「松原庵」にランチに行ってきました。

住宅街にある古い日本家屋のお蕎麦屋さんです。

以前から興味があって、行きたいと思いながらもなかなか行けず。。。

お蕎麦好きの私としては、いつかチェックに行かなきゃ~って思っていたのです。

今日は、ランチメニューの「由比」をいただきました。

彩り7種盛り合わせ

季節の野菜てんぷら

せいろとかけが選べるお蕎麦。私はせいろを選択。

懐かしい感じの縁側のある和室でいただくお蕎麦は細くても腰があるしっかりとした喉越し。

もう少しお蕎麦の風味が欲しい感じでしたが、雰囲気を食すると言う点で、かなりイイ感じ。

前菜も一つ一つ美味しかったし、てんぷらも素材がとっても良い。

 

庭にはテラス席があって、ペットも可なので、気候の良い時にはワン達も連れて

海散歩+ランチもイイかも~~♪

一応、ストーブもあったので、寒い時でも大丈夫そうだったけど。。。

なんとなく懐かしい感じのするたたずまい。

天井が低くいのがまた、なんとも懐かしい。

日本人って小さかったんだ~なんて思ったりして。私だと鴨居にギリでぶつからないけど、

もう少し大きい人だと、おでこがぶつかっちゃうよね。

この建物を見るだけでも満足感があります。

 

由比ガ浜通りを散策して、「井上蒲鉾店」で梅はんぺんを買って帰りました。

実家近くの大磯にある同じ名前の蒲鉾屋さんとは違うみたいで、

大磯のお店の四角いはんぺんは生で食べることができる美味しいはんぺんなんだけど、

これが欲しくて寄ったら、違う蒲鉾屋さんだった。。。

こちらの梅はんぺんも生で食べることができます。

ちょっと蒲鉾っぽかったけど。。。夜のビールのおつまみになりました。

 

ワン達はお留守番だったので、帰ったらいつもの広場で思いっきり遊びました。

今度は一緒に行こうね~。にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

今日も欧介兄さんのお鼻をポチットしてお帰り下さいね~。よろしくお願いします。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

集中を自分で作って!!

2011年11月28日 | Obedience

先日、訓練所で、O先生とW先生に秋季訓練競技会のビデオを見ていただきました。

やはり問題は、蒼太の集中をどのように作るかでした。

とは言っても、普通にみたら十分な集中なんですが、もう一つ上を目指したい。

 

今、現状は、蒼太がよそ見をしたり、気がそびれたりするときには、

「こっちを見て!」とか、身体の誘導でこちらに注目するように、誘う方法を使用しています。

以前の記事にも書きましたが、「失敗しても良いから、失敗したら教える」

この部分をやはりきちんとやって行かないといけないのだと思います。

最近は、少しづつですが、身体での誘導を無くしていくように努力しています。

そして、蒼太にはきちんと「やらせる」と言う部分の強化をしています。

 

具体的には、チラッとよそ見をするようなら、声かけよりもリードショックで対応します。

これが苦手なんだな~。ついつい、タイミングがずれたり。。。

今まで、ほとんどショックを使わずに、ここまで来ちゃったからね。

 

では、何故そこまでして集中させたいかと言うと、やはりよそ見をしたり、

キョロキョロと首を振ったり、匂いを嗅いだりって言うのが、蒼太と私の演技を見直すと、

妙に目立ってるからなんです。

蒼太は良いところは際立って良いのですが、その分、良くない部分が非常に目立つ。

 

訓練競技会は、演技の一つなので、細かく言えば、指導手の猫背だって気になる。

普通に歩いている人が多いけど、やはり犬が良く見えるための歩き方を研究するべきなのだ。

どちらの足からスタートして、自分がどんな風にターンをしているのか、を見直してみると、

案外、誘導的だったり、ターンが大きかったりします。

犬が良くやってるのであれば、良く見えるように、それを考えるのが指導手の

役目だと思うのです。

 

他の犬だったら、問題にならないことでも、蒼太の手足の長さだったり、

脚側停座したときの美しさだったりが、逆に問題点を強調しているともいえるのです。

その犬なりの表現と言うものがあるので、蒼太の問題点が他の犬でも問題点かと言うと

そうでもなかったりするのです。

 

キョロキョロやチラ見は、気持ちがあと今一歩、集中できていないせいのようです。

今やっているのは、脚側行進の1歩目をとにかくMAX集中させる!!という練習を

しています。

今までは、「見て!」と言う気持ちを込めて、注目をさせてから「アト」と声をかけていましたが、

ここを、「アト」と言う声がかかったら、蒼太が集中を自分で作って1歩目が出せるように

したいのです。

細かいことかもしれないけど、こだわりたい。

何年もかけて取り組んできた脚側行進での「上を向いて歩く」これを完成させるためには

「集中」これがターニングポイントだと思うから。

欧介兄さんのST出陳計画、にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
着々と進行中~♪今日もお鼻をポチットして下さいね

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JKCアジリティー競技会@平塚(クラブ)

2011年11月26日 | Agility

(写真はハルパパさんが前回のOPDESで撮ってくれたものです)

今日は、初3度の洗礼を受けてきました~。

JP3は拒絶1失敗1で8席35.88秒。

AG3は、バー3本で失格~。

出陳数が3度ラージクラスは20頭と少なかったので、失格しても最後まで走らせてくれました。

3度クラスの犬たちは、みんな関西方面で開催されてる競技会に遠征してるのね~。

あまりの少なさと、やっぱりトップハンドラーの人たちがいないと雰囲気もゆる~い。。。

見ごたえも今一つでした。

初3度は、全く検分してもノープランだろうと覚悟していたのですが、一応どう走れば良いかは、

見えていたので、ちょっと安心しました。

そして、JPはなんとか完走はできたし、AGは失格しちゃったけど、

ヘンなところもあるけどなんとか走れたから、とりあえず良かった事にします。

JP3動画↓

AG3動画↓

 

蒼太とアジリティーを始めて3度にあがるまでは本当に長かったので、

今日この場にいられることが、本当にうれしかった~。

そして、1度の時も2度の時も、蒼太とどう走ったらいいのかわからないままやり続けた。

不安だったし、先が見えなかった。

昨日までは、私に3度を走る資格があるのだろうか。。。なんて弱気になってました。

検分してなんとか頭の中にプランを持つことができたので、安心しました。

あとは、なんとか形にしていくだけです。

できる気がしなかったAGの失格した部分も、これから練習すればできるようになる。

そう思えたのははじめてかもしれません。

「蒼太も私も成長したんだなぁ。。。」と車に戻って、暮れていく空をしばらく見つめていました。

さあ、また一歩前に進もう。

ていうか、ウチに帰ろう!!眠い~~だね。

欧介兄さん、久々の競技会場でしたにほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

ウロウロしただけだけど、みんなにかわいがられて良かったね。今日もポチットお願いします。

 

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ペットシーツ騒動」勃発!

2011年11月25日 | 日々の出来事

明日は、JKCのアジリティー競技会@平塚です。

初3度なので、あまり気負わずに、完走を目標にやってきます。

 

昨日の夜、「そうだ!ペットシーツを買いに行くの忘れた~!!」って気付いちゃった。

あと3枚。。。明日の朝、欧介と蒼太で1枚づつ。。。夜もするでしょ。。。

キャー、足りないっっ

 

ウチは2頭とも男の子なので、まさかの足あげチッチに対応して、壁にもシートを貼ってます。

蒼太くんは、決まったスタイルで必ず足をあげてします。

欧介兄さんは、お外ではマーキング王なのに、家の中では足をあげないでします。

時々、思ったより量が多くて、「止まんないよ~」ってときには、5枚敷いたり貼ったりした

シート全部にグルーっと足をあげる時がある。

そうなったら、どうしよ~~

結局、夜は珍しく2頭とも1回づつして寝ちゃった。

あと1枚だけど、壁に貼ってある分が2枚あるし、大丈夫だよね~って思ったら、

今朝の蒼太くん、超~大量~~2枚使いやがった!

その上、チッチを踏んで、足跡のついた残りのシート。。。

 

ちなみに欧介兄さん、超きれい好きなんです!

少しでもシミのあるシートにはしませんっ!!

何度か、シートの上に乗っては足跡の匂いを嗅いでは「うっ。。。」って顔して、

アピールするんだけど、「ないのよ~~」

そんな欧介を前に、土下座級の平謝りの私。。。「すみませんでしたっ!忘れました!!」

 

開店と同時に買いに行きましたよ。

急いで帰ってきて新しいシートを広げ、ホッと一息。

欧介兄さんの厳しいチェックにドキドキの私。。。「OK~」の表情に再び安堵。

でもね、しないのよね。。。チッチ。

きっと怒ってるよね。

 

夕方いつもの広場に行くと、猛ダッシュで超遠いところまで全速で走って行って、してましたぁ。

そ、そんなに我慢しなくても。。。歳なんだから身体に悪いですよ。

「お前のせいだぁーっ!!」って顔して走って戻ってきて旋回して「うっ、うっ、」って

文句言ってました。

「本当に!!ゴメンナサイっ!」

欧介~仲直りしてね。にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
今日も怒りんぼうの欧介兄さんのお鼻をポチットしてお帰りいただけると嬉しいです。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬に対する「思い」の違い

2011年11月24日 | 日々の出来事

たまたま犬の保護活動をなさってる方とお話をする機会がありました。

「保護した犬が、咬みつき犬だった時って引き取り手は見つかるの?」

と超初心者的な質問をしてみました。

すると、意外な答えが。。。「そういう犬を受け入れたいと言う人もいるのよ~」

「人の犬に対する思いはそれぞれだから~」

咬まれても受け入れられるんだそうです。

 

私のまわりには、つい最近まで同じ方向を向いた人しかいませんでした。

服従訓練をしたり、アジリティーをしたりディスクをしたりと、犬を楽しませるために

一緒に何かをし、それをすることが生きがいのような人たちです。

犬が人に対して牙をむくなんて、お互いに楽しくないし、犬にとっても何かしらのストレスがある

と理解し、それを無くすための努力を惜しまない人たちです。

 

私は、ふと、どちらも間違ってないんじゃないかって思いました。

 

咬みつくという行為に対して、ストレスに立ち向かうのが私の考え方だけど、

そのストレスを受け入れるってのもまた別の考え方としてあると言うことなのだ。

 

どちらも飼い主にとって納得のできる犬との生活であれば幸せなのだろう。。。

 

それでも私はどう見方を変えても、咬みつく犬との生活は考えられません。

昔、欧介兄さんが咬みついてたころの事を思うと、やっぱり咬みつく犬は

大きなストレスを抱えてて、その状態を変えてやりたいと思うからです。

何をもって咬みつくのか?その原因をつきとめ、怖がってるのであれば、

メンタル面の強化できるトレーニングをするし、力を見せつけたいのであれば、

そんなことをしなくても良いんだよとしっかりと教えるでしょう。

 

だからといって、咬みつく犬を心から受け入れ、愛情を注ぐ人たちをバカにしたり、

そのやり方を批判したりするのはやってはいけないことだと思っています。

逆もしかり。。。私たちのような服従訓練をしたり、アジリティーをしている人たちを

あざ笑ったり、中傷したりして欲しくない。

 

人と違う自分の存在をもっと誇りに思うべきなのだと思うのです。

自信がなかったり、他人を意識しすぎては、自分や自分の考え方を愛せない。

不安になるから、人の考えにとやかく言いたくなる。

 

世の中、いろんな考え方や意見の人がいて当たり前なんですよね。

最近、犬に関していろんな方向を向いた人達が私のまわりに増えてきて、

面白くなってきました。

みなさん、それぞれに犬の事を真剣に考えている人たちです。

良い刺激を受けて、私自身成長していけたらいいなと思っております。

どんな道もつながってるんだね。にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

今日もカワイイ欧介兄さんのお鼻をポチットしてお帰りいただけるとありがたいです。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬の優位性・支配性

2011年11月23日 | Obedience

服従訓練やアジリティーをしていると、犬の面白い行動を目にする時があります。

良くいわれる、犬が優位に立とうとしているという場面です。

私は、個人的には犬の支配性とか権勢とか、そんな風には思いませんが、

単純に言ってしまうとそうなるのかもしれません。

 

先日も書きましたが、蒼太のアジリティーでのスタート地点でズリッと前に出る。

これは、この状況を仕切りたい、言い方を変えれば、支配したい気持ちの現れです。

でも、私を支配したいとは考えていない。。。たぶん。。。

アジリティーを自分のタイミングでやりたいのでしょうね。

好きなトンネルに何度も入りたいとかね。

 

オビなんかでも、ダンベルを咥えてカミカミする。

本当は落ち着いて咥えていないとダメなのにわざとカミカミして、自分のものだとアピールする。

しっかり咬んで咥えていないとダメな理由は、ここにあるのですが。。。

この場を支配して、優位に事を運びたいだけなのです。

 

「優位に」とは、ただ単に「自分に都合が良いようにしたい」のだ。

 

そういうところがカワイイのだけど、そうも言ってられない。

このカワイイ抵抗を許しちゃうと、次からはこれでOKと犬は理解してしまうから。

 

普段の生活では目立たないことかもしれませんが、訓練競技やアジリティー競技では、

小さな芽が大きくハンドラーとの関係を左右することになるのです。

 

一般的に言われている優位性や支配性とは少しニュアンスが違う感じですが、

私は犬が人を支配したいと思っている訳じゃないと思うのです。

ただ、都合の良い存在であったらイイなぁって思っているのかもしれません。

ちょっぴりオスワリしたらたくさんご褒美がもらえるとイイなぁとか・・・

メンドクサイことしないで、ご褒美欲しいなぁ・・・とか。

 

もしも、私が蒼太の思うように都合の良い存在になっていたら。。。

アジリティーは好き勝手に走って失格でしょう。

そしてもう一つ大事なことは、欲求の強い犬である蒼太は精神的にわがままで

何でも思いどおりになると勘違いした犬になってしまう恐れがあるということ。

 

自制を学ぶということは、犬にとっても大事なことだと私は思ってます。

服従訓練やアジリティーを犬と一緒にするということは、犬が楽しんでいないとできませんが、

楽しませるだけでは、いつか大きな壁にぶつかります。

そこで辞めて行く人が多い。

なぜなら、都合の良い存在であることを辞めなければいけなくなるから。

ご機嫌取りしてた自分を認め、犬のタイミングで楽しくやってた事を、

こちらのタイミングでやらせなければならなくなるから。

途端に犬はやる気を失い、(正確には失ったふりをする)それに焦った飼い主が、

元通りにしてくれるのを犬は期待しているのです。

これも、巷で良く言われている支配性と言われるものの一つです。

支配したいと言うより、私はあわよくば「やめてくんないかなぁ」って思ってるだけだと思うけど。

やめちゃったらそこで関係の構築はストップしてしまうのです。

「やめないよ」「ちゃんとやってみようね」これが重要なんじゃないかな。

 

優位性、支配性って、ひとくくりにしないで、その場その場で犬の気持ちに置き換えてみると、

意外とかわいらしい犬の気持ちが見えてくるんですよね。

カワイイけど許さないわよっにほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へとは言っても。。。

欧介兄さん!あなたのカワユサにメロメロな私。今日もポチットお願いします。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの日があったから今がある

2011年11月22日 | Agility

蒼太は2年ほど前、私と全く走れなくなってしまった犬です。

その当時は、blogにはあまり書きませんでしたが、かなり悩んでいました。

 

蒼太の俊足に私が先回りをしようと走れば、バーを跳ばずに私の方へ引き寄せられるように

走り込んで来てしまうし、私が合わせて走れば、バーは跳ぶけどすぐに追いつけない事態に

なってしまう感じでした。

その上、走り出して興奮してしまうと、トンネルを探して突っ込んで行ってしまうので、

全くコントロールがききませんでした。

その頃、オビでは「会長賞」をいただいたりしていたので、

アジリティーでコントロールが効かないのはオビディエンスができてない

せいばかりとは言えず、どうしたら良いのか、途方に暮れてしまっていたのでした。

 

2年前の12月の競技会でJP1を走った時でした。

1本目のバーを越えた蒼太の眼の色が変わって、もう、やりたい放題で

なんとかコースに戻して走っても次の展開には間に合わず、結局失格してしまいました。

同じクラブだった方たちには、「蒼太は言うことを聞いてるのにね~、あともう少しなのに。。。」

って励ましていただいたりしたんだけど、一緒に走ってる私にはどうしてもそうは思えなかった。

「蒼太が勝手に走ってる。。。」そんな印象しか残らなかった。

実は、走り終わった後に、どうしたらいいのか分からなくなっちゃってた私は、

蒼太を思いっきり責めた。

私は、今でもあの時の気持ちとあの時の光景を鮮明に覚えています。

あとにも先にも、あんなに犬を責めたことはないから。。。

辛かった。。。ただただ、辛かった。。。

2走目のAG1は、さすがに蒼太も冷静になって走ってた。

皆には「良かったよ」って言ってもらったけど、ゼンゼン嬉しくなかった。

帰りの車、運転しながら涙が止まらなかった。。。散々泣いて、

そして、もう辞めようと思った。

 

数日後、今のS先生が心配してくださって、以前一緒に練習をしていたジャック仲間の

Mさんを通じて声をかけていただいて、今のクラブに通うことになったのでした。

最初は、「落ちるところまで落ちたんだから、そうそうできるようにはならないだろう」と

諦めていました。

熱心に指導していただいていて先生には申し訳ないけど、ハッキリ言って、

「どうせまたダメだ」って思ってました。

「ここでダメだったら、諦めもつく」そんな気持ちでした。

 

でも、練習をしていくうちに、心の隅っこですが、諦めきれない気持ちがチクチクとして、

だんだんと大きくなっていきました。

結局S先生のところで、1年近く、蒼太を最初から作りなおしていただきました。

私が先に走っても「ハードルを跳んでくるんだよ」という本当に初歩から蒼太に教え込みました。

私の走行ラインが多少悪くても指示があれば、「跳ばなくてはいけないんだよ」と

ヒール、ディス、オーバーすべての跳び方について教え込みました。

何気なくやってることすべて教え、できないことすべて教えました。

最初は、いつまで、何処まで教えれば走れるようになるの??って不安にもなりました。

暗闇の中をやみくもに走っている気がして、何度も気持ちが折れました。

あの最低の一日があったから、折れても落ちる場所はありませんでした。

でも、一歩づつ結果を出しては、「あぁ、こんなことができるようになったのか。」と

蒼太の変化を嬉しく思い、結果が出なくても課題が見えてくるようになっていきました。

 

2年目に入ったころから、1度から2度へクラスもあがり、今年はOPDESで6月に3度、

JKCで今週末から3度にあがります。

 

今は、諦める気持ちなど全くございませんっ!!

行けるところまで行く!!前向きです。

2年前のあの日を忘れず、教訓として、蒼太と築きあげてきた2年間を基礎に

これからも走り続けて行こうと思ってます。

とりあえずの課題はバックスイッチにほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

今日も欧介兄さんのお鼻をポチットしてお帰り下さいね~。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DNAに刻まれたもの

2011年11月21日 | 日々の出来事

牧場には、いろんな生き物がいます。

羊だけじゃなくて馬や牛、アヒルなんかもいます。

 

羊でも白い毛の子や茶色い毛の子、種類も違うんですよ~。

この子たちは、薄汚れているけど、白い毛の子です。種類はたぶんコリデール種。

日本では、サフォーク種(顔が黒い子)とこのコリデール種が多いみたいです。

 

こちらは、マンクスロフタン。

本国イギリスでも数が激減してしまった絶滅危惧種なんですって。

立派な角が4本ほど頭に生えています。

 

この羊さんの保護のために里親制度というシステムもあるそうです。

毛刈りの時に自分の里親になった子の毛がいただけるそうです。

私たち、羊毛を使ったクリエーターにとってはちょっとテンションの上がる制度なんですよ。

フェルトには毛質が太いのでむかないため、里親にはなっていませんが、

牧場に来るとこの子たちを見に行くのが楽しみなんです♪

 

欧介兄さんと牧場内を散歩していると、ロバがいました。

お互いに鼻先をくっつけて匂いを嗅ぎ合います。

次はシマウマ。

ジャックラッセルは基本的に牧場、農場で飼われていることが多かった犬です。

害獣、いわゆる鼠やキツネ、アナグマを駆除するお仕事についていました。

そのせいなのか、欧介は馬や牛といった大型の家畜を恐れることはありません。

でも、アヒルに関してはちょっと目つきが違う。。。若干ハンターモードに入ってます。。。

狩るまでには至らないけど、興味の持ち方が違う感じ。

牧場内の側溝にも異常な好奇心を発揮するので、たぶん鼠かなんかの匂いを

取っているのだと思います。

 

マンクスともチュッチュのご挨拶。

本能と言うものは、本当に面白いですね。

教えたわけでもないのに、ある特定の生き物に対して、本能を掻き立てるスイッチが入る。

本能の本来の姿をみると、ボーダーコリーが車やバイクを追って困るなんて言うのを聞くと

本当の本能の使い道を、犬も飼い主も間違ってしまってるんだろうなぁと思うのです。

もちろん、本能を呼び覚ましてしまうと、普通に生活するには問題行動となってしまうことの

引き金になってしまうこともあるので、取り扱い注意でもあるんですが。。。

私はお仕事をしていた犬たちが、理性を失うほどの本能をむき出しにしていたとは思えない。

もしかしたら、正確には本能とは言わないのかもしれませんね~。

犬種特有の能力と言うべきなのかもしれません。

 

私は、たとえ厄介で取扱注意であっても、私の犬たちのDNAに組み込まれた本能(能力)を

見てみたいと願う飼い主なのでした。 

完全に犬ばかな飼い主ですがにほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

今日もお帰りの際には欧介兄さんのお鼻をポチットしていただけると嬉しいです。

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする