to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

バックスルー

2011年04月27日 | Obedience

欧介兄さんに、「バックスルー」を教えて、ほぼ1カ月。

今までになく早い完成~♪

「バックスルー」とは、欧介をo-mamaの前に正面停座させて、

バックスルーのコマンドのもと、欧介が身体をくるっと反転させて、

後ろ向きでo-mamaの足の間をくぐっていくというもの。

↑の写真は、後ろ向きでくぐる時。

↓の写真は、後ずさりながらくぐってる最中。

欧介は、覚えるまでに時間のかかる子だ、と、思っていた。

でも、最近わかってきたのは、わからないことを時間をかけて丁寧に教えられるのが

ただ単に苦手だったようです。

「こうしてみようか~?」とか「こうしたらできるかな~?」みたいな

犬に譲歩して交換条件みたいなことをされると、欧介的には、

「何をさせたいの??」ってどよ~んとしちゃうようです。

身体を反転させるってのも、「ディス」や「ヒール」で右左1回転できるので、

欧介としては、半分しか回らないと言うのが、最初は納得できない。

以前だったら、半回転をわからせるために、おやつを使ってとか、

たまたま半回転のときに褒めるとか、策を巡らせていました。

しかし、長引けば長引くほど、訳のわからない状況が続くので、嫌になってくる。

最近は、単純明快に、まず半回転を教えるのに、リードを使って、グリンと回し、

足の間にリードを引き込み、後ずさりをさせ、できたら「欧介~、天才~~」って

褒めまくってご褒美。

最初は、何をされてるのかわからない顔をしていますが、お構いなしにやらせては

ご褒美を繰り返していくうちに、身体の力が抜け、リードが緩み始めます。

毎回、無理やり引いてたリードを補助的に使うようにして、コマンドを刷り込みます。

リードを使わずにやってみて、回転不足で足の間に身体が入らないときは、

手を添えて誘導するとかして、少しづつ強い誘導を少なくしていきます。

コマンドだけでやってみると、最初は「??」って顔してるけど、

「大丈夫~、できるよ~」と励ましながら、コマンドを言い続ける。

身体が少しでも回転の方向に動いただけで、「そうだ~」とか「よし」とか言って、

とにかく励ます。

練習を終えるときは、できなくても、たとえレベルを下げても、

できたことを心から褒めてあげて終わりにする。

 

巷では、リードを引いただけで強制だとか、やる気のない犬ができあがり~

みたいなことを言う人もいるみたいだけど、そんなことはないのよん。

 

できるようになった今、欧介は、後ずさりするときに、興奮して「ウッ、ウッ。。。」と

小さく声をだして楽しそうです。

こんな笑顔で見つめてくれます。

また一つ、心が近づけたね~、欧介~。

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭仕事

2011年04月24日 | Gardening

天気の良い日は、庭仕事をしたくなります。

去年の春から、本格的に取り組み始めたガーデニングですが、

今年は、去年新しく植えた植物が成長したり、春になってまた芽を出してきたり、

楽しみが増えています。

中でも、o-mamaが大好きな植物、ホスタ(上の写真)が芽を出し始めて、

日に日に葉っぱの数が増えていきます。

キレイな葉っぱが素敵です。

↓ここは、o-mamaが作ったシェードガーデン。

日の当らない金木犀の木の下に、溶岩石を配置して、アジュカやヒューケラ

斑入りツルニチニチソウなどでグランドカバーをしました。

↓こちらは、カシワバアジサイ。

これって、花芽なのかな?

去年は、花が咲いた状態で買ってきて植えたので、

今年始めて、o-mamaの庭で花を咲かせる予定。

楽しみ~~。

↓こちらは、コデマリです。

去年やはり、小さい鉢を買ってきて植えました。

o-mamaの実家には、雪やなぎが春になると盛大に咲きます。

この小さな白い花がo-mamaは大好きです。

ウチの庭には、コデマリを植えようと決めていました。

花芽がたくさん!

↓こちらは、ブルーデイジー。

ほっておき過ぎて、伸び放題になってしまい、先日剪定したのですが、

花芽ができ始めていたので、伸びすぎた枝の先に花が咲いてしまい、

見た目がとってもみすぼらしくなってますが、ドンドン花が咲いてきてるので、

根っこは元気そうです。

↓こちらは、岩松です。

冬の間は冬眠するんですよ~。

緑の葉っぱがくるっと丸まって、イソギンチャクがきゅっとした状態になって、

冬眠しています。

雨が降って温かくなってくると、葉っぱが広がって、不思議な植物です。

↓こちらは、モッコウバラです。

玄関前のアプローチに鉢植えで置いてありますが、

他のお宅のモッコウバラはとっても元気なのに、ウチのは葉っぱの数も花芽も

少なくて、ちょっとしょぼい。。。

鉢が小さいのかな~?あまり大きな鉢も置けないし。。。花が終わったら考えよう。

 

庭木も、去年はバサバサと切っただけでしたが、

今年は、古い枝や葉を剪定して、葉の重なりをなくして、風が抜けるようにしました。

手間はかかるけど、樹形を考えながら、剪定すると、あまり好きじゃなかった庭木も

なんだかかわいく思えてきました♪

 

庭も、去年よりは今年の方が、o-mamaワールドになってきた。

家って、こうして少しづつ愛着が湧いてくるんですね。

Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨でも遊ぶ!

2011年04月23日 | 日々の出来事

訓練やら、アジリティーやらと犬と真剣に遊んでいると、

雨がさほど気にならなくなる。

というか、雨の日は、広いグランドがo-家貸切~♪だったりして、

良いこともあるのだ~~。

 

だけど、、、遊んだ後の、、、過酷なケアが待ってます。。。

特に、蒼太くんのシャンプーは腰にくる。

今日は、土曜日でo-papaがいるので、おもいっきり遊んでいいよ~~

と、気づいたら、写真のように白い胸まで泥はねして、すごい状態になってました。

がんばって!!o-papa!

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

血液検査の春

2011年04月22日 | Health

o-家では、毎年春になるとワン達の血液検査をしています。

欧介兄さんは、過去に「肥満細胞腫」という病気にかかり、2度手術をしているので、

年に2度は必ず血液検査をしています。

今回の結果は、

(蒼太)

去年は、前日に激しい運動をしたために、一つだけ高い数値を示すものがありましたが、

今年はそれも正常値だったので、問題なし。

(欧介)

去年、夏の血液検査では、肝臓の数値が高いと言うことで、

川崎にある「高度医療センター」に紹介状を書いていただきました。

検査結果は、数値は高いが、腫瘍などの所見はみられないということで、安心したのですが。

今回は、その数値がさらに倍近く上がってました。

レントゲンとエコーでさらに細かい検査をすることになりました。

結果は、胆石があるらしい。。。

去年も同じ診断だったので、とりあえず安心したのですが、

数値的には少し悪くなってるみたい。

離胆剤という胆道の流れをよくするお薬を飲んで、3ヶ月後にまた検査することになりました。

 

先日、前足の脇のところにできていたニキビは、

1か月くらいしたらキレイに治ったので、ホッとしていたら、

今度は、肩甲骨の間のところに、またまたポチッと出来ちゃった。

今回も、「肥満細胞腫」では無かったので一安心。

皮膚の新陳代謝が悪くなってきているみたい。

老化。。。考えたくないけど、受け止めなきゃいけないと感じることが次々と起こる。

しっかり受け止めて、欧介に負担がかからないように、注意を払ってあげないとね。

 

午前中病院に行き、検査のために午後お迎えに行くと、写真の笑顔で迎えてくれました。

「きゃ~、欧介く~ん、かわいい~~」と写真撮りまくりのo-mamaでした。

Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜エビと生シラス

2011年04月13日 | グルメ

先週、土曜日、沼津に行ってきました~。

他の用事で行ったのですが、ここまで来たらおいちい物を食べて帰らないと~~

今が旬の桜エビ

そして、新鮮じゃないと美味しくない生シラス~~

場所は、沼津港の「かもめ丸

始めてのお店だったので、いきなり桜エビとか生シラスが乗ってる丼ぶり物で

失敗するといやだなぁ。。。なんて思って、o-mamaは「刺身盛り合わせ定食」

生シラスと桜エビがちょこっと。。。

他の量が多かったので、お腹一杯で追加注文ができず、

 桜エビのかき揚げとか、食べたかったものが食べれず。。。

生シラスが、生臭くなくて、ほんと美味しかった~

次回は、「ぬまづ丼」とか頼んじゃう!!

そして、o-papaは、「おまかせにぎり寿司」

値段はそこそこ高いけど、量が多いのとお魚が新鮮だったので、

大満足でした

Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

救助犬への道(隠れている人を探す)

2011年04月12日 | 救助犬

昨日の続きをお話しましょう。

 

いよいよ、瓦礫の中にいる人を探すのですが、いきなり隠れても犬は探せません。

まずは、告知BOXという箱の中に人(遭難者)が入るのですが、

入り口を開けたまま入って、犬にもその状態を見せます。

しゃがんだ状態でやっていたことを、箱の中に身体を入れている人を探すわけです。

これだと、まだ探してるという感じはしませんね。

これを根気強く繰り返すことで、犬の探したいと言うモチベーションを上げていくわけです。

 

いよいよ箱の扉を閉めていくのですが、やはりいきなりは閉めません。

遭難者が入って行く様子を犬は見ています。

扉は少し隙間を開けておきます。

犬が駆け寄ると、隙間から遭難者をすぐに確認できるようにします。

 

箱に慣れてきたら、別の場所にも隠れます。扉は少し開けて。

これを繰り返すことで、犬は狭いところに閉じ込められている人を探すのだと

理解していきます。

姿が見えなくなることで、鼻を使うようにもなっていきます。

最初は、隙間から目視して吠えていますが、徐々に効率よく探すために鼻を使いはじめます。

犬が、自分自身の素晴らしい能力に気付く瞬間でもあります。

ワクワクしますね。

 

少しづつ、犬には見せないで隠れるとか、扉を閉めるとか、

少し難易度を上げて、瓦礫を乗り越えた先に隠れるなど、

いろんな状況を想定しながら、訓練をしていきます。

難易度を上げていくと、当然、仮想遭難者に到達できるまでの時間が長くなり、

モチベーションが保てなくなってくる可能性もあります。

仮想遭難者に指示をして、声をかけて、犬にヒントを与えてあげることもします。

姿は見えずとも、声を頼りに探し出せたことで、犬にとっては引き出しが増える訳です。

 

救助した時は、仮想遭難者に十分に褒めてご褒美、または遊んでもらうようにします。

その際、ハンドラーは、声をかけたり褒めたりせずに、あくまでも仮想遭難者にまかせます。

これは、探すことと探し出したことで、報酬を得られたと犬に思わせるためです。

目的の強化ですね。

ハンドラーが褒めたり、ご褒美をあげると犬はあくまでも

ハンドラーのために働くという意識になりがちです。

ハンドラーに対する依存度も高くなりかねない。

目的は、救助ですから、救助する喜びを犬が感じることができるようにします。

 

災害救助犬になるために欧介としてきたことのほんの1部分を書いただけですが、

少しでも興味を持っていただけると、うれしいです。

 

今回の震災で海外からも多くの災害救助犬がやってきて被災地域で活動をしました。

日本の災害救助犬の活動も報道などで紹介され、注目を集めています。

「ウチの犬も救助犬に」と、思っていただいている方もいると思います。

しかしながら、救助犬の育成は時間がかかります。

日々積み重ね、根気強く努力をしていかなければならず、大変なことです。

被災地の復興も長期に渡ることと思われます。

今だけじゃない、1年後も2年後も続けていく支援が必要です。

もしも、継続していく支援をと考えていただけるのであれば、

災害救助犬の育成もそのひとつだと思います。

 

欧介兄さんは、次回また救助犬の試験を受けれるかどうかはわかりませんが、

体力の続く限り、精神力の続く限り、欧介が捜索したいと思っているかぎり、

かかわり、継続していくことができれば、それも協力・支援の一つなのかなと思っています。

 

RDTA救助犬訓練士会http://www.rdta.or.jp/

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

欧介はどうやって災害救助犬のはしくれになったか?

2011年04月11日 | 救助犬

欧介兄さんは、8歳の時から災害救助犬の適性試験を受けて、

瓦礫部門と広域部門の両方に合格しています。

だからと言って、救助犬として活躍できるかと言うと、

ココからさらに何段階の試験を受けないと、最前線で働く犬にはなれません。

欧介兄さんの年齢を考えると、今既に10歳なので、

もうステップアップは、考えたくても考えることができません。

今回のような大きな地震が起こると、災害救助犬の育成の重要性をさらに感じます。

また、これから災害救助犬を育ててみようと思った方も多いのではないでしょうか。

では、欧介兄さんがほんの少しですが、挑戦した救助犬への道をお話しましょう。

 

前回の記事でもお話したように、犬と何かチャレンジしていくために

何よりも必要なものは、オビディエンス(訓練)です。

訓練は、形だけ整えるような訓練じゃなくて、犬の強い集中力を育てるための

訓練をしなければいけません。

欧介兄さんは、おやつに対して、物凄い執着心がありました。

ボールが好きな子は、このボールに強い執着を持たせるようにしていきます。

強い執着は、そのものに対して強い集中を作ります。

その集中力を養うためにおやつやボールに執着させるのです。

(執着しすぎて、唸ったり攻撃したりする問題は、また違うお話なので、ここでは触れません)

 

災害救助犬の場合は、生きている人を探すと言うのが目的です。

まずは、吠えて、生きている人がいることをハンドラーに知らせることを教えます。

「吠えろ」などのコマンドで犬が吠えることができるようにします。

よく吠える犬なら、吠えた時に、普通なら叱るところを、めちゃくちゃ褒めてご褒美~。

その時に「吠えろ」などのコマンドをかぶせていくと、指示で吠えるようになります。

吠えない犬の場合、先ほどのおやつやボールに対する執着を利用して、

興奮させ、「ウゥ・・」と、なんとか声を出させます。

それを根気強く褒めていくと声が出るようになります。

犬は吠えることでより興奮をしますので、救助犬のような強い集中を必要とする作業の場合、

人を見つけた時に吠えることで、その集中から一気に解放される意味もあると思います。

どうしても吠えることができない犬の場合は、また違った告知の方法もあるので、

諦める必要はありません。

 

指示で吠えることができるようになったら、人(遭難者)が、おやつやボールを見せながら、

しゃがむなどの低い姿勢をとり、ハンドラーは犬をあおります。

人(遭難者)のところに犬が行きたい!行ったらおやつがもらえるボールで遊んでもらえると

強く思わせることで、救助犬への1歩が始まります。

この時、人(遭難者)が低い姿勢をとるのは、瓦礫などの狭いところに閉じ込められている

場合を想定しています。

犬は、閉じ込められている人や、自分を探して欲しいと願っている人の

匂いを嗅ぎわけるようになっていきます。

捜索現場では、多くの人が遭難者のために活動します。

その人たちに執着しないように、犬を作っていくわけです。

この部分は、犬の嗅覚の素晴らしい能力の一つですね。

 

そして、人(遭難者)を探したいという欲求を最大限に引き出しておく必要があります。

それは、先日蒼太のアジリティーの記事で書いたように、

1点を貫いてしまうと、弾けてしまうような爆発的な集中を作ると言うことなんです。

天才と何とかは紙一重と言うやつですね。

薄紙一枚を残して、最大限に興奮させて集中させる。

救助犬は、過酷な現場で働かなくてはいけませんので、

メンタルな部分でも強くなければいけません。

「探したい!!」という強いモチベーションを作っておかないと、

長時間の作業では身体も、精神も、もたないのです。

欧介の場合、この時点で、「探せ!」という言葉を聞いただけで、

「ひぃぃ~~~」と声をあげ、武者ぶるいをして、気が狂ったように暴れて、

人(遭難者)のもとへ行こうとしていました。

ハンドラー(o-mama)は、欧介の首輪を掴んで必死に「探せだよ~」と、じらします。

おやつを持っている人(遭難者)がおやつを見せながらしゃがむので、

欧介はすっ飛んで駆け寄ります。

そこで、「吠えろ」と言ってもらい、吠えたらご褒美~を繰り返します。

 

欲だしは、このように最大限に行わなければなりません。

救助犬の場合、ハンドラーの指示のもと探すのはもちろんですが、

犬の自立心も必要になってきます。

なぜなら、ハンドラーの指示のもと、何百メートルも離れた場所を探すことも要求されます。

ハンドラーに依存している犬は、離れたがりません。

自立は、強い欲求とオビディエンスによって養われます。

救助犬の試験に服従作業(オビディエンス)や熟練作業(梯子渡りや障害飛越など)

があるのは、ただ単に言うことが聞けるというだけじゃなくて、

犬の自立を促す、自立を育てるという意味もあるんですよ。

だから、オビディエンス一つとっても、モチベーションへの強い集中と興奮が鍵となるんです。

 

いよいよ、人が瓦礫の中に隠れていくのですが、今日はここまで。

またあした。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬に遠慮しない

2011年04月08日 | Obedience

私は、訓練やアジリティー、救助犬など犬と一緒にすることが好きです。

特に訓練はすべての基礎となるから、何か犬と楽しみたいと思ったら、

訓練は必要最低限でもするべきだと思います。

 

たとえそれが犬との生活であっても、一緒に楽しみたいと思ったら

必要最低限のしつけが必要になると思っています。

 

私自身は、訓練をしていて、上手く行く時、いかない時、

紆余曲折いろいろありましたが、何よりも大切だと思うことは、

「犬とこう暮らしていきたい」を伝える際に、遠慮することが、

一番伝わらない原因だと思っています。

 

日本人は、目で会話をしたり、察したりが得意です。

日常でそれが当り前なので、犬に対してもなんとか察して欲しいと思ってしまいがち。

言わないでもわかって欲しい。

感情をあらわにすることも、苦手なので、大人なんだからとか、

口もきけない動物に対して、本気で要求するなんて。。。と我慢してしまう。

 

彼ら犬は、その点ストレートです。

気に入らないことがあれば、咬む。して欲しいことがあれば、吠える。

人の迷惑なんて考えずに感情をあらわにして、拒絶したり、

うっとおしいくらい媚びたり、執着したり、

楽しい時は、天真爛漫に全身でそれを表しながら走り回ったり。

 

だけど人は分別というものがあるから、我慢してしまう。

彼らの行動が、我慢がならないくらい酷い状態でも、それには何か理由があると

分別を働かせ、なんとか理由を探そうとする。

ある時、気がついたのだが、犬と言う生き物は、複雑な感情を持っているが、

2つの感情に大きく左右されているのじゃないかと。

快か、不快か。。。

だったら、こちらも2つに感情を分ける努力をしてみた。

快と感じたことに対しては、感情を高揚させて普段の生活にはありえないくらい楽しむ。

不快と感じたことに対しては、嫌!とハッキリ意思表示をする。

ただ単に褒める、叱るといった表面上の言葉や感情ではなくて、

心の内をさらけ出すような感じ。

 

ほとんどの人が、こんな問題行動をするには何か理由があるんでしょう、

なんて思い、頭ごなしに叱るのはどうなんだろうと考えてしまう。

でも、叱るって、この子をキチンとしつけたいとか、良い子にしたいとか

思うから叱るわけです。

叱ること自体、感情を1歩引いてるんですね。冷静じゃないと叱れない。

怒るとはちがうんですから。怒るとは暴力的ですよね。

 

叱るでも怒るでもない、ただ嫌だ、不快だという意思表示を感情表現すればいいだけ。

「こうして欲しい」とか、「こうなって欲しい」じゃなくて、

あなたと生活するのに「私はこうしたい!!」って意思表示をするのだ。

とってもシンプルだけど、簡単じゃない。

普段の生活で「こうしたい!!」って強く意思表示することは無いに等しいから。

 

楽しいと感じたことは、頭で考えずにストレートに表現する、それは犬にも伝わります。

案外、わっ♪って思っても、1度感情の整理をしてから喜びとして表現していませんか?

こんな些細なことで無邪気に喜ぶなんて。。。人から見たらヘンかも。。。と

ちょっと整理整頓してから表に出していませんか?

 

訓練は難しいこと、しつけとは違うと言われることもありますが、

私にとっては、私の快・不快を一つ一つ犬に伝えてきただけ。

何も違いはありません。

 

犬に気を使って、極力お犬様の嫌がる状況を排除するのが

飼い主の仕事のように思う必要はないんです。

蒼太は些細な音や状況の変化にビクついている繊細なガラスの心臓の犬でした。

でも、だからと言って、不意に締める雨戸のガタガタ音をいちいち気にされたら、

私はめんどくさいし、嫌だった。

「あんた、メンドクサイ男ね~」って感じでスル~。

飛び退いて逃げるので、引っ張られて引きずり倒されたりもしたけど、

立ちあがって、「痛いじゃないの!!」って一喝して飛びのいた対象は、無視。

戻って、近づけてなれさせたり、なだめたりはしない。

引っ張って逃げようとした瞬間に、「引っ張ってみなさいよ!!」「ほら!!」って一喝。

怖くて逃げることは仕方ないよあなたの個性だもの。

でも、いきなり引っ張って私が痛い思いをするのは嫌!って伝える感じ。

 

人からおやつをもらっても警戒して食べなかったけど、

「あら食べないの?大丈夫よ。。。ほら~。」とか言って、目の前に差し出したり、

くれた人に悪いなぁなんて、いちいち反応しないで、

「あら食べないの?もったいないわね。」とあっさり他の子にあげちゃったり

「みんな、おいちいもらっていいわね~」とか「わ~っ、おいちそう~」とか

言ってたら、今じゃ、他の子より先に、自らお座りしておやつを要求してます^^;

 

私にしてみたら、人の目には気難しい超繊細な壊れそうな子に写る蒼太くんも、

「メンドクサイ男。。。」なのだ。

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬の気持ちを盛り上げる♪

2011年04月07日 | Agility

先日、アジリティーの練習に行った時のこと。

蒼太くんは、アジリティーが大好き。

走ること動くこと、身体を動かすことでテンションが上がって行くタイプ。

走り始めると気持ちが集中して、その集中は犬の中でもハードなタイプ。

1点を貫いて、越えてしまうと弾けて、自分をどう抑えていいのかわからない感じ。

なので、走る、飛ぶ、超える、くぐる、などの変化に富んだアジリティーは

ややもすると異常な興奮を生んでしまう。。。と、思っていた。

だから、走る前は極力昂奮を落として、、、冷静にさせ、、、抑えて、、、

これが蒼太と走るためには重要事項、必須事項だと思っていた。

 

先日の練習でS先生に、「競技会で昂奮するんだったら、興奮した状態で走らせないと。」

って言われて、「え~~~???」って思ったo-mama。

興奮させたら練習できないし、、、一緒には走れないし、、、「ぜ~ったい無理!!」

と思ったけど、

「競技会での興奮を抑えきれないわけでしょ!」って言われると、「うぅ、、、そうだよね。」

欧介兄さんは、エンジンがかかるのが今一つなので、興奮させるけど、

蒼太くんはどうなんだろ~~やってみるしかないよね。。。

 

そしたら、最初に「吠えろ」とかで、こちらに集中したよい昂奮を得ることで、

1点を貫くことが無い、MAXの集中の状態を持続できることがわかりました。

そして、o-mamaも超楽しかった~~。

今まで、蒼太くんとは、まるで修行のようにアジリティーをやってきた。

修行僧のごとく、瞑想し、気持ちを落ち着けて、それが蒼太に反映するようにしてきた。

それはそれで、楽しいんですが。。。(^_^;)

やっぱり、一緒に興奮状態で楽しむって言う方が、もっと楽しかった(爆)

こんな風に蒼太とも楽しんでよかったんだ~って思ったら、気持ちも楽になった。

そして、訓練でも規定課目や選択科目になる練習はするけど、

いわゆる遊びの中でのトリックは教えるのが面倒だったし、嫌だった。

何故かと言うと、私がテンションをあげると、蒼太が興奮しちゃって、

「ひぃぃ~っっ」とか言っちゃって、教えるどころの状態じゃ無くなっちゃう。

興奮を抑えきれないことを蒼太に悟られたくなかったし、

グルグル回りだしたり走られたりすると、大きな蒼太くんを止めることもできない。

下手すると、ぎっくり腰になるか、指の1本でも折りかねない。。。

だったら、まじめ~な顔して、地道に課目だけをやっていた方が楽だったのだ。

昨日は、欧介兄さんと取り組んでいる、「バックスルー」というのを

蒼太くんと練習してみた。

案の定、遊びだと理解した蒼太くんは、興奮してフガフガ鼻を鳴らし、

吠えてはグルグル走りだしたり、止まっては足踏みをしながら、「ひぃぃ~~っ」。

だけど、抑えようと言うよりは、理解させようと気持ちを切り替えた。

今までだったら、「違う!!」ってキッパリと言うところを、

「あはは、、、違うよ~、わっかるかな~っ?ママはこう言ってるんだよ~」と

欧介にするようにやってみた。

抑えようとしていた時には、同じ興奮でも力が入っていた蒼太の身体が、

す~っと力が抜けているのを感じた。

そして、あっけなく正面停座からリードを動かして、お尻をo-mamaの足の間に

バックスルーさせることができた。

先週は、鉛のように重たかった蒼太のお尻が、軽々とo-mamaの左手で

足の間に誘導できたのだ。

バックスルーができたことよりも、蒼太と遊んでる、コミュニケーションをとれてることが

すごく嬉しかった。

不思議に見えるだろうけど、今までだって、いろんな事ができるようになって、

十分すぎることができて、蒼太は楽しそうにやっているにも関わらず、

自分は必死だった。。。楽しむより、必死に教え、必死に取り組んでた。

そろそろ楽しんでも良いよ、そういう状態に来てるよ、そういうことなんですね^^

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャンプーシャンプー

2011年04月06日 | Agility

昨日、アジリティーの練習に行ったら、ワン達の白い部分がベージュになってしまった。

なので、今日は2頭いっぺんに、シャンプーすることになってしまいました。

普段だったら、腰痛持ちのo-mamaなので、1頭づつにするのですが、

どっちもあまりの汚さに、我慢できませんでした~。

昼間、整体にも行ったので、調子も良いし~、天気も良いし~。

欧介も蒼太も、茶色い水が出てきましたよ。

 

特に蒼太くんの尻尾がすごかった~。

いつもお座りしてブンブン振ってるから、〇スキンのハンディーモップなみに

誇りホコリを吸着しているようです。

欧介兄さんも、蒼太くんもフワフワ~モフモフ~

シャンプーの良い香りなので、今日は一緒に寝ます。。。

明日は寝不足。。。ゴメンo-papa、頑張って起きてね~

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする