夏休みだったシープドッグ講習が始まりました。
先週1回先生に見ていただき、今週はフィールドをお借りしました。
先週の反省(ハンドラーではなくて私の意見)
なんとなく同じことの繰り返し練習をしてて、進歩がないんだよね〜。
経験値が積み重なってない。
できてないわけじゃないから、もっといろんなシチュエーションを
経験させてもいいんじゃないかなぁと。
同じことを繰り返してできるようになることも必要だけど、
シープドッグの場合、常に様々なシーンの変化があり
そこを経験させるってスタンスがないと
それはできなかったこととして処理されて行く。
それでは毎回負の経験を積んでしまうことにならないかと
心配になったのだ。
もちろんできないことは一緒だけど、
経験値を上げるために一緒に乗り越えるという姿勢がハンドラーにあれば、
それは決して負の経験にならないはず。
同じ失敗も、次へのステップになるはずなのだ。
オビディエンスやアジリティーは機材が動くわけではないから
トレーニングを積み重ねる時に同じ環境を作ることがある程度可能。
シープの練習ではその時の羊や羊のコンディション、
群の動きや気温、湿度、犬との相性、ハンドラーの力量など
限りなく様々な要因の変化に犬も人も対応しなければならない。
その中で犬が慣れ経験していかなければならないのだから、
失敗はつきものだ。
それをいちいち怒ったり怒鳴り散らしてコントロールしていたら
犬だってやる気が失せてしまうだろう。
そして、本能はこちらがコントロールするよりも早く
それを開花させていくのではないだろうか?
シープドッグの世界がDNAを大事に受け継いできた理由の一つだろう。
彼らにとって、失敗は決して失敗ではなく
経験しながら開花していくのではないだろうか?
端午の今後が、実に興味深い。