to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

アジリティーが教えてくれるもの

2011年06月24日 | Agility

何故、そんなにアジリティーにはまるのか?

先日、ネットで徘徊?(笑)していたら、オスワリもフセも意味のない訓練だと、

そして、そう思う人もいるのだと言うことも、ちょっとした驚きだった。

私は、訓練やアジリティーが好きで、それを競う、競技会も好きだ。

根本的に何故好きなのかを考えて見ると、訓練に関してはいろいろ理由が書けるし、

書いているのだけど、アジリティーについては、あまり明確に考えたことはなかった。

なぜなら、アジリティーは遊びに近いので、バリエーションが豊富で、

訓練に比べると、型が決まっていない分、説明が難しいのだと思う。

 

では、何故、好きなのか?

障害物を犬を誘導しながら、ただ走っているように見えるけど、

きめ細かい情報の伝達が必要で、犬がそれをどう理解するかを考えながら

犬と一緒に走るのです。

先日、アジリティーの経験のない友人に「(蒼太と)すごくキレイに上手く走れる時と、

ダメな時があるのはどうして?」と聞かれました。

たしかに、今の私と蒼太の走りは、両極端です。

「経験値の問題だと思う。。。コースの中には、この部分ってやったこと無いな、とか、

今の蒼太と私には難しいなって思うところがあったりすると、私がソワソワしたり、

ドキドキしたりするのね。それが犬に伝わっちゃうと、犬もソワソワしたり、

私もいつもと違う動きをしたりしちゃうのね。」

そんな微妙な心の動きを犬が感じ取り、情報の伝達がスムーズにいかなかったり、

余計な情報を与えてしまったりするから、上手くいかない。

練習でできていることも、競技会となると、緊張したり、雰囲気にのまれたり、

メンタルな部分で、犬も人も軸がぶれない必要が出てくる。

競技会で順位を競って、1番になって喜ぶなんて、犬との関係において、

野暮ったいことと思う人もいるようですが、

私は、アジリティー競技は、非日常であるが故、犬とのコミュニケーションの精度が

如実に表れる遊びだと思っています。

 

昨日の練習では、初心者の方がレッスンに参加していました。

ハードルを1つ、2つ飛ぶことから始めます。

実は、障害一つ越えることも、犬にとっては非日常なのです。

 

犬は、ハードルの横にハンドラーが付き添って走るのはできるようになったけど、

昨日は、2本目のハードルの向こう側にハンドラーが立ち、

犬は自ら、1本目、2本目を跳んで来なくてはいけないシーケンスの練習でした。

2本目を飛ばそうとするあまり、バーの向こうで立ちふさがり、呼ぼうとすればするほど、

バーと言う障害に阻まれて、犬は飛ばずに迂回してハンドラーのところへ来てしまう。

そうすると、ハンドラーはバーを跳んでから来るように、犬を戻し、跳ぶように指示をする。

犬は初めてのシチュエーションに戸惑い、目もうつろ、指示も聞いてはいるものの、

どうしていいか分からない。。。

「良いんだよ、跳んで。」「これも経験だよ。」「ほら、できた、偉いね。」

そんなやり取りの積み重ねで、できるようになっていくのです。

犬に何をしたらよいのか、何をするべきなのかを伝える、理解させる段階です。

 

犬が理解をし、跳べるようになったら、

今度は、ハンドラーは犬の飛んでくる道を塞いではいけません。

身体の向きが、犬を迎え入れようとしていると、2本目のハードルは飛びにくいのです。

だから、2本目から3本目へ犬が行く道を頭に描いて、その姿勢で待っていれば

犬はスムーズに飛んできます。

犬の気持ち、犬の心理を理解する段階です。

ここがとっても重要で、犬が言うことを聞くだけでは一緒に走れないし、

犬がこのコースを走る時にどんな景色を見て、何処に着地し、何処を走るのか、

何を感じるのか、楽しいのか、迷うのか、わかりやすいのか、

自分の知っている限りの愛犬の情報を駆使して、理解を深める必要がある。

 

ほんの1例ですが、こんな小さな小さな積み重ねが、きめ細かくできて、

はじめて犬とハンドラーが一緒に走れるようになるんです。

犬に教えている段階で、犬に教えられることの方が多いのも

アジリティーの特徴の一つだと思います。

だから、アジリティーが好きなのかもしれませんね。

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いつもの広場

2011年06月23日 | 日々の出来事

o-家が利用しているいつもの広場は、米軍が借り上げて管理している土地です。

でも、4月くらいから、夜7時にはしまっていたゲートも開けっぱなしだし、

裏口はいつも閉まってるので、自分で開閉しなくてはいけなくなってしまいました。

3年ほど前から、広場の雑草も、米軍が管理を辞めてしまったせいで、

夏は草がボウボウになってしまいます。

数年前から、土地の返還がうわさされていて、そろそろ返還が近そうです。

かなり広い、何も無い広場なので、ボーダーコリーの蒼太を迎えると決めたのも、

この広場があったからなんですよね。

ここが無くなってしまったら、もっと遠くまでお散歩に行くようになるのかな。。。

駐車場が隣接しているので、車から直接広場に下ろすことができるし、

のんびり歩いても、充分な距離がある。

他の犬との距離もお互いに調節できるだけの広さがあるので、

訓練したい時に訓練に集中できるし、他の子と交流したい時には、

なんとなくお互いに距離を測って、相手が嫌がっているか、望んでいるかもわかる。

日本でありながら、海外にいるような距離感が心地よい公園です。

 

普通の公園は、狭いし、お散歩仲間のコミュニティーがなんとなくできているので、

犬同士の挨拶やら、飼い主さんとの交流など、気を使うことも多いんです。

その上、ノーリードなんて、訓練をしていても怒られる。

ノーリードが良いとは思いませんが、訓練中にノーリードにして怒られる時って、

「何故、そんな風に怒鳴られて、怒られなきゃいけないんですか?」

って理由を聞くと、「犬が嫌いだ!!」ってことだったりする。

好き嫌いだけの理由で怒られると、納得いかないので、

「きちんと教育をしてるんです。むやみに放している訳ではありません」

と、口ごたえをしてしまう時もあります。

最近は、特に震災後は思うんです。一緒に避難ができないとか、

こんな非常時に犬猫なんて、とか。。。

でもね、きちんと教育を施して、人に迷惑をかけることが無いようにしているのであれば、

自信をもって、自分の犬の少しの自由を、そして生きる道を主張しても良いのでは?って。

守ってあげられるのは、私でしかないのだから、そのために、日ごろから

犬たちには、人の生活に沿うように教え、彼らは順応しているのだから、

その彼らの努力に、飼い主として声を上げても良いのではないのかって。

 

そんなストレスがない、今の広場がいつまでも利用できますように。

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歩き散歩

2011年06月21日 | Obedience

o-家の朝のお散歩は、ご近所の公園まで、歩いてお散歩し、

訓練をしたり、ボール遊びをしています。

公園まで歩く道は、その日の予定によって、コースが違います。

短縮コースから、ゆっくりコース、のんびりコースといろいろです。

 

訓練やアジリティーをしていると、匂い嗅ぎをしながらのお散歩は、

犬との関係において、あまり良いことが無いと、禁止する人も多いですが、

o-家は、とくに禁止するわけでもなく、普通にお散歩しています。

 

ただ、匂い嗅ぎが犬にとって楽しみの一つだから、充分にさせてあげるべきだとか、

散歩の満足感を高める行為の一つだとは思いません。

なぜなら、飼い主と高いコミュニケーションを取れることを知っている犬たちは、

つまらない時、手持無沙汰な時、不安な時に匂いを嗅いで気を紛らわすことをするから。

 

o-家の犬たちには、匂い嗅ぎを必死になって禁止したり、推奨したりするよりは、

常に彼らにとって楽しいことを提供してあげ、一緒に楽しみ、一緒に遊ぶ。

その方が、匂い嗅ぎに一生懸命になって、犬が好き勝手に歩いているお散歩より、

ず~っと楽しいと私は思う。

匂い嗅ぎをするだけのお散歩で、欧介や蒼太がパタっと倒れるように眠った

なんて経験がありません。

たぶん、満足感もないし、身体的にも疲れないのだと思います。

彼らが満足してるな、疲れたなって思うのは、頭を使ったコミュニケーションをした時です。

その楽しさ、満足感を知っているので、彼らは道路を歩いていても、

こちらを見て、「何か言って!」って顔をします。

彼らの要求に応えて、つい、こんな風に軽くトレーニングをしながら歩いてしまいます。 

 

座った所は、車の通る道路を横断する場所です。

欧介は、それがわかっているので、前方を確認して、「そろそろ座るんでしょ」って顔で、

チラチラとo-mamaを見始めます。

普段は、「スワレ」と言わないでも座りますが、フィードバックも兼ねて、こういうときは言います。

訓練で言う、「脚側行進」や「脚側停座」とは違って、ユルユルですが、

「そういうのを許すと、きちんと脚側行進できなくなるから」って思うかもしれませんが、

犬って、結構、その場面場面で、行動を変えるなんて、オチャノコサイサイにやてくれます。

もっと、自由に犬とコミュニケーションを楽しんで良いのだと思います。

犬との生活を、難しく考えすぎなんですね。

匂い嗅ぎにしても、訓練にしても、一緒に楽しむ、コミュニケーションを取る、

それを自分の中心に置いておけば、間違いなんて起きない。

犬は、ずっと賢い生き物ですから。

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真似っこ蒼太

2011年06月17日 | 日々の出来事

欧介がまだ若くて、言うことも聞かなかった頃、多頭飼いの人が、先住犬を見ながら、

「この子がぜ~んぶ教えてくれるから、私はしつけなんて、

な~んにもしなくても大丈夫だったのよ~」とおっしゃる飼い主さんがいた。

なんとなく、その言葉の裏に、

「お宅は、しつけにおカネを払って、犬に芸を仕込んで、それでそんな程度??」と

なんとなく意地悪な雰囲気を感じてしまって。。。

だから、蒼太が来て、多頭飼いの仲間入りをしても、

欧介を見て、蒼太が学習していたとしても、「だからどうなのよ!」って思ってきたの。

確かに、蒼太をみていると、欧介が知っている我が家のルールを教えなくても感じ取っている。

最初の頃は、蒼太がそのルールを破ってしまうと、欧介がオロオロしながら、

私のところへ報告にくるのだ。

そのオロオロさ加減を蒼太は感じ取って、「やばっ、これってダメなんだ。。。」って学習する。

だけど、私は、たとえ欧介が教え、蒼太が感じても、

あえて私からルールを教えることにこだわった。

しつけは、犬同士のルールじゃなくて、人と犬の間に存在するルールだと思うから。

もちろん、犬同士のルールを知らないといけないし、犬同士だから分かりあえるルールも

実際にはあるみたいだから、そこは、犬同士にお任せする。

でも、しつけとなるとそれを先住犬に負わせるのは酷というものだと私は思う。

 

犬たちを訓練するときには、1頭づつと言うのが、o-家の基本。

だけど、ちょっとメンドクサイな~って思った日があった。

だって、欧介兄さんたら、訓練したいものだから、ケージに入るのをものすご~く躊躇。。。

蒼太くんからしたくても、「ぜ~ったい、自分が先!!」って意思表示してる。

だからと言って、欧介を先にすると、蒼太が訓練し終えた後が、これまた大騒ぎ。

「だせ~~っ!!」「やる~~っ!!」

わがままに育てちゃってるし、そんなやる気を出してくれる欧介がかわいくって、

さらに言うことを聞いてあげちゃってるのもイケナイんだけどね。

結局、欧介やって、蒼太やって、欧介やって、、、で、朝は約束の時間に遅れるし、

夕方は暗くなっちゃうしで、夢中になってるo-mamaも悪いんだけど。。。

今は、オビ練の、比重を置きたいのは蒼太くんであって、

欧介兄さんは、かわいく元気でいてくれればOKなんだけどな。。。

 

そんな、やる気まんまんの欧介兄さん、「アップ」は完全習得したので、

今度は、「ごろ~ん」に挑戦中。

もちろん、蒼太くんも教えたいところですが、「アップ」も「ごろ~ん」も未だにできません。

ところが、この日、めんどくさいので、欧介兄さんと蒼太くんのいる前で、 

「ごろ~ん」の練習をしてみた。

案の定、欧介はまじめにやってるんだけど、蒼太は、欧介兄さんが「ごろ~ん」と

ひっくり返るたびに、グルグル走りまわっては、吠えて、大興奮ですよ。。。

その状態を見て、蒼太くんいつまで、何処まで、興奮するんだろうと、興味が湧いてきた。

興奮MAX状態の蒼太を完全にいないことにして、欧介と「ごろ~ん」の練習をし続けた。

すると、面白いことが起きました。

蒼太くん、欧介兄さんの「ごろ~ん」の前にする「フセ」に反応して、

ちょっと伏せてみたりしてるのだ。

さすがに、「ごろ~ん」の意味はわからないので、その間は走り回ってますが、

「フセ」のコマンドのときには、欧介の隣でフセをしはじめたのです。

蒼太くん、もしかして「ごろ~ん」もしたいの??

一緒に伏せた蒼太の身体を、ひょいっと押してみたら、あらっ、「ごろ~ん」できちゃった~。

これがその時の動画です。

実は、蒼太くん単独で「ごろ~ん」を教えた時は、どうやっても足に力を入れちゃって、

横になるどころか、身体を触るo-mamaの手で遊びだしてしまい、

超興奮状態になって、プレイバウまでする始末。。。チガウカラ。。。

 

走り回りながら、欧介兄さんとママの様子を見てたのね~。

欧介兄さんがひっくり返ると、ママが大喜びしてるのを見てたのね~。

先住犬の欧介兄さんを見て、学習するなんて、o-mamaの気持ちとは反するけど、

蒼太が観察をして、それを行動に移すことができる思考があることに素直に感動です。

何かを察するといった感覚的なことじゃなくて、模倣し、それを楽しんでいる。

また一つ、彼ら犬の賢さに驚かされました。

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「アップ」を教える(3)

2011年06月10日 | Obedience

さて、今回は、「アップ」完成まで、です。

 

↓こちらの動画は、リードを外して、コマンド+オヤツで「アップ」した状態。

「アップ」のコマンドが理解できているので、体制を保持できています。

アップ(step4)

欧介の顔の表情も、他の動画に比べると、楽しそうです。

「アップ」に自信を持ってきたのがわかると思います。

欧介自身が、頭で考えて、「そっか~、これなんだ~」って理解した結果、

「アップ」ができるようになる。

このことは、非常に大事なことです。

教える段階で、いかに犬自身に考えさせ、理解をさせるか。

どのstepでも、ここを外すと、たとえば、おやつを失くすとできないとか、

リードで誘導しないとできないとか、指符が無いとできない、といった、

理解不足のための弊害がでてきます。

だから、私は長い時間をここまでのステップに費やすのだと思います。

 

↓こちらは、「アップ」完成の動画。

アップ(step5)

以前の記事に書いたように、step4でも十分できてるんですが、

更に仕上げるとコマンドだけで、「アップ」の体制を取り、解除の「ヨシ」と言うコマンドまで、

維持できる状態になります。

この詰めの部分は、さらに欧介の頭脳を駆使して、今まで積み重ねてきた自信をたよりに、

欧介自身が完成させて行く過程です。

私は、欧介が拾い集めるパズルのピースを見つめながら、「う~ん、ちょっと違うね~」

「この辺に無いかな~?」「うん、そうそう、それだね~」なんて感じで、

励ましたり、正解したことをともに喜んだりしながら、仕上げていきます。

ここの部分は、ほんと、技術じゃない、何処まで深く犬と語り合えるかなんですよね。

 

犬の訓練は、過保護であってはいけないんだと思います。

あれも、これも、手足をとって教えるんじゃないんです。

まして、ご褒美を振りかざして、「これ、欲しいでしょ、頑張んなさい」的なことも違う。

リーダー的指導者になって導くのとも違う。

犬と対話し、彼らの見つけた小さなきっかけを、見逃すことなく、伸ばしてあげる。

そんな作業の繰り返しなのだ。

 

梅雨の時期、お散歩も少なく、家にこもりがちになりますが、

省スペースでできるトリックを増やしてあげるのも楽しいですね。

ぜひ、対話にチャレンジ!してみてね。

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「アップ」を教える(2)

2011年06月08日 | Obedience

「アップ」の続きです。

 

↓こちらの動画は、オヤツで誘導はしてるけど、欧介が自分である程度

「アップ」の言葉と身体の動きがマッチしてきたところです。

オヤツでアップ(step2)

この段階で、コマンドと動きを連動させて、できたことへの報酬として褒めとご褒美を

十分にあたえます。

ここが褒め時です。

褒めは、興奮するくらいにテンション高めに褒めまくります。

コマンドに対して、犬の表情、目が輝いて、期待に満ちて来ると、

ご褒美に対する執着も再びでてきます。

そのため、ご褒美欲しさに、ピョンピョン跳ねたり、コマンドを言ってもないのに、

先走ってやってみたりと言った、行動がでてきます。

そこで、犬の行動と思考をコントロールします。

 

一度興奮して、やる気のでた犬を今度はコントロールを使って、静かに集中させるのです。

欧介の場合は、リードを使います。

(ここは犬によってコントロールの方法が違ってくるので、ご自分の犬がどうしたら冷静に

言葉を聞ける状態になるのか、日ごろから観察が必要ですね。)

とび跳ねたり、乱れた形をリードでコントロールして、直していきます。

↓の動画では、少しだけリードが引かれているのがわかると思います。

強いショックは必要ありません。ちょっと注意して直す程度なので。

リード付きのアップ(step3)

ここで、きちんとした形とコマンドを強化します。

リードでのコントロールはほんの少しですが、

犬にとっては、「わ~い、できた!楽しい~」ってなってたのに、

「ねぇねぇ、ちょっと落ち着きなさい!」って注意されたみたいなものなので、

ちょっと、意気消沈してしまいます。

なので、褒めるときには、「良いんだよ~、できてるよ~、それで良いんだよ~」と

クールダウンするように、肩から背中にかけてゆっくり撫でて褒めたり、

ちょっと、背中をポンポンとしてあげたりして、充分に長く褒めます。

 

褒めるって、意外と難しいんですよね。

褒めるタイミングとか、褒めるときの感情の入れ方とか。。。

いつも同じように褒めていたのでは、ただ興奮させてしまったり、

だからと言って、常にクールダウンした褒め方だと、犬には伝わらなかったり。。。

ご自分の犬が、褒めに対してどんな表情や表現をするか、良く観察してみてください。

これは、私たちの言葉が上手く伝わらない、犬への思いやりです。

決して、独りよがりにならないで、犬の気持ちを思いやってみてくださいね。

 

次は、「アップ」完成~まで。つづく。。。

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「アップ」を教える(1)

2011年06月06日 | Obedience

「アップ」とは、おすわりをした形で、前足を2本上にあげた状態で、座るというもの。

よく、「ちょうだい、ちょうだい」をする子が拝むように前足を上げて、

手を合わせたようにするポーズと言った方がわかりやすいかな?

 

3週間ほど前から、欧介兄さんと練習をしています。

本当は蒼太くんの課目の一つとして、やり始めたのですが、ちょっと手こずって。。。

欧介兄さんで、まずはo-mamaが教える練習と言った方が良いですね。

 

まずは、リードをつけて、犬を座らせ、

「アップ」したときにバランスを崩して後ろへ転倒するのを防ぐ意味で、

犬の背中を両膝で固定します。

首輪を持って、「アップ」の体制を作ります。

オヤツやオモチャで体制を作ってもかまいません。(欧介は、オヤツへの執着が強すぎるので、

オヤツを使うと、形を身体で記憶する以前に、頭の中がオヤツで一杯になってしまうので、

首輪でコントロールしています。)

この体制、最初、犬にとってはバランスの取り方がわからず、嫌がったりします。

でも、根気強くやっていると次第に自分でバランスを取るようになってきます。

最初、前足が突っ張っちゃって、明らかに拒否。。。怖がってます。。。

こんなんでできるようになるの?って思いますが、

自分でバランスをとれるようになると、幽霊ちゃんの手つきになります。

少しでも、手が上がったら、褒めてご褒美をあげます。

少しづつ、犬が自分でバランスを長くとれるように、

サポートしていた手と背中を固定していた足を緩めていきます。

「アップよ~、アップ」などとコマンドを刷り込んで、身体に形を記憶させていきます。

 

少し、補助が無くてもバランスがとれるようになってきたら、

首輪を持っていた手をなくして、おやつを上手く動かして、「アップ」の体制を取らせます。

この時は重要なのは、コマンドの理解です。

できないからと言って、補助を続けたり、おやつをバージョンアップする必要はありません。

適度の補助と「さっきまでしていたことと同じよ~」

「考えてごらん、どうすればおやつもらえた?」といった、犬が考えて行動を起こす瞬間を、

待ちます。

もちろん、すぐにピンとくる訳ではないので、この状態を2週間ほど毎日、

補助をしたり、考えさせたりしながら、繰り返します。

↓のビデオは、考えさせてるシーンです。

言葉の理解『アップ』(step1)

「アップ」と言われると、手を動かすのだなぁ。。。と欧介は思ってるけど、

まだ、両手を上げるのだと確信はしていない、もしくは、片手でもいいかなぁ?って

様子をうかがってるか、どちらか。

顔の表情も浮かない感じです。何が正解か迷っているんですね。

「違うよ~、よ~く考えてごらん」そんな感じで、できなくても怒らない、叱らない(笑)。

 

私は、教えるのがそんなに上手くないので、2週間、毎日、10分~15分程度、

失敗しながら、それでも、どうしたらできるんだろう?って一緒に考えながら、

時間をかけて、根気強く取り組みます。

10歳になる欧介でも頭を柔軟にする体操のような気持ちで取り組んでいます。

3回シリーズでお届けしますので、続きをどうぞ。 

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2011 OPDES AGILITY JAPAN GRAND PRIX CHAMPIONSHIP@大磯(3日目)

2011年06月05日 | Agility

今日はセミファイナルを走り、パーフェクトランで、ファイナルが走れるかどうか決まります。

ここまで、去年の10月のシーズン初めから、駆け抜けてきました。

今日の日を目指して、1度から2度にあがり、3度にあがったのが今年初め。

しかし、なんとか間に合ったっていうのが本音です。。。

 

セミファイナルは、ドッグウォークの横にトンネルが口を開けて待っているコースでした。

この前の部分のハンドリングに迷い続けました。

結局、ここで、蒼太がトンネルに行きかけて、ギリでウォークに登ったため、

トンネルの淵に身体が触れてしまい、失格でした。

でも、この前のAフレームを降りた後のハードルのフロントスイッチから、

蒼太の走行ラインが乱れ、ダブルバーを落下させてしまうと言う失敗もしていました。

この走行ラインの乱れの原因が何だったのか、ビデオが無いので検証できません。

ビデオを撮るのも忘れてしまうくらい、いつもと違う精神状態だったo-mamaでした。

まぁ、そんなんだったから、ファイナルには残れなかったとも言えます。

 

失格して、リンクから出て、蒼太に、「終わっちゃったね。。。」とつぶやいた。

「お疲れ様、蒼太。。。」

トボトボと、パドックにある蒼太のケージに戻ってきて、お水を飲ませていると、

蒼太が、すまなそうな目で私を見つめ、慰めるように、私の顔を見ながら、

蒼太を撫でる私の手をそっと舐めてきた。

走行ラインが乱れてダブルバーを落としてしまったことを、蒼太が気にしてると思いました。

「よくやったね。。。」「蒼太は偉かったよ。」「頑張ったね。」そう言いながら、

そっと蒼太を撫でると、甘えたように静かに横になっていました。

 

蒼太が、そんな表情を見せるとは、思ってなかったので、感動でした。

ふと、欧介とのことを思い出しました。

欧介とは、こんな風に絆を深めてきたんだよね。

一緒に頑張っては、喜び、頑張っては、一緒に落ち込み、楽しさも悲しみも共有してきた。

 

今まで蒼太とは、一緒に頑張ってきたけど、蒼太はあっさりと結果を受け入れ、

けろっとしてる。。。そんな印象だった。

今回、蒼太との絆に深みが増した気がしました。

 

蒼太を撫でている時、本当は涙が出そうだった。

蒼太が失敗を気にしてると思ったから。

でも、悔しくて泣いてると思われるのが嫌だった。そうじゃなかったから。。。

蒼太の私を思ってくれている気持ちに感動して、泣きそうだったから。

泣くのは、家に帰ってからにしよう。

そして、バカみたいに蒼太を思って泣いたのは言うまでもないけど。。。

 

来年があるとしたら、きっとまた1歩1歩深い絆を手にしながら、

蒼太と素敵なペアでいれるように頑張っていたいと思いました。

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2011 OPDES AGILITY JAPAN GRAND PRIX CHAMPIONSHIP@大磯(2日目)

2011年06月04日 | Agility

4日(土)

この日、AGクォーターファイナルで、パーフェクトランできれば、

昨日、1席を取っているので、明日日曜日のファイナルに出場できます。

なんとか、減点なく走れれば、、、と、欲が出てしまいました。

スラローム前で一瞬止まる気持ちで、スピードをコントロールして

スラロームに入れるつもりが、押してしまい、2本目から入ってしまいました。

それでも、最後まで頑張ろうと思ったのですが、

Aフレームから降りて1本目のバーを跳んで、鋭角に次のバーへ行くところを、

手を大きく振りすぎて、足が伸びる蒼太をさらに外側のソフトトンネルへ導いてしまい、失格。

残念ですが、明日のセミファイナルは走れるので、頑張ります。

2011.6.4.OPDES@大磯AGQF

以前、取っておいた、スティープルチェイスのセミファイナル出場権。

AGのように失格するわけにはいきません。

とにかく、「最後まで走って、ゴールに帰る!」心の中はそれだけ。

欲が無いのは、やはり強いですね~。

無事、2席で通過、ファイナル出場を決めました。

2011.6.4.OPDES(SC.SF)

そして、ファイナル。

欲と言うよりは、やはり初めての大舞台、緊張するとかそんなんじゃなくて、

その場にいることにいっぱいいっぱいな感じでした。

ちょっと、ボーっとしてしまう感じ。。。

スラロームがAGと同じような失敗をしてしまい、

走ってる最中、自分を責めてしまいそうになったけど、とりあえず走りきろうと

気持ちを立て直したのもつかの間。。。

Aフレームでランニングコンタクトだった蒼太。

次のバーを飛ばして、フロントに入りそこなったo-mamaのせいで、

大きく蒼太の走行ラインが乱れ、行く先を見失いました。

コースをすっかり見失い、「ここはどこ??」状態に。。。失格です。。。

2011.6.4.OPDES(SC.F)

まだまだ、蒼太とo-mamaは、即席ペアだなって思いました。

少しづつ、パーフェクトな走りもできるようになっているけど、つまらないミスで乱れてしまう。

明日は、いよいよAGセミファイナルを走ります。

つづく。。。

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2011 OPDES AGILITY JAPAN GRAND PRIX CHAMPIONSHIP@大磯(1日目)

2011年06月03日 | Agility

6月3日(金)から、6月5日(日)まで、神奈川県大磯で、

OPDESアジリティーの「JAPAN GRAND PRIX CHAMPIONSHIP」が行われました。

初日の3日は、いつもの競技会と変わらないローカルな雰囲気の競技会でした。

まずは、蒼太くん、今日か、明日、パーフェクトランをしないと、

悲しいことに、日曜日は出場し、走ることができません。

 

まずは、JP3で足慣らし~。

って、思ったら、グルグル回るコースに惑わされて、順番が覚えられません。。。

全く~、しっかりしろ!!自分!!な、迷走した走り。。。

それでも、拒絶無しでパーフェクトラン。さらに、2組しか完走したペアがいなかったので、

2席でした。

一応動画は、UPしたけど、見ない方が良いです。。。

2011.6.3OPDES@大磯JP3

 

そして、日曜日の運命がかかった、AG3。

超~、緊張しちゃって、顔の筋肉が動かないって初めての経験でしたよ。

笑えないのです。

表情筋が、麻痺した走りでも、やった~~!!パーフェクトラン!!

それも、1席~~。

2011.6.3.OPDES@大磯AG3

AG3度まで、一気に駆け上がったのも、セミファイナル権が欲しいと思ったから。

そして、取ろうと思った矢先に、大震災が起きて、

競技会も中止になったり、気持ちも落ち着かなかったり。。。

いろいろあったけど、舞台への切符は手に入れました。

ギリギリ取ったから、何処までやれるかは、テクニックと言うより、気持ち次第ですね。

4日へ、続く。。。

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