蒼太に見えないように草むらにボールを隠す。
「探せ!」で持ってくる遊びが蒼太は好きだ。
蒼太を座らせた方向に走ればボールがあることも蒼太は知っている。
蒼ちゃんのボールを探せ
動画では見えづらいが、奥の草の中に見えにくいようにボールを隠してある。
蒼太は、ボーダーコリーのせいか?どうしても目でボールを探そうとしてしまう。
最初は、見える範囲を探して、無いとあきらめてすぐに戻ってきてた。
闇雲に動き回り走って、足で稼ぐタイプだった。
「探せ!」というコマンドがかかったら鼻を使うということを教える。
目で探さないための工夫が必要だった。
難しすぎても諦めてしまうので、短い距離で指示した方向を探せば見つかるという経験を積む。
別に鼻を使ってるかどうか確認の練習も必要。
目隠しをして、ボールを鼻先に持って行き左右に動かしてみる。
鼻が動けば匂いを追っている証拠。
犬の嗅覚は鋭い。
ほぼ動画の距離なら真ん中ぐらいで、漂う匂いを感じていると私は思っている。
嗅覚が優れているからといって、何も教えないでできるものではない。
段階を踏んだ練習があって、そのDNAは開花するのだと私は思う。
どうしてこんなことを書いているかというと。。。
実は、飼い主が、犬が探さないことにムッとして飛び蹴りをしたのを見てしまった。
棒状のおもちゃを遠くの草むらへ投げ込む。
それを探させているのだけれど、犬は途中あきらめてしまっている。
探さないと怒鳴られるので、ウロウロと探している振りをしている。
するとまた怒鳴られる。。。
探してる振りを続けていても探せないと地面の匂いを嗅いで気を紛らわしていた。
そこへ飼い主が怒涛のごとく走り込み飛び蹴りをしたのだ。
太って体の重そうな犬は、首をすくめた。
(まず機敏な作業を求めるのであれば、犬の身体の管理もするべきだ)
犬は決して不真面目なわけではない。。。
ただ、「探す」ことを教えられていないだけなのだ。
そもそもレトリーブさえも楽しそうじゃない。
そんな犬に「サーチ」といくら怒鳴ってもかわいそうだ。
彼らの素晴らしい能力を開花させるのも、飼い主の能力次第だとあえて今日は言わせてもらおう。