週末は横浜を抜け出して避暑に行く。
犬と暮らして、ここ何年かそんな夏が続いている。
蒼太はおもちゃを投げてもらえれば、どこでもいいみたいなんだけどね。
おもちゃに突っ込んで行く蒼太には、水に投げ込んだおもちゃを取りに行く遊びは負担が少ない。
いつも全力だから、転んだり擦りむいたりという怪我が心配で
普段のボール遊びは私の方がついついセーブしてしまう。
お水に入っていれば、暑さによる熱中症の心配もないからね。
でもね、「水中毒」っていう危険もあるらしいから、心配は尽きない。
それでも、ベルギーから帰国して、私も少し犬に対しておおらかになったのよ。
そんな気持ちを感じるのか?蒼太の行動も急激に大胆になって来た。
こんな風に無理やりおもちゃを取るような子じゃなかったんだけど。。。
ベルギーに行って感じたこと。
私、「心配性」だってこと。
それを帰国してO先生に話したら、
「日本のお母さんは心配することがお仕事なんです」って
あるお母さんの言ってた言葉を教えてくれた。
本当にその通りだね。
心配しすぎて、蒼太の行動に規制をかけていたかもしれないって思った。
あれも、これも心配だから先回りしすぎてたかも。
そして人の生活に馴染むように、あれこれ言葉をかけずぎてたかも。
世界大会の入場行進の際に待機してる場で、海外の人たちは自分の犬を気にしすぎない。
「スワレ」だの「フセ」だの犬をコントロールしなくても、自然とリラックスしてる。
蒼太は、「フセ」と言われても気になるものやその場に居たくないなどの理由で
ウロウロする。
蒼太がこのような場で自分からリラックスすることが心地よいという感覚を
知らないことがわかった。
そんな基本的なことを、知らずに世界大会に来たことを私はとても恥ずかしく思った。
少し小うるさくあれこれ言うのをやめたら、蒼太が生き生きと自己主張してきた。
これからはもっとのびのびさせてやろう。
そしたら、いろいろ自分で感じて考えて、もっと蒼太らしく生きれるかもしれないね。
私はそんな蒼太を楽しもう。