チェックアウトは、11時なので、チョッと忙しい朝です。
朝から、結構強い雨模様。
今回は、タープと小さめのテントなので撤収は楽だし、
後日、テントやタープを干すのはもっと楽。
だから、雨でも気が楽です。
今回のキャンプは、思いがけずのんびりと
何もせずに過ごす3日間となりました。
いつもの欧介家のキャンプだと、
キャンプ場を拠点に、観光地やハイキングなど
アクティブに過ごすのですが、
今回キャンプ場から出たのは、温泉に行くときと
夕飯の買出しに行くときのみでした。
それには、訳がありました。
2日目にも書きましたが、ハプニングが発生したからです。
ハプニングと呼ぶにふさわしいかどうか・・・。
かなり、シリアスな事件だったからです。
2日目の朝、川にお散歩に行きました。
ロングリードをつけてのお散歩でした。
1日目もロングリードをつけて、川を泳いでいました。
本栖湖では、リードなしでボールを取りに行って、
楽しそうに泳いでいました。
そんな、気持ちの緩みが、大事故につながることに
なってしまいました。
o-mamaの横に不意に走ってきた欧介に、
不注意にもリードがついていないことを確認もせず、
何の気なしに、川に入れてしまったのです。
泳ぎだした欧介は、流れに流されて
向こう岸をめがけて泳いでいきました。
泳いでいたというより、流されていったというほうが
適切だと思います。
岸に近い岩が目の前に迫ったときに、
欧介は自力で、岩にしがみつきました。
しかし、前足二本でつかまった状態だったので、
滑って上手く岩に上がれません。
今、思い出して書いていても、胸が締め付けられます・・・。
「ダメだ・・・」って、思った次の瞬間、
欧介は、懸垂するかのように岩に登りきりました。
流れは、夜に降った雨で、速くなっていました。
助けようにも、こちらが川を渡る自信がありませんでした。
なんとか、渡れる箇所を探そうと思ったのですが、
ありません。
o-mamaが右往左往する中、
欧介は、隣の小さい岩に飛び移ってしまいました。
絶対絶命!!って思った瞬間に、
この川を渡ろうと決心しました。
川に入ろうとするo-mamaに「一人じゃ危ないから2人で入ろう」と、
ずーっと言い続けていたo-papa・・・。
2人で手をつないで、腰近くまである川の水を掻き分けて
岩の上で、心細そうにじっと見つめる欧介の元へたどり着きました。
川の水は思ったより、流れが速く、冷たくて
怖さも手伝って、身体が震えました。
欧介に手を伸ばして、抱っこしたけど手が震えて、
とても、元いた岸に戻るまで、抱えていられるか
自信がありませんでした。
o-papaに抱っこしてもらって、戻ったのですが、
何度も滑りそうになったり、流されそうになりながら、
やっと戻ることが出来ました。
途中、o-papaのサンダルが流されてしまい、
欧介の代わりに、流されていったのだと思うと、
サンダルにも感謝してしまうくらいです。
自分の不注意と自然を甘く見た行為に、
深く反省します。
欧介は、泳げるから大丈夫って、安易に考えて
自分が入ることに躊躇するような流れに
欧介を入れてしまったことは、
欧介にとって、信頼を裏切る行為だったと思います。
なのに、欧介は、放心状態の2人を励ましているかのように、
「ボールで、あそぼうよ!」って言ってるかのように、
袋の中のボールを突っついていました。
まるで、「ボクは、大丈夫だよ」って言わんばかりに・・・。
欧介、本当にごめんね。許してなんて言えないよ。
そして、ずーっと2人で助けに行こうと言い続けていた
o-papaに感謝です。
皆さんも、これからの季節、川や海で遊ぶことと思います。
ぜひ、自分が助けに行けるかどうか、まず考えてください。
今回、無事に家に帰る事が出来て、本当に良かったと思います。
本当は、blogに書くかどうか迷ったのですが、
今後、このようなことが無いように、自分への教訓として
書きました。