フェルト教室をはじめて、3か月になります。
ワン達もすっかりお客さんに慣れて、お教室をしている1階に降りてきて、
日向でくつろいで寝ていることが多くなりました。
こういう時には、しつけをきちんとして良かったと、思える瞬間でもあります。
お教室に来られる方の中には、、また別のお教室をしている方もいて、
教えるって難しいよね、って話題も出たりします。
私はもともと仕事が歯科医院でのブラッシング指導だったり、新人指導だったり、
スタッフ教育だったりしたので、教えることが割と日常的でした。
その際に注意していたことは、
「納得できる説明」
「指導内容が一貫していること」
「失敗をカバーできること」
「納得できる説明」は、手本を見せることができたり、目視することで理解しやすくする。
そして、納得いくまで説明する。
説明は、一方的に話すのではなく、相手が何をわかり、何がわからないのか、
聞くことが大事です。
一方的な話は、ただの自慢話や知識の披露になってしまう。
できるところは認め、問題点を探しだせるように話を進め、
納得のいく解決法だったり、進む道だったりを自ら探し出せるように導く。
こうして得た納得は、人の行動を変えることができるのだ。
「指導内容が一貫していること」は、
昨日言ったことと、今日言ってることが違うということが無いように、
自分の中で、相手がどのように変化して欲しいのか、
自分はどのように導くべきなのか、きちんとイメージを把握する必要がある。
個々に合わせてレベルにあった指導をするけど、内容が違うのはダメ。
感情的になって、その場しのぎの対処もダメ。
聞いている方にすれば、違うことを言ってるって思うのだから。。。
そして、「失敗をカバーできること」は、大事です。
失敗をさせないようにカバーするのは、初歩の段階です。
とりあえず成功させて自信をつけさせて、モチベーションをあげる。
しかし、少し指導が進むと今度は、あまり失敗させないカバーをしすぎると、
相手に考えさせない状態を作りやすい。
いわゆる指示待ちな人を作ってしまうのだ。
失敗をして始めて学ぶことは多い。
だけど、失敗したのを見て見ぬふりをするのは、指導者として論外。
失敗したときに、ほこりや水をかぶってでも、守る、または、
失敗を踏まえたうえで、かろうじて成功に導ける道を探して救いの手を差し伸べてあげる。
私のフェルト教室では、みなさん「失敗が無いのがイイよね~」って言って、
楽しんでくれています
みなさん初めて作るものが多いので、失敗もします。
でも、あくまでも個性的な作品として、評価してあげることで、
失敗を利用して、より個性的な作品に仕上げて帰ります。
失敗を利用できることで、同じ失敗はしないし、新しい発想も生まれます。
それがいいんだと思います。
「だから言ったじゃない!」とか、「こんなこと、しちゃったんじゃないの?」って言うのが、
指導者として一番言ってはいけないことだと思っています。
多くの場合、説明不足だったり、納得するまで理解させてなかったり、
言うことが毎回違っている人に限って、こういう言葉を口にするものです。
言われた方にしてみれば、「私がよく分かって無かったんだ。。。」とか、
「だったら最初に言ってよ。。。」って思うんです。指導の失敗例ですね。
これすべて、犬の訓練にも当てはまります。
良いトレーナー選びと言うことで、参考にしてみてくださいね。