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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

マキノKVJPの制御ボックスのコネクタ修理のやりなおし 4回目の箱買いミカンは清見タンゴール ランは8キロ 

2014-03-20 05:00:07 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
フライス盤のテーブルを下げたときに破損してしまった制御ボックスのコネクターですが,応急処置として製作した
アルミプレートのクオリティがイマイチでブルーな土曜の昼下がりを送ったとブログに書いたのが前回のお話





精度良く穴をあける方法についてコメントまで頂いたので,これは“改めて作り直さないとあかんでしょ”っていう
気持ちになったので,作り直すことにしました.


コネクターメーカーである日本航空電子工業のサイトから外径寸法を頂戴して必要な材料をコンターマシンで切り出して
ベルトサンダーで仕上げます.

元はインチか何かでしょうか,外形寸法は44.45mm,四隅のネジ穴のピッチが34.92mmと何とも中途半端な寸法です.

1/100mm以下の数値は“丸める”か四捨五入します.






外形が44.50mmに仕上がったのでその半分である“22.25mm”の位置にハイトゲージでケガキを入れます.




大切なのはこの中心の穴と四隅の取り付け用のネジ穴の位置関係なので.この22.25mmを基準として(”ゼロ”リセットして),
±17.45mmの高さで四隅にケガキを入れます.
実際は17.45mmの高さのままアルミプレートをクルクル360°一回転させて四隅にケガキを入れます.

ハイトゲージがデジタルだからこそ,こんなことが容易に出来る訳で,こんな作業の時にはつくづくデジタルの
有り難さを感じます.





先が尖ったポンチで先ず印をつけてから改めて普通のポンチで打刻します.
先の尖ったポンチは,余って使わなくなったタップを削って作った再利用品です.
タップてのは旋盤のバイトにも使えて“お利口さん”なヤツです.

作業中には気付かなかったのですがよく見ると0.1か0.05mmくらいずれた所にポンチを打っているみたいです.

デジカメのマクロ写真って便利であるのと,反面アラも分ってしまうのがシュールです.





四隅の穴は3mmのネジ用なのでφ3.6mmくらいであけます.
ポンチの打痕の大きさからφ2.5mmのドリルで下穴をあけました.
このあたりの工程が前回省略したところです.




中心の穴も全部,下穴をあけたのでズレがないか確認します.





中心はφ38mmのホールソーであけるので,芯のドリルに合わせて更に下穴を広げてやります.





コネクターの大きさとドンピシャだったこのホールソーは親父が昔使っていたものです.
親父も本当に工具好きな人でした.(このボール盤バイスも,このボール盤も・・・です)



ホールソーはすぐに切り粉が詰って切れなくなるので何度も歯ブラシで切り粉を取り除いてやる必要があります.




面取カッターで四隅の穴のバリやカエリをきれいにさらってあげます.




親父の残してくれた工具や機械はいまだ活躍してくれています.
それどころかこれら道具を幼少から使っていたおかげで今の自分があるようなものです.

昔は“クソ親父,早よ死んだらええねん”っとまで思っていましたが,とら母(嫁)からすれば自分も“クソ親父”になっているように思えます.
(最近私のお小言を受け流していることが多いです・・・トホホ )
そのうち友和子もそう思うような気がしてなりません.










スコッチブライトでちょっと磨いてあげました.
これも前回はしなかったのですが省略したのではなく磨く気にならなかっただけで,丁寧に作業すると,“ちょっと小綺麗に
してあげたい”という半ば親心のような気持ちが芽生えたりします.





前回のプレートと比較しました.
左が今回製作したものです.
すこしパリッとしているように見えるのも“親心”由来かもしれません.






フライス盤に取り付けて完了です.
前回のモノでも機能は果たしているので,とりわけ“何が違うねん”ってとこなのですが,何も変わりません.
おまけに応急処置ですし,壊した事実も変わるわけでもありません.

どちらかと言えば,ここまでしないとそれなりのクオリティにならない自分の腕前を知らしめられた感であふれております.


なんて冷静さを装ったふうに書いていますが実際は取り付けネジがピタッと入ったときにはちょっと嬉しかったです.


これらの作業を特別な作業ではなく“当たり前な作業”として日頃から行えるかどうかだと改めて考えさせられた
気がします.

そう言った意味からも,先日のブログでコメントくださった「IR92」さんには感謝です.









今年の冬はミカンを箱で買うようになり,幼少の頃の日常的にミカンがある冬を送ってこれたのですが,
その後もう2回,箱で買った
のが最後,さすがにミカンの旬も終わってしまい若干寂しさを感じていました.


マイブームのようなミカンの存在.もはや“ミカン中毒”みたいになったので,他にミカンがないか探して見つけたので
また買いました.

『清見タンゴール』という品種です.





ミカンとオレンジを掛け合わしたとか書いてありましたが,大きさは普通のミカンと同じくらいで皮はハッサクに
近い感じで固く,皮をむくのにミカンを剥くようにお尻から親指を入れることが出来ず,剥ぐような感じで
むいてやる必要があります.(初めて食べるので皆さんはご存じかもしれません)

薄皮は薄くて丸呑みできますが,その周りの筋のようなモノはやはりハッサクに似ていてゴツクテ,へばりついています.

スマイルカットで食べるといいらしいですが,私はミカンのような食べ方がやっぱり好きです.


ちなみに外の皮のことを“外果皮(フラベド)”,薄皮を“じょうのう膜”,筋のようなモノを“内果皮(アルベド)”と
言うらしいです

ハッサクと似ていると言っていますが,本当はオレンジがそうなのかもしれません.なんせオレンジはジュースでしか
飲んだことないので,そんなふうな説明になってしまっています.


味はオレンジジュースのようにむっちゃ美味しいです.




この時期,デコポンとかポンカンなど外果皮が分厚く,大きなミカンばかりですが,やっぱりミカンといえば『温州みかん』.

更に調べたら
『清見』に『アンコール』を掛け合わせたものに、更に『マーコット』を掛けて育成した『せとか』という品種が
あるそうで,こちらは外果皮も内果皮も柔らかいそうで,今の清見タンゴールがなくなればそっちを買って見ようかと思っています.

ちなみに“温州”と書いて“うんしゅう”と呼ぶと今知りました.

どうでもいいミカンネタですみません.



今日のランニングはいつもの8キロコース.
会社から帰ってきて落ち着くと根っ子が生えて,かなりの確率で走りたくなくなるので玄関先でスエットとTシャツに
着替えて,顔も見ずに「ただいま」と「行ってきます」と言って走り出しました.

8.37キロ 49分31秒 平均速度 10.14キロ
【Run&Walk】2014/03/19 18:43, 8.37km, Time 49:31, 508kcal




ではまた.







製作するのに壊したらダメよのマキノの制御ボックスコネクタ破損 エイシンES三本ロール ランは8キロ

2014-03-16 03:52:12 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
依頼されていたパーツを加工をしようとフライス盤のテーブルを下げたら

“バキッ!!”って嫌な音がした.

テーブルを上下や左右に動かす操作ボックスのコネクターにカメラのカメラドリー(キャスター付きスタンド)が
引っかかってしまっていた.


カメラドリーが壊れたと思ったら,コネクターの基台が割れていた.





・・・・ショック.

モノを作るために作業しているのに,壊したらアカンやん.


四隅の4本の小さなネジで操作ボックスに固定されていて,その内1箇所だけ破損しているように見えた.

パッと見た感じ,なんとか使えそう・・・な気がした.





ケーブルを外したら


2箇所も割れてる.
おまけにこのままではぐらぐらして残るネジの所も割れてしまいそう.

アカンやん・・・  何してんねん俺・・・.





テーブルの上下左右だけでなく早送りや主軸の回転数を調節するための配線が来ているので本数も多くて重たい.
(さすがにきれいに配線処理されてます.交換するのも面倒くさそう~)





高そうなコネクタ.
オスメスのセットでしか売ってなかったら今日の作業代がコレに消えていく・・・


さてさて
そもそも簡単に入手できるのかなあ・・・.

ということで先ずは凝視してどこ製のコネクタかを見てみる.

よ~く見ると『JAE』って書いてあって,品番らしきものがあった.

“MS3102A24-28P-ZN”





ネットで“JAE コネクタ”と検索してみたらすぐに『日本航空電子工業』とヒットした.
コネクタでは日本でも有名なメーカー.

おまけに「モノタロウ」でも取り扱いがありそうだった.


入手の目処がたったけど,しばらくはこのままで使わないと行けないので応急処置を考える.

厚みが2mmのアルミ板を四角く切って,φ32mmのホールソーで大きな穴をあけて・・・・.

四隅に4箇所に3mmネジ用の穴を・・・



四隅のこの穴,ハイトゲージでちゃんとけがいてポンチまで打ってボール盤であけたのに,ずれてる.

こんな等間隔の穴をあけるのが毎回しくじる.

へたくそで,“いいぃ~”ってなる.







四隅の穴はヤスリで長穴にして,ごまかしました.

この板でコネクタをサンドイッチして補強して応急処置完了.





何かブルーな土曜の昼下がり.

頼まれモノの“ちょう~マニアック”なパーツの加工.
“レシーバー”とかいったような・・・そんな名前.

全長を短くする加工でございます.






先日オークションで買ったとお話した“三本ロール”.

送られてきた箱をみてちょっと笑った.

『ES』って書いてある.





工作好きならこの名前を見たら多分みんなあの“エイシン”を思い出すのではないでしょうか.

突如現れて嘘みたいな低価格で工具を売りまくって,倒産したあの会社.
ほとんどが中華製の工具だったけど何だかんだ言って使えるモノも結構有って,高価なのが当たり前だった工具が身近な存在に
なったのを考えれば,無くなって非常に残念な会社だと多くのマニアが思っているはず(たぶん).



“三本ロール”

知ってる人にしたら「ふ~ん」って感じですが,その名の通りロールが三本あるツールです.

『買って使わないまま三年ほど寝かせていました』と出品説明に書いてあったので十分熟成しております.





袋から出して銘板を見たらやっぱり“株式会社エイシン”って書いてありました.


懐かしの“ES POWER






こんな風にバイスのセットして





さてコレで何が出来るかと申しますと・・・

ふつうの板を用意して




これを手前の二つのロールの間に挟んで・・・






ハンドルをグルグルと回し板を行ったり来たり何度もすると・・・
後ろ側のロールに跳ね上げられるので,ちょっとずつ湾曲してきます.





後ろのロールを少しずつ上げていって,ひたすらハンドルを何度も回して板を行ったり来たりさせると
どんどん板が丸まってきて・・・





・・・クルッと丸い輪っかになった写真を載せてブログを〆ようと思ったのですが,結構しんどいので止めました.

これで丸い筒などが自在に出来るというわけです.
いままで適当に丸めていたものが,きれいにできるので出番が来るのが楽しみです.

ただ,しんどいのが分かったので電動化したいです.



ちょっと書きそびれましたが金曜日,仕事から帰って来ていつものランニング.
走り始めから足に疲労感があって,イマイチの走り出し.
走り出しでその日の走りが分かってしまう気がします.

途中までいくと疲労感もなくなるのですがタイムは振るわず.

8.38キロ 50分57秒 平均速度 9.87キロ
【Run&Walk】2014/03/14 19:05, 8.38km, Time 50:57, 510kcal [web]





さっき,フライス盤のコネクタをモノタロウでちゃんと調べてみました.

ちゃんと取り扱いはあるものの・・・・・

”出荷目安:33日”

先の長い話です.





ではまた


30年の歳月でちびったフライス盤の主軸ベアリングと47歳になって伸びてきた膝の靱帯 

2013-06-09 06:15:58 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
30年の歳月でちびったフライス盤のテーブルの上下スイッチの不具合についてかいたのがコチラ

その続きです.

不具合も色々あって,調整ズレで簡単に直せるものから,部品の交換が必要であったり,修理には専門知識や設備が
必要なものまでいろいろ.


牧野の汎用フライス盤の“Kシリーズ”には大きく分けて3タイプ.

主軸がギヤ駆動の“強力型”と呼ばれる「KG形」.

繊細な部品を高精度に加工するために主軸をベルト駆動方式として4000回転まで回すことが出来る“高速形”の「KS形」.

速度を変えるためにベルトの掛け替えが必要であったKS形を無段変速にした“無段変速形”の「KV形」があり,
私のKVJP-55がこれになります.




“世界の牧野”と呼ばれ,加工屋さんにマキノが並んであるのを見て「ここに仕事をまかそう」と思われたほど
精度の高い加工が出来るフライス盤だったそうです.




実際に刃物を回転させ切削する主軸は長期間安定して精度が維持できる“作り”となっていて,シビアにできているそうです.





ベアリングはP5級の精度の高いものが使われ,精度と剛性を上げるためにその組み方も“定圧予圧”と呼ばれる
ベアリングに圧力を掛けた状態で組み付けられています.

潤滑はグリスのみ.
当然主軸用の1Kg数万円する高級なものが使われ,グリスがダメになったらベアリングの交換となるそうです.




さて私のKVJP-55のこと

ボール盤で穴をあける時にハンドルで主軸(クイル)を下ろしますが,それと同様な作業が出来るように
KVJP-55にもクイルがあります.
しかし主軸を回転させて,ものの1分もしないうちにこのクイルが固くて下りなくなります.




マキノのサービスの問い合わせると主軸ベアリングがやられていて発熱し,クイルが膨張していると言うことでした.


1500回転ほどのさほど高速でもない回転で,それも1分足らずで発熱して膨張ってあり得るのですかと
聞いたのですが,どうもそうらしいです.


たしかにクイルを触るとほんのり温かい.
短時間で外部がほんのり温かくなると言うことはベアリングはかなり発熱していると言うことになります.


大阪の牧野では自社では修理ができないということで委託している大東市の修理屋さんを紹介してもらい
修理について話を聞きたのですが,現地修理(私の家で修理すること)は無理なので主軸頭を持ち帰るとのことでした.


さて見積もりを取ってみたら・・・・

“45万円”




不調が分かり見積もりを入手したのが5月連休明け.
見積もりの金額を見たときは「唖然」としました.

なんせ中古の軽自動車やバイクが普通に買える金額.
あまりの金額に笑いしか出てきませんでした.


少し冷静になると,それなりの機械を持つと言うことはそれなりの覚悟も必要かなあと思ってしまいました.

コチラのサイトで偶然マキノのKSJPのベアリング交換をチャレンジしている方の書き込みがあり,その方や
掲示板の方々から色々と親切に資料やアドバイスを頂くことができ,自分で交換することも考えました.


ベアリングの組み方やクイルの作動不良の修理は専門知識と設備が必要となるため,きちっと修理するには
業者に依頼するのが一番.

とはいえ私も機械いじりが好きな端くれ.自分でやってみたいという気持ちもあります.

でも盆栽いじり的な工作で,いまでも飽和状態のガレージライフ.
取りかかった作業が山のようにあって,したいこともまだまだ沢山.
おまけにガレージ整理もまだ途中.


そんなことを考える日々を送ると不思議なもので金額のことはどっか行ってしまい,精度を取るか.
不安はあるけど自己満足を取るか,イヤイヤ現実を見なさい・・・っと.

この三者が入り交じっています.


ガレージ整理にはもう少しフライス盤が必要なのでそれが終わったら決心しようと思います.

30年目のベアリング交換.ふ~




実は先日6月8日で47歳になりました.

今から30年前.
高校二年生のときにバイクで交通事故を起こし,右足粉砕骨折,左足は前十字靱帯の剥離と内側側副靱帯の
損傷で4ヶ月入院しました.

出席日数が足りず一年休学し親にも随分迷惑を掛けてしまいました.


靱帯は関節が良からぬ方向へ曲がらないようにするための筋なため,これが切れたり伸びると,ひざがガクッと抜けたり
足が必要以上に反り曲がったりします.

手術は8時間くらい掛かりました.
少しぐらつくことはあっても普通に運動するまで回復しました.


あれから30年.


(汚い足でごめんなさい)


最近靱帯が前以上に伸びてきたようで膝に水が溜まる事が増えました.

見た目もボヨ~んとしていますが,関節自体もなんだか締まりのないボヨ~んとした感覚です.




ジョギングしている時は筋肉で膝が固定されるので痛みは少ないですが,寝るときなど脱力状態だと
重力で足が反ってしまうため痛いです.


こちらの修理は自分ではできないですし,治療にも長期間かかるので,どうするか考えながらやって行かなければいけません.

30年の歳月と47歳というオッサン年齢.

色々と機械も体もガタが出てしまいます.

ふ~


ではまた

30年の歳月でちびったフライス盤のテーブル上下レバースイッチ マキノKVJP-55 修理

2013-06-01 02:13:00 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
うちのフライス盤は1983年製.ちょうど30年前の機械ということになります.

昔の工作機械は丈夫なものが多いですが,それとて30年も経てばどこかしら不具合があったりします.

マキノのKVJP-55はマキノの汎用フライスの「Kシリーズ」のひとつになります.

“汎用”の意味は人の操作によって加工することを意味し,人がハンドルを回したり,ハンドルを回す代わりとなるモーターの
スイッチを操作する必要があります.
(人に代わってコンピュータが加工してくれるのをNC(numerical control 数値制御)機と言います.)


昨年末買ったときから気になっていたのが,テーブルを電動で動かす時のスイッチのガタ.

このフライス盤にはテーブルを左右(X軸)に動かすモーターと上下(Z軸)動かすモーターが付いていて
それぞれレバースイッチで動作させます.





レバースイッチはスプリングの力で手を放すと中央に戻る仕組みになっているのですが,上下のスイッチはこの戻りが悪く,
手を反したら少し垂れ下がってしまい“頼りない”感じになっていました.




手を放したときに「ピシッ」と中央に戻ってくれない感触は「何だかな~」って気にさせてくれます.


とりあえず分解してみました.




スイッチはレバー操作で接点が押される仕組みで電気接点の部品とレバーの機械部品とで構成されていました.

見るからに“やれた”感じなのでレバーの方を分解してみました,




レバーを回すとカム山がピン(棒)を押し下げ,それで接点を押す構造になっていました.




内部をよく観察するとピンが上下する溝の一部広がっているのが分かりました.

長年使い込んだ結果,徐々に溝を押し広げて行ってしまったようです.




見た塗装もきれいで使用頻度も少なそうなKVJPでしたが,この部分に劣化があるということは,頻繁にテーブルを
上下させていたということになり,それなりに使用していた事になります.


とりあえず変形してしまった溝の出っ張った部分をヤスリで修正してみました.




狭い奥まったところなのでヤスリをストロークさせる事が出来ず難儀しました.
格闘する事数十分,とりあえず出っ張りは取り除きました.

いったん組み付けましたが作動が思わしくありません.

上下するピンの直径はφ3mm,溝の幅は3mmちょっと.
ですが,溝が変形しているところは溝幅も広く,ここに引っかかってしまうようでした.





いくらやってもだめなので,広がった溝の幅になるよう全体的に削る事にしました.

面倒くさい作業です.




ピンの直径に対して溝幅が広がったので,ガタが大きすぎて調子よくありません.

広げた溝に合う直径のピンがあればいいのですが都合よくそんな直径のピンなどあるわけありません.

旋盤でピンを作る事を考えましたが適した材料もなく・・・・


ガレージ内をウロウロ・・・・・

何か無いか瞑想に入ります.


で,見つけました.

ドリルのキリ(刃)です.


丁度いいサイズのキリ.
気の毒ですが犠牲になってもらいました.




最初よりはまっしになってくれたものの・・・・




手を放したときに「シャキッ!!」と中央に戻るのではなく,感覚的にはスッと戻るような感じです.

ここまできたら「シャキッ!!」としたかった.


でもきっとこれ以上は無理.

しばらく使って,気持ちが晴れないようならそのときはメーカーに注文します.

意外と高そうな予感.

嫌やな~





不具合話には続きがあります.

頭痛いなあ~

ではまた.

「製品製作」の続き マキノのフライス盤KVJP-55の初仕事

2013-02-16 06:41:50 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP


「久しぶりの製品製作」の続きです・・・・という日記を書いて何日も経ちますが,未だ続行中です.


今回製作しているものは二枚の薄い円盤状のものをズレなく貼り合わせるための治具です.

円盤状のワークがキッチリと収まるポケットの加工が重要で旋盤で切削しています.




フッ素樹脂(PTFE)は柔らかくて切削しやすいくて良いのですが,熱膨張が非常に大きいのが厄介な所.

線膨張係数が10E-5/℃.鉄が11.8E-6/℃なので桁が一つ違うほど大きいです.

気温15℃ほどのガレージで,冷たいアルミ板に取り付けられた樹脂を旋盤切削しても,チャックを外して
翌日にはめてみるときつくてはまりません.

試しにストーブの前に置いて10℃ほど温度差を作ってやって計測したところφ200mmの外形で0.3mm違ってきます.

実使用温度でクリアランスを0.2mmを持たすためには加工時の温度で+αの切削が必要になります.

このあたりは経験値がものを言う世界.
初品からバッチリなモノができることは少なく,二三度の再作成で形になっていく場合が多く,単品モノのコストが
高く付く理由の一つでもあります.


一旦旋盤のチャックから外したモノを再び旋盤にチャッキングさせてもすんなりセンターは出ません.

ダイヤルゲージで振れを取ってやる必要があります.
取り付けネジを少し緩めてゴムハンマーで“あっち叩き,こっち叩き”して振れをとります.

切削は数十秒ほどですが,このセンター出しはその何十倍も時間が掛かります.
イィ~ってなります.




旋盤の手前のハンドルの目盛りの1目盛りが0.05φmmの切削です.
これは刃物を動かして切り込む量が直径で0.05mm削れると言うことです.
実際には半径分しか動かさないので0.025mm=25ミクロン刃物を動かしているということになります.



さらに言えば25ミクロン刃物を切り込んでも刃先ではスリップして切れなかったり,それ以上食い込んで
削り過ぎたりしていて,マクロメーターなどで測ってみると目盛り量と削れ量に差がでることに気付かされます.

職人はこれを経験で加減してしまいます.


経験の無い私は,サボらず削っては時間をおいてはまり具合をみて,またチャッキングして削ってを繰り返すしか
ありません.


プラスαで旋盤加工が終わり次はフライス加工です.

ただマキノのKVJP-55は搬入したときのまま.
準備が整ってい無い状況でしたがとりあえず使用するみることにしました.


先ずは手元だけでもきれいにしてあげます.
自動車用のワックスを掛けてあげました.

“世界の牧野”
マキノの顔である「MAKINO」のエンブレムが誇らしげに思えます.




牧野純正のデジタルスケール.
最小読み取りは5ミクロン.
実際のテーブルの移動量を直読してくれます.古いタイプですがあるのと無いのでは大違いです.
30年あまりの長年の油汚れや手垢を取ってあげました.




津田駒の油圧バイス.
台形ネジでの締め付けだけで無く油圧でも締め付けられるので,より確実,強固に固定できる優秀なバイスです.
普通のミーリングバイスよりも高価ですが,これを使っていた元の所有者はきっと工具にもこだわりがあったのでは
ないかと思います.
丁寧に使われていたのがそれを物語っている気がします.





手始めは失敗してもやり直しがく小物の加工です.




初めての切削.
操作を間違ってバイスに傷を付けないようにと必要以上に慎重になってしまいます.




長方形の形に外形を切削するのですが,ノギスで測定したときの“挟み感”がちょっと変.
直角が出ていないみたい.

搬入時に頭を90度倒して搬入したのを思い出しました.




目分量で直立させただけだったので直角が狂っていました.
当たり前な話ですが,段取りが全く出来ていないのがこういったことに現れてきます.

円筒スコヤがないのでテーブルを上下させて直角を見ます.
テーブルを上下させてもダイヤルゲージの針が全く動かなくなるまで主軸頭を調整します.




油圧バイスも底面にキーが入っているものとばかり思っていましたがキー無し.
なので単に置いただけの状態だったので見た目平行でもデタラメ.
(バイスの“平行キー”についてはコチラを参照ください)

ダイヤルゲージで振れがでなくなるまでゴムハンマー優しく叩いて微調整です.




こんな事をしながらフライス盤と戯れています.


初めてのフライス盤作業,むっちゃ楽しい!!


マキノフライス盤KVJP-55 ギリギリいっぱいの搬入とベテラン運送屋さん

2012-12-01 20:33:42 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
マキノのフライス盤搬入の続きです.

搬入日の25日(日)の朝に何とか搬入できるまでガレージの整理を終えて約束の9時に丁度に
運送屋さんがやって来ました.




トラックの荷台に載せられた機械の背の高さを見たときちょっとびっくりしました.




我が家のガレージは店舗付き住宅の店舗部分.
古い建物なので入り口のドアの高さは180センチしかなく,おまけに道路までスロープがあって
搬入するのにちょっと厄介なロケーション.
長野に下見に行った際に入り口の寸法や道路幅などを予め機械屋さんに写真付きで伝えていたのですが
機械屋さんからは「大丈夫,腕の良い運送屋を行かせますよ」と.
さてどうなるか.



機械を設置する際に敷こうと予てから用意していたステンレス板があったので,それを使って
運送屋さんが上手に入り口をフラットにしていた.
厚みが6mmあるステンレス板.重さはざっと80キログラム.
エイ・ヤッっと扱うのを見るとやっぱり足腰強いなあと関心します.




ガレージ側から見た搬入口.
高さが足りずに機械が搬入できなかった場合,最悪サッシを破壊するつもりです.




いよいよ搬入.
先ずはフライス盤から.
入り口の高さ不足の他,出っ張った二階部分や看板が搬入の妨げになります.




機械重量は約1.5トン.バランスを保つようにナイロンスリング(吊り上げ用のナイロンベルト)を掛け,
ゆっくり吊り上げられます.





トラックと建物の間も狭いので降ろすのも慎重.





上部は看板に接触寸前.
どうせ看板は撤去するので当たっても大丈夫ですよと言ったのですが,そこはベテランさん.
無言でギリギリまで寄せます.





下は下でトラックとギリギリ.




機械をアチラに振ったり,コチラに向けたりと操作して無事着地.
二枚重ねのSUS(ステンレス)板でも機械の重さでたわみます.
倒れる心配はないと言っていましたが,それでも慎重に養生し移動用のチルローラー(機械移動用の
丈夫な低床台車)に載せます.

足下を固めてこれからガレージに引き込みます.





お尻側から搬入.
フライス盤のてっぺんにあるモータが二階部の出っ張りにすでに干渉して,このままでの搬入は無理.




このフライス盤はラム型といって斜めに穴を開けたりといった精密な加工が出来るように主軸頭が傾くように
作られています.


固定ボルト4本をゆるめ,ハンドルを回して主軸頭を回倒させていきます.
さすがのマキノもこの首が折れたような滑稽なかっこうは,ブサイクに見えてなりません.

これでも入り口のサッシにギリギリです.




右に重心が偏るのでテーブルを左に振って重量バランスを取っています.
このあたりの慎重さがベテランならではです.
お手伝いして少しずつ引き込んでいきます.




機械が中程まで入ったのですが今度はテーブルの左右のハンドルが干渉します.




テーブルを移動させつつ,チルローラーのハンドルさばきで入り口をパスします.




最後の難関.機械上部とサッシとの干渉.




隙間が5mmもありません.
敷いたSUS板が機械の重みでたわむとそれだけでサッシと接触します.
本当にギリギリ.




それでも無事引き込み完了.
ガレージ内も吊り物が色々あるので,主軸頭を寝かせた状態で設置場所まで移動します.




この日のために予てから用意していた機械の下に敷く敷板.
アルミの厚板です.





ガレージの床はコンクリートですが機械が重いので荷重を分散させるために予てから用意していた
厚さ5mmのSUS板を敷いてもらいました.


私は身長が高いので切削するポイントがアイレベルになるように敷板を敷いてフライス盤をかさ上げします.
30mmのアルミ板を3枚重ね,90mmアップです.




最後に機械のレベリング(水平出し)です.
ジャッキボルトを調整して精密な水準器でピッタリと水平をだします.




使用する水準器は一メモリが4秒(角度なので○度○分○秒と言う単位です).
4秒というと1mで0.02mmの高さ.
図で示すとこんな感じです.


RSK 新潟利権測範株式会社のHPから抜粋引用)

機械の水平出しは重要.毎日レベル出しをしている会社もあると言っていた.
基本はまず三点でレベルを合わすそうです.




探したら我が家にも精密水準器がありました.
長年フライス盤の導入を夢見てそれまで色々と周辺ツールをそろえてきたのですが,これが
いつどこから来たのかはもう忘却の彼方です.




バッチリと一メモリの狂いも無くレベリング完了.
無事フライス盤の搬入設置ができました.


お昼,簡単にですが食事を用意したのでご飯を食べながら色々とおしゃべりしました.
私より少し年上の方.
気さくな方で機械の話や搬入にまつわる話,バイクの話など.これまた楽しい休憩時間でした.


午後は自宅奥に置いていた旋盤をフライス盤の横に移動させます.
ささっと準備をしてあっという間に引き出す用意ができていました.




フライス盤と違い旋盤は横長の機械.
我が家の旋盤は森精機のMS-650という機械で長さ約2m,重さ1.8トンほどあります.

吊り上げたときに水平になるようにレバーブロックを調整しサクサクっと作業していきます.





自宅奥からガレージまでは傾斜があるので一旦トラックに載せて移動します.




旋盤の搬入もやっぱりギリギリ.
そこを無難にこなしていくのがベテランのテクニック.
運送屋さん曰く「経験の数」と言っていました.



旋盤もチルローラーに載せて移動します.
チルローラーの高さは8センチ.
「もしフライス盤が高くて入らなかったらどうするんですか?」と尋ねたら,

「チルローラーではなく,コロで転がすこともできるし,それでもダメなら鉄板を敷いて
滑らせる.それでもダメなら最後は『紙』.カッティングシートなんかの台紙のツルツルした
紙を敷いて滑らせますよ」と.

搬入手段を色々持ち合わせているから,全く焦りも無く搬入作業をこなしていました.




旋盤も敷板を敷いてかさ上げしてもらいました.




旋盤のレベリングも一メモリの傾きもなくピッタリ.




午後3時.無事全ての作業が終了.

長野からの運賃と旋盤の移動費合わせて12万円.

機械の下に敷くSUS板の準備は本来こちらでやっておかないといけない作業なのに気軽に
引受けてもらったり,片付けきれない荷物が点在する中で嫌な顔一つしないで搬入してもらって
この費用は非常に良心的な値段でした.

感謝です.


この時点で私は作業開始から35時間が経過.
フライス盤と旋盤のツーショット写真を撮るつもりが,てんぱってしまっていたようで,すっかり
忘れていました.


外に放り出した荷物の仕舞い込みをしてから気付いたけどそのときは時すでに遅し.
散らかったガレージの写真しか写せませんでした.




片付けが終わったのは夜9時過ぎ.
作業開始から40時間,さすがに疲れました.


中古機械は基本「現状有姿品」.実際に使うには自分で電気をつないだり,オイル交換をしないと
だめなので,稼働できるのはまだ少しかかります.
ガレージの整理もあるので,これからまた少しずつ作業をしていきます.

少しおしゃれなガレージにもにしたいですし,色々思いは膨らんでいきます.

フライス盤を買おうと思い始めて20年ほど経ちます.ようやくその夢が叶いました.
これからこれをつかう喜びを噛みしめながら,またモノを作る喜びに浸っていききたいと思います.


では,また

牧野(マキノ)のフライス盤の下見に東京と長野に来ています。

2012-10-21 02:56:44 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
只今、10月21日 午前2時
中央道の長野県にある阿智PAです。


エンジンを切った車内で仮眠していたら寒さで起きてしまいました。


今日一日あったことを簡単にまとめます。




東名用賀まで順調にきて目的地まで30キロほど。

首都高の渋滞にはまるのが嫌で下道に下りたのですが、
下道で渋滞に引っかかってしまいました。





国道246号線、いわゆるニイヨンロク。
関東圏ナンバーの中に一台だけ大阪ナンバーの車。

完全アウェイ。


「大阪モンが!」となめられんように、気を抜かないで頑張りました。



寅次郎もお疲れのご様子。





目的地の東京都機械共同組合倉庫は江東区にあります。

とら母に言ったら「江東区やったらスカイツリーが見えるかも」と教えてくれた。


有るかなあと探してたら目の前にありました。


「お母ちゃん、遠くからやからよう分からんかったけど大阪の通天閣と
あまり高さはかわらんかったよ。」






「東京都機械共同組合」


加盟している機械屋さんが共同で借りている機械展示場兼倉庫です。

東大阪にもありますがそこよりは規模は小さいです。



東京での下見物件がこれ。

86年製のKVJP-55。

程度は良い方だと思います。

丁寧に使う会社やったと言っていた。

物を置く所や油が垂れてくる所にはウエスが置いてあったりと、
気遣いが感じられる。





ここまできたら次は値段の交渉。

運賃だけで10万円は越えてしまうので、値引きは大切な交渉事。


しかし、これがなかなかどうして。

「値段は電話で言ったでしょ」

交渉事なんてする気がないみたい。


それまでも遠いから写真を送って欲しいとお願いしても、忙しいからと、とりあってくれないし、
なんか話しててアレレって感じがした。

長野の物件が気がかりなのでそれを見てから返事をしますと言ってお話終了。


本来やったら、大阪からよう来たなあとか、趣味で買うということで同様な話で盛り上がるのですが

何にもなかった。




長野までは280キロ

昼1時を回っているので現地に着くのは夕方。

たいてい土曜日は半日か休みの会社が多い。
なのであまり遅くなると嫌がられるので急ぎます。


眠いのとお腹が空いたのとでつらい。


時間もなく直ぐに首都高に乗ったのでコンビニも寄れず、PAでスコーンとペプシを買って、ごまかした。

これが味が濃いくて良い感じ。





長野の社長さんは遅くなっても親切に何度も道案内の電話をくれた。

ちょっと人里離れた山の手にあって、ちょっと迷いながら5時過ぎに到着。



こちらはさっきのより更に3年古い83年製。


しかしどうみても綺麗すぎる。

塗装にはまた艶があり、ピカピカ。


再塗装というのもある話ですが色を見ると分かるもの。


塗装はだませてもテーブルの傷、ハンドルに残る新品時の渋さはごまかしきれないもの。


異様なマキノだった。


一応テーブルの傾きをダイヤルゲージで測定したが左右で1/100くらい。

重いモノをテーブルに載せて使っているうちにテーブルが前にへたってくるのですが
「前垂れ」と呼ばれる前後方向の傾きもゼロ。


細かなことは探せばば出てくるかもしれないですが、なかなかのコンディション。


とにかく初めて見る異様な感じがするマキノです。

「あやしい」という言葉が「怪しい」ではなく「妖しい」の方。



70才になるおじいさんとその奥さんと二人で使っていたそうです。






機械の高さが10センチ高い「ハイコラム」と呼ばれるタイプ(東京の機械がそれ)が
条件だったのですが、それにも目をつむってしまうほどのマキノだったので決めて来ました。


搬入は1ヶ月以内なので、帰ったらガレージの片付けを慌ててしないとダメです。


ほんとに時代をスリップしてきたようなマキノでした。


帰りがけ近くの温泉に入ってサッパリしてきました。






ではまた

牧野(マキノ)フライス盤 下見ツアー 新東名 駿河湾沼津SA

2012-10-20 07:44:25 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
只今、新東名の駿河湾沼津SAです。


四日市から法定速度でここまで来ました。
自宅から340キロくらい来たかな。


私のナビには新東名がなくて変なルートを案内されてました。






ここのSAにはドッグランがあったけど・・・・





寅次郎はこちらのドッグラン(裏の駐車場)がいいみたい。





SAのコンビニ(ホットモット)のプルコギ風豚焼き肉弁当、上げ底でちょっとしか入ってない。

こんなんやったら、お腹ふくれへんぞ~

ぶぶぶ~



牧野(マキノ)フライス盤下見 東京に加えて長野に行ってきます.

2012-10-20 01:56:13 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
マキノのフライス盤を下見に行く話ですが,どうも距離が遠くて行くのをためらっていたのですが
夕方,いつもの中古機械サイトを見たらお昼にはアップされていなかった機械が長野県から
出ているのを発見.

年式はさらに古くて1983年製.
それが写真で見る限りピカピカ.
再塗装品にしても色具合が違う.




時計を見たら5時を回っている.
この業界は5時上がりが常識.慌てて電話したところ連絡がついて話を聞くと,老夫婦で仕事を
されていた所が廃業されて引き上げてきた機械らしく,丁寧に使っていたらしい.


写真と現物に違いがあるのは世の常ですが,ちょっと期待してます.
場所は長野県下伊那郡高森町というところ.


この機械を見て2台分の下見ならちょっとテンション上がってきました.

これから出発します.

ナビでルート検索したら508Km.




やっぱり遠いです.

東京に行って帰りに長野によってきます.

ではまた.


土曜日は牧野フライスの下見で東京行きかなぁ

2012-10-19 03:53:15 | 牧野(マキノ)フライス KSJP KVJP
牧野(マキノ)のフライス盤でKシリーズ(KSJP,KVJPが・・・)がずっと欲しくてコチラの中古機械のウエブサイト
毎日見ています.

程度の良い機械はなかなか出てこなくて,あってもちょっと予算オーバー.
景気が悪くて汎用機なんてなかなか売れないのですが,希に良いなあと思った機械が出てくるの
ですが,そういったフライス盤はじきに売れていってしまいます.

サイトの小さな画像をクリックするとその機械の紹介写真が出てくるのですが,この業界は
まだまだ現物主義なので,写真も画素の荒いもの多くて状態を把握するにはなかなか難しいです.




それでも目をこらしてチェックするのですが,私なりに写真での一次審査基準ってのがあります.

先ずは上下のハンドル.
機械加工現場で使っているので塗装が痛むのも当然なのですが,それでも丁寧な使い方していると
違いがでます(と,勝手に思っています).




それとコラム(支柱)の塗装の痛み具合です.
この機械は元々強度のあるフライス盤ではなく精密加工用なのでバリバリ削ることには
不向きなのですが,
それでもそんな使い方をする人がいて,そうしてしまうと切り子がコラム(支柱)にアタックして
塗装が剥がれてしまいます.





そんなこんなを気にしながら良いのがあれば業者に電話をする訳なんですが,前述のとおり
この業界はまだまだ古い体質がのこっていて,中古車屋さんのように写真をいっぱい送ってくれたり
状態を教えてくれることは希にしかありません.

基本「見に来て下さい」です.


先日,写真を見てピンっときたのがコチラ.
1986年式と古い機械ですが中古機では当たり前の年式.




場所が東京.ふ~


状態を知るには見に行くしかありません.

良いと分かっていたら行くのも気にならないのですが,行って気に入らなければそれまでなので
行くにもためらってしまいます.

前に行ったのが福岡でした.
「牧野フライス下見,軽トラックの旅」リクライニング出来ずにしんどかったです.
荷台でテント張って寝たけど寒かった.


今回,友和子(とわね)の面倒を見ないといけないこともあって日帰りになります.
旅費の事もあって深夜バスで行って,帰りは新幹線ってのも考えたのですが,寅次郎を残すと
散歩にだれか行かないといけないので,寅次郎とプリウスαで行こうかと思っています.

いや,テンションが上がればです・・・.

明日一日考えます.

では出発したら携帯からアップします.


友和子がウンチをしたみたいなのでオムツ交換してきます.

ではまた