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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台所のDIYリフォームのお話(44) ジプトーンにクロスを貼ってみる(その2)パテ埋め ヤヨイ化学 楽雷5G シールパテ ウオールボンド工業 390クリーン

2021-10-11 04:24:05 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

虫食い模様(トラバーチン模様)のジプトーン天井をパテ埋めしてクロスを貼る」の続きです。

天井の傷んだ部分を修復したので次はパテ埋め。

 

Youtubeでプロの方の作業に対して「あとから剥がれるからこんなやり方はしない!!」と全否定的にコメントする人がいて、ひどい物言いするなと思いつつ

そういう輩に突っ込まれたくないので剥がれないように気を付けることにしました。

 

動画ではパテに接着力を上げる補強剤を混ぜていたので、そもそもの接着力が高い(とうたわれている)ヤヨイ化学のシールパテを使ってみることにしました。

4kgで3500円ほど。

たぶん高いんだとおもいます。絶えず単価を考えないといけない本職と違って個人がするDIYなので、あまりコストを考えずに済むので、

試してみることにしました。

 

 

 

 

部屋に物が置いてある状態での作業なので床のモノを移動させつつってことで、天井を三分割でパテ埋めすることにしました。

まずは入口側の継ぎ目を埋めるところから。

内装のパテ埋めって初めてなので素人意見ですが、あんまり伸びないと言うか、伸びなくなるのが早い気がしました。

 

 

 

使う分を都度袋からパテ盛板に出して乾燥を防いでも"盛って均して、盛って"ってしていっても、うまく伸びなくなります。

 

 

 

 

一回目で虫食いが埋まるのはこの程度。

初めての作業で、気持ち的に虫食いを埋めたいと思ってたんで厚めになってしまった感じがします。

 

 

 

 

三分割した真ん中の部分にはプライマーを塗ってみることにしました。

ウオールボンド工業の390クリーン。1kgで1000円ほど。

 

 

 

 

捨て糊としてローラーで塗りました。

ジプトーン一枚分が少し照かっているのが塗ったところです。

 

 

 

最初にパテ埋めした場所ですが、凹凸があったので削って平滑にしてみることにしました。

パテを削ると粉だらけになるからなるべく削らないでいいようにパテを塗るようにと動画で言われていて、いい道具があると紹介されていたのが

あったので買ってみました。

ヤヨイ化学の楽雷5G。

充電池式でコードレスで集塵機能があります。

そんなことよりも気になったのがその名前。ネーミングの意味がよく分かりません。

"らくらい"と文字を打ち込むと当然"落雷"しかでません。"5G"ってなんやねん。第5世代の高速通信にあやかってか?

これ2万円以上して結構高かったのでカード作ってポイント還元したりして買いました。

 

 

 

粉が舞いにくいらしいですが、そもそもこのシールパテ、固くて全然削れません。

 

 

 

何でも経験。

様子を見に来た娘に削らせてやりました。

 

 

 

 

プライマーの乾燥時間ってどれくらい?

塗ってからどれくらいまでに上塗りしないといけないの?

分からんことだらけです。

入口側の二回目と中央部の継ぎ目をパテ埋めしました。

 

 

 

 

動画の中でパテを削るとクロスの付が悪くなるという話をしていました。

「縦向きにパテを盛って横向きに均して」みたいな感じで"はがきサイズ"の小さな面積を素早くパテ埋めして、できるだけ水分が抜け前に仕上げるようにしました。

 

2回目なので虫食いはかなり埋まりました。

 

 

 

 

 

手前の中央部は一回目です。

平面部にあまりパテが乗らないようにしごきながら虫食いを埋めていきました。

 

 

 

3回目のパテの前のサンディングはオービタルサンダーを使いました。

"パテを削るとクロスの付が悪くなる"って話は置いといて、凹凸があると次のパテでも平滑にならないので止む無しです。

集塵機能がないので粉だらけになりました。

 

 

 

サンディングしていたらアチコチでジプトーンが下地から浮いているのに気付きました。

落ちてくるわけではないですが、見てしまうと何か嫌になります。下がってきてクロスが切れるのも嫌なんで締めておくことにしました、

ネジで締めるとステープルの頭が出てきます。(ネジの隣でプックリしているのがそれです。4mmのステープルが使われています)

 

 

 

 

本来なら最初にやるべき作業。救いなのがパテ埋めも数回するため影響は少ないこと。ですが段取りが悪いと気持ちは折れます。

ネジで締めなおした後で思ったのが、浮きは収まっても下地の"うねり"を拾ったりしたら、それはそれでマイナスなんじゃないかと。

いろいろと考えさせられます。

 

 

 

 

たまにやってきます。

 

 

 

この子のためにも早く作り上げないと、そう思うと自分の作業の遅さが嫌になります。

 

 

 

部材を置いている関係上、先に作業した方が片付くこともあって、ここで間仕切り壁のボードを貼ることにしました。

右側には照明のスイッチが来ます。

3ヶ所からON/OFFをするのとダウンライトの調光器が付くので余裕をもたせて22のPF管を二本。

それと入口付近でスマホを置いて充電ができるようにと照明スイッチの下に、そして足元と外壁側にもコンセントを付けれるように一回路用意しました。

 

 

 

左側はテレビを置く予定なのでコンセントは多めにとっています。

アンテナ線やLANケーブルなどの弱電は電灯線と同じ管に入れれないので分けてPF管を通しました。

エアコンはこの壁にしか取り付ける場所がないので天井付近に専用線を入れれるようにPF管を間をあけて2ヶ所入れてあります。

 

 

 

間仕切り壁のボード貼りが完了。

テレビの上に棚を付けようと思うので当てはありませんがそこ用にもコンセントが付けれるように追加しました。

 

 

 

 

天井のパテ埋めの最後はシンクがある側の天井。

 

 

 

 

後から天井をやり直すことにしたので、吊戸棚の部分は残ってしまいます。これが何か中途半端で嫌でした。

吊戸棚と天井の間に隙間が少なく、石膏ボードを重ね貼りできない理由がここにもありました。

養生の手間とか増えてしまうので計画は大事です。

 

 

 

吊戸棚に隠れる部分にも少しクロスを飲み込ませたくて、平べったいコテでプライマーを塗布しました。

 

 

 

 

あとはひたすら同じ作業。

 

 

 

パッドが劣化して部品待ちだったマキタのランダムオービットサンダ。

純正が高くてAmazonで中華製レプリカを早くに注文したのに発送が中国からだったのでなかなか届かない。

ようやく届いて使ったら、やっぱり集塵機能があるので快適でした。

 

 

 

 

クロスを貼る場合のパテ埋めの程度が分からない。

経験があるとすればバイクの塗装の下地調整。

やり始めるとついつい、凹凸が気になって部分パテしたりして結構手間が掛かってしまいました。

 

 

 

 

若いころの失敗は笑って済ませられるものの、この年になると失敗を恐れるようになってしまいました。

人によっては"てきと~"になる人もいれば私のように心配性になる人もいて、その結果、無駄に作業をしているってことになりがなのが自分でもわかります。

手を抜くというか"行き過ぎない"を心がけているのですが道半ばです。

 

心の中ではここまでしなくても大丈夫だろうと分かっていても、それを自分で判断する根拠がない。

今回の事も経験と捉えて、次に生かせて良ければとそれだけを思います。

 

仕上がりを電気工事屋の幼馴染に見てもらおうと連絡しました。

忙しい中来てくれて、にっこり笑って「大丈夫、これなら塗装もできるよ」そう言ってくれました。

 

 

 

何事も経験だとつくづく感じます。

 

パテ終了です。

 

 

天井の仕上がりを見て「ツルツルやね」って娘が褒めてくれました。

あどけない言葉に救われます。

続きはまた書きます。

ではでは


台所のDIYリフォームのお話(44) ジプトーンにクロスを貼ってみる(その1)穴埋めと浮いたジプトーンを収める 虫食い柄? トラバーチン模様 大理石調 マキタエアタッカAT2025A

2021-10-08 02:45:21 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
久しぶりのキッチンリフォームの話になります。

随分間があきましたが作業自体は細々と続けています。

前回が天井にダウンライトの取り付け穴をあけたところまで書いたのですが、行程的には次は床を貼って、それから壁を仕上げて・・・・って流れになる

予定だったんですが、途中経過を電気工事屋をしている幼馴染に話したら「そこまでやったのに天井はやらないの?」って言われました。

悪魔のささやきです。

 

で、この部屋の天井ですがオフィスや学校、病院の天井でよく見かけるジプトーン(吉野石膏)と言われる石膏ボードが使われています。

表面が大理石調のトラバーチン模様になっていて貼るだけで施工完了となるためコストが安く、こだわらなくていいような部屋に多用されています。

大理石調と言っていますが見方によっては"虫食い"にも見えて嫌悪感を持つ人もいて普通の家ではあまり見かけなくて、そういったことから

幼馴染は尋ねてきたわけです。

私自身、言われればそうかなと思うくらいであまり気にしていなかったのですが、「言われてみればそうか」と思ってしまい、やりかえることにしました。

 

 

 

ジプトーンのやり替え方法ですが、手っ取り早いのがペンキで上塗りです。虫食いは完全には消えませんが塗料が入り込んで目立ちにくくなります。

仕上がりについては手っ取り早い分それなりな気がします。

で、無難なのがやっぱりクロス。

 

クロスを貼ろうとすると下地を作る必要があって方法としてはパテで虫食いを埋めてしまう方法とべニア板や石膏ボードを上貼りするのがあるそうです。

パテ埋め天井全面をパテ埋めすることから全パテとか総パテとか呼ばれていて、造作が要らない反面、人によっては「ジプトーンにクロス??。そんなのその時できても

後から剥がれるからダメだ」と全否定するコメントを見かけました。

確実なのは上貼りみたいですがやってる人がいる以上、そこまで否定されると、どうなんだという気持ちになります。

上貼りする場合、キッチンなので不燃材の石膏ボードになるかと思いますが、石膏ボードって重くて脆いから、あんまりしたくありません。まして天井なんてやりにくそう。

それにYoutubeで全パテやっているのを見たら興味が湧いたので、パテ埋めする方法を取ることにしました。

 

 

で先ずは雑巾がけから。

のけぞって拭いてたら途中でどこまで拭いたか分からなくなったりしてやっぱり面倒です。

 

 

 

次いで欠損部分の補修。

親父が天井にH鋼を付けてホイストを使おうと計画していた穴がアチコチにあるのでその穴埋めと欠損部分の補修をしました。

 

 

 

 

ジプトーンを留めているステープルが沈んでいるところがあってジプトーンを持ち上げるとステープルが顔出したりと、下地から浮いている(下がっている)ところが

結構ありました。

一枚当たり6ヶ所ほどをステープルを打ってあって、ちょっと少ないのかもしれません。

いった先々で留め方を見てみたんですが、ステープルじゃなくてネジを使って6ヶ所/枚だったり10ヶ所/枚ってのもありました。

 

ステープルを打つ工具に興味があって中古品ですが買ってみました。

 

 

 

 

浮いてるところを打って収めたのですが、さすがに一瞬で打てるので作業は早いですが、幅広のステープルと言え針金ほどの細さなのと

空圧で打ち込むので柔らかい石膏ボードを押さえるには優しくない気がしました。

 

 

浮き上がっているところを天井裏に木片を入れてステープルで押さえたら、余計にガチャガチャになってしまいました。

 

 

 

 

なぜか上手く押さえられず、さらにアチコチにステープルを打っていったら、もう嫌になるくらい欠けていってしまいました。

 

 

 

 

ここまでくると、もうイラっとしてしまいました。

だからもろいボードって嫌い。

ということでこの部分だけカット。

 

 

 

 

一枚だけジプトーンを買ってきてパッチを当てました。

留めるのはステープルじゃなくてボードビスです。やっぱりビスの方が好きです。

 

 

 

 

穴埋めに使ったパテはセメダインの「穴うめパテ」。

 

 

 

空いた穴を全部埋めたので、次はパテ埋めの工程。

続きはまた書きます。