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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

家の修繕 我が家の防水工事の話し その3 トップコートとまたピンホール 塔屋と出窓部のウレタン防水工事  玉掛け技能講習

2018-11-30 03:01:04 | 自宅の修繕、修理

昨日から出張で京都の大山崎まで玉掛け資格を取りに行っています。

「玉掛け」
名前から想像しにくい呼び名ですがワイヤーなどで重量物を吊り上げる作業を指します。
クレーンを使って吊り上げるにはまた別の資格が必要ですが、玉掛けの資格があれば講習内容の一部が免除されるので、いつかユニックの資格を取ろうとしたときに役立つだろうと思っています。
昨日と今日が学科、明日が実技です。
朝が早いのもあって学科は眠いです。試験もあるので居眠りもできませんでした。







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我が家の防水工事の続きになります。



立ち上がり部の塗膜が薄いこと、笠木の裏に防水材が付着してしまっていることを指摘したのが前回までの状況。

対応としては笠木の裏の塗膜を除去してから再度立ち上がり部に防水材を塗布するとなったのですが、笠木の裏についた塗膜が剥がれにく、その日は剥がすだけで終わってしまい
立ち上がり部の再塗布は出来無かったと言われました。




10月31日
この日は業者さんの都合で作業は無し。

出窓部の笠木の裏の方は除去できていました。









塔屋の笠木の裏は残ったまま。










ピンホールはシールを打ちやすくするためか穴を大きくほじってありました。












11月1日 トップコートを塗る日

朝、また打ち合わせ。

出窓の笠木の裏についた塗膜はきれいに剥がせたものの、塔屋の笠木の裏は立ち上がりも低く、プライマーまで付着した上での防水材の付着で剥がしきれなかったので、
できればきれいに塗って仕上げたいと言ってこられました。

今度は余計なところに付着しないようにマスキングされていました。
こちらの指摘に対してきちんと対応してもらえているのですが、できれば最初から言わずしてやってもえらたらと思うのは贅沢なことなのでしょうか・・・・。









立ち上がり部の再塗布。









家を建てたりするときに施主はまめに現場に顔を出す方が良いと言われますが、気になるところをやっている相手に聞くのは気が引けます。

キッチリと塗ってあるか毎日確認するのが嫌になってきます。


平場部もついでにもう一回塗ったと言っていました。









それでも出てくるピンホール。










トップコートは途中で仕様を変更し耐久性のあるフッ素タイプにしました。







ウレタン防水材も硬化剤が多かったですがこちらは更に多くて、主剤の3倍の硬化剤。
どっちが主剤が分からないです。









主剤2Kgに硬化剤6Kgで35000円。もともと塗るトップコート代との差額でこの価格です。
むっちゃ高い塗料ですし、途中で仕様変更は高くつきます。

普通のトップコートは5年で塗り替えが必要に対して、こいつは10年メンテナンスフリーとメーカーがうたっています。











リフォーム屋さんが難しい顔と言うか、やや前のめり気味でやってきました。

工期が延びたので費用を負担してもらいたいという内容でした。

「マスキングなどは事前に打ち合に入っていなかったので」というのが理由らしく、防水屋さんに詰め寄られたようです。


こちらからは「予定外のところを塗って欲しいと言ったわけではなく、塗膜が薄いところを塗ってもらうようにお願いしただけで、同じく塗らないで良いところを塗ったので
除去してもらっただけ。 マスキングについても聞かれたら答えることもできたけど職人さんの技量までは知らないので、事前に言ってほしいと言われても難しい」と答えました。



いろいろありましたがこれで作業は終了・・・・。









職人さんが帰られたあと見てみるとまたまたピンホールが見つかりました。
ピンホールを補修したところのようです。

トップコートの揮発分が抜けたので出てきたのでしょうか。









リフォームやんさに連絡しましたが、「もう無理です。三年くらいして雨漏りしたら無料でやりなおしますとのことです」と言われました。



この程度ぬピンホールは問題ないのかもしれませんが、基本的にはよくないことだと思います。

これ以上言っても無駄だと思ったので自分でやることにしました。




トップコートをフッ素塗料にしたので付きが悪いと思い、表面を少し荒らしたうえで、ピンホールのまわりをカッターでほじってみました。










ウレタンコーキングなのでカッターの刃ではうまく切れず伸びるだけ。
ピンセットでほじってみるとすぐ隣にもピンホールが顔を出しました。









ちょっとしか使わないですが職人さんが同じウレタンコーキング剤を買ってきました。








穴に練りこむように塗布。










痩せるかもしれないのと凹んでいるより膨らんでいる方が良いかと思い、少し盛るように塗布しました。










余ったトップコートをもらっていたので助かりました。

ほんの少しで良いので配合は電子天秤でやりました。









ポツンと垂らす程度でトップコート塗布完了。

知ってしまうと気になるピンホール。
これで安心して眠れます。




ではまた


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家の修繕 我が家の防水工事の話し その2 ウレタン防水材の2回目塗布 薄かった立ち上がり部  塔屋と出窓部のウレタン防水工事

2018-11-27 00:03:38 | 自宅の修繕、修理
我が家の防水工事の話の続きになります。


10月24日 ウレタン防水の塗布。










使用する防水材はAGCポリマー建材株式会社のサラセーヌKというもの。
AGCって初めて聞く会社でしたが旭硝子の社名が変わったものでした。

一般的な車両用のウレタン塗料が主材:硬化剤が10:1なのに対し、この防水材は主剤1に対し硬化剤が2。
倍の硬化剤を入れことで、どっちが主剤か分からないなと思いました。











補強メッシュ。
ネットで検索すると立ち上がり部に使っており、その役割はよく分かりませんでした。
立ち上がり部なので塗膜を稼ぐためか、立ち上がりは伸縮が強いのか?です。
今回は平場にも使っています。












10月25日の朝。
昨日は1回目のウレタン防水層の施工。
職人さんが来る前に施工状態の確認を実施しました。

塔屋部。

立ち上がりが低く、平場がほとんどなので見た目では不具合は見当たりません。











出窓部。
こちらもパッと見は問題なさそうでした。











入隅(角の部分)のメッシュが浮いているのが気になりました。

FRPでクロスを貼るのに浮きがでないように留意したり、室内の壁にクロスを貼る場合、入隅はピシッと角が出るようにキッチリ押さえるようにとあるのですが、
屋外の防水だからでしょうが押さえが甘い状態でした。

メッシュが浮いている箇所は空洞なので中に2回目に塗るウレタン防水材を中まで行き渡らせないと空洞が残ることになってしまいよろしくないように思えます。
こういった所はすごく気になります。


その他は所々膜厚が薄くてメッシュが見えています。












全体的に立ち上がり部の膜厚が薄く思えたのとピンホールがいくつかありました。


立ち上がり部の塗膜が薄い件についてですが、立ち上がり部は垂れ易いため平場部よりも粘度が低い防水材が使われ平場用と種類が異なります。
平場部は粘度が低く塗布後に自然と平滑な面となるのに対し、立ち上がり部はどちらかと言えばパテのような感じのようです。

昼間、とら母に撮ってもらっていた写真を見直すと材料の中に立ち上がり部用のウレタン材がありませんでした。













10月26日の朝のチェック。
前日は2回目のウレタン防水の塗布でした。

塔屋部。
パッと見は問題なさそうですが、










立ち上がり部を見てみると、上の方(笠木の下)の塗膜がやはり薄いままのようでした。










出窓部も同じで立ち上がり部の上まできっちり塗れていません。
代わりにと言っては変ですが笠木の裏側に防水材が付着してしまっています。









マスキングのひと手間で済むことなのにと思いながら、言うのも気が引けるし、後で自分で除去しようかと悩んでしまいました。

予定ではこれでウレタン防水材の塗布は終わりと言うことになり明日から最後のトップコート塗りになります。
この状態でトップコートを塗られてるのはどうかと思い、次の日に話してみることにしました。










10月29日
あいにくの雨で作業はなし。












10月30日 予定では最後のトップコートを塗る日。

前日が雨だったので念のため拭き掃除をしておきしました。












作業開始前に少し打ち合わせ。
初日だけ打ち合わせて「後はお任せ」のつもりでしたが、私が気にしいの性格だからか手離れが良くなく、毎朝打ち合わせが続きます。

立ち上がり部の塗りが甘い件を伝え、立ち上がり部用の防水材が無かったことを尋ねてみました。
すると立ち上がり部は量が少ないことと、立ち上がり用は粘度が高くそのままでは仕上がりが悪くクレームとなるため平場用とブレンドしていると言っていました。


ピンホールがいくつかあったのでその処理につていも尋ねてみました。









塗りが甘いところやピンホールは今日、ウレタンのシール材で修正するとのことでした。
ピンホールの穴埋めにウレタンのシール材を使うのはまだしも、塗りの甘いところまでせっかくの二液混合の防水材を使わずに安価なウレタンシール材で
補修してしまうのはどうかと思いました。

立ち上がり部については見た目を気にしないと言う条件なら立ち上がり用の防水材を取りに帰って塗りますがと言われ選択を迫られました。
現状のブレンドした防水材を再度塗っても膜厚はわずか。
見える場所でもなく防水目的なので立ち上がり用を再塗布してもらことにしました。

それと笠木の裏についた防水材の件も伝えたところ、「普通は見えないところなのでの養生しないと」と言われるかと思いましたが、何も言わずに除去しますと言われました。

今日のトップコートは中止で笠木の裏の除去と立ち上がり部の再塗布ということになり、朝の打ち合わせを終えて会社に行きました。





その3に続く

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家の修繕 我が家の防水工事の話し その1 カチオンフィーラー塗り  塔屋と出窓部のウレタン防水工事

2018-11-24 23:41:54 | 自宅の修繕、修理
久しぶりの更新になります。
さっぱり筆が運びません・・・・。
少しずつアップしていきます。



雨漏り修理を業者に依頼したときの話になります。

防水工事も今やYouTubeで検索すると工法の説明から施工実演、現場作業まで見れたりします。

工法うんぬんも大事ですが現場作業なので気になるのは実際の作業。
上手か下手かよりも、丁寧や雑か。

外壁塗装とかでよく聞くのが
「誰が塗っても塗ってしまえばパッと見綺麗なんで皆んなそっちに気がいってしまって、途中で手抜きがあっても問題になりにくい」だそうです。

ガレージに遊びに来る人の中にリフォーム屋さんいるので、その人にくれぐれも丁寧な人を呼んでと願いをしておきました。






我が家は鉄骨2階建ての屋根は陸屋根。

屋上のアスファルト防水は随分前に劣化してあちこちから雨漏りがしていたので、十数年前に屋根全体を波板で覆いました。

本来なら防水工事をしなければならなかったのですが、当時は金銭的に厳しかったのと、シート防水やウレタン防水では劣化したときに
雨漏り箇所が特定しにくいと思ったので、漏れが目で見て分かる波板を選びました。

当時の写真を見かえすと2001年11月から工事を開始し半年くらい掛かっていました


2001年11月23日









2002年1月19日









耐用年数が7~10年と樹脂の波板としては耐久性の高いポリカーボネート。

あれから16年。柔軟性が無くなりりながらも反ったり変形しないポリカは優秀だと思います。
そんな波板も9月の台風21号の暴風で一部吹き飛んでしまいました。












今、波板を貼ったとしてまた15年経ったら自分は67才。

平均寿命から考えると死ぬまでにはもう一回くらい貼り替えが必要になることになります。

波板を貼る受け材(母屋)の状態から今は再使用できそうですが、次回はそれを業者に頼むとなると母屋も交換となって高額になる予感がします。

何より家の雨漏り対策がポリカの波板というが切なすぎて、それを娘に残すのもどうかという思いがあります。

建築物としてもう少し一般的な対策として探してみたのがガルバニュームの折半屋根というのがありました。
倉庫とか工場とか身近な所ではコンビニの屋根なんかに使われている屋根材です。


母屋の構造やら工程とかを考えてはいるのですが着工はもう少し先になるため、当面のためと劣化した防水層を一度は直しておこうかと思い、
先ずは塔屋部と出窓部の防水を業者に依頼することにしました。












リフォーム屋さんに連絡して約2ヶ月、ようやく業者の確保が出来ました。
今はどこも屋根屋さんは大忙しで、ニーズがあることを良いことに工務店を介さずに直接お客さんから仕事を受けて儲けを増やしたり、工賃も上がっているらしいです。



その後の台風の影響もあって日程が先送りになりつつ、工事の前日に単管で組んだ骨組みを解体しました。












工事には掃除も含まれていますが、これも人に寄るところ。恐らくほうきで掃除する程度。
家の補修なので多少のゴミは影響も無いものだと思うものの、適当に掃除されるのを見て「もう少しキッチリ・・・・」と思うのもつまらないので
ついでに掃除もやっておくことにしました。










ほうきだけでも結構ゴミが取れました。












コンプレッサーからホースを延ばしてエアで吹き飛ばすと結構土埃が出てきます。











お向かいさんも同じ陸屋根ですが台風の暴風で塔屋の屋根が飛んだとかで、塔屋そのものを撤去してしまいました。
これから防水工事みたいです。












ふと見て気になったのがこのドレイン部分。
モルタルの仕上げが中途半端な状態で、なだらかに排水できるようになっていません。

念のために急速モルタルを用意したのですが、明日からの施工に支障が出ると不味いので聞いてから補修することにしました。

しかしなぜ左官屋さんもこんな中途半端な状態で終えたのだろうかと疑問が残ります。











こちらは出窓部。

壁との継ぎ目のシールが劣化していてやり直しが必要でシールの打ち替えも依頼していましたが、きれいに掃除したあとにシールの撤去をしたらまた散らかるのと、
シールを除去するのも丁寧に取る人もいれば残っていても平気な人もいるので、撤去と掃除をやっておくことにしました。



















古いシールの上にシールを打っても意味がないので入念に。












10月22日 施工開始の朝。






















ドレインへの流れ込みが勾配がいびつなため修正が可能かを確認したもののシールで修正する程度ということだったので、用意した急速モルタルを渡して修正を依頼。

ケレン(錆取り)もそこそこだったので、もう少しきちんとケレンをとお願いしようとしたものの、すでに急速モルタルを練ってきていました。
プライマーを塗るから錆びも気にされていないのか、それでもできるだけ良い状態でと思う私とのギャップはなかなか埋まりません。











固まり始めた急速モルタルは廃棄してもらってワイヤーブラシを用意して自分でケレンすることにしました。
出勤前に軽く打ち合わせするはずが朝から錆取りになりました。











防水工事の工法は「X2 ウレタン塗膜防水密着工法」と言われました。
直接コンクリート(モルタル)に塗る工法でプライマー塗布、ウレタン防水材を塗って補強メッシュを張り、その後ウレタン防水材塗り2回塗り、最後にトップコートを1回という工程。




帰宅後の状況。
下地調整のカチオンフィーラーと目地にシールが塗ってありました。

フィーラー(FILLER)=「詰め物、埋めるもの」に由来するもの。
シーラーよりも粘り気があって下地に厚みが出て、防水性も有するとのことで、明日もし雨が降ってもこれで一応雨漏りは止められると職人さんが話されていました。


カチオンフィーラーのカチオンはプラス(+)の電荷を持った陽イオンのこと。
下地となるコンクリート(モルタル)が陰イオン(アニオン)のために未着性を向上させるために対極の物性を持たせてあります。












ドレイン部分の修正がどうなっているのか近づけなかったので分かりませんが、写真を拡大してみるとコーキングの白い部分が多いのが目に留まります。
自分ならモルタルだけで仕上げるのに何故だろうと思ってしまいます。











出窓部。











翌日(10月23)は雨だったので作業は無し。

フィーラーまで塗っているので雨漏りは大丈夫と言われていましたが、確かに雨漏りはしませんでした。







その2に続く・・・

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