このブログの話の中にも時々出てくる電気工事屋さんをしている幼なじみ。
器用なのと勉強家なので現場で大工さんや内装屋さんの仕事をよく見ていて、いろんなことを教えてくれます。
彼自身もリフォームしたりするので私も分からないことがあるとよく相談させてもらっています。
ゼファー1100に乗るバイク乗りですが、それ以上に愛情を注いでいたのがホンダのカブでした。
カブ特有のブレーキを掛けたときにフロントが浮き上がるボトムリンク式サスペンションが嫌いでテレスコピックのフォークにディスクブレーキ化が目的で、
カブらしさを保ちながら自分のイメージするカスタムを地道に続けていました。
2014年にディスクブレーキ化ができたと見せてくれたのが前にも紹介したこの写真でした。
カブにディスクブレーキ化はショップやプライベーターでもやっている人はいますが、スポークホイールでディスクブレーキ化する定番パーツは皆、
アクスルシャフトがフォークの前に付くタイプ(トレールを減らす? リーディングアクスル?)ばかりで、彼は普通にフォーク先端にアクスルシャフトが
付くフォークにしたいと、いろいろと情報を集めて実現させたこだわり派(変態ともいいます)でもあります。
仕事と家族サービスの間に少し空いた時間をみつけてはチョコっといじって、そうやってコツコツ作り上げたスペシャルカブ。
当時から雑誌に載るくらいに仕上げれたらと言っていました。
カブ好きが集まるミーティングに「カフェ・カブパーティー」というのがあるらしく、彼も何回か見に行ったと話していたのですが、昨年くらいから
エントリーするようになり、念願かなって今年バイク雑誌の「モト・チャンプ」に載ることができたと教えてくれました。
雑誌を見せてもらったとき表紙にも小さいですが載っていているのにびっくり。(右上[GO!GO! スーパーカブ」のところ)。
記事はカラーで1ページ丸ごと使って紹介してもらっていました。おまけに他のカブは撮影した琵琶湖畔のままでしたが彼のは手間をかけて画像処理を施し
岩場で撮影したようになっていました。
娘にもTAKAちゃんのバイクだよって教えてあげた。
カブらしさの象徴であるレッグシールド。
これを残すか残さないかで方向性が全く変わってしまいます。
私が気に入っているシート下の「Super Cub 90」のデカール。
一般的にメーカーのデザインをちょっとでもモディファイすると必ずと言っていいほど美しさが失なわれてしまうのですが、これは純正のデカール?って思わせるほどの出来に感じました。
聞くとフィアットのを真似たと言っていました。(フィアット知ってる人なら気付くらしいです)
荷掛けフックは元々リアサスのボルトがあったところ。
小さく彼のガレージの名称の「garage TAKA」の文字。。
オシャレに生まれ変わった古いカブとレトロなポストと公衆電話と。
お祝いにこの写真をA4で印刷してフレームに入れてプレゼントしました。
5年以上掛けて作り上げたカブ。
次は安い軽トラを改造して丸ライトのかわいらしい顔をしたキャンピングカーを作りたいと言っていました。
地道に続けることが一番難しく、そして一番大切なこと。
ではまた