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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台所のDIYリフォームのお話(45) 壊れた電動昇降吊戸棚の修理

2022-01-23 02:47:58 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

 

吊戸棚には「電動昇降吊戸棚」が付いてます。

スイッチひとつで棚が電動で上がり下がりするヤツです。

スーっと降りてくるのを見ると初めて見た人は多分"おおっ"となると思います。

なんでもそうですが手動が電動になるとちょっとゴージャスに感じてしまうのは小市民だからでしょうか。

 

実際はというと昇降機構がある分、収納容積が少ないです。

使う人には無関係ですが据え付ける人には重くて、下地の補強が要ったり設置も重くて大変です。

一人で作業しているので力業では何ともならないのでリフターを使って苦労して取り付けました。

 

 

一見、華やかなこんな商品ですが、自分の自宅に付けたいとは思わないものの一つです。

展示品を買ってきたので仕方がなかったのですが、電動モノなので機構も複雑で壊れたら修理代は安くはありません。

部品もいつまでもあるとは限らないので、こういった据え付け品はシンプルなものを選ぶべきだと思います。

壊れたら厄介だろうなと思って見てたんですが、ハイそれが壊れました。

まだ使ってないのに・・・。

 

ショールームとか行って動作を見て良いなあ思ったアナタ。

止めときましょう。

 

前面のアクリル扉を外すとメカ部を隠すためのカバーがあって写真はそれを外しています。

中央に見えるのがブレーキ付きのモーターです。その奥に制御基板があります。

棚の昇降はベルトの巻き上げで行われます。

見て分かるようにメカ部がデットスペースになって収納容積が少ないです。

 

 

 

取り付け当初は何も問題なく動作していたんですが、ある日久しぶりに動かしてみようとしたら「ピーっ」って音がするだけでウンともスンとも言いません。

最初はこんなにすぐに壊れるものかと思ってアレコレ試してみたんですが、LEDが点滅するだけとか、リレーの音が一瞬するだけとかで

何が悪くて動かないのか見当もつきませんでした。

取扱説明書には詳しくは書かれていなかったのですが、アラーム音は何かの異常を示しているらしく、自己診断ができるということは制御基盤は

生きてるんじゃないかと思いました。

 

 

 

 

こういったものをキッチンメーカーが独自で作るってのはあまりなくて、たいてい機器メーカーのOEMです。

なので修理について細かな話を聞こうとキッチンメーカーに電話しても気の利いた答えは返ってきません。

ということで、キッチンメーカーの方から製造メーカーの連絡先を聞いて電話してみることにしました。

 

症状を伝えると

「基盤が壊れています。基盤だけではないかもしれませんが、先ずは制御基盤の交換が必要です」

活字で書いたらこんな感じですが、話し方もこんな感じでした。

・・・なんかちょっと、こっちの事を置いてけぼりにして話す人。

「もしも~し、私の存在を忘れていませんか~」って思いながら、いろいろと聞いてみようと思ったものの、この雰囲気に押されて

聞くことも思いつかず会話が終わってしまいました。

 

部品の購入はキッチンメーカー経由。

基盤らしき基盤は一つしかないのですがキッチンメーカーからは間違ったいけないのでということで送られてきた部品図に印をつけて返信。

販売元が製造元じゃないからこういった話が通じにくく、ちょっともどかしい。

 

下の写真の緑色の基盤が制御基板。

右の茶色の基盤は照明用のインバータ基盤。20Wの直管型蛍光灯が内蔵されていています。

制御基板と分離されているのでLED管に変えるにはこの基盤を取っ払って直結したらいいので都合がいいです。

 

ディップスイッチの設定とROMのバージョンが違うのがちょっと気になりました。

 

 

 

しかし棚を昇降させるだけなのにやたらと部品点数が多い基板だこと。

電動昇降吊戸棚に貼ってあった結線図を見ると、単純に上下させているだけではなく、停止前に減速させる他に過加重や中間位置での速度を見たり、

左右のバランスを見たりと制御は複雑。

電動で動かすとなると異常時にはモーターのパワーも加わる可能性があるので、しっかりしたメーカーだとどうしてもこういうふうな複雑な

制御になってしまうのかもしれません。

その分故障リスクも増すわけで、良いようなそうでないような・・・・・。

やっぱり吊戸棚は手で開け閉めするシンプルなのが一番です。

 

 

 

 

コネクタの形状やピン数がすべて違うので交換はそう難しくないです。

ディップスイッチの設定については何も言われてないし下手に変えたら逆に壊れることもあるので。そのまま基盤を交換していざ試運転。

心配性な私はこれで直るのかといつも疑心暗鬼、何も信用していないのでいつもハラハラ。

 

「下降スイッチON」

"ウィーン"ってモーターが回て吊戸棚が下りてきました。

「おお~動いたぞ」

ん? ん?

直ったと思ったんですが減速せずにそのままリミットまで行って停止。

上昇も減速なしでそのままリミット叩いて停止。

あらら・・・・最初の頃ってもっと繊細な動きしてたはず。

 

結線図をみると「CN13」に「センサー上(下)」(スローダウン用)ってのがあって、どうもこれが機能していないみたい。

制御基盤以外にこのセンサーも壊れているのか?

"他も壊れているかも"と言っていたメーカーの人の言葉が思い出される。

でもそうアレコレ壊れないだろうに・・・。

 

 

これが減速用のセンサー。多分リードリレー。

 

 

 

 

センサーを上下入れ替えたりしてたけど症状は変らず。

基盤のディップスイッチの設定が違うのが気になりながら、もう一度メーカーに電話した。

症状の話をして、センサーを入れ替えたりして試したことと、ディップスイッチの設定が違うことを伝えました。

 

そしたら

「設定が間違っています。キッチンメーカーごとに機能が違っていてそれぞれ設定が違いますので注文するときにキッチンメーカーの仕様に合うように

言って購入してください」

 

・・・・。

"おいおい何かおかしいぞ"そう心の中で叫びました。

 

キッチンメーカーから購入しているのに設定してないのはそっちがちゃんと設定して納入してないからちゃうん。

そう思った私は変でしょうか。

 

設定の注意書きも入ってないし。そもそも前回この人と電話で話しをして購入に至ったのにそんな話一つもしてないし。

なんかイラっとした。

 

「それなら前に話した時に教えてくれたらよかったのに」と、ちょっと語気が強めに言ってしまいました。

 

「それは、それは失礼いたしました」 謝り方もなんがたどたどしい。

 

会話が噛みあわんなと思いながら電話を切りました。

 

 

ディップスイッチの設定を合わせて改めて動作確認。

「下降スイッチON」

"ウィーン"ってモーターが回て吊戸棚が下りてきてセンサー付近で減速してリミットで停止。

「おお~そうそうこの動き、すばらしい~」

 

続いて「上昇スイッチON」

ん? ん?

上昇時は減速せずにそのままリミットまで行って停止。

あれ?減速は?

 

 

 

後日、また電話した。

同じ人。

また症状を伝える。減速のセンサーを入れ替えてもダメなことも併せて。

そしたら

「減速のセンサーのケーブルの断線なども考えられます。」と

 

エッ?!

"そりゃ、絶対無いとは言えないけど本気で言ってるのか?" そう心の中で思いました。

 

 

「そりゃケーブルも切れる可能性はありますけど、使用状況から考えて可能性は低いでしょ。

もっと可能性の高い不具合ってないですか」

 

減速センサーを入れ替えても症状が変わらないということは、残る異常は制御基板そのもの。

「買った制御基板がおかしいってことないですか?」

初回は雰囲気に押されて言いたいことも言えなかったので、今回は飲まれないように頑張って意見を言いました。

 

「新しい基盤を送りますのでそれで試してみてください。設定もそのメーカーの仕様に合わせておきます。」

ということで新しい基盤を送ってもらうことになりました。

 

 

その後

"ケーブルの異常の可能性は低いでしょ"って言った手前、念のため導通確認。

ケーブル両端で導通確認しましたが問題なし。まあそりゃそうです。

 

 

 

新しく送られてきた制御基板と交換して動作確認。

下降時はOK。

上昇時は・・・減速しませんでした。

あれれ。同じやん。なんで?

 

更に念のために制御基板のコネクター部での接触不良もチェック。

コネクターにプローブ付けて上下動させてセンサーが"ON"するか確認。

モーターが動いてセンサーを通過するとテスターから一瞬「ピー」の導通信号が聞こえてきてました。

はい普通に正常です。 

 

 

 

 

減速に関わる部品はこのケーブルとセンサーだけ。

モーターは制御基板からプラスマイナスの線二本でつながっているだけで、単に電圧で動かしているだけ。

なので上昇時に減速しないって故障モードは多分ないと思います。

そうなると、おかしいのは制御基板しか残ってないです。

 

ふ~、また電話するのか・・・・

次も飲まれないようにもう少し調べておくことにしました。

制御基板からモーターに出される電圧を測ってみました。

 

 

 

 

 

デジタルテスターなので細かな電圧の変化はよみとれませんでしたが、下降時は36Vくらいで上昇時が55Vくらい。

 

 

動画に撮ってみました。

 

電動昇降吊戸棚の動作チェック

 

 

 

新品の制御基板が二枚とも壊れているってこともないでしょうから、そうなると制御プログラムの問題しか考えられません。

 

 

で、電話しました。

同じ人。

減速センサーのケーブルの断線を見て、上下動させてセンサーの動作チェックも見て、モーターの電圧も見たと全部を伝えました。

その上で「この制御基板のプログラムの問題じゃないですか?」そう言うと返ってきた答えが

 

「すみませんが、自分ではもう分りません。いっていることが全然理解できないです」

 

「専門じゃないんですか?」という問いかけに「カスタマーサービスです」と。

 

「・・・・じゃあ設計の人をお願いします。」

 

不在とのことで後日お話を伺うことになりました。

 

さてどうなるのか。

 

吊戸棚は手動が一番。

ではまた。

 


台所のDIYリフォームのお話(44) ジプトーンにクロスを貼ってみる(その2)パテ埋め ヤヨイ化学 楽雷5G シールパテ ウオールボンド工業 390クリーン

2021-10-11 04:24:05 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

虫食い模様(トラバーチン模様)のジプトーン天井をパテ埋めしてクロスを貼る」の続きです。

天井の傷んだ部分を修復したので次はパテ埋め。

 

Youtubeでプロの方の作業に対して「あとから剥がれるからこんなやり方はしない!!」と全否定的にコメントする人がいて、ひどい物言いするなと思いつつ

そういう輩に突っ込まれたくないので剥がれないように気を付けることにしました。

 

動画ではパテに接着力を上げる補強剤を混ぜていたので、そもそもの接着力が高い(とうたわれている)ヤヨイ化学のシールパテを使ってみることにしました。

4kgで3500円ほど。

たぶん高いんだとおもいます。絶えず単価を考えないといけない本職と違って個人がするDIYなので、あまりコストを考えずに済むので、

試してみることにしました。

 

 

 

 

部屋に物が置いてある状態での作業なので床のモノを移動させつつってことで、天井を三分割でパテ埋めすることにしました。

まずは入口側の継ぎ目を埋めるところから。

内装のパテ埋めって初めてなので素人意見ですが、あんまり伸びないと言うか、伸びなくなるのが早い気がしました。

 

 

 

使う分を都度袋からパテ盛板に出して乾燥を防いでも"盛って均して、盛って"ってしていっても、うまく伸びなくなります。

 

 

 

 

一回目で虫食いが埋まるのはこの程度。

初めての作業で、気持ち的に虫食いを埋めたいと思ってたんで厚めになってしまった感じがします。

 

 

 

 

三分割した真ん中の部分にはプライマーを塗ってみることにしました。

ウオールボンド工業の390クリーン。1kgで1000円ほど。

 

 

 

 

捨て糊としてローラーで塗りました。

ジプトーン一枚分が少し照かっているのが塗ったところです。

 

 

 

最初にパテ埋めした場所ですが、凹凸があったので削って平滑にしてみることにしました。

パテを削ると粉だらけになるからなるべく削らないでいいようにパテを塗るようにと動画で言われていて、いい道具があると紹介されていたのが

あったので買ってみました。

ヤヨイ化学の楽雷5G。

充電池式でコードレスで集塵機能があります。

そんなことよりも気になったのがその名前。ネーミングの意味がよく分かりません。

"らくらい"と文字を打ち込むと当然"落雷"しかでません。"5G"ってなんやねん。第5世代の高速通信にあやかってか?

これ2万円以上して結構高かったのでカード作ってポイント還元したりして買いました。

 

 

 

粉が舞いにくいらしいですが、そもそもこのシールパテ、固くて全然削れません。

 

 

 

何でも経験。

様子を見に来た娘に削らせてやりました。

 

 

 

 

プライマーの乾燥時間ってどれくらい?

塗ってからどれくらいまでに上塗りしないといけないの?

分からんことだらけです。

入口側の二回目と中央部の継ぎ目をパテ埋めしました。

 

 

 

 

動画の中でパテを削るとクロスの付が悪くなるという話をしていました。

「縦向きにパテを盛って横向きに均して」みたいな感じで"はがきサイズ"の小さな面積を素早くパテ埋めして、できるだけ水分が抜け前に仕上げるようにしました。

 

2回目なので虫食いはかなり埋まりました。

 

 

 

 

 

手前の中央部は一回目です。

平面部にあまりパテが乗らないようにしごきながら虫食いを埋めていきました。

 

 

 

3回目のパテの前のサンディングはオービタルサンダーを使いました。

"パテを削るとクロスの付が悪くなる"って話は置いといて、凹凸があると次のパテでも平滑にならないので止む無しです。

集塵機能がないので粉だらけになりました。

 

 

 

サンディングしていたらアチコチでジプトーンが下地から浮いているのに気付きました。

落ちてくるわけではないですが、見てしまうと何か嫌になります。下がってきてクロスが切れるのも嫌なんで締めておくことにしました、

ネジで締めるとステープルの頭が出てきます。(ネジの隣でプックリしているのがそれです。4mmのステープルが使われています)

 

 

 

 

本来なら最初にやるべき作業。救いなのがパテ埋めも数回するため影響は少ないこと。ですが段取りが悪いと気持ちは折れます。

ネジで締めなおした後で思ったのが、浮きは収まっても下地の"うねり"を拾ったりしたら、それはそれでマイナスなんじゃないかと。

いろいろと考えさせられます。

 

 

 

 

たまにやってきます。

 

 

 

この子のためにも早く作り上げないと、そう思うと自分の作業の遅さが嫌になります。

 

 

 

部材を置いている関係上、先に作業した方が片付くこともあって、ここで間仕切り壁のボードを貼ることにしました。

右側には照明のスイッチが来ます。

3ヶ所からON/OFFをするのとダウンライトの調光器が付くので余裕をもたせて22のPF管を二本。

それと入口付近でスマホを置いて充電ができるようにと照明スイッチの下に、そして足元と外壁側にもコンセントを付けれるように一回路用意しました。

 

 

 

左側はテレビを置く予定なのでコンセントは多めにとっています。

アンテナ線やLANケーブルなどの弱電は電灯線と同じ管に入れれないので分けてPF管を通しました。

エアコンはこの壁にしか取り付ける場所がないので天井付近に専用線を入れれるようにPF管を間をあけて2ヶ所入れてあります。

 

 

 

間仕切り壁のボード貼りが完了。

テレビの上に棚を付けようと思うので当てはありませんがそこ用にもコンセントが付けれるように追加しました。

 

 

 

 

天井のパテ埋めの最後はシンクがある側の天井。

 

 

 

 

後から天井をやり直すことにしたので、吊戸棚の部分は残ってしまいます。これが何か中途半端で嫌でした。

吊戸棚と天井の間に隙間が少なく、石膏ボードを重ね貼りできない理由がここにもありました。

養生の手間とか増えてしまうので計画は大事です。

 

 

 

吊戸棚に隠れる部分にも少しクロスを飲み込ませたくて、平べったいコテでプライマーを塗布しました。

 

 

 

 

あとはひたすら同じ作業。

 

 

 

パッドが劣化して部品待ちだったマキタのランダムオービットサンダ。

純正が高くてAmazonで中華製レプリカを早くに注文したのに発送が中国からだったのでなかなか届かない。

ようやく届いて使ったら、やっぱり集塵機能があるので快適でした。

 

 

 

 

クロスを貼る場合のパテ埋めの程度が分からない。

経験があるとすればバイクの塗装の下地調整。

やり始めるとついつい、凹凸が気になって部分パテしたりして結構手間が掛かってしまいました。

 

 

 

 

若いころの失敗は笑って済ませられるものの、この年になると失敗を恐れるようになってしまいました。

人によっては"てきと~"になる人もいれば私のように心配性になる人もいて、その結果、無駄に作業をしているってことになりがなのが自分でもわかります。

手を抜くというか"行き過ぎない"を心がけているのですが道半ばです。

 

心の中ではここまでしなくても大丈夫だろうと分かっていても、それを自分で判断する根拠がない。

今回の事も経験と捉えて、次に生かせて良ければとそれだけを思います。

 

仕上がりを電気工事屋の幼馴染に見てもらおうと連絡しました。

忙しい中来てくれて、にっこり笑って「大丈夫、これなら塗装もできるよ」そう言ってくれました。

 

 

 

何事も経験だとつくづく感じます。

 

パテ終了です。

 

 

天井の仕上がりを見て「ツルツルやね」って娘が褒めてくれました。

あどけない言葉に救われます。

続きはまた書きます。

ではでは


台所のDIYリフォームのお話(44) ジプトーンにクロスを貼ってみる(その1)穴埋めと浮いたジプトーンを収める 虫食い柄? トラバーチン模様 大理石調 マキタエアタッカAT2025A

2021-10-08 02:45:21 | 自宅のキッチンDIYリフォーム
久しぶりのキッチンリフォームの話になります。

随分間があきましたが作業自体は細々と続けています。

前回が天井にダウンライトの取り付け穴をあけたところまで書いたのですが、行程的には次は床を貼って、それから壁を仕上げて・・・・って流れになる

予定だったんですが、途中経過を電気工事屋をしている幼馴染に話したら「そこまでやったのに天井はやらないの?」って言われました。

悪魔のささやきです。

 

で、この部屋の天井ですがオフィスや学校、病院の天井でよく見かけるジプトーン(吉野石膏)と言われる石膏ボードが使われています。

表面が大理石調のトラバーチン模様になっていて貼るだけで施工完了となるためコストが安く、こだわらなくていいような部屋に多用されています。

大理石調と言っていますが見方によっては"虫食い"にも見えて嫌悪感を持つ人もいて普通の家ではあまり見かけなくて、そういったことから

幼馴染は尋ねてきたわけです。

私自身、言われればそうかなと思うくらいであまり気にしていなかったのですが、「言われてみればそうか」と思ってしまい、やりかえることにしました。

 

 

 

ジプトーンのやり替え方法ですが、手っ取り早いのがペンキで上塗りです。虫食いは完全には消えませんが塗料が入り込んで目立ちにくくなります。

仕上がりについては手っ取り早い分それなりな気がします。

で、無難なのがやっぱりクロス。

 

クロスを貼ろうとすると下地を作る必要があって方法としてはパテで虫食いを埋めてしまう方法とべニア板や石膏ボードを上貼りするのがあるそうです。

パテ埋め天井全面をパテ埋めすることから全パテとか総パテとか呼ばれていて、造作が要らない反面、人によっては「ジプトーンにクロス??。そんなのその時できても

後から剥がれるからダメだ」と全否定するコメントを見かけました。

確実なのは上貼りみたいですがやってる人がいる以上、そこまで否定されると、どうなんだという気持ちになります。

上貼りする場合、キッチンなので不燃材の石膏ボードになるかと思いますが、石膏ボードって重くて脆いから、あんまりしたくありません。まして天井なんてやりにくそう。

それにYoutubeで全パテやっているのを見たら興味が湧いたので、パテ埋めする方法を取ることにしました。

 

 

で先ずは雑巾がけから。

のけぞって拭いてたら途中でどこまで拭いたか分からなくなったりしてやっぱり面倒です。

 

 

 

次いで欠損部分の補修。

親父が天井にH鋼を付けてホイストを使おうと計画していた穴がアチコチにあるのでその穴埋めと欠損部分の補修をしました。

 

 

 

 

ジプトーンを留めているステープルが沈んでいるところがあってジプトーンを持ち上げるとステープルが顔出したりと、下地から浮いている(下がっている)ところが

結構ありました。

一枚当たり6ヶ所ほどをステープルを打ってあって、ちょっと少ないのかもしれません。

いった先々で留め方を見てみたんですが、ステープルじゃなくてネジを使って6ヶ所/枚だったり10ヶ所/枚ってのもありました。

 

ステープルを打つ工具に興味があって中古品ですが買ってみました。

 

 

 

 

浮いてるところを打って収めたのですが、さすがに一瞬で打てるので作業は早いですが、幅広のステープルと言え針金ほどの細さなのと

空圧で打ち込むので柔らかい石膏ボードを押さえるには優しくない気がしました。

 

 

浮き上がっているところを天井裏に木片を入れてステープルで押さえたら、余計にガチャガチャになってしまいました。

 

 

 

 

なぜか上手く押さえられず、さらにアチコチにステープルを打っていったら、もう嫌になるくらい欠けていってしまいました。

 

 

 

 

ここまでくると、もうイラっとしてしまいました。

だからもろいボードって嫌い。

ということでこの部分だけカット。

 

 

 

 

一枚だけジプトーンを買ってきてパッチを当てました。

留めるのはステープルじゃなくてボードビスです。やっぱりビスの方が好きです。

 

 

 

 

穴埋めに使ったパテはセメダインの「穴うめパテ」。

 

 

 

空いた穴を全部埋めたので、次はパテ埋めの工程。

続きはまた書きます。


台所のDIYリフォームのお話(43) 間仕切り壁の設置その2 引き戸の小壁作りとダウンライトの配光と配置

2020-11-06 02:19:16 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

お久しぶりです。

娘からアニメ「鬼滅の刃」に出てくる禰豆子(ねずこ)が入る箱を作ろうって言われ、そちらに"全集中"しておりました。

その話はまた後日・・・・。

 

 

 

キッチンリフォームですが引き戸が付く出入口の間仕切り壁の施工をしていて、戸枠の本固定とプラスターボードを貼っていこうかと言う所です。

戸が一枚の「片引き戸」は戸が開いた際に納まる側の壁は戸の厚み分だけ他の壁より薄くなります。それを「小壁」と呼ぶそうなのですが、

石膏ボードを貼る手順も他と少し違います。

通常壁は下地を組んだ上に貼っていきますが、ここは戸枠の両側から貼っていけないため裏側の石膏ボードをカットして仮置きしてから下地を作って貼り付けし、

最後に表側の石膏ボードを貼っていきます。

 

 

 

 

 

この壁の横に水屋(食器棚)を置こうとしたのですが幅がギリギリで、出来るだけ薄い壁にしたかったのですが、この「小壁」の存在が気になってしまいました。

購入したリクシルの引き戸は壁の厚みに合わせて戸枠幅が変ってきて、階段周りの壁と同じ65mm幅のスタッド(軽天材)で下地を作った場合

小壁の下地厚さがちょっとしかありません。

 

 

下地の木材の用意のこともあって絵にかいてどうなるか見てみました。

上側の絵が65mmのスタッドで組んだ場合で、小壁の下地の厚さは10.5mmしかなく、12mmの合板も入りません。

下側の絵が100mmのスタッドで組んだ場合で、小壁の下地の厚さも28mm取ることができます。

この壁にテレビラックを吊ろうと思っていたので、100mmのスタッドで行くことにし、水屋を設置幅が不足する件は壁を外側に追い出すことにしました。

 

 

 

 

 

壁の下地の厚みが28mmということで、27mmの「ホワイトウッド間柱」というがあったので、それで小壁の下地を作りました。

 

 

 

 

室内側の壁の面(つら)に合うように小壁の下地を固定し、次いで端材の石膏ボードを戸枠との間に挟みんで戸枠の位置決めをします。

 

 

 

 

 

石膏ボードをアチコチ挟み込んで隙間が空かないように何度も確認して戸枠を本固定しました。

 

 

 

 

 

戸枠を本固定したので、小壁の外側の石膏ボードをカットしてはめ込んでいきます。

戸枠には石膏ボードの切断面が見えないように凹みがあり、そこに飲み込ませてやります。

 

 

 

 

 

外側の石膏ボードをカットして取付け。と言ってもただ置いているだけなので倒れたら絶望的に悲しくなります。

 

 

 

 

 

組んでいた下地を置いて、これから室内側の石膏ボードを貼っていきます。

ここでちょっと照明の方を先にすることにしたので、とりあえずここはここまで。

 

 

 

 

 

 

 

投光器で作業していますが、作業しずらいので先に照明器具をつけることにしました。

照明器具は電気工事屋の幼なじみに相談し、スッキリしたオシャレな感じになるダウンライトにして、部材をお願いしました。

 

天井は会社の事務所なんかで見かける「ジプトーン」というやつです。

大理石調かなんかに見立てた柄らしいのですが、ひとによっては模様が気持ち悪いという人もいるやつです。

事務所や学校でよく見かけるのは石膏ボードに柄が付いているので貼るだけで仕上げまでできるというので、コスト的に優れているのが

理由ですが、反面安っぽいです。

 

 

 

 

 

 

 

ダウンライトは直下のみが明るいというので、上手に配置しないと暗いと感じるらしいです。

幼なじみに聞くと壁から50センチほど離したところから1mピッチくらいで配置すればよいと教えてもらい、調光対応の100Wの昼白色を6個と

二回路にするので調光器を2個、取り寄せてもらいました。

 

 

 

 

 

 

ダウンライトを扱うのは初めてなのですが、ずいぶん値段も下がって非調光で60Wなら1000円ほどしかしません。

 

 

 

 

 

 

壁から50センチで1mピッチと教えられましたが、いざ天井を見上げて位置決めしようとしたら吊戸棚が有る所はそこから50センチ離すと良いのか

でも、手元が明るい方がいいので、もっと寄せる方がいいのか・・・・。

初めてで知らないことを考えるのでまとまりません。

なので配光がどんな感じになるか実際に点灯させてみて見たりしました。

寄せすぎると吊戸棚の影が出来てしまったり、他の照明の明かりで緩和されそうだったり、レイアウトを決めるのに随分悩みました。

(ちなみに点灯させたら昼白色ではなく電球色でした。問屋が間違ってたらしいです。)

 

 

 

 

 

 

結局、6個では足りない気がして3個追加し9個にしました。

シーリングライトですが私はあまり気にならないですがデザイン的にはダウンライトに及ばずですが、上部にも配光されるので、天井からの反射もあって

無難な明かりだと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

水屋を置くところは壁から50センチだと被るので少しずらしたり、シンクや調理するところに影が出来ないようにしたり、あれこれ必死で考えて

場所を決め、天井裏に潜って天井の下地に当たらない場所に割り振りしたりして何とか穴あけ場所を決めました。

 

 

 

 

 

 

 

天井に穴をあけると頭から埃をかぶるのでダウンライトの穴開け用の工具も借してもらいました。

 

 

 

 

 

 

知ってはいましたが現物を見るのは初めて。

ダウンライトのサイズって規格品なので、それに合うように目盛を合わせれば2つの刃が連動して動いてくれるので調整が楽でした。

 

 

 

 

 

 

穴あけ深さも調整機構があって余計に深く切り込まないようになっていました。

 

 

 

 

 

 

 

刃はワンウエイクラッチが付いていて、ドリルが止まるとセンターのキリも一緒に止まりますが、刃は慣性で回り続けました。この機構の意味はちょっと分かりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

いざ穴あけをしてみましたが、やっぱり道具です。

これは無いとダメだと思う工具でした。

借りれなかったら頭から埃をかぶるだけでなく、そこら中埃まみれになる所でした。

 

 

 

 

 

 

 

道具のおかげで穴あけは実にスピーディーで、久しぶりに道具の恩恵を感じる作業でした。

 

 

 

 

 

 

ということで、このあと禰豆子の箱作りに専念したのでリフォーム作業は中断してしまいました。

その話は次回にしたいと思います。

 

ではでは。

 


台所のDIYリフォームのお話 傷付いた戸枠に ダイノック™ フィルムを貼った 初めて食べた丸亀製麺は美味しかった

2020-09-27 00:50:31 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

丸亀製麺。

「麺はお店で粉から作ってます」ってテレビでもよく紹介されているうどん屋さん。

ちょっと気になっていたので行ってみることにしました。

行ったのは守口市のイオンモール大日にあるお店。

このイオンモールも初めて。

入ってすぐに目に留まったのが四方がガラス張りの大きなペット展示コーナー。

でかい。

ペットホテルに動物病院まであってびっくり。

 

 

 

 

 

雑貨屋さんのヴィレッジヴァンガードがあったので入ってみた。

「鬼滅の刃」に夢中な我が娘。

ぬいぐるみが置いてあった。

「欲しい?」って聞くと「うん」と返ってきた。

いいよって言ったら

手に取ったのは禰豆子(ねずこ)でした。

Amazonプライムビデオでテレビシリーズがやっていたので見たら面白くて全部見てしまった。

映画が楽しみだったりしています。

 

 

 

 

 

 

初めて食べた丸亀製麺。

奥で麺を打ってるのが見えました。

麺が美味しいというか、普通にうどんが美味しかったです。

今回肉うどんにしたので出汁に肉の煮汁が混ざったお味だったので、次は純粋に出汁の味を味わってみたいので、かけうどんにしてみようかと思います。

 

 

 

 

 

 

ガチャでも鬼滅の刃は人気で、みんなこぞって買ってました。

 

 

 

 

 

 

さて、

キッチンリフォームの続きの話になります。

作業中に軽天材をぶつけて傷を付けてしまった戸枠。

見ると落ち込むので目をそらして見ないようにしてきましたが、仮組みしている戸枠を分解できるのもここまでになってしまったので

補修することにしました。

 

傷の状態ですが目につくのが線状の傷。深いところで2~3mmほど削れてしまっています。

その他に点状の傷が数ヶ所。

木目は「柄」で圧縮した木(MDF)に化粧シートを貼ったものです。

 

 

 

 

 

傷を見つけた瞬間、やらかしたこの現実から逃れたいからか、脳内ではどうやって直そうかとあれやこれやと考える愚かな自分。

メーカーから補修部品をかうか、パテ埋めして色を塗るか、同柄のシートを貼るか・・・と頭の中を駆け巡る。

 

 

メーカーからこの部材を買って交換するのが一番簡単で確実。でも一番コストが掛かりそう。

色を塗る方法を調べてみたら熱で溶かしたロウのようなものを流し込んで補修するのが一般的みたいで、材料と道具(ハンダコテみたいなの)がセットに

なって売っていてDIYでも出来るとありました。

YouTubeで見たプロの補修はロウではなく普通にパテ埋めして塗装で仕上げていました。

 

で、先ず購入元に補修部材を確認してもらいましたが枠一式での販売しかなく送料を含めると13000円程。値段もですが枠一式なのが無駄に思えてダメ。

 

工作友達のkagayakiさん話してみたところ、パテ埋めして色を塗ったらいけそうな気がしますとの事で、パテと塗料があるので要るなら

持っていきますよって言って下さいました。

凹んでるときに心に染み入る優しさでした。感謝。

 

色を塗って補修するとなると木目の柄に合うように塗らないといけなくて、それには経験と感性が必要。

いわゆる「絵心」がないと出来ないというやつで私に最も縁遠い言葉。

とにかく先ずは何はともあれ傷を埋めることにしました。

傷の周辺はささくれているのでカッターでカットして整えます。これって傷口を広げているみたいで何かあまりいい気がしないです。

 

 

 

 

 

 

そう深い傷ではないのでラッカーパテでもいけそうな気もしましたが、ここはセオリーに従い痩せの少ない厚付け用のパテで行くことにしました。

使ったのはセメダイン社のエポキシパテ木部用というもの。

主剤と硬化剤が二層になっていてカッターで切って練ると硬化してくれます。

ちょっと粘り気が強くて伸びにくく、こういった細かな作業には向かない気がしました。

 

 

 

 

 

やる前はパテはポリエステルパテが良いかエポキシパテが良いかなんて悩みましたが、後になってみたらホームセンターで木部用のパテと称して売っている物なら

何でもいいように思えました。

やるとなるとつい真面目に考えすぎてしまいます。

エポキシパテで埋めた後、仕上げはラッカーパテを使っています。

ここにきてパテに着色して塗装の下地として透けの無い色にしておけばと、塗装を前提に考えるようになってしまっていました。

 

 

 

 

 

 

パテを削って面を出す作業ですが、人間の指先って敏感でちょっとでも凹みがあるとなでたときに分かってしまいます。

当板して削ったのですがそれでも微妙に感じるパテの継ぎ目。

枠表面をあまり削らずパテした極小部分だけ削りたい。

どうしようかと思い当て板に貼ったペーパーの両側に裏返したペーパーを貼り、高さを合わすことで出っ張ったパテだけ削るようにして

段差が分からないくらいに削れました。

 

 

 

 

 

 

さてこの先ですが

kagayakiさんから塗料は借りれるし、そういえばと使ったことないけどエアブラシも買ってあったし、「パテ埋めもしたし、部分補修なので塗装してみようかな。」

なんて考えて、かなり心が傾きました。

 

が、ふと我に返りました。

「絵心ないやん」

 

きっと調色でつまずき、木目が再現できずにグダグダになるに決まってます。

仕上がりも満足出来なくて、ずっとモヤモヤする事でしょう。

 

ということで芸術的センスが不要な木目のシートを貼ることにしました。

貼ると言ってもあまり知識もなく、壁にクロスを貼ろうとYoutubeを見ていた時に関連動画としてドアや家具にダイノックというシートを

貼っていたのを見たくらい。

とりあえず材料代が幾らかかるかネットで見たのですがこれが結構高くて1.2m幅が1mで4000~5000円程します。

細い幅での販売がなく材料代で1万円近くちかくかかります。

枠を買い直すのとさほど値段が変りません。

 

オークションを見てみると端材が結構売っていたので似たような柄を試しに買ってみました。

3Mと書かれているのがダイノックフィルム(WG-629)でREATEC(リアテック)がサンゲツ社(TC-4341)のもの。

こういった商品分野って3Mが秀でているように思ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

プライマーは3MのDP900-N3という専用のもの。気泡抜きにのスキージ(PA-1)と合わせて購入。

 

 

 

 

 

 

リアテックの方は少し黒味がかった木目柄。ダイノックの方が似ていたのでこちらを使うことにしました。

 

 

 

 

 

 

全長が2100mmほど。

細長い面積を三面貼らなければなりません。

おまけにドアが収まるところには段差があります。

 

 

 

 

 

 

 

先ずはプライマー塗布。

吸い込みの多い所には二度塗り、三度塗りせよとありました。

プライマーは溶剤で溶かしたシャバシャバな接着剤みたいで、重ねすると先に塗ったプライマーが溶けて不均一な表面になって今います。

ダイノックを貼ってからそれがどういことになるか気付かされました。

 

 

 

 

 

 

柱に面する側となる裏側から貼っていき、木口(幅の狭い部分)、次いで表面側を順に貼っていこうと思い、貼り始めがずれないようにテープで

固定して裏紙を剥がしていこうとしたのですが幅が狭いうえに長いので、都合よく裏紙が剥がれていってくれませんでした。

 

 

 

 

 

 

結局留めているテープを外して罫書いた基準線に合わせて端から順番に貼っていくことにしました。

下の写真は裏側の面にダイノックを貼ったあと、次に幅の細い面に巻き込んで貼っていこうと戸枠を立てた状態のものです。

ダイノックにはまだ折り目が付いていないので弾力でたわんでいます。

 

 

 

 

 

裏側の面から巻き込んで幅の狭い面に貼っていくのですがスキージを使って空気を抜こうとしてもスキージを運ぶ方向は幅が25mmほどしかない短手方向。

上手くいかずに結局指でしごきながら折り目を付けながら貼っていきました。

 

表側に巻き込んだ後はドアが収まる段差部です。7mmほどの段差で、そのまま貼ると段差の底の面に引っ付いてしまうため、裏紙を貼りなおして余計なところに

触れないようにしながら貼っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

最後に余分な部分をカッターでカット。

カットした切れ端を引っ張りながら切ると綺麗に切れることが分かりました。カッターの刃もこれではなく幅の狭いやつの方が良くしなって、下地に沿って綺麗に

切れるように思いました。

 

 

 

 

 

 

四苦八苦しながら何とか貼れました。

 

 

 

 

 

 

戸枠の組み立て。

戸枠を分解して単体で貼ってもこの大変さ。

プロは壁に納まっているそのままの状態で貼っていくのですから、やっぱり経験と器用さが無いと上手く仕上げられないと思いました。

 

 

 

 

 

 

間仕切り壁に取り付けて、ようやく傷付く前の振り出しに戻ることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

パッと見では分かりませんがよく見たり、光の加減や指先を走らせると貼りムラが有るのが分かります。

プクっと膨れたのは気泡だと思います。

気泡が残った場合は針で突くかカッターで切り目を入れて空気を抜くとありました。

針で突こうと思ったのですが、突いたら突いたで針の跡が残ったりしてどっちもどっちな気がしたので止めにしました。

先々気になったらその時にやります。

 

エッジの波打っているところは押しても凹まないので恐らくプライマーの塗布ムラだと思います。

後々剥がれや浮きが出ないようにとプライマーを塗るのですが、剥がれないようにと用心して二度塗りした結果付けたムラ。

「過ぎたるは及ばざるが如し」ではないですが、技量の無い者が余計なことをするとこうなるという見本みたいなもの。

 

 

 

 

 

 

写真を撮っていると娘が「どうしたん?」って見に来ました。

「失敗したところの写真を撮ってるの」

そう言うと、「今、問題なかったらいいんじゃない」って返ってきました。

娘の方がしっかりしているのかもしれません。

 

 

 

 

 

これまでバイクの塗装でカッティングシートを貼ったことはありますが、こういった建具に貼るのは初めて。

作業ミスで傷を付けてしまった挙句のダイノックフィルム貼り。

毎度の「三歩進んで二歩下がる」的な作業。

すべてのことは無駄ではないと言いますが、この経験も何かに繋がってくれて、その言葉のとおりであることを願いたいです。

 

ではまた。

 

 


台所のDIYリフォームのお話 出入口の間仕切り壁 建具(戸枠)に合わせて下地作りと電気工事の下準備

2020-09-06 06:51:11 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

リクシルの引き戸を買ったので土間からの出入り口の間仕切りを施工しています。

先ずは引き戸の組み立て。

組み立て説明書にはいろんな種類のものが一緒に書かれているので、最初読み解くのに時間が掛かってしまいました。

 

 

 

 

 

一回でもやれば何てことない作業、なのでやっぱり経験が大切と思います。

 

 

 

 

 

 

店舗付き住宅だったので入口は裏側にあって、コンクリートの打ちっぱなしの土間敷きから上がってくるこちらが出入口になります。

あらかた組んでいた間仕切りに戸枠を置いてみて、残る下地を作っていきます。

 

 

 

 

 

軽天材って精度が出ていて軽いので施工はすごく簡単でいいのですが、薄い鉄板なのでガッツリとネジを効かせたいときは下地を入れておかなければなりません。

この壁には吊戸棚やテレビ用の棚を付けたいので、内部に木材を仕込んでおくことにしました。

 

鴨居の上の壁に入れる間柱?用にと短くカットしたスタッドに「赤松野縁(のぶち)KD」という35mmの角材を入れてみたのですが・・・・

 

 

 

 

 

ネジ留めしたらスタッドの中で「ハの字」になってしまいました。

ハァ~って気持ちになってテンション下がりました。

スタッドをよく見たらプレスした凹凸に傾斜が付いてるんですね。やられました。

 

 

 

 

 

下地としては支障ないのですが気持ちがモヤモヤするのでやり替えることにしました。

今度は「ポプラ LVL」という積層材(Laminated Veneer Lumber)をスタッドの内寸に合うようにテーブルソーで幅を詰めて仕込んでみました。

積層材なので貼り合わせた断面側へのネジ留めは不向きなのではないかと思ったのですが、それを電気工事屋の幼なじみに話してみたら、大工さんは

その辺も考えているみたいと即答しました。

地味な疑問にもかかわらず即答した幼なじみ。よくそこまで現場で他の業種の仕事を見ているなあと感心した出来事でした。

 

 

 

 

 

 

鴨居の上の横方向の下地材。

階段周りの間仕切り壁の下地同様にスタッドの上にランナーを留めて、そこに間柱?を立てられるように下地を組みました。

このスタッドに入れる下地材ですが、下から戸枠を留めるのと、横から吊戸棚を留めるためポプラLVLを使わず野縁の角材を入れています。

 

 

 

 

 

スタッドを留めるために戸枠の両側のスタッドにもランナーを留めています。

 

 

 

 

 

 

鴨居の上の下地はこんな感じになります。

戸枠ピッタリに下地を作ると後で融通が利かなくて泣きそうになると思ったので敢えて5mmのベニアを入れておきました。

 

 

 

 

 

この作業をしているときに誤ってこのスタッドを落としてしまい、買ったばかりの戸枠に傷を入れてしまいました。

傷を見たときにはガーンです。

何やってんだか・・・です。

 

 

 

 

 

お盆休みの最中。やる気をなくし傷を見るのも嫌だったので、距離を置くため翌日一日作業するのは止めにしました。

 

逃げてはいけない、悲しみを乗り越えて先に進むためにと、工作仲間のkagayakiさんに泣きのメールを入れました。

精神が弱い自分です。はい。

 

 

半分立ち直ったので作業の続きをしました。

戸枠に合わせて下地作りを進めました。

 

 

 

 

 

 

戸枠を取り付ける際の注意点として説明書に建具のゆがみが書かれてありました。

一応レーザー墨出し器で垂直は確認したのですが、墨出し器を一度落としたことがあって一抹の不安があるため確認することにしました。

垂直方向ですが

 

 

 

 

「下げ振り」です。

原始的ですが引力と言う地球の力なので一番正確だと思います。

 

 

 

 

 

 

水平方向は「水盛り」という確認方法で、水を入れたチューブ(水盛管)の水面の高さを見るというこちらも原始的な方法です。

 

 

 

 

 

 

 

 

この方法は親父がやっているのを見て知っていましたが名前が「水盛り」というのを初めて知りました。

 

 

 

 

 

下地がほぼ出来たので次は石膏ボードを貼るのですが、その前に電気工事の下準備があります。

壁にはコンセントや照明用のスイッチの他、テレビを置くためアンテナ線やLANケーブルといったマルチメディアコンセントを付けなければなりません。

石膏ボードなので壁を貼ってから天井から電線を下ろしてきて、適当なところをくり抜いて挟み金具で取り付けという方法が簡単でいいのですが、

カッチリした施工が好きなので、ここも未来工業のスライドボックスとPF管の組み合わせで事前に設置しておくことにしました。

 

コンセントに対する電線の振り分けなんかを考えながらPF管を入れていくのですが、その度にこのスライドボックスの裏に書かれた「常に考える」という

文字に心打たれます。

誰が考えてこの言葉をここに入れたのか、そのいきさつを聞いてみたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

アンテナ線やLANケーブルは100Vの電線とは一緒にPF管に通せないので振り分けて、それと後から追加ができるように余裕をみて太目の管にしました。

照明は幼馴染の勧めで調光付きのダウンライトにする予定でいます。調光回路が付いたスイッチは大きいためスライドボックスも占有されます。

加えて土間側と室内のどちらからも入り切り出来るように三路スイッチしようと思っているので、スライドボックスの数もそれに見合うように増やしておきました。

エアコン用のコンセントもエアコンの幅が分からないので二箇所にPF管を入れてあります。

 

電気の配線だけは材料代もしれてるので、電気工事士の資格を持っている者の特権とばかりに色々と考えを馳せながら作業させてもらいました。

 

 

 

 

さて傷が付いた建具をどうするか・・・・

どうしようか・・・・・

 

三歩進んで二歩戻る。

いや、正しくは三歩進んで四歩戻る・・・・です。

ではまた。

 

 


台所のDIYリフォームのお話 フローリングの割り付け フローリングの向きについて 引き戸はリクシルのラシッサSS LAA

2020-08-14 14:33:26 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

コロナの影響で娘の通う小学校の夏休みは短く7日から11日間。

うちの会社はオリンピックイヤーということで夏季休暇は1日から10日間なのですれ違な夏。

通学途中で変質者の声掛けがあって以降、途中まで見守ってから出勤していたのも、それも少し違って見送ってから家に帰るので変な感じ。

 

そんなことを言っているうちに娘も夏休みに入り、年休を継ぎ足した私の休暇もあと2日ほど。

 

 

 

 

 

 

どこも遊びに行けないので家でプール。

娘も大きくなったので一回り大きなプールを新調しました。

 

 

 

 

 

 

日差しは暑いけど水は少し冷たいです。

プールにつかりながら空を見上げると当たり前にある雲が少し違って見えて新鮮に感じたのが不思議。

そういえば旅に出ないとのんびりした気持ちで空を見上げることなんてないなと思った。

 

 

 

 

 

 

キッチンリフォームの続きですが、フローリングを貼るための準備で改めて割付を考えてみました。

 

買ってきたフローリングはダイケンの「ダイミラーecoⅡ」という製品。 

コーナンオリジナルという少し安いのもありましたが無難に普通の銘柄の商品にしました。

 

 

 

 

 

 

フローリングには約30センチ幅の細長い材料を並べて貼っていくのですが、端には「実(さね)」という凹凸が付いていて差し込んで繋いでいけるようになっています。

凸が「雄実」(おんざね)、凹が「雌実」(めんざね)と呼ぶそうなのですが、前に貼っていたフローリングは実の形状は単純な凹凸形状でしたが、新しく買ったものは

少し形状が違っていて凹凸ともに少しオフセット形状になっていました。

正しい理由は知りませんが雄実に斜めに釘を打ってフローリングを留めていくのですが、その際に単純形状よりもシッカリと打てるように思えました。

 

 

 

 

フローリングは雄実(凸)に雌実(凹)を差し込んで貼っていくので、始まりは雌実(凹)のある側になります。

「割り付け」とは部屋の端から何も考えずに貼っていったりすると場合によっては最後が狭くて、細長いフローリングを貼る羽目になるので、そうならないように

両端が均等(自然)になるようにすることを言います。

 

 

 

 

単純な四角い部屋ならそれだけで良いのですが、今回は階段の間仕切り壁があったり、キッチンユニットのシンク下が入り込んだりしているので

そう言った場所が貼りにくくならないか気になりました。

 

シンク下の掘り込み部ですが、左右と奥の三面はフローリングの切り口が隠れる(納まる)ようにキッチンユニットよりも少しへこましてあります。

これを「飲み込ませる」と言うらしいですが、ここは飲み込みシロを足した幅でフローリングをカットして最初に貼っておかなければなりません。

そうなると必然的に手前側が雄実(凸)となります。

 

 

 

 

 

シンクのすぐ隣には温水器があって今はフローリングが貼れませんが、後に移動させたときに空いた部分を継ぎ足して貼ろうとすると雄実(凸)となってて欲しいのですが、

残念なことに雌実(凹)になってしまいます。

 

 

 

 

キッチンユニットと階段の間仕切り壁との間ですが、ここもキッチンユニットの下にフローリングが飲み込むように床を仕上げています。

シンク下から貼り始めると、この場所は普通に貼れますが、温水器の場所を貼る際に仕舞いが悪いです。

温水器の場所を貼りやすくするとシンク下と階段の間仕切りで仕舞いが悪くなります。

あちらを立てればこちらが立たぬ・・・ってやつです。

 

 

 

 

 

 

雌実(凹)を雄実(凸)に変換するために「凸凸」の部材を作ることを考えて細長い材料を買ってきたのですが、もう少し違うやり方が無いか考えてみることにしました。

 

改めてフローリングを貼る方向と言うのに決まりが無いかを調べてみました。

ネットで見ると部屋の長手方向にフローリングの長手方向を合わせるとありました。そうすることで広さ感が増すそうです。

 

 

ということで、向きを90度変えて置いてみました。

キッチンユニットと階段の間仕切り間は最初に施工することで無難な感じです。

温水器の場所は雄実(凸)となってくれます。

 

 

 

 

 

 

シンクの掘り込み部分の左側(最後に貼る部分)は貼りにくいですが、横からスライドさせて差し込むことで貼れそうな感じでした。

 

 

 

ということでこの方向で割り付けすることにしました。

 

向かい合う壁は平行ではなかったのでどちらかを基準にしなければなりません。

今回は母屋のサッシを基準に墨を入れることにました。

 

 

 

 

 

 

休み中に注文した引き戸が届きました。

 

 

 

 

 

 

先日通販で買った洗濯機がへこみまくって届いて、ネット購入は不安でしたが、問題なくホッとしました。

リクシルのラシッサS LAAという商品で枠付きで送料込みで27500円ほどでした。

 

 

 

 

と言うことで、土間からの上り口側の間仕切りも順次やっていこうかと思います。

ではまた。

 

 

 


台所のDIYリフォームのお話 階段周りの間仕切り 下りの時に階段の天井で頭を打つところを嵩上げして 下地作りは完了

2020-08-02 07:01:55 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

最近焼肉やらお持ち帰りの回転すしとかのネタが多くて、食べてばかりと思われてもいけないので、運動している写真を載せておきます。

週二回のランニングで走っている万博外周は人も多く信号待ちで密になるので、最近は地元の人気のない所を走っています。

娘もコロナの影響で学校以外はどこにも出かけていないので、少し外に出ようということで最近、週末はみんなで一緒に走っています。

走っては歩いてですが5キロを汗かきながら頑張っています。

 

 

 

 

オリンピックイヤー(だった)と言うことで、今年のお盆休みは1日から10日まで。

例年なら車中泊でどこかへ旅しているはずですが、昨今の状況ではそう言うわけにもいかず。

娘の夏休も短縮されて7日から11日間だけ。

どこも行けないけど娘と一緒に過ごしたくて有給を足しました。

 

何となく始まった・・・そんな感じの夏休み初日です。

 

 

 

キッチンリフォームの続きになります。

前回はフローリングを貼る前にやっておかないといけないこととして、隣の部屋と繋がる所の仕舞いをやったのですが、今回もその続きで階段周りの間仕切りの

仕上げになります。

 

軽天材で下地を作っていたのでそこに石膏ボードを貼っていくのが今回のお話です。

 

 

 

 

 

石膏ボード貼りですが、その昔、ボードの継ぎ目で下地がない所に木片を宛がってあげると地震とかでクロスが破れたりしなくて良いよと幼なじみが教えてくれました。

ひと手間ですがなるほどなあと思ったりしました。

そんな当て板について先日ネットの「教えて」でそれを見た人が「これは手抜きですか」と質問して、回答者の中に「そこには下地を入れるべきだ。監督に言って

やり直してもらえ」と言う人がいました。

そりゃ下地を入れるのが正論なのかもしれないけど手間省略の建築業界でそれをやってくれる職人さんってどれほどいるのでしょうか。

それよりもひと手間掛けてくれる大工さんに当たってよかったと思う方が良いのではないかと思いました。

 

軽天のピッチが狭くて不要かと思いましたが、教えに従って当て板を入れておきました。

 

 

 

 

 

 

戸枠の上の部分の下地にも「地」を入れておくことにしました。

軽天材の中に地となる合板を仕込んでいなかったので軽天材の合間に合板を入れることにしました。

仕込む合板は高さいっぱい入れられるように角を少し落としています。

 

 

 

 

 

4ヶ所の内、3ヶ所までは入れれますが、最後の1ヶ所は物理的に入らないので2×4材を下端に入れてます。

引き戸の上側のレールを留めたり、棚や幅狭の吊戸を付けるときに役立ってくれるはずです。たぶん。 ・・・役立ってほしいな。

 

 

 

 

 

間仕切りの戸は使い勝手のいい引き戸にして、作ると手間が掛かるので当初は市販品を買う予定にしていました。

開口はそれに合わせて出来るだけ広く取るようにし、戸枠は安く上げようと1×4材で準備していました。

 

 

 

 

 

電気工事屋をしている幼なじみがリフォーム現場なんかで出た綺麗めな戸をいくつかくれていたのですが、ここにきてそれを使ってみようかと言う気になってきました。

ただ色具合が気に入っている戸は開き戸なのでドアノブや蝶番の跡が残ってしまいます。

自分の家なので、そこは化粧板でも貼ってごまかすとして、ちょっと宛がってみました。

 

 

 

 

予定していた戸より幅が少し狭く、実際に見てみると締めた際に戸枠ギリギリな感じでした。

5mmくらいは被っているので隙間は出来ないですが、やはり普通ではありません。

今回のリフォームは出来るだけ普通に仕上げる、です。

他人が見たときに違和感のない、できれば本職がやったと思われるような仕上がりにしたいと思っているので、何とかすることにしました。

 

 

 

 

 

 

枠に使っている1×4材は板厚が19mm。

少しでも厚い材料が無いかとネットで探したらロイヤルホームセンターにパイン小割材と言う名前で厚さ24mmの集成材が有るのを見つけました。

 

 

 

 

 

購入しようとしていたのはアウトセットの吊戸で、戸を閉めたときのストッパーは吊りレールに組み込まれています。なので戸枠は単純な「枠」でしかありません。

吊戸は開閉の際にガタツキが出る点がちょっと嫌で、もらった戸は戸車にしようと思っているのですが、いずれにしてもストッパーが必要になります。

床にストッパーを付けるのが簡単でいいのですが、閉まったとき下だけぶつかって止まる「つんのめる」感が好きではありません。

なので戸枠に「当て部」を設けることにしました。

 

トリマーで「段ち」に削るのですが、細長い材料なのでクランプが難しく両面テープで固定して削ろうかと思ったのですが、終わった後にテープを剥がしたりすることを

考えたら何か面倒に思えたので天井からサポートリフターで押さえることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

端っこを手持ちで削るとトリマーが傾いて垂直に綺麗に削れないので片方のベースに同じ厚みの板材を両面テープで貼ってます。

使っているトリマーは随分前に買った安物です。時々起動しないことが有ったり上下の調整機構が死んでいたりして、いい加減メーカー品に買い替えたいですが

回れば削れるので踏ん切りがつきません。

この歳になると安物で揃えると「しみったれた感」がしてしまう気がして、あまりよくないと思ったりします。

安さを求めるより、そこそこなのを揃えるのが大人の嗜みと思う歳になりました。

 

 

 

 

 

 

1×4材の幅が約90mmに対してこいつは105mmあるので15mmの戸当たり幅を持たすことができます。

 

 

 

 

 

 

戸枠全体で止めるので「つんのめる」感も無いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、厄介な階段側のボード貼り。

階段を下りてくるときに梁の部分で頭をぶつけるので、いつも頭を屈めておりてきたのですが、その部分をカットしたのですが、ここを仕上げないといけません。

 

 

 

 

 

 

下から見上げるとこんな感じです。

天井材を25センチほどカットしています。

 

 

 

 

 

 

その中でももっと面倒そうなのが右側の壁。

天井を抜くなんて考えていなかったので壁にはボードを貼り終えていたのですが、天井をカットした分だけ壁を上側に延長しないといけません。

天井の下地も残っていますし、おまけに貼ったボードに合わせて見切り材も入れてあります。延長しようとすると見切り材も延長しないといけませんが、

継ぐとやっぱり不細工です。

 

 

 

 

 

 

あれこれ悩みながら先ずは壁際の天井の下地を取りました。

ボードを痛めないように野縁というのか隠れ廻り縁というのでしょか、壁際の天井下地を取るのが面倒でした。

 

 

 

 

 

切り欠いた天井部分の壁には合板を入れ、ボードの見切り材を継ぐと不細工なので一旦ボードを外して、見合った長さの見切り材を入れなおしました。

 

 

 

 

 

 

新しく天井となる部分の下地ですが、それぞれの既存の壁や梁の面(つら)に合わせないとならず、特に左側は既存の合板の壁と新しく間仕切った壁の面が違っていて、

新しく間仕切った壁も、階段に接する半面は化粧パネルで見切り材を入れて仕上げてあって、戸枠の上部の壁をクロスで仕上げると面が合わなくなります。

三面の壁の面が違っているので、どこで見切って仕舞いを上手にするかが重要になります。

あーでもない、こーでもない考えながら何度もやり直しをしたので時間が掛かりました。

 

 

 

 

 

結局、1階部分と2階部分は面廻り縁で縁を切ることにし、2階部分の切り欠いた所は既存の合板壁の面が合うように下地を作って合板を貼っています。

仕上げについては合板の上にはクロスが貼れないので、化粧パネルで仕上げる予定です。

1階部分ですが戸枠の上の部分は化粧パネルの見切り材で縁を切って、正面や右の壁と同様にクロスで仕上げるか、化粧パネルで仕上げるかしようと思っています。

 

言葉で書いても何のこっちゃ分からんと思いますので、仕上げたらまた報告したいと思います。

ボードに付いた無数の白い石膏の跡が格闘した証拠です。

 

 

 

 

 

廻り縁の取付けなどまだ残っていますが、取りあえずボード貼りまで終えた階段周りの間仕切りです。

戸枠の取付けは床を貼ってからになります。

 

 

 

 

 

土間からの上り口になる面の間仕切りが残っていますが、こちらは既製品の引き戸を付ける予定で、先日ネットで注文しました。

納期が10日ほどかかるそうです。

今は床にフローリングを貼ろうとして割り付けに悩んでいます。

 

ではまた。

 

 


台所のDIYリフォームのお話 フローリングを貼る前の各部の準備、仕舞い 

2020-07-25 03:33:41 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

前回は階段周りの間仕切りの下地作りで、今回はフローリングを貼る前の各部の準備というか仕舞いの話になります。

 

少しでも工程を進めていきたいと思っていたので、先ずは元々敷いていたフローリングを並べてみることにしました。

前に床を貼ったときは知識もなく端から順番に貼っていったのですが、今はyoutubeを見るとフローリングの貼り方をレクチャーしてくれている動画が

沢山あって、まずは「割り付け」のことを言われています。

「割り付け」とは何も考えずに端から貼っていったら最後が幅が狭いくて幅狭なフローリング材を貼らないといけないってことが無いようにするためのものです。

と言うことで、元々貼ってあったフローリングを並べてみることにしました。

 

 

 

 

 

キッチンユニットの手前側を起点として順番に並べてみたのですが、反対側の間仕切り壁(土間からの出入り口側)の軽天材の壁下地に微妙に足りず、

下地に石膏ボードを貼ってもまだギリギリ足りない、でも巾木を貼ると隠れる、そんな感じでした。

 

 

 

 

 

 

 

巾木で隠れるのでOKと言われればそうなのですが、気持ち的には端の実(さね)もカットしてピッタリと貼ってやりたいという思いになります。

気持ちを押し殺してこの割り付けで行こうかとも思ったのですが、階段周りの間仕切りで割り付けが悪くなり、フローリングを「コの字」に切り欠いて

差し込むか、分割して貼るかしないといけない状態でした。

 

 

 

 

 

さて、どう割付するか。

本職はこういった場合、どういう風に割り付けするんでしょうか。

あーだ、こーだ。フローリング材を並べて考えました。

悩む私と対照的に床板が敷き並べられたのを見てはしゃぐ娘。

狭い思いをさせているので、グタグタ悩んでなくて、ちゃっちゃと進めていきたいのですが、決めるまでが時間が掛かり過ぎるのが私のいけないところ。

 

 

 

 

 

 

あーだこーだ考えて階段の間仕切り基準で割り付けすることにしたのですが、貼る前にまだしなければならないことがありました。

隣の部屋(現台所)とのつながりの部分です。

現台所の床も老朽化がすすみ、キッチンが終わればやり替える予定なのですが、その際にできれば敷居がなくて、二部屋が一枚のつながった床に

できないかと考えました。

そのためには今リフォームしている床の下地を次の床にも使えるように残しておかなければなりません。

言葉では分かりにくいですが、一本の根太の半分を残しておいて、現台所の床を貼る際にその残った半分の根太に捨て板を貼って共用するというものです。

 

 

 

 

 

 

ただこのままではサッシ戸との間に隙間が残って歩きにくく見た目も悪いので次の施工まで仮の捨て板を敷いておいて、その上に敷居を乗せておこうかと

考えました。

サッシには段差があるので高さが合うように細長く切った合板を入れ、その上に幅の狭い合板を捨て貼りの代わりに留めてそこに敷居を敷きます。

 

 

 

 

 

 

敷居になるものを探しにスーパービバホームに行って檜の仕上げ材と言うのを見つけて買ってきました。

こういったものは近所のコーナンプロより揃っているように思います。

 

 

 

 

 

 

敷居で縁切りしてフローリングを貼るのですが、その敷居を貼る前にまたしないといけないことが見つかりました。

リフォームしている部屋の基礎の立ち上がりの部分の仕舞です。

基礎の立ち上がりが高くフローリングの床よりも高く、縁よりもへこんでいます。

このままでは間仕切り枠も付けれないので面一(つらいち)に仕上げておかなくてはなりません。

 

 

 

 

 

反対側は基礎よりも土台の木が飛び出しています。

 

 

 

 

 

 

厚めの集成材を面一(つらいち)になるように削ってやろうと思ったのですが、左官職人が手作業で仕上げたので奥と手前の出(で)が微妙に

違っていて、フライスで単純に削っただけでは面一(つらいち)になりそうにありません。

 

 

 

 

 

 

ピッタリ合うように様子を見ながら削るのに良いツールはないかと考えて出してきたのは、親父が残した電気カンナでした。

 

 

 

 

 

何十年かぶりに動かしたのですが、普通に動いてくれてました。

これで削っては宛がって、また削ってを繰り返して現物合わせしてみました。

右よりも左側が若干薄くなっています。

 

 

 

 

 

この上に集成材の板を取り付けて間仕切り枠とするので、ほとんど隠れる部分ですが、隙間なく枠が付くと工業的に優しく思えてゆっくりと眠れます。

 

 

 

 

 

 

反対側は将来ボードを貼るかもしれないので面から少し出して仕上げました。

 

 

 

 

 

 

間仕切り枠が付けれるようになったので、檜の敷居を置いてみました。

 

 

 

 

 

 

キッチンのフローリングはこの敷居まで貼ってやって、次に現台所の床を貼るときはこの敷居を取っ払うことで続けて貼ることが出来るはずです。

多分・・・・。

 

 

 

 

 

 

なんだか書いていても、伝わらん内容やろなと思っています。

まあ、なんだかんだ悩みながらやっているということが分かってもらえれば、これ幸いです。

 

いつもながらに細かな内容で申し訳ありません。

ではまた。


台所のDIYリフォームのお話 間仕切り壁の設置その3 階段周りの間仕切り 化粧合板を貼って階段際に戻す

2020-06-07 03:17:09 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

 

階段際立てた間仕切りを一旦他の場所に移動させ、階段側になる面にボードを貼ったところまでが前回のお話でした。

今回は仕上げ材の施工になります。

 

 

 

 

 

壁の仕上げをどうしようかと考えました。

壁の仕上げと言えば壁紙(クロス)ですが、壁を元の階段際まで戻してクロスを貼るとなると階段に隠れたところには貼ることができず、どうもそれが嫌で、

じゃあクロスを貼ってから元に位置に戻すのはどうかと考えましたが、左端は戸枠も付いていませんし、右端は出入口側の間仕切り壁もまだこれからなので、

この状態でクロスを貼るのは端の処理が汚くなる気がして気乗りしませんでした。

 

そこでクロス調の化粧合板を買ってきました。これはベニヤ板の表面にクロス調の塩ビシートを貼ったもので、たわませたり歪ましても裂けたりせず

普通のベニヤ板と同じように扱えるものです。

 

 

3×6尺(さぶろく 910mm×1820mm)なので高さが足りないので間で継ぎ目が入ります。

 

横幅の寸法については戸枠側は見切り材を入れて突き当てして、反対側は出入口側の間仕切り壁に貼るボードの厚みを足した長さでカットし

角(出隅)はアルミのアングル材で化粧しようと思っています。

 

 

 

 

こういったボード材の貼り付けは接着剤と両面テープを使った〇〇工法と言うのがあって、キッチンパネルもその方法で貼り付けたのですが、

どの工法にも「突き付けは出来ません」と書かれてあります。

これはパネルを順番に貼っていく際に隣のパネルと密着させて貼ると、気温や湿度で下地やパネルが膨張収縮しパネルに浮きが生じてしまうためで、

それを逃がすために間を数ミリあけて(目地を作って)貼っていけというものでした。

 

こういったパネルがどれくらい膨張収縮するか分かりませんし、化粧合板を釘打ちで貼ってあるのはどれも突き付けなので意外と大丈夫じゃないの?って

思ったりするのですが、接着剤はそこまで保持力が無いようにも思えますし、こういったときは素人はルールに従えというのが心情なので施工説明書に従うことにしました。

 

でここで一つ悩みました。

戸枠側の端にも数ミリ隙間をあけるとなると、そこに入れる見切り材がその隙間で動いてしまって戸枠との間に隙ができて不細工な仕上がりに

ならないかと気になりました。

戸枠と見切りが密着するように両面テープや接着剤で固定すればいいのですが、それよりももっと単純に寄り添うように見切りと戸枠が密着させれないかと考えました。

 

「隙間なく戸枠に密着させると膨張収縮でパネルが浮く。」

「隙間を空けると見切りと戸枠が密着しない。」

「見切り材と戸枠に隙がないように綺麗に貼らないといけない。」

・・・悩んだ挙句こんな風にしました。

 

 

 

 

 

化粧合板は戸枠に密着する寸法でカット。

その後、隙間を空ける分だけトリマーで板厚を薄く削って、さらに所々を残して除去。

残った部分で見切り材を押さえて、万が一膨張収縮してストレスが生じたらこの部分が崩れて浮きが生じないようにする。

いわゆる「クラッシャブルゾーン」です。

はい、バカです。でも笑わないでください。真剣に考えた末に自分で一番納得いく方法がこれだったのです。

上手く機能するかは分かりませんが、この問題で悶々と考え込んで停滞することはこれで回避できました。

はっきり言って、最近自分がモノ作りに合ってないのではと思うことが増えました。

 

 

 

 

 

パネルを貼る際に使用する接着剤の選択でも悩みました。

接着剤も色々あって、変成シリコーン樹脂系であっても不燃化粧板用だとかバスルーム用だとか。壁一般用というのもあるのですが選ぶ根拠を

知らないのでで困ります。

おまけに入手性もあって真面目に考えたら困りました。

 

引用:アイカ工業 接着剤 http://www.aica.co.jp/products/adhesives/building-material/ から抜粋

 

 

 

 

アイカのキッチンパネルを貼るときは同社のエコエコボンド変成シリコーン系 SE-1を使用しましたが、合板用とうたってあってモノタロウで入手できるのが

あったので買いました。

セメダイン社のボードロック310とボードテープ310。

 

 

 

 

 

接着剤と仮留めの両面テープでボードを貼る工法。アイカのM工法に対してセメダインはHS工法。

 

 

 

 

 

 

アイカのキッチンパネル用の接着剤でもプライマーを塗れば合板の下地に貼れるとあって、小さい方の化粧合板には残っていたアイカを使い、大きい方を

セメダインで貼ることにし、念のため両方にアイカのプライマーを全面塗布しておきました。

プライマー無しでも付きそうな気もしますし、プライマーを塗っておけばどんな接着剤でも付くような気がします。

こんな問題、真面目に考えない方が良い気がしますし、真面目に考えると寝れなくなります。

 

 

 

 

 

セメダインのHS工法は縦に塗布とありましたが、アイカのM工法にならって波波に塗布しました。

 

 

 

 

 

割り付けは継ぎ目(目地)が目につきにくいように大きい方を上に持ってきて、見切り材を付けた状態で戸枠に密着するように貼り合わせました。

 

 

 

 

 

で、ここでやらかしてしまいました。

下側の化粧合板を貼ろうと両面テープを貼って準備していたとき、何かやってないことがあることに気付きました。

そう、大きい方を貼る際に両面テープのセパレーター(裏紙)を剥がさないで貼ってしまっていました。

 

あ~、も~、バカやん。

 

珍しく調子付いて作業していたらこの様です。

 

仮留めの両面テープなので接着剤だけで付くと思うのですが、やらかしたことが我慢できませんでした。

貼ってから一時間ほど経っていましたが、モヤモヤするのが嫌で剥がしました。

当たり前ですが両面テープを貼っていないので「ヌメ~」ってな感じで無事剥がせました。

 

ホームセンターで安くて手に入りやすいアイカのボンドに比べ、セメダインのは取り寄せしなければならないものだっただけに自分の老いぼれ度に悲しくなりました。

 

スクレーパーで必死に剥がしてやりました。

はい、笑ってください。

 

 

 

 

 

翌日、コーナンに行ってアイカの接着剤を買ってきました。

セメダインのボードテープ310とアイカのエコエコボンドSE-1の組み合わせ。

アイカとセメダインのコラボです。

 

ボンドを剥がした跡が艶めかしい・・・・。老いたくはないものです。

 

 

 

 

 

しっかりセパレーターを剥がしたことを確認して貼りました。

ああ、確認、確認、また確認。

 

継ぎ目はシリコンシーラントを塗布。

物珍しそうに見ていたのでやらしてみました。

「むずかしい~」と言って、行ってしまいました。

 

 

 

 

 

仕上げまで貼り終えました。

 

 

 

 

 

元の位置に戻して床と天井に固定。

一人で意外と普通に移動させることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

階段側から見るとこんな感じです。

ボードを貼って戸枠を付けて入口側の間仕切り壁を付けたら、周り縁や巾木を付けて仕上げたいと思います。

 

 

 

 

ドンくさくて、すったもんだ有りましたが、一応目的の階段との縁切りが出来ました。

ではまた