オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

スマートメーターと電力自由化 新規申し込み終了の深夜電力に滑り込み工事

2016-04-10 05:42:43 | 整備・作業
先月のある日のこと。関電からメーターの取り替えの案内が来た。
作業日は二日後とあった。
工事の案内って何でも割と早めに来るのにメーター交換は余裕が無いなあとと思ったら、
『交換に際し停電はありません』と書いてあって、普段の生活のままで大丈夫ということで、おそらく案内程度の意味合いかもしれない。


作業日当日、出勤時と重なったのでちょっと作業を見させてもらった。
停電させないと言うことは電気が来たままの作業。
いわゆる『活線作業』というやつ。

普通に企業なら安全を優先して活線作業なんてやらせてもらえない。

それどころかカッターナイフも使用禁止の職場も多くて、どうかと思ってしまう。
『モノ作り大国日本』もいつまで続くことやら。



新しいメーターはスマートメーター。






専用の通信ケーブルなんて無くて電力線そのものに通信信号を重畳させて電気の使用量や漏電などをモニタリングしたり、
遠隔で電気を止めたり出来る電力会社にとって便利なメーター。
検針員が不要になるから検針のおばちゃんの職を奪うからと問題になってるって話もある。

その話を友人に話したら『うちはスマートメーターやけど検針に来て伝票を置いて行ってで』って言ってた。






親父が電気屋で高校を電気科、大学も電気工学科を出してもらったけど、電気のビリビリが怖くて電気屋になりたくないってずっと思ってた。
なので活線作業ってちょっと興味がある。







どうやって停電させずにメーターを交換するのかと見ていたら、ちゃんとバイパスさせる専用ケーブルがあって、危なっかしい作業ではなかった。









今回交換したのは低圧電力と言われる三相200Vの方で、知らない間に電灯の方は既にスマートメーターになっていた。

とら母(嫁)から、関電の『はぴeみる電』というサイトで日々の電力量を見ることが出来ると教えてもらった。






こんなの見たら消費電力のことが気になってしまって、そそくさとエアコンの温度設定を下げてしまった愚かな自分。







LEDに換えたガレージの照明の消費電流も測ってみた。
直管式40W型(120センチ)が4本で0.8A。
台所は昔ながらの安定器がついた20W4灯の蛍光灯で、これが1.2Aくらい。

単純計算で2倍の明るさで電気代2/3。
すぐにAmazonで器具一体式の40W型LEDを注文してしまった。これまた愚かな自分。








時を同じくして、休眠していた電気温水器を使わなければならなくなった。
いまどきのエコキュートとかと違って夜中にお湯を湧かして貯めておく大きなタンクの温水器。
電気契約は深夜電力というやつ。

『はぴeみる電』を見ていたときについでに調べてみたら、
『4月1日から電力自由化に伴い新規の申し込みを3月31日で終了します』って書いてあった。

エッ?!って感じ。
『新しい料金プランは現在準備しておりますので追ってご案内いたします』って、これまたエッ?!って感じ。
じゃあ新しい料金プランはどんななの?


従来の深夜電力は専用の電気メーターと夜間だけ通電させるためのタイムスイッチが組み合わさった専用回路になっている。

それが今はスマートメーターになって、電気の使用状態も時間で把握できるので深夜電力用の回路が不要。

料金プランを見ると『はぴeタイム』や『時間帯別電灯』てのがそれみたいで、夜間は深夜電力と同じ安いけど、逆に昼間の料金は割高になっている。

この先の料金プランがどうなるか不透明だけど、とりあえず現時点では昼間の電気料金が高くなるので、深夜電力を追加契約する方が良いと思った。


締め切り間近。幸い3月末までに申し込みが受理されればOKとのことだたったので、慌てて申し込みを手配した。




電気工事のために材料を調達しようとしたけど、これがさっぱり勝手が分からない。
照明器具やコンセントを増設するのと違って引き込みからの工事はあまりに知識がなさ過ぎる。

たとえば電気のメーターを入れるボックス。昔からあるねずみ色したボックスは昔は電力会社から貸与してくれたけど今はなく、
自分で用意しなければならない。

でもカタログを見たら30A用とか120A用があってどちらか分からない。
業界用語である『呼び』的な表現なので契約容量とは違うのでこれまた迷う。

自分ちのメーターがメーター何アンペアなのか知っている人は少ないと思う。









容量によってボックスの大きさ違うし深夜電力ともなると単相2線なのでこれまた大きさが違う。
カタログには東京電力向けとか、
『中部電力(株)管内の120A電力量計、関西電力(株)のは取付けできません。』とかかいてある。

関西電力の『家庭用低圧10時間帯計器』って何?って感じ。今もハッキリ分かっていない。










メーターボックスのカタログを見てたら『 雨線外では耐候型のWHMを選定してください。』と書いてあった。
『雨線外』が先ず何か分からない。






調べたら“ひさし”などで雨が遮られない場所ということらしく、うちはこれに該当する。
なので『WHM』を選択しなければならない。
カタログを見て『WHM』型のメーターボックスを探したけど、そんな型番が付いたメーターボックスが無い。


悩んだ時は聞くしかない、ということでメーカーに電話した。
『すみません、WHMっていう型式のメーターボックスが見つからないのですが』

反ってきた返事は
『関電に申し込む際に耐候型の電気メーターを選んでください』だった。

ようするに“WHM”とはボックスの仕様ではなく単にメーターの略称ってことだった。
(たぶんWatt Mater Hourの略称だと思う)。
電気のメーターなんてみんな外に設置しているから屋外用とばかり思っていたら、屋内用もあるって初めて知った。

業界じゃあ当たり前のこと。素人が手を出しちゃダメっていう、いい見本みたいな話。


何となく分かって来た(と思った)。
タイムスイッチと電気のメーターが一緒に収められる単相二線の2個用の電気メーターボックスを探した。

こんなヤツ。








でも心配になって念のため関電に電話してみた。
反ってきた返事は
『深夜電力のメーターもスマートメーターになってタイマーも入っているのでメーターは1個です。』だって。


二個用を買わなくて良かった。





電線も高いので不必要に買うわけにもいかず、必要な長さを測ってネットで注文したりして泣きそうになりながら何とか材料をそろえれた。

幼なじみが気を利かせて竣工日に余裕を見てくれてたから助かった。




屋外は紫外線のさらされるのでCVTと言うケーブルを選んだ。
専門家に突っ込まれそうなので付け加えると、CVTの“T”はトリプレックス(3本撚り)、実際は単相二線なのでCVD
(“D”はデュプレックス(2本撚り)でいいのだけど、必要なケーブル太さでCVDがないのでCVTの2本を使用した。


屋内はSV線。VVR線ともいわれてよく電気工事に使われる平べったいVVFの丸いバージョン。






届いたケーブルを見た娘が『アンパンマン』って頻りに話しかけてきた。
丸い顔したアンパンマン。
最近お絵かきをしてて丸く線を閉じる事が出来るようになって、丸というのに興味が出てきたからかなと思った。

昔、幼稚園の先生をしている子から教えてもらった話で、こういった線を閉じることができたり、グチャグチャな形でも
目や口を書けると言うことは、それを認識できるようになったとこうことで、子供ながらに成長している証拠と教えてくれた。

それを思い出したので段ボールを挟み込んでアンパンマンを書いてみた。







娘がかわいいと思ってしまう親バカな自分。








本当にこれで良いのか今でも分からない。
関電が来てこれではダメですって言われたらどうしよう。









既設の分電盤の場所が悪くてガレージのレイアウトの邪魔になるので将来的には他に移動させたいと思っている。
そんな話を幼なじみにしたら、そういったこともあって電気を引き込んだすぐに盤を設置してブレーカーを着けてたら
後々便利だよって教えてくれた。

なのでガレージの隅っこに盤を新たに設置して、まずは深夜電力用のブレーカーは取り付ける事にした。
家の倉庫にずっとあった分電盤。
おそらく30年は経過している。
段ボール箱はカッサカサに乾いて、触れば崩れていくって感じだった。








新品なので中身は綺麗だった。
親父が現役だった頃に仕入れた在庫品。
まだ有るから困ったものだ。









作業してると娘が『おじゃまします~』ってかんじで忍び寄ってくる。
ハンマーを使ってたら自分もハンマーを探してきては横で叩かせろってせがんでくる。
今しかこんな事言ってくれないだろう。









反対に寅次郎は邪魔しないようにとそそくさと退散していく。
普段、外を見るお気に入りの場所だけに申し訳ない。









穴があるとボルトを差し込みたがって、差し込んだらドライバーで回したくなる。
六角穴付きボルトにプラスドライバー。
合わないけど子供にはそんなの関係なくて、ドライバーをクルクル回して満足している。







盤に穴をあけようとポンチを打っていたら、自分もやりたい言う。
ハンマーを叩かせたら嬉しそうにしていた。







将来のために先に穴だけあけておいた。
ホールソーも親父が使っていたヤツ。
道具好きで良かったとつくづく思う。








分電盤なんてガレージにとって邪魔な存在なので、出来るだけ邪魔にならないよう隅っこに付けようと、ホイストアームの支柱も
端に寄せることにした。
そのまま、さっさと分電盤を付ければいいのに、こんなことしてるから作業がはかどらないと自分でもつくづく思う。










ホイストアームの支柱を10センチほどずらして分電盤を取り付けた。
わざわざ支柱をずらした御利益なんてほとんど無い。
単なる自己満足。
死んだ親父もそんなんだった。








またやって来た。









はしごが有ると登りたがる。







公園の遊具みたいに思っている。









そんな娘も来週から幼稚生になる。
幼稚園の体操着を試着したのを見せに来た。

小さいうちはよそに預けず家に一緒にいるのがいいと思ってる。
ずっと家にいた娘が初めて外の世界に飛び込む。
公園に行ってても見知らぬ子供とでも遊びたがっていたので、すごく楽しみにしている。

月曜日が入園式です。









メーターボックスの取り付けとケーブルの引き込みまでは終わった。






まだ屋内配線とブレーカー取り付けなどが残っている。
電気屋さんなら一日か、ひょっとして半日仕事なのかもしれない。

貧乏暇無し。
やることまだまだ沢山あっておわらない。

続きはまた次回。



再び
哀愁の寅次郎。





ではまた





ネスカフェ バリスタ 壊れた攪拌部を修理(修復)してみた 復活バリスタ 復活寅次郎

2016-03-27 05:55:05 | 整備・作業
とら母(嫁)が3年ほど前に懸賞で当てたネスカフェのバリスタというコーヒーメーカー。


豆ではなくインスタントコーヒー『ゴールドブレンド』専用なので、すごく美味しいとかはないけど、お湯を沸かしたりしなくてもいいのと、
エスプレッソタイプやカプチーノ、カフェラテなどが手軽に楽しめて毎日使っています。



先日のこと、いつものようにとら母がお手入れをしてたときのこと、

『あれ? 取れた』と言って小さな“かけら”をくっつけようとしていた。








手にしていたのは『攪拌部』というバリスタの主要部品の一つ。
ハッキリとは分かららないけど作動音を聞いた限りではお好みのメニューに応じたコーヒーが上部タンクから攪拌部に落とされ、本体のポンプから
送られた熱湯で溶かされ、下のカップに注がれるみたい。



高圧を掛けて抽出するエスプレッソと違うものの、細いノズルから熱湯を噴出させて溶くためか、よく泡立って見た目はエスプレッソ。
なのでエスプレッソタイプ(エスプレッソ風)と呼んでるみたい。




取れたと言ったものは本体との接続部分で、熱湯が送られてくるためOリングでシールされていて、その“Oリング溝”の先っちょが欠けた破片だった。



ただ、普通なら破断面って一致するはずななのに、どの向きにしても合わない。
ひょっとして本体側の部品かもって一瞬思ったほどだった。


よくよく見たら熱で炭化して脆くなってしまっているようだった。







ネットで同様に破損した人がいないか検索するがヒットしない。
それよりも詰まったとか動作しないとかあって、結構みなさんバラしている。
おまけに分解するのにカバーの爪が100%欠けるという、なんともバラしたくない商品。






それよりも攪拌部を検索したら先にメーカーのオンラインショップで補修部品として販売していることを知った。



1620円也。

何年も使っていて部品もそれなりに劣化しているだろうし、後継モデルは使い勝手も良くなっているようで、そう考えると微妙な値段。


オークションで中古品が出てないか探してみたものの、見向きもされていないかと思いきや意外と需要があって価格に旨味を感じない。


修理も考えた。
プラスチックで出来た部品なので、修理するとしたら先ずは接着剤。
でも熱湯が通る所なので保たない気がするし接着面積が小さすぎる。
半田で溶かして付けるのも上手くいく気がしないし、プラリペアでも同じく接着面積が小さすぎる。


あきらめて男らしく新型バリスタを買おうかと一瞬思った。

こんなときチマチマ修理して直そうなんて考えるよりも、あっさりお金を払って部品を買う方が男前。

そんな男を目指した。




やっぱり男前にはなれなかった。

先っちょだけ金属でつくろう・・・なんて考え始めた。

買うということから修理する方に舵を切ったら、あとは落ちていく一方。

1620円という僅かなお金にために時間という大切なものをを無駄にする自分。





材料はステンレスがいいけど加工が面倒。
アルミは加工しやすいけど水分でやられそうで何かイヤ。
真鍮なら加工性もいいし水廻りにも使ってそう。

真鍮で行くことにした。でも材料がない。

材料を手配して、なんてしてたらテンション下がるから手持ちで真鍮の部品を探してみた。



あった。





ローレットが付いて手締めが出来るネジ。
真鍮にメッキがしてある。



取り付け方法はネジ込み式。
真ん中に通し穴をあけないといけないので肉厚が余りなく、ちょっと気がかり。

図面とか段取りとか考えずに頭に描いたイメージで削りはじめた。






モノが小さいから加工しにくい。
段取りが命。


外形が3.4mmほど。
貫通穴を開けるためにセンタードリルでもみ付けしておいた。








とりあえず長いOリング溝の先端の部分だけを形作ってみた。







中心の穴径はΦ1.3mmにしてみた。適当








もうちょっとって所でチャックから外れて落っこちた。


・・・・掃除しておけばと思った。










切り子を全部掃除したけど見つからなかった。諦めかけた時、途中で引っかかっているのを見つけた。 ホッ。

お次は全長が合うように端面を削ってみた。







ネジ込んで取り付けるためネジを切る。
細かいので虫眼鏡の登場。

いつかCCDカメラで写してモニター画面を見ながら作業出来るようにしたい。







旋盤でネジを切る時最後は『切り上げ』ってのをしないといけない。
でもネジ部の長さが短いので切った瞬間に切り上げないとならないので無理。

なので左からネジを『逆ネジ』で切ることにした。
それならば切り上げる必要がなくなる。









虫眼鏡を見ながらねじ切りの刃物を左端ぎりぎりまで寄せる。
チャックとバイトの間隔もあまりない。







とりあえず、できた。








キャブレターのメインジェットみたい。






大きさはこんなくらい。






攪拌部に取り付けてみた。

・・・真っ直ぐにねじ込まれない。








真っ直ぐにねじ込まれない理由が分かった。

攪拌部の外形は真っ直ぐだけど、中の流路(穴)が斜めにあいている。








それはまだしも、穴が炭化してるのでネジ込みがゆるい。

ダメダメ


・・・・で、作り直し。



でも二個目は段取りが分かってるだけにちょっと楽。


外形を0.3ミリほど太めにして作り直した。
意外とすぐに出来た。







新旧並べてみた。







ちょっとだけクオリティも上がった。







取り付けてみた。








今度はしっかりねじ込めた。

斜めに付くのは見た目が不細工だけど、本体側の内径に干渉しないので問題はない。
でも斜めってるのはイケてない。

まあ、イケてないおっさんが作るものなので仕方が無い。






修理というか、修復完了。

復活バリスタ。







先日寅次郎が体調崩したと言いましたが、いつもに戻っての“まったり寅次郎”で元気にしています。

おっさんですが、またかわいがってやってください。





ではまた。


kagayakiさんのOKKのNCフライス盤の解体と搬出日記 kagayakiさんに捧げるエレジー

2015-03-03 01:26:49 | 整備・作業
ご近所の工作友達のkagayakiさんの所有するOKK製のNCフライス盤.





制御系が壊れてしまって使えないということで,直そうか,改造しようか,捨てようかと悩まれていた.

古いNC機は“壊れたらおしまい”とよく言われる.


仮にメーカーが修理を受け付けてくれたとしても修理費用は数十万単位の高額になりかねず,金額を考えると“こまし”な中古の
NCフライス盤を買った方が得策という気分になってしまう.


自力で直そうかとも考えられたみたいで,詳しい知り合いから『基板を洗浄してみたら』とか言われたそうです.

私のような遊びで使っているのと訳が違い、もし直ったとしても仕事中に再発したら信用問題になるのでやっぱり却下.
自分で事業をしている人の考えはやはりシビアです.


『モーターとドライバーを乗せ替えて“Mach”で制御してみようか』なんて事も言ってたけれど,その部品を作るフライス盤が
壊れているので大変.

旋盤をフライス盤代わり使っていると言ってましたが,技術的に可能な人ですがその前に気持ちが続くかどうかは微妙なところだと
思います.

そうこうしている内に他のメーカーのNCフライス盤のことを楽しそうに話しだしたので,きっとそちらに流れていくのだろうと
読んでいたら,とりあえず今有るフライス盤を先に廃却されることにしたと教えてくれた.


搬出が土曜日というので様子を見にいくことにした.



搬出日当日.予定時間が過ぎても運送業者が来ない.
どうやら準備がうまくいっていないらしい.

聞くところによると,OKKのフライス盤を楽々吊り上げるユニックを持っている業者はそれなりに費用も高く,いろいろと
探したところ,おもしろい業者があってそこに依頼したと言っていた.


そこの業者の持つユニックは揚力能力が2.9トンしかなく,OKKのフライス盤の重量が3トン以上でそのままではつり上げれない.
で,揚力不足分をフォークリフトでアシストするという超アクロバティックな積み込みをすると話してくれた.


フォークリフトは当然ながら現場まで自走できない.
で,どうするかと言えばトラックの荷台の“かご”の部分がズリ降りてくるアームロール車(車)と呼ばれるトラックに積んできて
現場で下ろし,積み込みが終わったらフライス盤共々また載せ帰るという無茶な方法.

う~ん,とってもアクロバティック.




結局アームロール車にフォークリフトを積んだら,高くてどこぞに引っかかって来れなくなってしまい,今作戦会議中と言っていた.

でも,どうも今日は無理らしい.




出鼻をくじかれた感のkagayakiさん.
ここまで来たら気持ち的には搬出してしまいたいに違いない.


ユニックだけが先行して来ていたので作戦タイム.


なら,ユニックでつり上げられる重さにまで分解したら・・・と言う話になって手伝うことにした.


OKKのベット型フライス盤.
おそらくMHA-300Ⅱというタイプ.





手際よく解体できるように一旦家に帰ってエアーインパクトレンチなどを取りに帰って改めて作業開始.


外せそうな部品を見てみる.
事前に操作画面やアームなどは外してあったので残るはテーブルに電装ボックス、それに主軸とバランシングさせるための
カウンターウエイトくらい.



先ずはテーブルを解体から。
関連しそうな部品を取り外していくものの、あとになって段取りがまずかったことに気付いたり,元に戻そうと思ったら部品が
見当たらなかったりと,なかなかスムーズには行かない.



当事者でない私は楽しいけどkagayakiさんはユニックの時間とかいろいろと考えないといけないので大変.






でもなかなかうまく外れない.

禁断のボールネジのパイプレンチ回し.
スクラップにすると分かっていても私には“布団の上でおしっこするくらい”の背信な作業.

さすがに硬度が高くてパイプレンチが滑るくらい.
傷一つ入らないと言っていた.





ボールネジのナットを外してようやく分離.





お次は電装ボックス.
左右に電源系とNCの電装部品が収められている.
全体からしてみれば大した重さではないけど,それでも左右で100㎏か150㎏くらいにはなると思う.

チリも積もればなんとやら.





電装ボックスが外れたので残るは主軸とバランシング・ウエイト.

両者はローラーチェーンでつながっている.エレベーターの重りと同じ原理.


屋外からユニックのアームを伸ばして作業するのも限界になってきたので,一旦フライス盤本体を外に出す事になった.

床は水はけのために微妙に屋外側に勾配がついている.
下に差し込んでいるハンドリフトは完全に重量負けしているけどコロが付いているので引っ張り出した際にスルスルスルっと動いて
ちょっと焦った。







主軸とウエイト、どちらから抜くか深く考えないままにウエイトから抜く事になった.

チェーンさえ切れば抜けると思っていたら違っていた.
機械の最上部にあるにチェーンの歯車の軸が邪魔してウエイトが抜けない.

イモネジで固定されているだけなのでこれを緩めて軸を横から叩けば抜けるはず.

それがまた抜けないときた.

ハンマーを何度も振るった.

腕がだるくなって自分の手をぶったたいた.

腕がだるい。






結局抜けないのでkagayakiさんがサンダーで切り込みを入れてハンマーで叩いて破断させた.
高炭素鋼でよかった.これが“なまくら”な鉄の棒だったら叩いても曲がるだけだったと思う.


日も暮れはじめ、こんな作業は気力も奪っていく。
kagayakiさんは結構疲れている。私は当事者ではないので平気だけど、これって当事者はキツイと思う。





スゥ~と引き揚げられていくカウンターウエイト。

何となく達成感というか征服感を感じる。






バランスウエイトが無くなったため主軸の重量がもろに掛かってしまい,下に置いていたリフトテーブルが重さに耐え切れず,潰れかけていた.

一体主軸だけで何百キロあるのだろうか.





最後に主軸を抜く段になって気付いた.

主軸にもボールネジが付いている.

当たり前といえば当たり前の事.
分解する気力も体力もない.
辺りはすっかり暗くなっている.


先にウエイトの方を外したけれど,これが主軸の方を先に分解していたら,きっと途中で挫折して,今更ながらにウエイトを
分解なんて出来なかったのではと思った.




主軸を分解するのはもう無理.

『このままで釣り上げれないですか?』 kagayakiさんがそう呟いた.



カウンターウエイトが付いたままの時,一度釣り上げようとしてみた.
そのときは少しユニック車と距離があったので,そのせいもあって車体の反対側が浮き上がって無理だった.



ゆっくりと釣り上げてみる。






何とかいけそう.






昼1時過ぎから作業を始め,積み込み完了したのが夕方6時半.

何とか無事終了.





kagayakiさんお疲れ様でした.
思い出にと記事にしました.
私ほどおセンチではなさそうなので,いらぬお節介とも思いましたがいつかまた忘れた頃に見返すと懐かしいと思うはずです.

新しいフライス盤の話があったら教えてください.
ちなみに,ご指示の通り段ボール箱の印刷が分からないように画像処理しました.
顔出については男前なので私の独断でOKとしました.


ではまた











長期放置で自然治癒してた洗濯機の槽を洗ってみた.小さなガレージ来訪者と早生有田ミカン

2014-12-08 05:10:40 | 整備・作業
ずいぶん前に壊れてしまったけど捨てずに保管していた洗濯機があります.
部品交換程度で簡単に直せそうなな故障だったのと,さほど古くささも感じられなかったので捨てきれませんでした.
もう7~8年になります.


当時は親父が亡くなり母親にも癌が見つかり直す余裕などなく,転勤してたときに使っていた洗濯機があまっていたので
それと入れ替えてその場をしのいでいました.


家をリフォームしようと片付けている最中.
邪魔なわけですが今のよりも上位機種なのでやっぱり捨てれない,かといってさっさと直すほど余裕も無い,目の上の
こぶみたいな存在.





先月のこと.同居していた姉と姪が急遽独立し引っ越すことになり,あまり費用をかけられないこともあって
今使っている洗濯機をあげて,自分たちはこの洗濯機を直して使うことにしました.



故障内容はスタートしても給水しない.
バルブの動作音はしたはず・・・
確かそんな感じだったので電磁弁の動作不良と思っていました.

もうずいぶん前なので記憶も曖昧.時間もたっているので他にも不具合が出ている可能性もあるので試験してみる
ことにしました.

洗濯機の給水栓ってねじ込み式.
ホースを延ばしてきてもそのままではつなげれないのはちょっと困った.
ホースの先に一旦水道栓を取り付けてそれに給水ホースを取り付けて適当に接続.
排水はパンで受けるだけ.




『スイッチ・オン』

水が『じゃ~~』.


・・・出た.

あれれ・・・?





何度テストしても普通に水が出てきます.
記憶違いか勝手に直ったのか・・・・.


長年の歳月で自然治癒したことにしておくことして,長年寝かしたせいで水をためたら槽に付着していた
汚れがはがれてすごいことになってしまいました.


最近巷でも洗濯槽の汚れが原因で室内干しの臭いになるって言われているので,ついでなので分解して
清掃することにしました.

中央のネジを外せばパルセーターは簡単に取り外せました.




槽を外すにはパルセーターの下に隠れていたセンターナットを外す必要があります.
メーカーによってはM10くらいのボルト4本などで固定されていますが,こいつは二面幅が約35mmのバカでかい
ナットが使われていました.




さすがにこんなサイズのソケットもなく,モンキーレンチは槽に入らないのでだめ.

バイスで挟んで回そうと思いましたが固定が出来ず,おまけに力も入らないので分解するのは諦め手の届く範囲で
掃除することにしました.
(お願い:ナットの二面幅はおよそ35mm.これに合うソケットのサイズは35mmなのか36mmなのかご存じの方が
おられましたら教えてください)


さてお掃除です.
(この先,洗剤や洗濯物の汚れできたなくなった洗濯槽の写真が出てきますのでお許しください)

操作ボタンやフタがついている“上側のカバー”は裏側のネジを外すと簡単に外れます.

槽の上を覆っているカバーも数本のネジを外すとこれまた簡単に外れます.

この裏側がえげつなくきたないです.





槽の上の方も汚れ方がひどいです.





槽が外せないので隙間から槽の外側を出来るだけきれいにします.

市販の洗濯槽クリーナーを使ったとしても結局はこのあたりの汚れは取れないので,長年使った洗濯機の状態は
皆こんな感じだと思います.
『汚い写真見せるなよ』と思われた貴方のお宅もこうなっているかもしれません.






ひたすら洗います.

ここまでくると洗濯槽が外せなかったのが残念でなりません.
センターナットを外す工具が欲しい・・・.






汚れの元は石けんかすなので水で簡単に落とすことができます.

いくら『抗菌』とか『清潔ステンレス槽』っと謳っていてもやっぱり分解洗浄が必要だと思います.




とりわけ上部の汚れは柔軟剤の投入口が問題な気がします.
自然落下で柔軟剤が槽に流れるのでどうしても裏側に付着したままになりがちで,これが汚れを寄せ付ける原因に
なっているように思えます.


きれいになった槽を見ると晴れ晴れします.
オヤジ臭はオヤジの体臭だけでなく,この洗濯槽の菌による悪臭も含まれるので,これで私のオヤジ臭も60%くらい
軽減するはずです.





お風呂の残り湯をくみ上げるための給水ポンプも内臓されているのですが,何かパワー不足な感じがします.

ベーンがへたってるのかと思って部品手配を考えましたがカバーを開けて覗いてみたら何もせずに直ってしまいました.

右のホースがつながっているのが給水ポンプ.
左のねじ込み継ぎ手が水道水の給水部と電磁弁.
水道水側とポンプ側が細いパイプでつながっているのはポンプの呼び水用.
呼び水が無いと吸い上げれないポンプなのでスタート時に1分ほど水道水側のバルブを開けて水を流して給水ポンプの
ホースへ水を送るようになっています.





結局,掃除しただけですがサッパリできたのでよかったです.








今まで使っていた洗濯機がこれ.
調子はいいけど石鹸カスのしずくで汚れていたり,錆が出ていていまいち.





ついでなのでこいつも洗濯槽を洗うことにしました.

こいつは毎月洗濯槽クリーナーで洗浄していますがそれでも同様に上側の汚れていました.


錆を落としてさび止めとラッカー塗料を筆で塗ってできあがり.




二台いっぺんに洗うのは疲れました.


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近所のJRのガード.
来年春まで改修工事で車は通行止めになっています.
歩行者と自転車は通行できて,夜,散歩のときに通ってみましたがそれまで歩けないところだったので,なんか不思議な
感じがします.





最近ガレージに遊びに来る人がほとんどいなくて寂しいですが,その代わり娘がちょくちょく遊びにくるように
なりました.
きれいにしているつもりですが所詮ガレージ.触ると手が汚れるのと危ないので作業がはかどりません.
おまけに電動工具の音が嫌いみたいでインパクトドライバーや旋盤の音を聞くとギャン泣きするので作業が制約されます.
ときおり無視して機械を回しますが大粒の涙を流しているのを見ると心が痛みます.




整理のために処分しようと出してきたパチスロ台.
結構気に入ったみたいで処分できないでいます.





楽しそうな表情をみるとちょっとうれしくなります.




そろそろ,みかんの季節.
先日とら母が3キロ入りの小さな箱を買って来てくれたのをきっかけで,またオークションで探してみました.

温州みかんの早生というのの時期のようで,それの規格外品がたくさん出品されています.
出荷できない商品を捨て値で売っていて10キロが370円で落札.

送料もろもろを入れても1390円.




小さなサイズが多く甘くておいしい反面,普通サイズ以上はなぜか味が無いくイマイチ.
でもこの値段でみかんが食べれるのはネットのおかげです.


ではまた.


自宅DIYで陽極酸化処理 アルマイト実演講習会 タマネギの皮と緑茶で着色 清見タンゴールとランは10キロ

2014-07-04 07:20:22 | 整備・作業

アルミの表面処理の一つである“アルマイト処理”.

身近なところで有名なのがアルミ製のヤカンとか鍋,家のアルミサッシなど.

ピカッとしていて,それでもって透明感有る美しい表面がその処理によるものです.

 



アルマイト処理を行うには薬品を使ったり電気分解させたりと設備や材料など,何だか難しそうな感じだったのでこれまで個人では
無理と思って深く調べもしませんでした.


ところが有るきっかけで工作仲間の“溶接工Aさん(wakitaさん)”が既にやっておられることを知り,うちでその作業をやって
くれるということになり,先週末近所の工作仲間のkagayakiさんを交えて実際にアルマイト処理を行ってみました.




wakitaさんとkagayakiさんは初対面.

割と物静かなwakitaさんと,対してツッコミ好きなkagayakiさん.
その間で両者を取り持つのは相当なエネルギーを要すると判断したので,少し雑談をした後,我家の程良く朽ちてきた台所で
昼ご飯を食べて懇親会.

うつむいて視線を合わせなかった友和子に対してwakitaさんになじむ寅次郎.






一方kagayakiさんは
ネスカフェのバリスタに入れるコーヒーは風味を逃がさないように極力空気に触れないようなパッケージになっていて・・・
なんて話しをしたらマジマジ見ていた.
古いブラウン管テレビや30年位使っている古い黒電話を見つけ 『こんなんブログにのせなあきませんやん』 と速攻ツッコミを
入れられました.
探究心旺盛の人は観察力もすごい・・ですけど,そのツッコミは要りません.






実際のアルマイト処理ですが,全く知識がなかったのでネットでその原理と方法を調べてみました.

希硫酸などの電解液中に処理を施したいアルミ(部品)を陽極側にして電気を流すと電気分解が起きて陽極側に酸素が発生します.
これによりアルミ表面が酸化して酸化皮膜(酸化アルミニウム Al2O3)が形成されます.
この酸化膜を更に高温の水蒸気で水和処理(封孔処理)すると非常に硬質で耐久性のある膜になります.


希硫酸など入手がやや困難なためホウ酸など薬局で簡単に手に入るもので電解しようと思っても電解液が中性な場合はアルミが
溶解しないため酸化皮膜も薄くしか成長しない(ようです.これが『バリヤー型酸化皮膜』)

ということから強酸性の希硫酸がもちいられるのだと思います.

ちなみに希硫酸を用いたアルマイトを硫酸法と言うそうです.


今回電解液はwakitaさんがキットとして購入された物を持ってきて下さいましたが,開放式の自動車のバッテリー液を
希釈して使っている人が多いようです.





電圧は12V程度.電流1cm2当たり0.03mA流すという情報がありますが,真偽のほどは不明です.
今回は12Vが掛けられる電流をそのまま流しました.

アルミ部品との電気的な接続ですが,電線は普通の銅線などではなくアルミ線を使用します.
理由のほどは分りませんが銅線などは不純物となったりするからかもしれません.
(イオン化傾向から銅は希硫酸に反応しないとありますので,よくわかりません)


引用:Chembase http://www.geocities.jp/chemacid/chembase/physical/tendency.htm



アルマイトを掛けたいアルミの部品はプラス(陽極)の線と接続します.
ここで注意しなければならないこととしてアルマイト処理によって出来た皮膜は絶縁性なので,引っかける程度だとその部分にまで
アルマイトが掛かってしまい絶縁されるため途中で電流が流れなくなります.
なので割り箸などをかち込んで接触を良くしておく必要があります.(これが失敗する最たる事らしいです)




希硫酸の中にアルミ部品を放り込んで電気を流し始めると小さな泡が立ち始めます.
底に帯状に見えるのが陰極である鉛板です.




先述のとおりアルミ(陽極)側からの泡は酸素で,陰極(鉛板)から出てくる泡は水素になります.



しばらくすると反応も激しくなってきて泡で見えない位になります.





電気を流し出すと電解液の温度が上がってきます.
温度は20℃が良いとされているため温度計で時折温度を確認して必要なら冷却します.今回は凍らせたペットボトルを
放り込みました.

何故20℃でないといけないのか少し調べてみました.
酸化されたアルミは表面を棒のように真っ直ぐに成長します.
地面から無数の杭が飛び出しているようなものです.
それは緻密に飛び出していますが一本一本の間には隙間があります.


引用:日本アルミニウム協会 「アルミの基礎知識より」http://www.aluminum.or.jp/basic/index.html

液温は低い方がこの杭が太く(厚壁が厚く)なり隙間が小さく(孔数が減る)なるため著しく耐摩耗性が上がり,硬質な膜となります.
なので硬質アルマイトは0~5℃で処理を行うそうです.

ただし皮膜が灰~黒色化したり,そのあとの染色の吸着性が悪くなったり色ムラがでることから15~20℃が良いという理由みたいです.




酸化したアルミには無数の孔(図中の“細孔”)があいていて,非常に活性な状態です.
硫酸アルマイトはそのままでは透明なので意匠のために金属材料や染料などで着色します.今回wakitaさんが赤色の専用の着色剤を
持ってきてくれました.




30分ほど電解させ,希硫酸槽から取り出したアルミ部品をササッと工業用精製水(純水)で水洗し,すばやく着色槽につけ込みます.
希硫酸の希釈もこの着色剤の希釈も水道水や台所の浄水器のフィルターを通した水を使ってはダメです.

化学反応の過程で活性な状態なので不純物は極力取り込ませないようにしないとダメです.

5分ほど着色させます.

吸い込まれるようにアルミ部品が赤く染まっていきます.
私もkagayakiさんも揃って『おお~』ってうなってしまうほどドラスティックな染色でした.





そのあと沸騰したお湯に漬け込み孔の空いた所を膨らませて密封させます.(封孔処理)
発色を良くするために“酢酸ニッケル”という薬品を入れるそうですが,これもキットに入っていて臭うとスッカイ匂いが
して気持ち悪くなりました.




手短に入手出来ないかネットで調べましたがキットとして販売されているのを購入するのが早いようです.

封孔処理の時間は約15分間.

途中でメモできないのでこんな風にして画像で処理時間を残しました.
(当然,kagayakiさんからは 『それやったら6分ですやん』と,ツッコミがあったのは言うまでもありません)





『自宅でアルマイト』
その出来映えがコチラ
kagayakiさんが持ってきたアルミ部品の左が未処理.右がアルマイト処理品です.




市販品のような雰囲気になって一同『やっぱり良いねえ』





急遽用意したアングル材もアルマイト処理を行いましたが,こちらは使い古した材料でおまけに磨くなどの下地処理が出来ていないため
着色具合もムラになってしまっています.





時折カメラを向けるとおかしな反応を示すkagayakiさん
こちらも下地処理が必要なのかもしれません.





ネットで着色剤にタマネギの皮やお茶が使えるというのが割と出てきます.
実際にやっている人はあまりいないようで見たことがありません.
ネットの情報の半分は信用出来ないと思っているので,一発やってみることにしました.





先ずはタマネギの皮.
水に入れてグツグツ煮ます.

ほのかに漂う美味しそうなにおい.
さながらオニオンスープといった感じ.




色はこんな感じ.赤褐色というのでしょうか.麦茶色? 紅茶色?





電解処理を終えたアルミ部品をタマネギの皮のエキスに漬け込みます.

すると・・・

なんと金色に着色されました.

一同『う~ん,すごい.こんな色になるんや~』





時折,ニコチンが切れると行動が読めなくなるkagayakiさん.
だいぶお疲れさんのご様子.







次にお茶(緑茶)でやってみました.

パックを三袋.煮立てると,そこにはお茶の香りが・・・・

ステンレスパンに入れてこんな風に実験していると危険な薬品に見えますが,これはそのまま飲んでも無害.でもなんか
飲める物には見えないのが不思議です.
着色時間は5分です.




薄い緑色になりました.






今回のアルマイト実演講習会で処理したアルマイト品です.





なんと言ってもタマネギの皮で美しい金色になったのにはびっくり.

着色で問題になるのが色褪せ.
屋外で使用した場合,紫外線で退色してしまうのが着色アルマイトの一番の問題.

『タマネギは自然のものなので色褪せしにくい』 とか 『自然のものなので退色してしまう』 なんて,冗談まじりな話しで
盛り上がりました.

でもこの色には魅了させられます.




wakitaさんがお気に入りだった緑茶での着色.
落ち着いた色合いがいいとのこと.






夕方,kagayakiさんは納品があるというので帰られ,wakitaさんは夕ご飯をご一緒することになりました.

今回色々おせわになったのでいつもの薩摩の焼き肉.


来た当初,友和子はうつむいて目を反らしていたのに・・・.





ちょっとうれしそう・・・.





『乾杯しておいで』っていうと自分から近寄っていくようになりました.





“ハイタッチ”





アルマイトした部品のいくつかは以前製作したツールカートのハンドル部分でした.
それまでの何てこと無いアルミ部品に花が添えられたという感じがします.




wakitaさん,お世話になりました.楽しいひとときと知見が広がりました.またお越し下さい.

kagayakiさん,お疲れ様でした.お昼にと差し入れしてくれたコロッケ,むっちゃおいしかったです.
次はkagayakiさんも焼き肉ご招待します.


アルマイトは比較的入手しやすい材料で処理出来ることがわかりました.
色ムラが出たり,液温を冷やすのに凍らせたペットボトルでなくもっと安定させたりしなければならないなど,やるべき事が
少し見えてきました.



アルマイト実演講習会の会場整備のために前日は朝4時まで片付けしたので日曜日はマッタリ.

とりあえずいつものランニングだけ行ってきました.

10.6キロ 63分11秒 平均速度10.06キロ ペース5分57秒/km
【Run&Walk】2014/06/29 17:29, 10.60km, Time 63:11, 667kcal





水曜日もいつものランニング
蒸し暑くて汗だく.今日は終始しんどくて折れそうになりました.
このタイムを維持するのがつらくなってきたなんて,弱音を吐いたりしてます.
めげそうやけど、でも止めない.
10.55キロ 62分57秒 平均速度10.06キロ ペース5分57秒/km

【Run&Walk】2014/07/02 18:56, 10.55km, Time 62:57, 652kcal




長いブログにお付合い下さりありがとうございました.


追伸
またミカンを買いました.清見タンゴールです.
小さいサイズは美味しいです.




ではまた



バイクリフトとサンドブラストキャビネットの引き上げ 単管パイプと三脚ヘッドで吊り上げ

2013-01-31 02:03:10 | 整備・作業
行きつけのバイク屋さんが移転することとなり,新店舗に置ききれないバイクリフトを譲り受けることになり先日引き上げに
行ってきました.




300Kg近いバイクを持ち上げるリフトなのでこいつ自体も相当な重さがあります.
おそらく200~300Kg.

人手がいるときに積み込もうと言われたんですが,こういった重量物を人海戦術で運ぶと必ず腰を
いわします(壊す)のでそれなりの準備をしていきました.


“Vハンガー”
三脚ヘッドに単管パイプを取り付けて吊り上げる道具です。

この三脚で1トンを吊ることができます.




エンジンを吊り上げたりするときはチェーンブロックを使いますが,こういった少しだけ吊り上げたりする作業には
レバーブロックの方が便利です.

バイク屋の店長が作業しているような写真ですが,もちろんヤラセです.




新店舗に持っていけないため悲しと嘆く店長の写真・・・・これもヤラセです.



(でも内心は悲しいようです)


幼なじみが使う予定で引き上げてきたのですが油圧シリンダーが伸び切ったらオイルが漏れるというので,
一旦私が引き取って不具合箇所が何なのかを調べる事にしました.

重量物は荷降ろしも大変ですが,修理も大変.
置き場がないので当分軽トラックに載せておきます.




それとサンドブラストのキャビネットももらって来ました.
少し広くなりかけたガレージに新入りが来てまた手狭になってしまいました.

サンドブラストはどうしても周辺にメディア(砂)が漏れ出して舞うためガレージ内に置くと大変なことになります.

さて,どこに置こうかなあと思案中.





今日は短めにこのへんで

ではまた

電動シャッターに無線リモコンを付けてみた ガレージ シャッター リモコン化

2012-12-24 07:30:26 | 整備・作業

我が家は店舗付き住宅.

間取りなどの基本設計は亡き親父がしたのですが,先日のフライス盤導入のガレージ整理をしていたら
当時のその手書きの図面(ポンチ絵)が出てきました.

仕事一辺倒で家族サービスなど無縁な人だったので,家の造りも家族が住むことなどあまり考慮されておらず,
やたらとコンクリートの土間が多い店舗&仕事優先の造りです.


トイレは店舗(街の電気屋さん)と共用なのでお客さんが来てるときはトイレにも行けず,「大」なんか
してるときにお客さんが来たら,“もよおす”音をかき消すのに必死でした.

その名残で今もトイレに行くのに靴(スリッパ)を履かないと行けません.


それと玄関と呼べるものもありません.
出入りできるのは店舗(現ガレージ)と台所の勝手口,それと今の主たる入り口にしている裏に増築した倉庫の
出入り口の3箇所.

倉庫入り口にはシャッターが付いていて,朝起きて出掛ける人がシャッターを開けて,寝る前に閉めるという生活をしています.

電動シャッターなので外側の開閉ボタンのスイッチボックスは鍵付きになっていて,開け閉めするのに,
先ずはそのカギのふた(扉)の開け閉めが必要で,シャッターを閉める際には挟み込みが無いかちゃんと
見ておかないといけないので意外と面倒臭かったりします.


開閉ボタンの前には私の集めたバイクが置いてあって余計に使いづらく,こんな雨の日にとら母が操作するのを
見ると,申し訳ない気持ちになります.




フライス盤の導入でこの所,自分のことばかりしていたので,少し家の事をしないと,健全なガレージライフが
できなくなるため,このシャッターにリモコンを付けてみました.


以前からネットで下調べをしていたのですが,扱っているのは一社くらいでした.
1台9800円で,2台分で送料無料なのでガレージ用にと2台を購入.

シャッター用だから建築系のお店から購入したのかというとそうではなく,自動車のセキュリティーグッズや
キーレスエントリーなどのをリモコン関係の商品を扱っているショップ
からです.




中身は受信部本体とリモコン2個.それと配線とACアダプターのセットです.
自動車関係のリモコンなので発信器もシャッターメーカーから出ているそれと違って自動車用リモコンそのままの
デザインです.




リモコン本体は共通で,シャッターの開閉スイッチの接点がメーカーによって異なる場合があるため
結線方法をそれに合わせて施工するというものです.




回路は単純で配線も割り込ますだけなので,シャッター開閉スイッチを見ればどの接続をすれば良いか
すぐに分かります.


先日のガレージ整理の際にこのシャッタースイッチも新品箱入りで出てきました.
親父も部品を集めるのと予備品をストックするのが習性だったみたいです.


結線の種類を見分けるのに肝心なのが停止ボタンの「接点」.
これは通常ONで,ボタンを押すと回路が切れる(OFFになる)「B接点」と呼ばれるやつです.
(「A接点」は押すとON(導通)する接点ですが,私もすぐに名称がどっちだったか忘れるので,この記事を
書くのに調べなおしました.なので私もそんな詳し人ではありません)




我が家のシャッターも一般的なタイプなのでこの結線方法です.




結線は簡単ですが,どういうふうに配線を取り回してどこで結線するか「ワイヤリング」を考えないと
スッキリした施工ができない(と思う方な)ので,ここで時間が掛かってしまい私の仕事はいつも遅いです.

配線がたくさんあってそのままでは見苦しいのでコルゲートチューブに入れようと思ったのですが,よくよく見ると
使わない電線がたくさんあるので,先ずは不要な電線を間引きます.
(配線図を見てもどのタイプでも使わない電線なので最初から無くても良いのにと思ったのですが,
この配線も汎用品だからなのかもしれません).

本数も減って少しスッキリしました.(肝心なのはココだと思いました.)




開閉スイッチは元々は壁に埋め込まれていたのですが,壁際に棚を置いたことで操作性が悪くなったので
電線をつないで延長し露出のボックスに移設していました.




停止ボタンの結線だけが電線同士の接続なので絶縁被覆付圧着端子を使いましたがその他はそのままスイッチの
ネジで留めるだけなので簡単です.




回路には100Vが掛かっているのでそのまま触るとビリッと来ますよ.

余談ですが・・・
親父は電気が生きている(来ている)かどうか触って確認するくらい100Vくらいの感電は平気な人でしたが,
私は感電が嫌で電気屋を継ぐのを辞めにしたくらいなので,何度もテスターで測ってから作業をします.
それと簡単な施工ですが間違いが無いようにということで配線にはタグを付けています.




最後に本体を壁に固定して終了.




延長用のちゃんとした外部アンテナも接続できますが,十分な感度があるのでこの短いアンテナでの使用します.


使ってみた感想は・・・

まどろっこしさが解消されて「非常に便利」です.
暇が出来たらガレージの方にも付けてみようと思います.

少し高いですがスマホから操作ができるタイプもあるようなので,家族が多い家庭には発信器がたくさん必要になるので
そちらが良いかと思います.


では,また.


回りの悪い扇風機と戯れる その2 重いグリスから軽いオイルへ

2012-09-16 05:23:06 | 整備・作業

注意(追記)

扇風機が回らなくなった、回りが悪くなったということで検索されてご覧いただいた皆様。

当ブログでも扇風機ネタでの検索率は非常に高く、皆さんも同様な症状にお悩みになられているのだと思います。
調子の悪い原因を見つけて対処して復活するのは、非常に有意義であり楽しいものです。
がしかしその反面、そこにはリスクがあることを認識して頂きたく注意書きを追加した次第です。
下記資料は独立行政法人製品評価技術基盤機構 nite製品安全センター から出された古い扇風機の火災事故の事例紹介です。


独立行政法人製品評価技術基盤機構 https://www.nite.go.jp/index.html">https://www.nite.go.jp/index.html


修理を復活してもそれは一時的なものであって症状的には悪化している可能性もあります。
火災で大切な人や物を失うことがあることを今一度お考えになられて行動されることを切に願います。

当局から指導があったとか、誰かから指摘があっての追記ではありません。
楽しいことが悲劇を招く、そんなことが起きてほしくないとの思いからです。


OKUTEC店長 2018年6月30日 



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赤ん坊の出産で慌ただしくて話の途中だったイマイチな修理で終わった回りの悪い扇風機の修理の続き.
出産前にさかのぼってのことです.

パソコンの前に取り付けている壁掛式の扇風機の調子が悪い.
スイッチを入れても回ったり回らなかったり.

赤ん坊の名前を考えようとパソコンの前に座るけど暑くてはかどらない.

今直している場合でも無いけど,直さないわけにもいかない.
前回のイケテナイ扇風機の修理の失敗を踏まえて,やってみることにしました.


ホームセンターで買った安物ですがリモコンで首振りもできて,何より羽根の直径が
ちょっと大きめ40センチなので余裕の風量.
地味に気に入っている扇風機.
サンクン日本電器という台湾メーカーらしい.




早速ばらしてみる.

モーターはネジで組み立ててあるので,分解は容易そう.
写真右はしに見えている丸いのが首振り用のシンクロナスモーター.




分解楽ちん.




軸の摺動面です.ちょっと焼けてます.




#2000のペーパーにCRC-556付けて,ササッと磨いてあげます.




ちょっとしたことですが,そのちょっとの積み重ね.
機械にも優しく.




さて,ここで前回は「長期潤滑」と変に気を利かせてグリスを塗ったためにイケテナイことに
なりました.

私も猿ではありません.
多少なりとも学習能力がありますので今回はグリスではなくオイルを塗ってあげることにしました.

ロッカーを見たら三種類のオイルがありました.




コンプレッサーオイルにマシンオイル,タービンオイル.
粘度がISO68,ISO46,ISOVG32とそれぞれ書いてある.
ISO68とISO46は,ひょっとしてISOVG68,ISOVG46の省略表記かもしれない.


で,どれを使えば良いのかネットで検索してみたものの,よく分からない.
サラサラした方がよさそうなのでコンプレッサーオイル(ISOVG68)を選択.

軸受けのフェルト生地?に「たっぷりでありながら垂れない程度」にしみ込ませる.




モーターの組み立て.
仮組して軸がスムーズに回転するように様子見をしながら徐々に本締めしていきます.




組み上げて電源をONしてみると回転も滑らか.

油ぎれかどうかの目安は起動時よりも停止時.
惰性で回る羽根が最後までゆっくり回って止まれば良好.




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さて,グリス塗って回転が重くなってしまったこの扇風機.




猿ではないので反省の意味を込めてもう一度ばらして注油します.

先ずはグリスの除去.パーツクリーナーを使って洗い流します.




軸受けに貯まったグリスも丁寧に流します.




コンプレッサーオイルを同様に注油.




スムーズに回転することを確認しながら組み立てです.




風量切替えの「中」で「弱」の風量だったのが「弱」で「弱」になった感じ.




壁掛け扇も調子よろしいです.





・・・と,出産前の名前を考えないといけない大事な時に,こんなことをやっておりました.
反省.

 

2021年12月 追記

メタル軸受けからベアリング化をおこなった「おーたマン」さんから頂いた写真を日記にしました。

皆が考えるベアリング化の実践です。

「回りの悪い扇風機と戯れる その3 ベアリング化した強者現る 「おーたマン」さんから頂いた写真を紹介」

冒頭でも追記しましたが火災の原因の一つとなっている古い扇風機の使用という点では、それは変わりはなく安易に真似しないでほしいですが

そういったことを実践された人がいるということで読んで楽しんでいただければと思います。

当然ですがベアリング化を初め、これらの記事を見て分解して起きたトラブルについては「おーたマン」さんはじめ当方も一切責任をおいませんので

ご承知おきください。

 

 



追伸
赤ん坊はおかげさまで元気です.
夜泣きもばっちり,睡眠不足製造機です.
でも,そんなことも幸せなことなんですね.




寅次郎もちょっと慣れてきたみたいです.




今日,幼なじみの夫婦が赤ん坊を見に来てくれました.
わざわざ足を運んできてくれるって嬉しいものです.
ありがとう.






いま朝の5時前.
また泣き始めたのでミルク作ってきます.

ではまた.


とら母のスイスミリタリーの電池交換 亡くなった親父が買っていた工具の初出番

2012-08-12 05:15:40 | 整備・作業
「これの電池換えて」と,とら母が腕時計を持ってきた.
結婚して間が無いときにクリスマスプレゼントに買ってあげたスイスミリタリーの腕時計.

携帯電話が普及して腕時計の出番ほ本当に減ってしまった.

やったことは無いけど裏蓋外せば何とかなりそう.
でも裏蓋をどうやって外そうか?

そういえばずいぶん昔にツールキャビネットに見かけない専用工具があるのを思い出した.




買った記憶に無い工具.おそらく死んだ親父が買った工具だと思う.
もう何年も前にそれを見たとき何の工具かも分からなかったけど,ピカッと輝いていて使った形跡もない
新品みたいな工具だったので処分せずにツールキャビネットに仕舞い込んでいた.

何に使う物かも分からなかった工具も,あるとき
「あ~,あれってたぶん腕時計の裏蓋を開ける工具やろうな」
そんなことにふと気付いたのも何年も前.気付いたからと言って使うこともなく仕舞われていた.


初めて使ってみる.




二本ある爪の先端の仕上げが甘く,裏蓋の溝にうまく引っかからない.
「研いであげたいなあ」なんて思いながら,ゆっくり,しっかり,じっくりと回して外した.




ボタン電池が見える.
金具で押さえられているだけの単純な構造だけど,細かすぎてどうすれば外せるのか分からない.

ちっちゃな,でも「外して」と訴えかけるようなネジがが数本.
これを全部外すのか? 一本でいいのか? 外さなくてもいいのか?

町の時計屋さんで1000円くらいで交換してくれるので,さほど複雑ではないはず.

虫眼鏡をアームにセットする.



昔やったボールペンの先っぽのボールを取り出す作業を思い出した.

とりあえず,ボタン電池のすぐ横にあるマイナスネジを外すことにした.




虫眼鏡越しでないと見えない.少し大きめの虫眼鏡に交換してみる.
「時計ドライバー」と呼ばれる細かなネジ用のドライバー.それでもネジの溝にはまってくれないから
少し研いであげた.

見えにくいなあ.




一本外すと,押さえ金具がビョ~ンと浮き上がる.この一本だけでいいみたい.
ピンセットでつまんだらショートしそうなので慎重に取り出す.
(消耗してるから大丈夫なんですが,念のため)




新しい電池と交換してネジを取り付けようと思ったら,思いのほか苦戦する.
ひょっとしてネジも緩めるだけでよかったのかも.
手先が滑ってムーブメントに突き刺さったら大変.慎重に慎重に.




防水のために裏蓋にはOリングがあります.
メーカーに出すとこのOリングも交換してくれて防水チェックまでしてくれます.
町の時計屋さんでは一般的に設備がないので単に電池交換だけ.
料金の違いはそこです.

Oリングを外してみると案の定,弾性がなく,まあるい形になっていない.




外さなかった方がよかったと後から思った.
シール面を清掃してシリコングリスをフタと本体とOリングに塗ってあげる.

拡大して見ると亀裂がたくさん入っているのが分かる.
何の材質かは知らないけど,もっと耐久性のあるOリングならここまでならないだろうに.




換えのOリングが無いのでひび割れた所に心持ち多めにシリコングリスを塗ってあげた.




電池交換完了.

ネットで調べたら裏蓋だけでなく,表面のガラスやリューズの軸のOリングもダメになるらしい.
長く使うにはメーカーに出すのが一番かもしれない.
でも,高級品でないとコストメリットが無いかな.
とりあえずメーカーに裏蓋のOリングだけでも部品が出せないか聞いてみよう.


ではまた.

ヤマハマグザム(CP250)のオプション電源用に取り寄せた日立オートパーツ&サービス製の防水カプラー

2012-06-22 04:27:17 | 整備・作業
職場の友人が購入したヤマハのマグザム.
購入前にいろいろと話をした.

買ったら何処行こうか?とか,野宿とかキャンプツーリングも面白いよ・・・なんて.

仕事の合間の楽しい会話である.


「新車なんでボディーコーティングはしといたほうがいいよ,それと高速に乗るのにETCがあったら
絶対便利やで」

そんな話から先日,コーティングをしたのですが,ついでにETCやスマホ用に電源カプラーも取り付けて
あげる計画でした.

マグザムにはオプション用にコネクターが元々配線に仕込まれているというので探したものの,
なかなか見つけきず諦めて配線図を見ながらキーに連動して12Vが流れる配線を見つけ,そこから分岐を
取ろうとしました.




ですが,やっぱり新車の配線.
なかなかそれに手を加えるって勇気がいるものです.
まして他人様のバイク.

改めて探しまくってようやくオプションコネクターを見つけたのですが,これが防水タイプのカプラー.
(写真のは末端に保護キャップとして刺さっていたもの)




カプラーオンにするためには同じ仕様のカプラーがいるわけですが,あまり馴染みがないので入手できるか
ちょっと不安.

こういうときに便利な「ネット」.

ありました.
こちらのサイトはカプラーの寸法まで載せてくれてて「住友電装製」とのこと.

デイトナでもMT防水コネクターセットとして販売されています.

1セットで700円前後.


もう少し調べると「ものたろう」で同規格のものが
コネクターが出ていて「端子50個入り」など部品単位で個別に扱っています.
こちらは「日立オートパーツ&サービス製」.

さてどちらから取ろうか・・・・



最近のバイクのワイヤーハーネスを覗いて見ると防水カプラーの占める割合が増えているように思えます.
この先,また使うことがあるだろうということで「ものたろう」から取り寄せることにしました.




ついでに主配線から分岐を取るのに使う圧着端子「スプライス」も買ってみました.



一般的には主電線の被服を剥いて分岐する電線の芯線を絡ませ半田付けしますが(半田付けをサボる人も
いますが),こいつは圧着することでより信頼性が高い接続となります.
(実使用上でどうかはまた別ですが)

こいつは一般的な芯線だけをカシメるスプライスではなく被服もカシメることがタイプ.
倍半分値段が違います.

わずかな金額の話ですがそれはそれ.

きれいな配線,きちんとした配線は大切なことです.


さて,カプラー線を作ろうかと思ったもののこのスプライス.
適合電線の太さが「0.5~1.25」(mm2)ってあるけど,それぞれの電線の太さなの?
それとも,二本を撚ったときの太さなの?

ということでメーカーに問い合わせ中.
作業は回答がきてからとなりました.


ではまた