オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

台風21号で折れて倒れたアンテナを直して、穴が空いたポリカ波板を応急修理した。

2018-09-27 03:43:07 | 自宅の修繕、修理
台風21号の影響で折れて落ちてた我が家のアンテナ。









応急処置で見れるようにしようとしたけど生駒山(奈良県)に送信所を持つ大阪局(NHKと民放局、テレビ大阪)は映ったものの、それまで見れていた神戸のサンテレビだけはアンテナを向けても何故か映らなかった。



サンテレビは娘が毎朝に見ているプリキュアをやっているので何とかしなければならない。
UHFのミキサーが悪いのか、ブースターがいかれたのか、はたまたアンテナの高さが低いのか。
色々と思い当たるところを考えながら取りあえず利得の高いアンテナとミキサーをすぐに注文した。



台風の日にすぐに注文したので程なく届いたけど、近くのホームセンターではアンテナどころかマスト(支柱)も売り切れていた。

ホームセンターの店内を見渡したらブルーシートは勿論のこと土嚢袋にロープもなかった。波板が見事に売り切れていて入荷ば未定と言われた。
アンテナマストは会社の近所のホームセンターにはまだ残っていたので地域性があるのかもしれない。













アンテナ取付台は20年くらい前に作ったもの。

とにかく丈夫で錆びないようにとステンレスの40mmの角パイプで作った。
ぶら下がっても大丈夫なくらいになったけど、今の自分が見たらなんと無用な物を作ったのかと思ってしまう。

当時はとにかく「素人が作るものは強度とか耐久性が低かったり考えられていない」と言われがちだったので、他人にそんな事を言われたくないという思いが強かった。











アンテナ工事は普通の電気屋さんなら一人作業でマストは1.8m、四隅を張った後、ワイヤーの中央にワイヤーを掛けてそれを脚まで引っ張ってたるみを取るのが主流だった。

親父は不細工なこの方法を嫌がり、拘って二人作業でネジ付きの電線管(厚鋼電線管と言われて普通の管よりも肉厚が厚い)の定尺の3.6mを用いて、ワイヤーはターンバックルを使って
余分なワイヤーを排してスッキリしたアンテナ工事に拘り続けた。
お客さんは喜んだけど儲けは薄かった。

なのでこのアンテナもΦ33mmの厚鋼電線管を使い他よりも高く上げてた。

今回の台風では、このマストが折れるほどの強風だったけど、高すぎたことも災いしたのも事実だった。

ちなみに最近のアンテナは薄っぺらい箱のような平面アンテナもあって、壁や天井裏に取り付けるるため台風に強く強電界地域ならそちらの方が良い気がする。








下側が家に在庫であった14素子のアンテナ。
上側が20素子。

元々は両方とも14素子で映っていたはずなので、20素子は要らないかも知れないけど、念のため利得の高い弱電界地域用を買った。











新しく買ったマストはアンテナ用のΦ32mm、長さは折れたことを踏まえて1.8mにした。
いざ、マストを上げてみたら悲しいことに長さが足りずにアンテナが屋根の上まで上がらなかった。


アンテナの部材にはマストを継ぎ足す金具もあって、継ぎ足すことも考えたけど、それならアンテナ用の2.5mのマストを買う方が良いのではと考えた。
いやいや、ガス管(SGP管)ならもっと肉厚があって良いのではなんて悩んだけど、やっぱり折れたのを踏まえてマストを延ばすのを止めて取り付け金具のスパンを
狭くすることにした。











壁はALC(軽石みたいなもの)出来ていて強度がないので裏側には15mm厚の合板をあててサンドイッチにしている。


上と下の金具が密接するのでこの板も作り直さないといけない。
15mm厚の合板がなかったので12mmを二枚貼り合わせて作った。
また回り道をしてしまったと思った。











アンテナを直すのはさほど難しいものではなくて、それよりも他の事に時間を費やした。

問題のサンテレビは特に調整もせずに普通に映ってくれた。よかった。











陸屋根の我が家は雨漏りがひどくて、15年位前に自分でポリカの波板を屋根全体に被せた。
ポリカーボネートは耐候性が高く10年は持つと言われているが、さすがに15年ともなると弾力を失って曲げるとしならずに割れてしまって、今回の台風で端の部分が
風にあおられて吹き飛んでしまっていた。














見渡すと所々に穴が空いている。
風にあおられて開いた穴ではなさそう。



















ブロンズ色の波板が売り切れてなかったので透明を買ってきた。

以前のポリカの波板は裏表があって、表側には紫外線対策で耐候処理が施されてたけどこの商品はどちら側でも使えると書いてある。
低価格にするために無処理品もあるとネットに書いてあったけど調べたところこのメーカーでは順次両面処理品に置き換えていっていると書いてあった。












割れた波板の除去から。
3階相当の屋根に上るので少し怖い。











端っこに行けば行くほど怖くなる。
こんな所で落ちたら最悪なのでロープを腰道具のベルトにくくりつけての作業を行った。

娘の幼稚園のお友達が近所に住んでいて見たらアンテナが倒れていた。
軽天屋さんなので自分で直せそうな感じだったので「直さないのですか」と聞いたら、「落ちたら大変なので電気屋さんに頼みました」と賢明な答えが返ってきた。
普通はそうなんだろうなと思った。









日が暮れてくると見なくて良いものが見えないので少し恐怖心が和らいだ。










途中で雨が降ってきたりしながら取りあえず割れた所の波板だけは交換できた。
他も脆くなっているので全面やり直しが必要だけど、それはまた段取りしてからやろうと思います。










穴の開いた箇所の修理。








穴が開いたところを見たら擦った痕が付いていた。
何かが飛んできて当たって割れたように思える。

ポリカーボネートはプラスチックの中でも最高の耐衝撃性があって、ハンマーで叩いても割れない。
これも古くなければ割れなかったと思われる。











15年前の施工時には錆を嫌ってステンレス製の傘釘を使った。

おかげで錆びて朽ちることは防げたけど、錆びることで下地の木に食い込む事が無かったため全体的に浮きが生じてしまっている。










ステンレス製の傘釘










割れた波板を一枚丸ごと換えると大変なので部分的に切って継ぎ足すことにした。











抜けを嫌って今回は傘釘ではなくビス(木ねじ)のものを使ってみた。










波板に下穴をあけずに傘釘を打ち込むと、気温の変化でポリカが収縮した際にストレスとなるので、下穴をあけるように指示されている。
波板の頂点に穴をあけるので滑りやすくこれまで裏側からあけていた。

調べたら波板用のキリというのがあったので買ってみた。先端が尖っているので滑りにくく、表から穴あけが出来るので施工性が良かった。












インパクトドライバーでネジ止めしているときにビット飛びで古い波板を突いてしまった。
脆くなっているので簡単にヒビがは入ってしまった。透明なのはポリカでパッチを当てた跡。

悲し。











こちらも何かが当たって割れた痕。









ふさげるところは取りあえず全部塞いだ。








波板の貼り替えについては私も52才。ポリカで15年持ったとしてそのとき67才。
そのときまたやり直せと言われてもさすがに無理なのでポリカよりも耐久性の高いガルバニュウムの折半屋根にしようかと考えています。

人生を費やして家の修繕、トホホです。


ではまた




2018年夏 車中泊の旅 最終日 フェリー「はまなす」の船内にて

2018-09-22 02:58:27 | 2018年夏 車中泊の旅 北海道の公園めぐり
夏の北海道車中泊の最終話を書きます。



8月22日
フェリー「はまなす」の船内の朝。


昨夜は乗船して電波の届くうちにと慌ててブログのコメントに返事を書いてから眠りについた。


陸地から離れると圏外になってしまうけど、それでも場所によっては本州側の窓際ならギリギリ電波を拾うところがある。
それを知ってかベッドも本州側の窓際から埋まっていく傾向がある。

窓際は10センチほど幅が広いので、電波を気にしないのなら外海側の窓側もお薦め。











朝、9時に目が覚める。
買っていたパンやおにぎりを頬張る。このままマッタリとしていたいけど、そうはいかない。











娘にせがまれゲームセンターに出掛ける。
お気に入りのエアホッケーは2台とも故障していた。
いつ直すのだろうかと思いつつ、フェリーのゲーム機はいつ来ても代わり映えしないくて、もう少し気を遣ってもいいんじゃないかと思ってしまう。






















とら母はクイズラリー。
地味にこういったものが好きな嫁。

以前はクロスワードパズルの雑誌を買ってきてまでやったり、懸賞ハガキを送りまくっていた。
最近子育てに忙しく、とら母の懸賞生活もご飯沙汰になってしまって寂しい。











デッキに出てみた。
快晴で景色も最高。
仲間同士ならここでお喋りとかしそうなもんだけど子供はそうはさせてはくれない。
退屈で「中に入ろう〜」とせがまれる。










定番のビンゴゲーム。
早々にビンゴが出てしまい、盛り上がる間も無く景品が消えていく。

行きのフェリーでは最後に残念賞として子供にあめ玉を配ってくれたけど帰りは無かった。
ちょっとしたことだけど子供には大きい。











ちょっと寝たいけどそうはいかない。
プレイルームに誘われてクッション投げ。

とら母は「船酔い」という切り札をかざしてベットでご休憩。
母は強し。










映画「コナン」を二人で見た。
コナンが小さくなった経緯の話で、そうだったのかと眠らずに最後まで見てしまった。






夕方、デッキに出てみた。


















黄金色の空と海。

写真を見るたびに昔やっていた水曜ロードショーのテーマソングが頭に流れる。





こんな曲
「Friday Night Fantasy」









夕食はレストランを利用した。

とら母はジンギスカンを選んだ。
一口もらったけどおいしかった。

中富良野のスーパー「なかふフードセンター」でジンギスカンを売っているのを思い出した。
帰ったらお取り寄せしようなんて話しをした。



海を眺めながらの食事。
少し贅沢だと思った。











今日8月22日は娘の6歳の誕生日。












3歳くらいからツーリングに連れ出そうとか考えていたけど、現実はスクーターで近場巡り程度。
次こそはバンディットで出かけたいなんて、ずっと思っているけど時間の方が先に進んでいてなかなか追いつけない。












レストランの窓からデッキに夕陽を見に人が集まっているのが見えた。

食事の後、急いでデッキに出たけどもう沈んでしまっていた。

薄明かりが残る夕焼けは、それはそれで美しかった。












そんな美しい夕日や夕焼けは子供には関係ない。
「寒い~」と言われまたプレイルームに誘われた。

とら母は・・・・笑顔で消えていった。


娘と2人で始めたクッション投げがいつしか子供が増えて全員参加となってしまった。
親はどこにいったのか。
仕方がなく、全員とクッション投げをやった。











定刻通りに舞鶴港到着。
午後9時過ぎ下船。











行きは何に乗ってきたのかも理解できなかった娘。
思い出に残るようにと、ぐるっと回ってもう一度フェリーを見せてあげた。










明日から仕事。
潰瘍性大腸炎になってから社食は止めてお弁当を持って行っている。
主食のササミを買わないといけない。
いきなり現実社会に引き戻される。










この頃の子供の心は単純明快。
やっぱりお菓子コーナー。











京都縦貫道が開通して随分舞鶴が近くなった気がする。










午後11時半。
無事自宅に帰り着いた。


家を出る前は東北を巡ってみようかなんて考えていたけど、北海道に上陸してみたらその気持ちも薄れ、行き先も決まらず気持ちも迷い気味だった。
公園めぐりをしながら旅を続け、サガレンに誘われてようやく旅の流れがつかめてきた気がした。

行き先がはっきりしないのは楽しいようで実のところは目的がないと視点というか軸足が定まらない感じがして、絶えず何かを探している自分がいた。

それでも振り返れば時間にとらわれずに気ままに過ごせ、いろんな公園で子供と遊べて、久しぶりに婆ちゃんやおじさん、それに旅仲間と会えた。


寅次郎がいなくて物足りなさもあったけど楽しい旅だった。











身内ネタ、家族旅行の記事にお付き合いくださりありがとうございました。
また普通のブログに戻りますので、引き続きお付き合い下さい。

総走行距離 1764km




2018年夏 車中泊の旅 秩父別から小樽へ 〆は小樽の回転寿司「魚一心」

2018-09-16 05:14:48 | 2018年夏 車中泊の旅 北海道の公園めぐり
随分日にちが経ってしまいましたが、夏の思い出の続きを書きます。


8月21日

秩父別(ちっぷべつ)の道の駅の朝。

天気は相変わらずスッキリしない。








小雨がぱらつく中、やって来たライダー。
バイクを見たら全く見かけることがなかったヤマハのフェザー250だった。

確か市販車で超高回転型エンジンの先駆けみたいなバイクだったと思う。

自分が大学生の頃に出たバイクなので30年以上は経っている。

ほとんど見かけることがなくなったあのころのバイク。
でもまだあるところにはあるんですね。

田舎の農家の納屋とかあるお家なんかに、大事に保管しているのかなって、想像してしまった。











朝食はすぐ近くの信号を曲がったところにあるセイコーマート。












先日の北海道を襲った地震の時に、車から電源を取って頑張って販売していたとニュースになっていたのがセイコーマート。
コンビニの中でも一番地域に根付いたコンビニ。












北海道にいる時にはローソンやファミマがあっても、探してでもセイコーマートに行こうと思ってしまう。

ありがたや店内調理のおにぎり。












夜のフェリーに乗る為に小樽に戻らなければならないけど、ギリギリまで遊ぶことにして午前中は昨日の続きで目の前の「キッズスクエア・ちっくる」へ。









雨の日でも遊べるのがありがたい。










子供を遊ばせる場所を探す親にはありがたい存在。












うまく転がすにもコツが要るわけで、上手に転がっているときはキャッキャ言って喜んでますが、












倒れたら泣きます。
見てるこっちはそれも含めて楽しく眺めております。













掲示板で見かけた案内。
妹背牛町?「もせうし」と読む。むずかしい。
南に8キロ程のことろにある町。

ふわふわドームがあるらしいので次に来たときのお楽しみにとっておこう。











雨も何とか大丈夫みたい。
最後に外の遊具で遊ぶことにした。











赤が鮮やかな真新しい鉄骨造りの遊具。
水面に浮かんでいるように見える。











「キュービックコネクション」て何ぞやと思って検索しても、ここのことしかヒットしなかった。









































ここにはキャンプ場も併設していてキャンプサイトは広い真っ平らな公園でテントも張りやすく駐車場もすぐ近く。温泉も真向かいにあってバイクで来てもなかなか良いところ。











正午まで遊んで秩父別を後にした。









国道275号線で新十津川、月形を経由して小樽を目指す。

道内ナンバーの車はみんな高速道路並みに飛ばしていく。
ゆっくり走る車に付いて走ったらどんどん燃費がよくなる。










信号待ちで隣に止まったサイドカー。
側車の先に鹿の角。














ジャイアン兄からだったか話していたのを思い出した。

拡大してみた。

鹿の角も気になったけど、拡大して今見て気になったのが「2WD」のステッカー。
よく見るとバイク側の後輪の車軸と側車側の車輪が繋がっているように見える。

サイドカーって側車側の車輪には駆動力が無いからアクセルを開けると抵抗になって引っぱられるし、閉じるとエンブレが効かないから押されるから
アクセルのON,OFFの度にハンドルが右や左に取られたりする。

後輪をつなげるとトライク見たいになるからそんなこともなくなるのかも知れない。











午後2時
当別町を過ぎたあたりで遅めの昼ご飯。









晩ご飯は北海道最後の夜ということで小樽で回転寿司の予定。









なので軽めにしようと思っていたらセイコーマートの店先で焼きうどんを掻き込む人を見かけた。

美味そうに食べている。

つられて買ったけど脂っこくて半分しか食べれなかった。

かなりの「淡泊人間」になってしまった。











混雑する札幌を通らず石狩を抜けて小樽に向かう。

遠くに小樽の港が見えてきた。

この景色を見ると北海道ももう終わりだと思ってしまう。
いよいよ終わりを実感する楽しくない景色。










乗船券発行のため一旦フェリーターミナル向かう。

停泊しているのは新潟行きのフェリー。










小樽の港(商業施設「ウイングベイ小樽」)にも大きなマイカルがあって、ここでお土産のお買い物。
















晩ご飯まで少し時間があったのでマイカルの中にある遊戯場で1時間ほど遊ぶことにした。

「ドリームランド イカロスの城」 













平日だからかガラガラ。










珍しかったのがこれ。

逆バンジー














いろいろ遊ぶモノはあるけど最後はお人形さんに落ち着く。









北海道最後の回転寿司は同じく「ウイングベイ小樽」の中にある「魚一心」











相変わらずの「いくら娘」。


















寿司も脂の乗ったのは苦手になってきて「あっさり系」が美味しくなってきた。

玉子握りがいけます。
大海老も旨し。












フェリーで食べる食材をセイコーマートで調達。
セイコーマートとも当分さよなら。









フェリー「はまなす」











ターミナルで花火をやった。









早めに着いたので乗船も早乗り組。









野球盤の「消える魔球」みたいなスロープを下って一番船底に止める。












東北を回りたいと言っておきながら、気付けば南下せずに北上していた。

見知らぬ土地を旅するというなら東北で、北海道は里帰りみたいなものかも知れない。




さよなら北海道。







ではまた

台風21号

2018-09-08 06:13:01 | 日記
9月4日


その日は潰瘍性大腸炎を抑える二ヶ月に一度の点滴投与の日。

前日から台風21号の事がニュースで流れていた。

ここ大阪はまだ雨も降らず少し風があるくらいだったけど、JRは9日の午前10時を目処に運休。私鉄(阪急電車)は状況を見て決めるとあって、会社は休業。

元々休みを取って通院するつもりだったから休業と聞いて残り少ない有給休暇を消費しなくてすむと思いきや、休業の場合はその分、給与から差し引かれるとあってちょっと残念。

結局有休を取るしかないなあ、なんてどうでも良いような事を考えるくらいで、このときはまだこの台風の凄さなんて予想もしていなかった。



病院は阪急電車で5駅先。駅を降りたら病院なのでいつもは電車で通っていた。

10時半の診察の予約だけど点滴は2時間かけて行うので、会計などの待ち時間を考えると電車で行くと帰れない可能性が高いためヴェクスター125で行くことにした。




少し早めに家をでた。

曇ってはいたものの、雨はまだ降って無く台風の影響で人も車も少なめだった。


大きな病院のベットで横になり点滴を打ちながら車中泊の旅のブログを書いていた。











点滴が終わり窓から外を見たけれど雨は降ってはいるものの、そんなに酷くはなかった。

会計、精算を済ませ院外薬局で薬をもらいに行こうと外に出たときには、先ほどよりも雨脚は強くなっていた。でもそれはいつもの雨脚の強い雨程度だった。












スクーターの駐輪場は大きな病院の反対側にあって少し遠い。
院内を抜けて外に出たときにはさっきよりも更に雨脚が強くなっていた。










午後2時。
叩きつける雨。
それでも、この程度の雨はいままで無かったわけではなかった。










車も少なく、バイクはほとんど見かけない。
電車だと20分ちょいで帰れるくらいアクセスが良いので、スクーターで来てもメリットもなく、ただたださっさと帰りたかった。



病院を出て数分もしないうちから風であおられるようになって、怖くてスピードを上げれ無くなってきた。

それでもまだ平気だった。

10分ほど走っただろうか。
所々、突風が吹いていて一車線くらい飛ばされるくらいでの勢いで、走るのが怖くなってきた。



府道十三高槻線。
それは高槻から大阪へ抜ける郊外を抜ける道で信号も少なく中央分離帯のある片側二車線のバイパス道のような道。

安威川を越えるために道は高架道が続いた。

時折吹きさらす突風で隣の車線に飛ばされながらも高架道を上って行くと、先に車がハザードを点けて止まっているのが見えた。








まだ車も少なく、何故止まっているのかが分からなかった。
数台が横を通り過ぎていった。

益々風が強くなる。
防音壁にヴェクスターを寄せて風をかわしながら様子を見た。









風が吹くものの何とかまだ走れそうだったので、停車している車の間を抜けて先に進もうとヴェクスターを走らせた。

さらに高架を上ると何故車が止まっているのかが分かった。
その先でトラックが横転していた。




横転している車が更に強風で煽られ揺れている。
防音壁もなく、ヴェクスターも煽られて止まっているのもままならない。
ブレーキを少しでも緩めるとずんずんと後ずさりしてしまう。

耐えられなくなって中央分離帯の縁石にタイヤを当てて動かないようにして耐えた。


その先は安威川を越えるために更に高架が上がっていて周りに何も無い吹きっさらしで、恐ろしいくらいの暴風が吹き荒れていた。

何台もトラックが立ち往生していた。

横転したトラックが突風でギシギシと揺れている。


自分のバイクから何かが飛んでいった。
よく見たらヴェクスターの足下にあるステップのゴムマットだった。


このまま進めば間違いなく吹き飛ばされてしまうと思った。
恐怖だった。









身の危険を感じて、後ずさりしながら少しでもそこから離れようとした。
最後には一方通行の道だったけどUターンして逆走して戻った。


何も知らず上がってくる車。
手を振って車を止めて引き返すよう促した。
皆引き返したが、すでに高架の先で立ち往生している車は、あの吹きさらしの中で耐えないといけない。




低い橋で安威川を越えようと迂回した。

一本離れた橋から高架道が見えた。









町中を走る。
信号は消え、映画「ツイスター」さながらに色んな物が空を舞っている。









行き先表示の「青看板」が風に吹かれて真横を向いているのを初めて見た。









ラーメン屋の看板は吹き飛ばされてた。










街路樹が何本も折れて倒壊してた。










自転車やバイクは倒され、シャッターが壊れて風であおられていた。









工場の屋根だろうか警報音が鳴り響き、原形がわからないくらいに屋根が壊れてスクーターや自転車が下敷きになっていた。









1時間ほどでようやく家に帰り着いた。

パッと見は大丈夫に見えたものの、家の前に見たことのあるアンテナがマストごと落ちていた。
自分の家のアンテナだった。
人やよその家に当たらなくて良かった。










娘は音がすごくて泣いていたと話してくれた。

とら母(嫁)もアンテナがないのでテレビが見れなくて困っていた。
ネットのニュースは限られていて、やっぱりこんな時はテレビが見れないと困る。




うちはアナログテレビ時代のアンテナなので大阪局のVHFとテレビ大阪用のUHF、神戸放送のサンテレビ用UHFの3アンテナ。

取りあえず落ちたアンテナから使えそうなUHFアンテナを1本を外して折れ曲がったマストも切断して仮設で付けることにした。












大阪局とテレビ大阪は生駒の送信所から送られてくるので方向が同じ。
でも映るはずがNHKの教育が映らない。

アンテナの混合器って外の吹きさらしに設置されるものなので、雨風にさらされても意外と耐えてくれる。
つなぎ替えたりしたもののNHK教育テレビだけが映らない。







取りあえずなのでこれで良しと思ったところにとら母(嫁)がやってきて、「とわねが、朝見ているプリキュアがサンテレビやねん」・・・・と。


サンテレビは神戸なのでアンテナの方向が違う。
「とりあえず」のはずが、さらに延長作業。

地デジ対応のUHFのアンテナがたまたま在庫していたので組み立て。






昔、親父の手伝いで何本もアンテナを立てたのを思い出した。
アンテナのネジは殆どが蝶ネジ。










組み立ては簡単だけど、蝶ネジの向きは他の蝶ネジと合わせとか、同軸ケーブルの網線の処理はちゃんとしろとか口やかましく言われた。









短くなったけどマストを立ててサンテレビに向けたけど、なぜか映らない。
元々あったのを付けても映らない。

時間ばかり過ぎるのでとりあえずサンテレビはあきらめてNHKが映らない原因と理由を考えた。


新しいアンテナを生駒に向けると大阪局とテレビ大阪が映った。
で、思った。

アナログテレビの頃のUHFアンテナってテレビ大阪(19チャンネル)が映るように19チャンネルまでの周波数特性になってるのと違うかなと。


NHK教育は13チャンネル。VHF帯に毛が生えたような周波数だから昔のUHFアンテナでは映らないのかと。








サンテレビが映らない理由ははっきり分からないけどとりあえず電波も弱くてマストも短くなったし、とりあえず利得の高い20素子のアンテナをネットで手配しました。

さてどうなるか。




翌日他の被害状況を見たら陸屋根の雨漏り対策で自分で施工した波板が飛んでしまっていた。





キッチンリフォームどころではなくなってしまいました。







各地で大きな被害がでて、近所の電柱も倒れて停電になったり、お隣さんは飛んできた物で車の窓ガラスが割れたりと、みんな被害を受けているだけに、こればっかりは止む無しと思います。

命あっただけめっけもん。

雨漏り対策もまたブログに書きます。


ではまた。








2018年夏 車中泊の旅 道の駅スタープラザ芦別の「ガタタンうどん」旨し 秩父別の「キッズスクエア ちっく」 

2018-09-06 04:03:20 | 2018年夏 車中泊の旅 北海道の公園めぐり
9月4日は二ヶ月に一度の潰瘍性大腸炎の点滴の日。
台風21号の影響で鉄道が止まるというのでヴェクスター125で病院へ。
2時間の投薬の間にこれを書いてます。
午後2時前に終わって、病院をでたら嵐。その話は後でまた。
まずは北海道 車中泊の旅の続きを書きたいと思います。



8月20日

富良野の朝日ケ丘公園の朝。











昨夜いた軽乗用車はいつのまにか居なくなり、キャンピングカーが居るだけ。
キャンピングカーには定年を過ぎたくらいの夫婦とワンコが1匹。


こんなでかいキャンピングカーを乗り回せるのも北海道くらいな気がする。










最近、犬の里親探しのサイトを見るようになった。
聞けば、とら母(嫁)も見ていると言っていた。
寅次郎は私が言うのもあれだけど、頭の良い人懐っこい良い犬でどこに連れて行っても可愛がってもらえた。

十数年共に暮らす犬は生活に与える影響も大きく、そう言った面で寅次郎が良かった事で少し躊躇している。
でも、飼うならペットショップからでは無く保護された雑種の犬がいい。








旅も終盤。

今日の目的地は秩父別の遊戯施設「キッズスクエア ちっくる」。

本当なら
8月14日に行く予定だった所で、車中泊した道の駅の真向かいだった。










中富良野で見かけた「なかふらの単車館」

嗜好を変えたバイク屋さんかと思ったけど帰って調べたら個人が運営している博物館たった。








メロンを買いに馴染みのスーパーに立ち寄る。

お店に入るとお店のお姉さんがこっちを見て一瞬考えてる。

あ~、っと少しビックリしたあと懐かしい顔になった。

ここは普通のスーパー。
ここに来はじめて二十年程になる。
土産物屋さんを探していたら、当時仲良くなったライダーから穴場と言うことで教えてもらった。
お土産物さんや直売所より安くて、それ以来ずっと来ている。

食べ頃のメロンを切ってくれた。美味しかった。









ここにも旅の常連客がいて、今年は誰々が着てくれたと話してくれた。

ここのジンギスカン肉も美味しい。
リフォームが終わって人が来れるようになったら送って貰って食べようか、なんて話している。


帰りしなにお茶と水とジュースを持たせてくれた。

「なかふフードセンター」
機会があれば利用してください。







線路は不思議と哀愁があって好きです。







走り去った列車が小さくなっていった。










時々見かけるこんな錆び付いた廃車。

こんなのを撮り続けているマニアもいる。

なぜここにバスがあるのか少し不思議に思えた。










お昼時。
お腹も空いたので芦別の道の駅「スタープラザ芦別」に立ち寄る。










芦別の名物といえば「ガタタンラーメン」。












たぶん「ガタタン」と言えば、「ガタタンラーメン」。
とら母(嫁)が焼き飯とセットを注文。ガッツリ食べます「宇宙の胃袋」。












ラーメンは腸に負担が掛かるので避けてきましたが、ここに来て食べれないのは悔しい、そう思ってたら「ガタタンうどん」がありました。










娘は相変わらずソバ。

うどんはどうなの?って思ってましたが、これがまた美味しい。
煮込みうどんのように味がしみてラーメンよりも美味しかったです。











麺がなくなったらご飯を投入。
雑炊風がまた美味しい。
道の駅のレストランってあまり期待はしてなかったのですが、美味しかったです。
またこれを食べにだけでも来たいと思いました。










道路から見えて気になる存在。
観音様?
帰って調べたら旧「北の京 あしべつ」と言う名のレジャー施設の建築物でした。
他にもバブリーな施設が結構あるらしい。
詳しくはコチラで。










観音娘











北海道のホームセンターといえば「ホーマック」
今年来て「ニコット」というホームセンターを小さくしたような店をよく見かけた。
ホームセンターだけど食品や衣料品も扱う地域のお店的存在。(小商圏型店 元はツルヤ)


食品はやっぱり「セイコーマート」が安定した品揃えと思った。

処分品のワゴンに1.5Kgのリストウエイトがあったので、つい買ってしまった。











特急 オホーツク









道の駅から約1時間。
遠くに目的地の秩父別の鐘の搭(開基百年記念塔)が見えてきた。









今日の目的地、秩父別の道の駅「鐘のなるまち・ちっぷべつ」の真向かいにある「キッズスクエア ちっくる」。











ここは無料で遊べる屋内遊戯場。











体育館ほどの広さ。








上を見上げるとネットが2階(2層)になっている。









2階から下りる滑り台。











よく滑りそうな滑り台ですが大人は滑れません。残念。








子供は無限のエネルギー


























おっさんはすぐに電池切れ。
屋外にも遊具があるけど、今日は屋内だけで閉館時間まで遊びました。








6時になると鐘がなります。
鐘の音を聞く度に「バイオハザード4 Chapter 1 -教会の鐘を鳴らせ」で教会の鐘が鳴るとゾンビが帰って行くシーンを思い出してしまい
ちょっと恐ろしい感じがします。




















晩ご飯の買い出しは近所のセイコーマート。










温泉はこの旅2回目の「秩父別温泉 ちっぷ・ゆう&ゆ」








フットマッサージが気になるお年頃。
5分100円 出せません。





















晩ご飯。
セイコーマートの店作りのおにぎり、美味しい。
鯖の塩焼きは塩分控えめ。
キャベツの千切り一袋は腸に良い感じ。









午後8時半。
娘は遊び疲れて眠たいのをこらえております。










道の駅で車中泊。
お盆が過ぎて利用者も少ない。






ではまた。