台風21号の影響で折れて落ちてた我が家のアンテナ。
応急処置で見れるようにしようとしたけど生駒山(奈良県)に送信所を持つ大阪局(NHKと民放局、テレビ大阪)は映ったものの、それまで見れていた神戸のサンテレビだけはアンテナを向けても何故か映らなかった。
サンテレビは娘が毎朝に見ているプリキュアをやっているので何とかしなければならない。
UHFのミキサーが悪いのか、ブースターがいかれたのか、はたまたアンテナの高さが低いのか。
色々と思い当たるところを考えながら取りあえず利得の高いアンテナとミキサーをすぐに注文した。
台風の日にすぐに注文したので程なく届いたけど、近くのホームセンターではアンテナどころかマスト(支柱)も売り切れていた。
ホームセンターの店内を見渡したらブルーシートは勿論のこと土嚢袋にロープもなかった。波板が見事に売り切れていて入荷ば未定と言われた。
アンテナマストは会社の近所のホームセンターにはまだ残っていたので地域性があるのかもしれない。
アンテナ取付台は20年くらい前に作ったもの。
とにかく丈夫で錆びないようにとステンレスの40mmの角パイプで作った。
ぶら下がっても大丈夫なくらいになったけど、今の自分が見たらなんと無用な物を作ったのかと思ってしまう。
当時はとにかく「素人が作るものは強度とか耐久性が低かったり考えられていない」と言われがちだったので、他人にそんな事を言われたくないという思いが強かった。
アンテナ工事は普通の電気屋さんなら一人作業でマストは1.8m、四隅を張った後、ワイヤーの中央にワイヤーを掛けてそれを脚まで引っ張ってたるみを取るのが主流だった。
親父は不細工なこの方法を嫌がり、拘って二人作業でネジ付きの電線管(厚鋼電線管と言われて普通の管よりも肉厚が厚い)の定尺の3.6mを用いて、ワイヤーはターンバックルを使って
余分なワイヤーを排してスッキリしたアンテナ工事に拘り続けた。
お客さんは喜んだけど儲けは薄かった。
なのでこのアンテナもΦ33mmの厚鋼電線管を使い他よりも高く上げてた。
今回の台風では、このマストが折れるほどの強風だったけど、高すぎたことも災いしたのも事実だった。
ちなみに最近のアンテナは薄っぺらい箱のような平面アンテナもあって、壁や天井裏に取り付けるるため台風に強く強電界地域ならそちらの方が良い気がする。
下側が家に在庫であった14素子のアンテナ。
上側が20素子。
元々は両方とも14素子で映っていたはずなので、20素子は要らないかも知れないけど、念のため利得の高い弱電界地域用を買った。
新しく買ったマストはアンテナ用のΦ32mm、長さは折れたことを踏まえて1.8mにした。
いざ、マストを上げてみたら悲しいことに長さが足りずにアンテナが屋根の上まで上がらなかった。
アンテナの部材にはマストを継ぎ足す金具もあって、継ぎ足すことも考えたけど、それならアンテナ用の2.5mのマストを買う方が良いのではと考えた。
いやいや、ガス管(SGP管)ならもっと肉厚があって良いのではなんて悩んだけど、やっぱり折れたのを踏まえてマストを延ばすのを止めて取り付け金具のスパンを
狭くすることにした。
壁はALC(軽石みたいなもの)出来ていて強度がないので裏側には15mm厚の合板をあててサンドイッチにしている。
上と下の金具が密接するのでこの板も作り直さないといけない。
15mm厚の合板がなかったので12mmを二枚貼り合わせて作った。
また回り道をしてしまったと思った。
アンテナを直すのはさほど難しいものではなくて、それよりも他の事に時間を費やした。
問題のサンテレビは特に調整もせずに普通に映ってくれた。よかった。
陸屋根の我が家は雨漏りがひどくて、15年位前に自分でポリカの波板を屋根全体に被せた。
ポリカーボネートは耐候性が高く10年は持つと言われているが、さすがに15年ともなると弾力を失って曲げるとしならずに割れてしまって、今回の台風で端の部分が
風にあおられて吹き飛んでしまっていた。
見渡すと所々に穴が空いている。
風にあおられて開いた穴ではなさそう。
ブロンズ色の波板が売り切れてなかったので透明を買ってきた。
以前のポリカの波板は裏表があって、表側には紫外線対策で耐候処理が施されてたけどこの商品はどちら側でも使えると書いてある。
低価格にするために無処理品もあるとネットに書いてあったけど調べたところこのメーカーでは順次両面処理品に置き換えていっていると書いてあった。
割れた波板の除去から。
3階相当の屋根に上るので少し怖い。
端っこに行けば行くほど怖くなる。
こんな所で落ちたら最悪なのでロープを腰道具のベルトにくくりつけての作業を行った。
娘の幼稚園のお友達が近所に住んでいて見たらアンテナが倒れていた。
軽天屋さんなので自分で直せそうな感じだったので「直さないのですか」と聞いたら、「落ちたら大変なので電気屋さんに頼みました」と賢明な答えが返ってきた。
普通はそうなんだろうなと思った。
日が暮れてくると見なくて良いものが見えないので少し恐怖心が和らいだ。
途中で雨が降ってきたりしながら取りあえず割れた所の波板だけは交換できた。
他も脆くなっているので全面やり直しが必要だけど、それはまた段取りしてからやろうと思います。
穴の開いた箇所の修理。
穴が開いたところを見たら擦った痕が付いていた。
何かが飛んできて当たって割れたように思える。
ポリカーボネートはプラスチックの中でも最高の耐衝撃性があって、ハンマーで叩いても割れない。
これも古くなければ割れなかったと思われる。
15年前の施工時には錆を嫌ってステンレス製の傘釘を使った。
おかげで錆びて朽ちることは防げたけど、錆びることで下地の木に食い込む事が無かったため全体的に浮きが生じてしまっている。
ステンレス製の傘釘
割れた波板を一枚丸ごと換えると大変なので部分的に切って継ぎ足すことにした。
抜けを嫌って今回は傘釘ではなくビス(木ねじ)のものを使ってみた。
波板に下穴をあけずに傘釘を打ち込むと、気温の変化でポリカが収縮した際にストレスとなるので、下穴をあけるように指示されている。
波板の頂点に穴をあけるので滑りやすくこれまで裏側からあけていた。
調べたら波板用のキリというのがあったので買ってみた。先端が尖っているので滑りにくく、表から穴あけが出来るので施工性が良かった。
インパクトドライバーでネジ止めしているときにビット飛びで古い波板を突いてしまった。
脆くなっているので簡単にヒビがは入ってしまった。透明なのはポリカでパッチを当てた跡。
悲し。
こちらも何かが当たって割れた痕。
ふさげるところは取りあえず全部塞いだ。
波板の貼り替えについては私も52才。ポリカで15年持ったとしてそのとき67才。
そのときまたやり直せと言われてもさすがに無理なのでポリカよりも耐久性の高いガルバニュウムの折半屋根にしようかと考えています。
人生を費やして家の修繕、トホホです。
ではまた
応急処置で見れるようにしようとしたけど生駒山(奈良県)に送信所を持つ大阪局(NHKと民放局、テレビ大阪)は映ったものの、それまで見れていた神戸のサンテレビだけはアンテナを向けても何故か映らなかった。
サンテレビは娘が毎朝に見ているプリキュアをやっているので何とかしなければならない。
UHFのミキサーが悪いのか、ブースターがいかれたのか、はたまたアンテナの高さが低いのか。
色々と思い当たるところを考えながら取りあえず利得の高いアンテナとミキサーをすぐに注文した。
台風の日にすぐに注文したので程なく届いたけど、近くのホームセンターではアンテナどころかマスト(支柱)も売り切れていた。
ホームセンターの店内を見渡したらブルーシートは勿論のこと土嚢袋にロープもなかった。波板が見事に売り切れていて入荷ば未定と言われた。
アンテナマストは会社の近所のホームセンターにはまだ残っていたので地域性があるのかもしれない。
アンテナ取付台は20年くらい前に作ったもの。
とにかく丈夫で錆びないようにとステンレスの40mmの角パイプで作った。
ぶら下がっても大丈夫なくらいになったけど、今の自分が見たらなんと無用な物を作ったのかと思ってしまう。
当時はとにかく「素人が作るものは強度とか耐久性が低かったり考えられていない」と言われがちだったので、他人にそんな事を言われたくないという思いが強かった。
アンテナ工事は普通の電気屋さんなら一人作業でマストは1.8m、四隅を張った後、ワイヤーの中央にワイヤーを掛けてそれを脚まで引っ張ってたるみを取るのが主流だった。
親父は不細工なこの方法を嫌がり、拘って二人作業でネジ付きの電線管(厚鋼電線管と言われて普通の管よりも肉厚が厚い)の定尺の3.6mを用いて、ワイヤーはターンバックルを使って
余分なワイヤーを排してスッキリしたアンテナ工事に拘り続けた。
お客さんは喜んだけど儲けは薄かった。
なのでこのアンテナもΦ33mmの厚鋼電線管を使い他よりも高く上げてた。
今回の台風では、このマストが折れるほどの強風だったけど、高すぎたことも災いしたのも事実だった。
ちなみに最近のアンテナは薄っぺらい箱のような平面アンテナもあって、壁や天井裏に取り付けるるため台風に強く強電界地域ならそちらの方が良い気がする。
下側が家に在庫であった14素子のアンテナ。
上側が20素子。
元々は両方とも14素子で映っていたはずなので、20素子は要らないかも知れないけど、念のため利得の高い弱電界地域用を買った。
新しく買ったマストはアンテナ用のΦ32mm、長さは折れたことを踏まえて1.8mにした。
いざ、マストを上げてみたら悲しいことに長さが足りずにアンテナが屋根の上まで上がらなかった。
アンテナの部材にはマストを継ぎ足す金具もあって、継ぎ足すことも考えたけど、それならアンテナ用の2.5mのマストを買う方が良いのではと考えた。
いやいや、ガス管(SGP管)ならもっと肉厚があって良いのではなんて悩んだけど、やっぱり折れたのを踏まえてマストを延ばすのを止めて取り付け金具のスパンを
狭くすることにした。
壁はALC(軽石みたいなもの)出来ていて強度がないので裏側には15mm厚の合板をあててサンドイッチにしている。
上と下の金具が密接するのでこの板も作り直さないといけない。
15mm厚の合板がなかったので12mmを二枚貼り合わせて作った。
また回り道をしてしまったと思った。
アンテナを直すのはさほど難しいものではなくて、それよりも他の事に時間を費やした。
問題のサンテレビは特に調整もせずに普通に映ってくれた。よかった。
陸屋根の我が家は雨漏りがひどくて、15年位前に自分でポリカの波板を屋根全体に被せた。
ポリカーボネートは耐候性が高く10年は持つと言われているが、さすがに15年ともなると弾力を失って曲げるとしならずに割れてしまって、今回の台風で端の部分が
風にあおられて吹き飛んでしまっていた。
見渡すと所々に穴が空いている。
風にあおられて開いた穴ではなさそう。
ブロンズ色の波板が売り切れてなかったので透明を買ってきた。
以前のポリカの波板は裏表があって、表側には紫外線対策で耐候処理が施されてたけどこの商品はどちら側でも使えると書いてある。
低価格にするために無処理品もあるとネットに書いてあったけど調べたところこのメーカーでは順次両面処理品に置き換えていっていると書いてあった。
割れた波板の除去から。
3階相当の屋根に上るので少し怖い。
端っこに行けば行くほど怖くなる。
こんな所で落ちたら最悪なのでロープを腰道具のベルトにくくりつけての作業を行った。
娘の幼稚園のお友達が近所に住んでいて見たらアンテナが倒れていた。
軽天屋さんなので自分で直せそうな感じだったので「直さないのですか」と聞いたら、「落ちたら大変なので電気屋さんに頼みました」と賢明な答えが返ってきた。
普通はそうなんだろうなと思った。
日が暮れてくると見なくて良いものが見えないので少し恐怖心が和らいだ。
途中で雨が降ってきたりしながら取りあえず割れた所の波板だけは交換できた。
他も脆くなっているので全面やり直しが必要だけど、それはまた段取りしてからやろうと思います。
穴の開いた箇所の修理。
穴が開いたところを見たら擦った痕が付いていた。
何かが飛んできて当たって割れたように思える。
ポリカーボネートはプラスチックの中でも最高の耐衝撃性があって、ハンマーで叩いても割れない。
これも古くなければ割れなかったと思われる。
15年前の施工時には錆を嫌ってステンレス製の傘釘を使った。
おかげで錆びて朽ちることは防げたけど、錆びることで下地の木に食い込む事が無かったため全体的に浮きが生じてしまっている。
ステンレス製の傘釘
割れた波板を一枚丸ごと換えると大変なので部分的に切って継ぎ足すことにした。
抜けを嫌って今回は傘釘ではなくビス(木ねじ)のものを使ってみた。
波板に下穴をあけずに傘釘を打ち込むと、気温の変化でポリカが収縮した際にストレスとなるので、下穴をあけるように指示されている。
波板の頂点に穴をあけるので滑りやすくこれまで裏側からあけていた。
調べたら波板用のキリというのがあったので買ってみた。先端が尖っているので滑りにくく、表から穴あけが出来るので施工性が良かった。
インパクトドライバーでネジ止めしているときにビット飛びで古い波板を突いてしまった。
脆くなっているので簡単にヒビがは入ってしまった。透明なのはポリカでパッチを当てた跡。
悲し。
こちらも何かが当たって割れた痕。
ふさげるところは取りあえず全部塞いだ。
波板の貼り替えについては私も52才。ポリカで15年持ったとしてそのとき67才。
そのときまたやり直せと言われてもさすがに無理なのでポリカよりも耐久性の高いガルバニュウムの折半屋根にしようかと考えています。
人生を費やして家の修繕、トホホです。
ではまた