オクテック ガレージ ブログ OKU-TEC garage

大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと.消えないように,そして生きた証になるように

純白の貴公子号はプリウスαから80系ノアハイブリッド(寒冷地仕様)へ 

2016-04-30 05:53:05 | 80系 ノア ハイブリッド
四年前、娘が生まれるのを機にプリウスαを買いました。

ハイブリッドのインテリジェントな制御が好きで、車中泊を考えてプリウスではなくプリウスαにしました。







娘が生まれたものの、幼い娘を車に乗せて出歩くのに抵抗があったのと、車でビュ~ってお出掛けするよりも歩いてテクテク散歩する方が楽しかったので
買ってから3年ほどで走った距離は5000キロに満たないくらいでした。


娘が生まれる前は長い休みがあるとバイクや車でよく旅に出ました。
娘が3歳になろうかという頃、そろそろ娘も一緒にって思い始めました。


車中泊で一番大切なのが寝床だと思います。
家の布団で寝るにも、敷き布団の下に週刊誌一冊でもあったら鬱陶しいと感じると思います。なのでシートの起伏や。つなぎ目に凹凸が少しでもあると
寝辛くなります。


なのでプリウスαも、真っ平らになるようにベッドキットを作りました。










真っ平らにするには思いの外大変で、プリウスαはラゲッジスペースの部分を13センチほどかさ上げしなければなりませんでした。
天井が高くない車には痛手でした。










私の身長は182センチ。
運転席を一番前にスライドさせると寝床の長さが190センチ程になり、足を伸ばして寝ることができましたが、そうなると運転席に座ることができなくなります。
夜間に車を移動させるのも不自由でした。









ベットにすると荷物の置き場が無くなります。
シートの隙間や足下に詰め込まないとダメなので、荷物を減らしたり、収まるようにカバンの形状や大きさも考えなければなりませんでした。


なにが一番大変だったかと言うと、ベッドを組立いるのに積んでいる荷物を一旦退かさなければならず、寝場所に辿り着いてすぐにでも寝たいと思っても、
この作業があると思うと憂鬱でした。


小さな子を連れて長旅はぐずると聞かされたのですが、幸いそれはありませんでした。
行った先々で楽しそうに遊ぶだけでなく車で寝ることも楽しそうにしてくれました。
夏の北海道で調子づいたのでその後、SLトーマス号の大井川鉄道やアンパンマン列車の四国など、3ヶ月ほどで5000キロを車中泊で走りました。








腰高の床に低い天井。
乗り込むのは細い洞穴に入るみたいで、同時にこの車で車中泊するのに限界が見えてしまいました。









冬の間プリウスαに代わる車がないか探しました。
とら母やディーラーに話すと自分も含め“買う空気”が流れるので、気持ちを込めずに“なんとなく”調べました。


プリウスαより大きいハイブリッド車となるとノアやヴォクシーで、その上はアルファードやベルファイヤーなどになります。

アルファード系は高すぎて買えませんし、車重がありすぎて本来のハイブリッドの旨みが薄いです。


ノア系はプリウスαと同じハイブリッドユニットで、車重的にも燃費の旨みを感じるにはこのあたりが限界に思えます。

問題は車体のサイズ。
プリウスαが3ナンバー枠に対してノア系は5ナンバー枠。
全幅が1775mmから1695mmに80mm狭くなります。

8センチの差は大きく感じました。


室内幅はカタログスペック上はプリウスαが1520mm、対してノア系は何故かそれより+20mmの1540mm。


あり得ない数値だったので、実際にトヨタに行って測らしてもらいました。
結果は言うまでも無くプリウスαでした。








5ナンバー車はどうやっても5ナンバーです。
親子3人犬一匹が列んで寝るには幅が必要です。
室内の有効幅も8センチほど狭いノア系。

幅が狭いのは致命的でした。
かといって日産のセレナやホンダのステップワゴンとて5ナンバーはどれも同じ。
選択肢が無いので他に解がないか考えました。

色々と測ってみて気付いたのが全長が同じなのにノア系は室内長がプラス30センチ長いということでした。


現行のノア系は80系と言うそうで、前モデルの70系から室内空間が改良され、広く低床になったと知りました。











幅が狭くなって長くなる。
何か良い解がないか考えました。

ある日、娘の寝ている姿を見て閃きました。
娘は非常に寝相が悪いです。
川の字になって寝ても気付いたら“H”の字になってしまいます。
ひどい時は布団から離脱して場外で寝てしまっています。

ということで列んで寝なくても何とかなりそうなのがわかったので、今日から純白の貴公子号はノアハイブリッド(寒冷地仕様)になりました。




GWに向けてベッドキットの製作中です。




追伸
知り合いの方が海外に行った際に友和子にとぬいぐるみを買ってきてくださいました。





シャーロット王女やトムクルーズの娘が持っていて日本でも有名になったJellycat (ジェリーキャット)のぬいぐるみだそうです。
NIさんありがとうございました。





ではまた

幼稚園の入園式 新しい社会の始まりは44年前に通った同じ幼稚園

2016-04-21 04:25:56 | 成長日記
熊本地震で被災された方に謹んでお見舞い申し上げます。

私も三年ほど転勤で熊本で暮らした事があります。
とら母や寅次郎も一緒に暮らした地で、知り合いや職場もあり、全く知らない土地では無いだけに余計に気がかりです。

東北の地震がまだ記憶に新しいのに、また大地震が来て、それがなぜ熊本なのかと思ってしまいます。

一日も早く落ち着いた生活に戻られる事を願っています。



こんなときにブログを書くのもどうかと思いましたが、普段と変わらない生活ができているのなら、きちんと書き続けることも大切かと思い、書くことにしました。

今日は娘の事を少し書きます。



遅くに生まれた娘で今3歳8ヶ月になります。
これまで保育所とかに預けずに来ました。
その娘がこの春から幼稚園に通い始めることになりました。












いろんな考えがありますが、自分は幼稚園くらいまではよそに預けず、そばに居る人がいつだって自分達であった方がいいと思う方です。


事情があって預けなければならない家庭があったり、自分達の時間を作るために預けるなど親の考えも人それぞれで、まして人生の善し悪しなんて
その時々の局面で変わるもの。
なので何がいいかは分かりません。
それでも一番手のかかるこの時はやっぱり母親であったり、父親がいつも寄り添ってあげるべきではと思えてなりません。









ずっと家に居たので、友達という友達は数人ほど。
他の子供と遊ぶのが好きで、公園に行くと知らない子でも遊んでいるのを見かけると自分から入って行こうとします。

友達と楽しそうに遊ぶ姿を見ていたら、保育所に預けたらもっと楽しさを満たしてあげれるかもしれないという葛藤を抱えながら今日まできました。












公園では一緒に遊んでくれる子が居る反面、同じくらいの年でも露骨に嫌がる子も居て、今がこんなんだと大人になったらどうなるんだろうかなんて
考えることもよくありました。


10歳くらい、学齢でいうと小学校の4年生くらいの子なら、男の子よりも女の子の方が優しく受け入れてくれるように思えます。

お姉ちゃん達と遊んでいる姿を見ると微笑ましく思え、娘もそんなお姉ちゃんになってくれればと思います。












先日の健診で言葉の理解度が少し低いと言われました。
会話もそうですが、挨拶一つとってもまだ理解していないところもあって、家に帰り着いて『ただいま』と言っても、『ただいま』と返事が返ってきます。











感覚的にはまだ2歳半程度くらいに思えます。
それを危惧しているとかではなく、今の彼女の発育がそこなんだと思って見ています。










私たちの言う事を“おうむ返し”のように言うのもそれはそれで良いもの。
これもまた、今しかないものなのかと思ってしまいます。











入園前のプレ保育や、制服合わせがあって彼女の中に少し幼稚園の存在が大きくなってくる中、入園する一週間くらい前から『幼稚園に行くよ』って
言って聞かせました。

その度に娘は『ようちえん~、ようちえん~』って感じで、分かっているのか分かっていないのか分からない返事でしたが、それでもおぼろげながらに
幼稚園に行くことを楽しみにしているように見えました。


















初めての幼稚園。









初めての集団生活。










今何を考えているんだろうか。








変に大人の方が色々と考えてる気がします。










自分がその時どうだったか思い出そうとしても覚えていない。











今までは外からうらやましく、見るしかできなかった園庭のアンパンマンも・・・











今日からはお友達。










44年前・・・・











私もこの幼稚園に入園しました。
年少さんが“まつくみ”で年長さんが“ばらくみ”でした。











自分も遊んだ大きな亀さん。










今度は娘が遊ぶ大きな亀さん。









幼稚園の思い出って・・・

先生がきれいで好きになったことや、毎日帰りがけに肝油を一粒もらって食べたこと。
あとは・・・あまり覚えていない。









昔、知り合いに幼稚園の先生の子がいました。

毎日朝早くから幼稚園に行き、夜遅くまで仕事をしていました。
休みの日も家でしかできないといって持ち帰って仕事をしていました。
毎日が戦争とよく言っていたのを覚えています。









その子に幼稚園と保育園の違いはって聞いたことがありました。

その子はこう言いました。

幼稚園は教育機関だと。

それを誇りに思っているように感じました。










担任の先生がどんな方か詳しくはわかりません。
ただお手紙帳や園日記を読むと、書くだけでも大変なのが伝わってきます。
昔、友達がそんなふうだったように。












娘にとって新しい社会の始まり。







あれから一週間が過ぎ、毎日楽しく幼稚園に行っています。
帰りも30分間だけ解放してくれている園庭で最後まで遊んでいると、とら母が言っていました。

早くに保育所に預ければと迷った事もありましたが、娘もそのときの気持ちがあっての幼稚園の存在だと思うと、間違いでは無かったと思います。



新しい友達が沢山できていっぱい楽しんでくれることを願っています。



いつもながらに親バカな日記で申し訳ありません。

OKUTEC店長

スマートメーターと電力自由化 新規申し込み終了の深夜電力に滑り込み工事

2016-04-10 05:42:43 | 整備・作業
先月のある日のこと。関電からメーターの取り替えの案内が来た。
作業日は二日後とあった。
工事の案内って何でも割と早めに来るのにメーター交換は余裕が無いなあとと思ったら、
『交換に際し停電はありません』と書いてあって、普段の生活のままで大丈夫ということで、おそらく案内程度の意味合いかもしれない。


作業日当日、出勤時と重なったのでちょっと作業を見させてもらった。
停電させないと言うことは電気が来たままの作業。
いわゆる『活線作業』というやつ。

普通に企業なら安全を優先して活線作業なんてやらせてもらえない。

それどころかカッターナイフも使用禁止の職場も多くて、どうかと思ってしまう。
『モノ作り大国日本』もいつまで続くことやら。



新しいメーターはスマートメーター。






専用の通信ケーブルなんて無くて電力線そのものに通信信号を重畳させて電気の使用量や漏電などをモニタリングしたり、
遠隔で電気を止めたり出来る電力会社にとって便利なメーター。
検針員が不要になるから検針のおばちゃんの職を奪うからと問題になってるって話もある。

その話を友人に話したら『うちはスマートメーターやけど検針に来て伝票を置いて行ってで』って言ってた。






親父が電気屋で高校を電気科、大学も電気工学科を出してもらったけど、電気のビリビリが怖くて電気屋になりたくないってずっと思ってた。
なので活線作業ってちょっと興味がある。







どうやって停電させずにメーターを交換するのかと見ていたら、ちゃんとバイパスさせる専用ケーブルがあって、危なっかしい作業ではなかった。









今回交換したのは低圧電力と言われる三相200Vの方で、知らない間に電灯の方は既にスマートメーターになっていた。

とら母(嫁)から、関電の『はぴeみる電』というサイトで日々の電力量を見ることが出来ると教えてもらった。






こんなの見たら消費電力のことが気になってしまって、そそくさとエアコンの温度設定を下げてしまった愚かな自分。







LEDに換えたガレージの照明の消費電流も測ってみた。
直管式40W型(120センチ)が4本で0.8A。
台所は昔ながらの安定器がついた20W4灯の蛍光灯で、これが1.2Aくらい。

単純計算で2倍の明るさで電気代2/3。
すぐにAmazonで器具一体式の40W型LEDを注文してしまった。これまた愚かな自分。








時を同じくして、休眠していた電気温水器を使わなければならなくなった。
いまどきのエコキュートとかと違って夜中にお湯を湧かして貯めておく大きなタンクの温水器。
電気契約は深夜電力というやつ。

『はぴeみる電』を見ていたときについでに調べてみたら、
『4月1日から電力自由化に伴い新規の申し込みを3月31日で終了します』って書いてあった。

エッ?!って感じ。
『新しい料金プランは現在準備しておりますので追ってご案内いたします』って、これまたエッ?!って感じ。
じゃあ新しい料金プランはどんななの?


従来の深夜電力は専用の電気メーターと夜間だけ通電させるためのタイムスイッチが組み合わさった専用回路になっている。

それが今はスマートメーターになって、電気の使用状態も時間で把握できるので深夜電力用の回路が不要。

料金プランを見ると『はぴeタイム』や『時間帯別電灯』てのがそれみたいで、夜間は深夜電力と同じ安いけど、逆に昼間の料金は割高になっている。

この先の料金プランがどうなるか不透明だけど、とりあえず現時点では昼間の電気料金が高くなるので、深夜電力を追加契約する方が良いと思った。


締め切り間近。幸い3月末までに申し込みが受理されればOKとのことだたったので、慌てて申し込みを手配した。




電気工事のために材料を調達しようとしたけど、これがさっぱり勝手が分からない。
照明器具やコンセントを増設するのと違って引き込みからの工事はあまりに知識がなさ過ぎる。

たとえば電気のメーターを入れるボックス。昔からあるねずみ色したボックスは昔は電力会社から貸与してくれたけど今はなく、
自分で用意しなければならない。

でもカタログを見たら30A用とか120A用があってどちらか分からない。
業界用語である『呼び』的な表現なので契約容量とは違うのでこれまた迷う。

自分ちのメーターがメーター何アンペアなのか知っている人は少ないと思う。









容量によってボックスの大きさ違うし深夜電力ともなると単相2線なのでこれまた大きさが違う。
カタログには東京電力向けとか、
『中部電力(株)管内の120A電力量計、関西電力(株)のは取付けできません。』とかかいてある。

関西電力の『家庭用低圧10時間帯計器』って何?って感じ。今もハッキリ分かっていない。










メーターボックスのカタログを見てたら『 雨線外では耐候型のWHMを選定してください。』と書いてあった。
『雨線外』が先ず何か分からない。






調べたら“ひさし”などで雨が遮られない場所ということらしく、うちはこれに該当する。
なので『WHM』を選択しなければならない。
カタログを見て『WHM』型のメーターボックスを探したけど、そんな型番が付いたメーターボックスが無い。


悩んだ時は聞くしかない、ということでメーカーに電話した。
『すみません、WHMっていう型式のメーターボックスが見つからないのですが』

反ってきた返事は
『関電に申し込む際に耐候型の電気メーターを選んでください』だった。

ようするに“WHM”とはボックスの仕様ではなく単にメーターの略称ってことだった。
(たぶんWatt Mater Hourの略称だと思う)。
電気のメーターなんてみんな外に設置しているから屋外用とばかり思っていたら、屋内用もあるって初めて知った。

業界じゃあ当たり前のこと。素人が手を出しちゃダメっていう、いい見本みたいな話。


何となく分かって来た(と思った)。
タイムスイッチと電気のメーターが一緒に収められる単相二線の2個用の電気メーターボックスを探した。

こんなヤツ。








でも心配になって念のため関電に電話してみた。
反ってきた返事は
『深夜電力のメーターもスマートメーターになってタイマーも入っているのでメーターは1個です。』だって。


二個用を買わなくて良かった。





電線も高いので不必要に買うわけにもいかず、必要な長さを測ってネットで注文したりして泣きそうになりながら何とか材料をそろえれた。

幼なじみが気を利かせて竣工日に余裕を見てくれてたから助かった。




屋外は紫外線のさらされるのでCVTと言うケーブルを選んだ。
専門家に突っ込まれそうなので付け加えると、CVTの“T”はトリプレックス(3本撚り)、実際は単相二線なのでCVD
(“D”はデュプレックス(2本撚り)でいいのだけど、必要なケーブル太さでCVDがないのでCVTの2本を使用した。


屋内はSV線。VVR線ともいわれてよく電気工事に使われる平べったいVVFの丸いバージョン。






届いたケーブルを見た娘が『アンパンマン』って頻りに話しかけてきた。
丸い顔したアンパンマン。
最近お絵かきをしてて丸く線を閉じる事が出来るようになって、丸というのに興味が出てきたからかなと思った。

昔、幼稚園の先生をしている子から教えてもらった話で、こういった線を閉じることができたり、グチャグチャな形でも
目や口を書けると言うことは、それを認識できるようになったとこうことで、子供ながらに成長している証拠と教えてくれた。

それを思い出したので段ボールを挟み込んでアンパンマンを書いてみた。







娘がかわいいと思ってしまう親バカな自分。








本当にこれで良いのか今でも分からない。
関電が来てこれではダメですって言われたらどうしよう。









既設の分電盤の場所が悪くてガレージのレイアウトの邪魔になるので将来的には他に移動させたいと思っている。
そんな話を幼なじみにしたら、そういったこともあって電気を引き込んだすぐに盤を設置してブレーカーを着けてたら
後々便利だよって教えてくれた。

なのでガレージの隅っこに盤を新たに設置して、まずは深夜電力用のブレーカーは取り付ける事にした。
家の倉庫にずっとあった分電盤。
おそらく30年は経過している。
段ボール箱はカッサカサに乾いて、触れば崩れていくって感じだった。








新品なので中身は綺麗だった。
親父が現役だった頃に仕入れた在庫品。
まだ有るから困ったものだ。









作業してると娘が『おじゃまします~』ってかんじで忍び寄ってくる。
ハンマーを使ってたら自分もハンマーを探してきては横で叩かせろってせがんでくる。
今しかこんな事言ってくれないだろう。









反対に寅次郎は邪魔しないようにとそそくさと退散していく。
普段、外を見るお気に入りの場所だけに申し訳ない。









穴があるとボルトを差し込みたがって、差し込んだらドライバーで回したくなる。
六角穴付きボルトにプラスドライバー。
合わないけど子供にはそんなの関係なくて、ドライバーをクルクル回して満足している。







盤に穴をあけようとポンチを打っていたら、自分もやりたい言う。
ハンマーを叩かせたら嬉しそうにしていた。







将来のために先に穴だけあけておいた。
ホールソーも親父が使っていたヤツ。
道具好きで良かったとつくづく思う。








分電盤なんてガレージにとって邪魔な存在なので、出来るだけ邪魔にならないよう隅っこに付けようと、ホイストアームの支柱も
端に寄せることにした。
そのまま、さっさと分電盤を付ければいいのに、こんなことしてるから作業がはかどらないと自分でもつくづく思う。










ホイストアームの支柱を10センチほどずらして分電盤を取り付けた。
わざわざ支柱をずらした御利益なんてほとんど無い。
単なる自己満足。
死んだ親父もそんなんだった。








またやって来た。









はしごが有ると登りたがる。







公園の遊具みたいに思っている。









そんな娘も来週から幼稚生になる。
幼稚園の体操着を試着したのを見せに来た。

小さいうちはよそに預けず家に一緒にいるのがいいと思ってる。
ずっと家にいた娘が初めて外の世界に飛び込む。
公園に行ってても見知らぬ子供とでも遊びたがっていたので、すごく楽しみにしている。

月曜日が入園式です。









メーターボックスの取り付けとケーブルの引き込みまでは終わった。






まだ屋内配線とブレーカー取り付けなどが残っている。
電気屋さんなら一日か、ひょっとして半日仕事なのかもしれない。

貧乏暇無し。
やることまだまだ沢山あっておわらない。

続きはまた次回。



再び
哀愁の寅次郎。





ではまた





TIG溶接機用ラックの製作 自称ミニオンズイエローでアクセント付けてみました  

2016-04-04 03:27:25 | TIG溶接機用ラックの製作

冷却水循環装置を作ったので、次は溶接機と一緒に載せるラックの製作です。

市販の冷却水循環装置は溶接機の上に載せて使うのですが、どうも電気モノの上に水モノを置くというのに抵抗があります。

溶接屋さんや鉄工所に行けば当たり前のように溶接機の上に置いてるのでそんなに神経質にならないくて良いのかも知れませんが、自分はどうもダメです。


恐らく電気屋さんに多い思考だとおもいます。(ここでいう“電気屋さん”は家電販売の電気屋さんではなく電気を扱う者という意味です)

電気工事屋をしている幼なじみは、説明もしていないのにラックを作る話をしたら即答で水モノが上に来ることを嫌いました。
偉いと思ったのは、水モノが上にあるのをどう思うと聞く前にその考えが出てきたことです。
聞いて答える人は多いですが、聞かずして出てくるのはよっぽど普段からいろんな事を考えているんだと思います。

この話を聞いて『そりゃ、そうだ』と思った人は“電気屋さん”的な思考の持ち主です。





材料はアルミフレーム。
組み立てるのは意外と面倒ですが、鉄を切って溶接して塗装することを思うとやっぱり手軽です。
なにより綺麗というかクリア感があっていいように思えます。


適当な床で組むとゆがんだまま組み上がるので、ベースの部分だけでも平面が出たところで組むほうが良いと思います。










正規品のベースプレート。
キャスターと(外していますが)アジャストボルトが付きます。









これをそのまま組み付けるとキャスターはやや内側に入り込んでしまい『働き幅』というか有効幅が狭くなり、背が高いラックだと不安定になりそうで、どうも気になってしまいます。


と言っても、ベースプレートを作るのも意外と面倒なので、頭の半分ではこのままこれで組み立てたいと思う自分がいます。









でも、やっぱり気持ち悪いのでちょっとだけ加工してキャスターが外側になるように取り付け穴をあけ直すことにしました。

ベースプレートの材質はSS-400です。









ベースとなる枠組ができたので後は“上モノ”の部分を組んでいきます。







高さについてはあまり高くすると壁に設置しているウオールキャビネットなどに干渉してしまうのと、視界に飛び込んでくると圧迫感が強くなるので
“ほどほど”の高さにしました。










完成・・・・


・・・なんか野暮ったいです。

寸胴(ずんどう)なのが良くないように思えます。

たかだか溶接機の台なのでデザインとかは無いのですが、野暮ったく見えるのはダメです。

上に載せる溶接機は約70キログラムほどあって、安定性を考えて(感覚で)この幅にしたのですが、幅についても圧迫感を感じてしまいました。



アルミフレームの構造上ベースの枠組が決まれば普通に組むと四隅の柱はそのまま立ち上がり、必然的に直方体になってしまいます。
組む前から分かっていましたが、早く組み上げたいという思いからアレンジもせずに作みたてた結果がこれです。











で、分解。










焦ったり、楽したり、自分に偽ると結局やり直す羽目になることが最近多いです。
歳をくったせいでしょうか。









日が替わると焦りも無くなり、一からやり直し。
再挑戦です。

おっさんエレジー








キャスターのスパン(幅)を現状維持してラックの幅を狭めるためベースプレートを一から作ります。
材料は機械の足に敷いていたアルミ。厚さは約15mmほど。

キャスターやアルミフレームの取り付け穴をフライス盤で下穴だけあけておくことにしました。
デジタルスケールだと精度がでるので気持ちが良いです。










下穴を頼りに穴あけはボール盤です。単純な穴あけはボール盤に軍配があがる気がします。

敷板として使われていたので傷があります。









フェイスミルで一皮剥くとピカッと光って綺麗になってくれます。









娘もガレージをウロウロするので外側に向く面は大きめに面取りしました。









できあがり~










電気工事屋をしている幼なじみの仕事仲間で自分達より一回りほど若い子がいます。その子から
『組み立てる時に使う金物の色を変えたりしたらオシャレになるんじゃないですか』って言われた。

『老いては子に従え』的にやってみることにしました。
マジックリンで油分除去。









下地にミッチャクロンを塗って、ラッカースプレーで白で下塗りしてから黄色に塗ってみました。










ストーブで強制乾燥。











娘と見た『ミ二オンズ』に似ていると思った。


(C) 2014 Universal Pictures.
配給:東宝東和
公式サイト:http://minions.jp/







娘を喜ばそうと、それっぽく並べてみたけど『ミリオンズと違う』とあっさり言われた。












ベースの枠組みは幅が少し狭くなるように切り直しました。









ベースプレートを作り直したのでキャスターも変更。
それに伴ってボルトも変更。
16本も丁度良いサイズのボルトがないので切って揃えるしかありません。

コンターマシンもステンレスを切るので刃がかわいそう。いたわりの気持ちで切削剤塗布。







ハイスバイメタルの刃なのでサクサク切れていきます。









コンターマシンが来てから切断が随分快適になりました。








キャスターも重量キャスターに変更。
スクラップになる装置から外したもの。
油が固まって動きが悪くなっていたのでCRC-556噴いてあげた。
CRCは油保ちが良くないからもっと粘度のある油の方が良いって言われそうですが、これくらい軽い方が方向転換とかクルックル回ってくれて具合がいいです。










黄色がやる気を出してくれます。









不思議とウキウキします。









アルミフレームを結合するのに使う金具を『ブラケット』と言いアルミフレームの溝にナットを滑り込ませてボルトで挟み込んで固定します。
こんな風にブラケットで固定できると見た目にも分かるようにガッチリ固定されます。








問題はこんな所。

ブラケットがはまらない、他のブラケットで補完出来ない。

1個のコネクターでしか結合できないやっかいなパターンです。








溶接機の重量が掛かる所なのでどうにかしてでもブラケットを作るしかありません。

このアルミのアングル材は今から二十年くらい前にジャンボジェットの整備会社に勤めていた幼なじみからもらったものでした。
まさしく航空機材料です。

非常に硬くて叩くと乾いた甲高い音がします。

勿体なくて、それでいて使えそうな場面にも出くわさず、タンスの肥やし状態だったものを使うことにしました。









これしか材料がないので四個分を効率よく切り出すために型紙を作って考えます。








切っても硬いのがよく分かります。
普通に買えるアングル材とはひと味違います。








一部干渉するのが後から分かったのでちょっといびつな形になってしまいました。








これもミニオンズ・イエローに塗ってみました。







ステキな素材です。








ひとまず完成しました。








『色を塗ってみたら』という助言で作りましたが、無機質な構造物が少しオシャレになったように思えます。
こういった感性を持ち合わせている人が羨ましいです。

実際に溶接機を載せるにあたってもう少し細々したものを作らないといけないので続きはまた次回。








おまけ

最近よくバイクにまたがりたがります。








オブジェと化したCB750Fもいいオモチャです。







そろそろ子供用のヘルメットを買ってヴェクスターで近場の公園巡りでもしようかと思っています。







『 哀愁 』




ではまた